| 2002年11月30日(土) |
西条市総合体育館利用条例 |
１２月議会で審議する議案の中に「西条市体育館管理条例」がある。
これは、「雇用・能力開発機構」が建設した「サンライフひうち体育館」と「西条勤労者体育センター」の２つの体育館を、今まで西条市が委託管理していたものを、この度西条市が譲渡を受けるに当たって、その管理規定を改正するものだ。
これで西条市では、西条市が独自に建設した「総合体育館」と合わせて、３つの体育館を総合的に管理運営する事となる。
２つの体育館の譲渡は、国の機構改革の一環であり、築後２０年あまりを経過しての事だから、バレーコート２面ある体育館を１０万円という格安の値段で譲渡される事となる。
西条市としては、その後の修理費用さえ賄えばいいという、願ってもない話ではある。
もっとも市だろうが国だろうが、同じ税金で建設したものなのだから、市民にとっては使い勝手さえ良ければ どうでもいい ことだろう。
そこで問題がある。
「西条市総合体育館」は綺麗である。何故か。
「管理規定が厳しく守られているから」が市民のもっぱらの話である。
公共の場所なのだから、それはそれで良しといなければならない。しかし、強面の管理人が、終始目を光らせて、市民にとっては 敷居 の高い施設だとしたら・・・。
もっともこれは 何時で誰でも自由に使いたい という 市民の想いと、管理する側との葛藤から生じる事であるから、どちらが正しいとはいちがいには言えないが。
この総合体育館の利用条例には個人使用の規定が無い。
管理者の言い分は、「サンライフひうち」と「勤労者体育センター」に部分使用の割安使用料を設定しているので、個人での使用はそちらを使用して下さい。というものである。
しかし、総合体育館が空いているのなら、そちらも個人使用の規定を設けてほしい。という要望がある。
私は、この要望を受け、「それはそうだ」と周辺市の利用規程を調べてみたら、新居浜市の２つの体育館・東予市体育館・川之江市体育館には個人使用規定があり、利用者の便宜を図っていた。
このような状況だから、「西条市総合体育館の利用条例を改正し、個人使用規定も盛組めばどうか」と今年の３月議会で質問してみた。
答えはＮＯ。
「総合体育館は団体貸し出しを優先しますので、そのような個人利用はお断りです」との事。個人で借りたいのなら規定の使用料を支払って下さい。
ちょっと時間が空いたから、夫婦で少しの時間羽根でも打ってみようか。そんな想いに気軽に答える施設が本来のあり方だと私は思うが・・・・・。
今日明日に条例改正して個人利用規程を盛り込め。とまでは言えないので、「雇用・能力開発機構」から近々譲渡を受ける予定の２つの体育館の利用条例を改正するとき、合わせて総合体育館にも個人使用の利用規程を盛組むよう要望していた。
だが、今回の１２月議会提案の管理規定には盛り込まれていないという事だ。
やれやれ、事情説明だけで長文になってしまったな。
この状況を前に一色達夫はどうするか。
まず、要望していただいた方に、要望に添えなかった私の力不足を詫びる事。１２月議会での質疑で、なぜ個人使用規定が盛り込まれないのか聞いてみる事。市民の利用への便宜を優先するべきだとの私の考えを再び言っておく事。
それにしても、西条市教育委員会は事なかれにすぎる。
昼から雨空になる。
市道に面した開墾地に 葉牡丹 を植える。白犬が何をしているのかというような目でこちらを見ていた。自家消費の苺の植え付け。納屋の片づけ。
あらかたの農作業の目処は付いた。ここ数日間は、１２月議会での質問項目の整理が優先順位一番の仕事となる。
| 2002年11月29日(金) |
なんだか西が騒々しい |
午後１時半から東予市で「新市名候補選定小委員会」の第２回会議があった。
議事は�／兄毀召料�定方法について�∈８紊凌覆疂�について。の２点
いずれも事務局からの提案説明があったのみで、継続審議となる。
２０分ほどで会議は終了。
会議後、西条市選出ではない委員の一人に声を掛けてみた。
市の名前を変えるのは、大きなお金が掛かるようですねえ。６万人の西条市の名前がそのままなら、合併経費がかなり安く上がるし、西条市民は西条の名前が変わる事を納得しないでしょう。
その委員の答え・「それぞれの町の人は今の名前に愛着があるからなかなかでしょうね。」
帰り道。周桑平野や禎瑞の田圃は、もう麦蒔きも終わったのか、見渡す限りの平野に人っ子一人いない。
その視線の向こうに新しい建物が見えた。「サテライト小松」だ。
どの様な施設かと気になって行ってみる。建物はあらまし出来上がり、１２月のオープンを控えて最終工事の真っ最中だった。
設置許可からこちら、短期間で アット いう間に出来上がった。
この施設のオープンについて西条市長と西条市教育長はどんな感想を持っているのか聞いて見たくなった。
１２月の一般質問に加えてやろうかな。
これが小松町の騒々しさ。
丹原町でも、丹原町社会福祉協議会がらみのトラブルが巷の噂となり、とうとう新聞種だ。町議会でも議員の２親等以上の関わる企業の町事業への入札禁止を緩和したという。
過去のごたごたから町民の突き上げを受け、議員の襟を正すために自己規制を敷いたのに、もうそんなことは忘れたようだ。
住民からは、「こんなことばっかり繰り返す議員ばかりなら、さっさと合併して全員やめさせろ。」などと言う 愛想づかし の声も聞かれるという。
東予市でも近々実施される市長選挙に、対抗馬が出るとの新聞記事。
新聞記者が市民のうわさ話として言っていた事は、「県とのパイプ役を務めます」が出馬理由だそうだ。
「県とのパイプ」とはどういう事を指すのだろうか。
市民がおり・各種団体長がおり・市議がおり・市長がおり・県議がおり・知事がおり・県民がおり・国会議員がおり・・・その他様々な繋がりの中で行政の仕事が廻って行く。
市長は絶対権力者だが、市長一人で出来る仕事は多寡がしれている。県の仕事は国からの補助事業の流れのなか、公平な分配と職員の裁量で決定されて行く事が多いのにね。
東予市も何だか騒々しい。
さて、西条市民。 そんな他の町の出来事なんか「わたしゃ関知しません」でいいのですか。
西条市民は 表面上 争いを好まないお方が多いけれど、騒々しい西のお歴々と新しい町を作る段取りをしている時に、あまりにも 静か ですね。
その時になって、結果が出てからわいわい騒ぐ事があったら、わたしゃ怒りますよ。
あの時あれほど言ったのに。と
| 2002年11月28日(木) |
合併で、電算特需がおきる |
１０時より土居町で「戸籍の電算化」事業実施の概要 の視察研修を実施する。
１２月議会一般質問の準備のためで、私一人の勉強です。
土居町ユホールには時々訪れているが、国道を挟んで山側に位置する土居町役場に足を踏み入れたのは初めてのことだ。
入口を入ると、掲示板に「西条市議会議員視察・戸籍電算化事業」と表示してくれているのが目に入り、一人で来たのに何だか悪いなあとの思い。
住民福祉課長と、この事業を担当している係長が対応してくれた。
ハードは松山市と同じ富士通。セットアップも系列の富士通との事。松山市と同じ業者なので、事業の進め方もあらまし同じように感じた。
松山市と土居町での事業実施における違いは、職員負担の軽重だろうか。
土居町の場合限られた職員数の中で、日常業務をこなしながら新システムの稼働対応をしなければならず、「事業実施には職員増しが必須だ」とのアドバイスをいただいた。
出雲・松山・土居町の３箇所の視察研修で、事業の概要は理解できたが、もう一つ完璧を目指すのなら、電算業者によるシステム稼働までの違いが分かればいいのだが。それは、市役所事務方の仕事の中での検討課題かな。
ちなみに西条市はＩＢＭ。東予市とのシステム統合が最大の難関か。
合併協議会予算として、「電算システム統合設計」コンサルタント委託料４００万円が、１２月議会に追加提案される予定。
研修の話の中で、必然的に自治体合併の話におよんだ。
自治体の名前が変わる時には戸籍の住所改正の仕事が入ってくるので、合併前に電算システムを統一したり、新しいシステムを導入するチャンスでもある。
合併の話がある所では必ずその仕事が入ってくる。それをして行かないと、事務合理化の効果が半減してしまうとのこと。
日本全国いたるところで合併話が進めば、必ず電算特需が起きる。
今稼働しているハードが使えれば良いが、大容量電算が必要な自治体では新しいハードを入れる事は必定。
その影で、どんなに新しくても、まだ使える機材でも、その多くが スクラップ になると言うことか。
経済の沈滞を、まだまだ使えるシステムや自治体をスクラップにして新しい需要を取り敢えず引き出し、当面の仕事を作り出そうとする魂胆が「見えたり」だ。
バブル後の経済停滞を公共投資を湯水のごとく垂れ流し、財政破綻の寸前までいっているのに、まだ懲りずに公共投資を引き出そうとしている。
それも巧妙に。地方を食い物にし、巨大企業はますます巨大になっていく。
「戸籍の電算事業」を勉強していたら、自治体を取り巻く現状までもが見えてきた。最初は出雲市の戸籍電算化事業との違いは何処にあるのかとの興味から、調べはじめた事だが、思わぬ副産物があったようだ。
昼過ぎには帰宅し、午後は麦蒔きの後片づけや雑用の片づけに費やす。
あの野良犬の親子。どうなっているのかと見に行った。
白犬には首輪が付き、子犬は別の場所に移動したと近所の子供が言っている。
飼い犬になったんだ。良かったね。
| 2002年11月27日(水) |
赤木かん子さんから毒 岡林信康から思い出 |
朝から農作業。
２時からは飯岡小学校図書室であった「赤木かん子さんのお話を聞く会」に参加。
「赤木かん子さん」は私が西条市の多くの方々に、その話を聞いてもらいたいと思っている作家だ。その話はとにかく面白い。
なぜ面白いか。それは話に 毒 を含んでいるから。
ただ楽しい・面白いだけならば、話を聞いたって内容は長くは残らない。
彼女の話には 毒 を含んでいるから、話を聞いたら最後、その毒が回って命を取られる。
話を聞くのは、今回で２回目だが、今回もやっぱりその 毒気 に当てられた。
飯岡小学校の図書室を訪れるのは、かれこれ８年振りだ。
私が市議会議員となって最初の一般質問が図書館行政についてで、その中で学校図書室の運営についても質問項目に上げ、事前に西条市内の全図書室をみて廻たのが前回の訪問だった。
飯岡小学校では、「図書館運営への地域住民の参加」をテーマとする実践研究指定校となっていた事があり、地域のお母さん達が積極的に図書室運営に関わっている。飯岡小学校と同じテーマでの研究指定校が佐賀市にあり、その研究成果を視察した事がある。
そんな所から、飯岡小学校図書室は、前回８年前に見た時とはうって変わって、綺麗に変身していた。
このリメイクの助言をしたのが「赤木かん子さん」という事。
２時からのお話。冒頭にかん子さんが 「みんな何を聞きたい」 と参加者に問うてきた。
だれからも手が上がらない。
そこで私が口火を切らせてもらった。
質問・図書室に行政の金を引っ張ってくる方法を教えて下さい。
答え・それは難しいね。
ただ言える事は、市役所の中に、２２才の切れる奴を入れること。そいつは１０年後の３２才頃から仕事が出来だして、２０年ぐらいは使える。そうしたら、図書室に廻って来る金が多くなる。
今いる奴では、金を取ってくる能力も意思もないだろう。
これが今回の話の 毒 の部分 その一 かな。
アメリカの図書館を見て来たが、そこには、図書館経営の戦略を立て金を引っ張ってくるマネージャーと、その戦略に従って本を揃える司書の仕事がハッキリと別れて働いている。
そんな話が面白かった。
要するに○○市のように、図書館が退職教師の仕事の受け皿だというようなものではないと言う事だ。
かん子さんの ためになる 毒 の話を全部書いていたら 朝になる。
このところ合併問題で振り回され、この方面での活動が疎かになっている。そんな私の仕事配分を修正する効果もあったようだ。
「新西条市立図書館」を西条クリニック跡地に建設を目指して ガンバロウ！
だが、よっぽど ○ン○シ を締めて掛からないとろくな施設しかできないだろうなあ。今の体制では。
６時半から 西条市総合文化会館での 岡林信康コンサートに行く。
西条でのコンサートは１６年振りとの事。
前回のコンサートには私もほんのちょっとだけ関わっていたので、この年の経過に感嘆深いものを感じながら歌を聴いていた。
今回の機会を作ってくれた主催者には感謝。
だから、主催者に悪いから本音の感想は書かない。
明日は土居町で「戸籍の電算化事業について」の研修予定。
| 2002年11月26日(火) |
４７万都市 松山市での研修 |
麦蒔きは２５日くらいまでに終了するようＪＡでの栽培指導があるのだが、出かける事が多くて、あと少し残っている。
今日は２時に松山での研修予定なので、午前中に残りを片づけようと大車輪で作業したが、途中まででタイムオーバー。焦っている時に限って管理機の燃料が切れたりしてしまう。家まで取りに帰ったりしている間に時間はどんどんと迫ってくる。人生えてしてそんなもの。
松山市市民部市民課で２時から「戸籍の電算化事業」についての研修。
愛媛県内の１２市の内で、戸籍を電算化しているのは松山市のみ。あと町では５自治体のみ。
西条市では平成１６年を目処として電算化する考えがあるので、その事業実施について先行して勉強しておくための今回の研修です。
以前に島根県出雲市でも同様の事業について研修をさせてもらったが、今回の松山市のやり方とは様子が違っている事を感じた。
どう違うかというと、出雲市８万人の戸籍電算化と松山市４７万人の戸籍の電算化という事の違いだという事。具体的に言うと出雲市では何だか「手作りの電算化」というふうに感じたが、松山市では大型タンカーが進んでいくような堂々としかもスムーズな仕事の流れというふうに感じた。
３時の予定が少し遅れて、続いて「松山コンベンションビューロー」での事業概要についての研修を実施。
ここでも国際温泉観光文化都市の地域戦略をかいま見る事の出来る研修だった。
ふたつの研修で得られた情報を西条市の現実に当てはめ、西条市でのこれからの事業展開にどう活かして行くか。その分析をしてから１２月議会での一般質問の質問項目にしつらえる予定だ。
だが、今回の研修をさせてもらった松山市の 巨大さ に、何だか圧倒されての帰路となってしまった。
私が議員の資格をもって調査研修を行った最大の都市は大津市の２９万人が最高。次が佐賀市の１６万人だろう。大津市では「健康大津２１」について。佐賀市では「学校図書室の運営」についての研修だった。いずれも会派の２名での研修だった。
だが今回は４７万都市。自治体の規模が大きいだけで、やっている事は６万人都市とあまり違わないのだけれど、市役所の中の空気が全然違う雰囲気を感じた。
たとえていうと、小型漁船に乗っている感じと、豪華客船に乗っている感じの違いと言えようか。
こんなに人口規模の大きな自治体での初めての研修で、私は、小規模自治体の首長が、人口規模の拡大路線に何で憧れるのかをかいま見たように思う。
自治体の枠組みがガッチリと固まっている時には、現状の規模の中で最大限の努力をしようと 納得 してし自治体運営に掛かるだろう。だが今は合併という 規模拡大 のチャンスが到来している。
こんなチャンスは二度とない。「このチャンスに大きな仕事をしてやろう」と意欲を燃やす首長が日本全国 うようよ と出てきても不思議はない。
だが、そんな感情は、えてして住民意識を無視した中で行われようとしている所が問題なのだ。
そんな事を感じる今回の松山市での研修。よくよく反芻して今後に活かせるようにする事が当面のテーマになる。
研修での情報収集で、私の頭の中の情報の引き出しが満杯状態です。
それに加えて 出がけのバタバタ。風邪の菌にも取り付かれたみたい。
そんな意識朦朧でＰＣに向かうと 「ヤフー掲載させてもらいます」とのメールが入っている。
ヤッター。
努力の甲斐あり、西条市では４８番目のヤフー掲載ＨＰとなるようだ。
| 2002年11月25日(月) |
２３年ぶりの 結願寺 |
西条市の現職市議会議員と旧議員で組織する「西条市愛市親睦会」があった。
年に一度の行事で例年１月頃に行われるのだが、今年はこの時期の開催となった。
参加者がバスに分乗し、視察と親睦を兼ねての一日行程だ。
今年の行き先は大歩危の三セク施設の見学。池田かんぽの宿での総会と懇親会。第８８番札所大窪寺の参拝です。
参加費１万円は、もちろん自己負担です。
バスはＯＢ・年輩組と若手組の２台。私は当然若手組。
行程の車中では、議員同士での市政についての情報交換の格好の場となります。
この時期の話は、どうしても来年４月に迫っている市議会議員選挙の件になります。
今日の行程では、第８８番札所 大窪寺の参拝が印象に残りました。
四国８８箇所巡拝の結願寺 大窪寺 は２３年ぶりの参拝です。
５０才から２３引けば２７才。
その頃の私は、人生の目標に悩んでいました。
何で思い立ったのか、今では定かではありませんが、四国８８箇所巡拝をはじめたのです。行程の足は単車。会社の休みを利用しての細切れ巡拝です。
２３年ぶりに訪れた 結願寺 に参拝し、若かりしあの頃を思いだし、四国巡拝からこっち、人生については迷わなくなった自分を見つめているのです。
この事に触れだしたらまた長くなるので、今日の所はここまで。
何に迷い、どんな結論が出たのかについては、いつか思い立ったら書いてみようかな。
明日は松山市での研修予定なので、早めに寝ます。
| 2002年11月24日(日) |
お祝い気分と沈んだ気分。ふたつが同居 |
朝から義弟の家の「建て前」手伝い。
２０年ぶりくらいの建て前の手伝いだったが、あの頃とは建設工法も様変わりしてる事を知り、おもしろい一日となった。
朝から雲一つ無い秋晴れで、快調に作業は進み、夕方の「もち投げ」の時には近所の方々が大勢来てくれて、お祝い気分を盛り上げてくれた。
これがお祝い気分。
息子の部活の剣道の「昇段試験」があった。
１９日から２１日まで修学旅行に出ていて、それがこたえたのか風邪を引き咳きが出ている。
そんななかでの昇段試験だったので「見事に 不 合格」。
これが沈んだ気分。
夏場に痛めた足（若木骨折）も回復し、親としては密かに期待していた。
次は来年の５月だという。
夜。担当教師がわざわざ電話をしてきてくれる。お世話になっています。
この子も社会全体の中で見守られながら成長している事を想い感謝の念。
だけど親としたらやってぱりね。
お祝い気分と沈んだ気分。私はそんなに器用じゃないのに。
夜、麦蒔き後の除草剤散布作業１０ａ。気温１２度。
一日麦蒔き作業に費やす。
今日一日で３０ａ程の麦蒔きが出来た。農地基盤整備が出来ていない小さな面積の所ばかりだから、作業の効率が上がらず、やたら時間ばかりが掛かってしまう。
作業をしながら、今日の日記のテーマは何にしようか。などと考え事をしていると、溝を掘る作業機械の跡がやたらと曲がりくねっている。
じっと前を見て集中していないとダメだよね。などと自分一人で納得して後ろを振り返る。
遠目に見る渋柿の木も葉を落とし、たわわに実った里の幸も取り入れを待つばかり。吊し柿になるのか、それともそのまま枝に残り鳥たちのご馳走となるのか。
そんな事を考えていると、また溝が曲がりくねった。
夕方には近所のご夫婦がキャリーを持って訪れ、せっせと柿をちぎっている。どうやら吊し柿となるようだ。
そんな夕暮れ、携帯電話の着メロ「ショパン・英雄ポロネーズ」がシンと静まりかえった畑に鳴り響く。
同僚議員からの問い合わせ。オレンジハイツ近くの廃棄物置き場の件の対応についてだった。文章にまとめいるからＦＡＸしますと言って電話を切る。
農作業が一段落付いた所で帰宅しＰＣから文章を出してみる。１０月２１日の事だった。早速、問い合わせのあったお宅に伺い文章を渡し、補則説明をする。
その当時、市役所の担当で聞き、自治会長宅へも行って対応を伺って帰ったのだが、その後、住民からの自主的は動きは無かったようだ。
察するところ、私に問い合わせがあった議員と住民との間に接点があり、話の中でその後の対応を聞かれたのだろう。私としては、住民の皆様が事業者と直接話合っているだろうと考えていたが。
静かに暮らしている市民にとっては、騒音問題解決などという交渉事の進め方は、あまり得意じゃあなかったみたいだ。
私への直接依頼では無かったために、これだけの対応で十分だろうと思っていたのだが。事情を伺いに行った事をもって既に、問題解決までの責任を私が背負っていたのだろう。
それにしても、当時の事を文章にして残しておいて良かった。この日記の当日を読み返してみると、そこにも詳しく書き残している。
社会の動きが早すぎるのか、自分の記憶力が悪いのか、つい一月前のことだというのにうろ覚え。メモと日記はまめに書かないと、この仕事も続けられないなあと自警の念。
この仕事が入って農作業が遅れたが仕方がない。議員活動優先です。
真っ暗な中での除草剤の散布。冷え込みが足下からはい上がってくる。気温６度。
今週１週間も早かった。
その他の今週の仕事
・麦蒔き作業。今日の３０ａも含めて６７ａ終了。残り１５ａ程となった。
・産業祭で買ってきた 無花果 を３本植える。計５本となった。
・路上喫煙への対応をお願いした事業所へ、対応御礼の手紙出し。
「歩行中の 禁煙 への協力をお願いします」との看板を４枚取り付けてくれている事への御礼。
このような取り組みが地域社会全体へ広がるよう、私も継続して取り組む責任を背負ったと自覚している。
| 2002年11月22日(金) |
個人情報保護が当たり前の時代に 信じがたい |
１０時より「西条市議会議員全員協議会」開催。
議題は ・ひうち地域工業用地の買い戻しについての報告
・合併協議の進捗状況報告
ひうち工業用地は買い入れ後１０年以内に工場建設・操業開始が原則なので、その期限が来た事業所について、売り渡し用地を今回買い戻す事となった報告。
合併協議についての報告では、昨日の加茂先生の講演で仕入れた情報が早速 実践 として活かす事が出来て、タイムリーだった。
「新市建設計画策定委託業務」の内で、コサルタント業者の仕事として「財政状況シュミレーション」の項目がある。
そこで、この財政シュミレーションは�々臺擦垢襦�合併しないの両方のシュミレーションをするのか。また��何年後までの財政状況を出すのか と質してみる。
答えは、 合併する・しないの両方の数値を出す。 概ね２０年後まで出す。
との事だった。
加茂先生のしるされたデータでは、合併１５年後から財政が急激に悪化する事が分かる。
合併５年後くらいにまでに発行した合併特例債で、一時期財政は水増しされるけれど、その付けは直ぐに廻って来ることが分かる。
だから、この「財政シュミレーション」をするのは良いけれど。１５年後までのデータしか公表しないよう指導している県もあるとの事。
この「財政シュミレーション」を見れば、国の言う「合併すれば財政は豊かになります」が まやかし であることが分かる。
今日の全員協議会で、その事の 押さえ が出来た。結果が見物だ。
新市建設計画策定についてのコンサルタント業務についての、もう一つの質問。
委託料１０８３万円についての内訳について。そのうちの３５０万円が郵送料。
市役所に手がないから、コンサル業者に２市２町４万５千戸全ての郵送先データを渡して、発送させるとの事。
住民基本台帳ネットの件で、個人情報保護については神経質になっているのに問題ではないのかと質した。
助役より、業者には 守秘義務 があるから大丈夫ですとの答がある。
西条市における個人情報の扱いについての考えは こんなものか と唖然とした。
私は、個人情報を役所の外へは出さないのが 世間の常識 だと思うのだが、西条市役所の考えは 「業者は信じられますから出しても問題無いです」だという。
何という時代錯誤。 ばたばたし出したら何をしでかすか分からなくなるから要注意だ。
また、合併に反対する 根拠 が増える。
合併対策室ＨＰへの市民からの問いに対する答えについても質す。
内容は「掲示板の問い合わせ」に 返信 として記入。
議員より、県による合併支援土木事業費１億円の質問がでる。
継続事業費を減らしてそこえ１億を入れただけとの事だがどうか。
助役より、「県が鳴り物入りで言うから期待していたのだが、だまし討ちにあったようのものだ」との答え。
プレス発表で「合併支援」と言っておいて記事になればそれでヨシ。あとは地元がぶつぶつ言っても いわゆる後の祭り。
踊った奴が○○なんだ。という事か。
今治に２億円というプレス発表だったが、真相を聞いて見たいものだね。
全員協議会は３０分ほどで終了。この大事な案件が３０分で片づくのだから・・・。
午後１時半から東予市で開催の「合併協議会」と「新市事務所の位置小委員会」を傍聴。
報告・承認案件のみで、書くほどの質問も出ず終了。
明日は一日、遅れている 農作業の予定。
| 2002年11月21日(木) |
自治体合併についての講演会 開催 |
「自治体合併についての講演会」を大阪市立大学大学院教授 加茂利男先生 を講師にお招きして開催した。
西条地区公民館５階ホール午後６時３０開会。主催は「合併を考える西条市民の会」。
先生より事前に提示されていた６枚のレジュメにしたがい、講演が１時間５０分。その後に出席者よりの質問が５問あり、終了は９時１０分。
講演終了後、先生と食事を共にしながら、お話をお伺いした。
総合的判断として、現在進められている自治体合併は、「空砲に驚いて一斉に飛び立った鳥の群」と同じ様なものだということ。
これに尽きる。
破綻状況にある国の借金残高６９３兆円を、たとえ交付税を減らしたとこれで、返済出来る訳がない。人の目を合併問題に向けて、失政への批判をかわそうと、巧妙に仕組んでいるだけの事だ。
それが分かっていながら右往左往しているうちに「巨悪は高笑い」している。
国の借金を返済するのは、早く言えば「経済を活性化して税収を増やす」以外に無い。
今まで営々と築いて来た地域作りの努力をチャラにしてまで、何で国の言いなりになるのか理解に苦しむ。
今回の講演会の企画でもって「合併を考える西条市民の会」の活動理念は確立されたようだ。
自治体の姿が大きく変わろうとする時に、市民議論を巻き起こす核となるべく次の活動を展開して行く事。
まだ小さな波だが、やがて大きな波とする事が出来るよう石を投げ続けることだ。
何だかゾクゾクするね。
しんどい作業だが議員活動のやりがいがある 良い 時期だ。
激動の時代には 多くの竜馬が輩出する。
興奮さめやらず、 肩に力＝肩こり懸念。 明日に続く。
| 2002年11月20日(水) |
直樹 やっぱりあんたは 凄い |
８月の終わりに西条市であったチェロコンサートの奏者である、「直樹ヘーデンボルグ」を想い出している。
交流会が終わり、ホテルまで送り届ける車の中で、日本の政治や経済の混迷の件に話がおよび、彼の口から出た言葉に驚嘆した事だ。
「そう、日本も大変な時期ですね。僕は共産主義が良いとは思わないけれど、資本主義もどうかと思う。だって資本主義の行き着くところは一つの銀行と一人の独裁者でしょう。」
共産主義が７０年あまりの壮大な実験の末にあえなく崩壊し、資本主義が世界を跋扈している。このような現状に私は漠然と、資本主義は修正を加えながら成長を続け、完全なものとなっていくのだろうと考えていた。
しかし、直樹は、資本主義の行き着くところは「ファッショ」だと言った。
２３才の青年の口から、終末に突き進みつつある世界を暗示するような言葉を聞こうとは思ってもいない事だった。
そういう観点から世界や日本の現状を見ると、たしかに「一つの銀行・一人の独裁者」に全てが突き進みつつあるようだ。
アメリカの巨大資本は、小さな国の経済なんか直ぐに破綻させるだけの力を持っている。日本はそれに対抗するチャンスを、バブルで浮かれている間に取り逃がし、今は銀行再編でもって資金量の水増しにあくせくとするばかりだ。
政治の世界を見ても、アメリカ大統領は既に世界の独裁者ぜんとして君臨し、次の獲物を狙っているようだ。
日本でも自治体合併によって首長と議員をリストラし、権力を少数者に集中する機会を狙っている。
今日何故「直樹」を思いだしたのか。それは地元紙のコラムの最終章による。
人の闘争本能を見据えたホッブスは「人々が平和に生きるためのモデル国家とは？」と考えた。結論は、「絶対主権の国家をつくり、みんな服従すべし」であった。日本社会の未来を示す不気味な判じ絵である。
直樹の言っていた通りの世界ではないか。
２３才にして世界の行く末を考える人間を育てる西洋文明の底深さ。
日本はとても足下にもおよばない。
だが、それが分かった上で、決して諦めないように。
| 2002年11月19日(火) |
彼等の言葉と行動は巧みだ |
彼等とは、・・・例を一つ挙げて悪いけれど、今現在西条市を合併に向かって誘導している方々と定義しましょう。
朝から農作業をしていて、昼時間にＨＰを開いてみると、「合併に不安を持つ市民」さんから掲示板に書き込みがあった。
２市２町合併協議会のＨＰを開いてみると「みんなの広場」とのページがあるので、「どういった周知方法をもって、責任を果たしたと考えるか」とのメールを入れたが、責任ある方からの返事が無いとの事だ。
市民の方からの市政に関するこのような書き込みは初めての事だった。そこで、早速西条市の合併協議会ＨＰを開いててチェックを入れてみる。
以前にこのＨＰをチェックした時は、「あります」というだけのもので、残念ながら「評価の対象外」だった。
今日のカウントは６５００。これだけカウントがＵＰしていたら、そろそろ市民権を得たようなので、評価を下す必要がある。
ましてや、市民からクレームが来たら余計にその必要がある。
そこで今日の日記の表題との関連で述べるとしよう。
・民主主義の大原則としての賛成・反対の両論が併記されていない。その事を持って、合併誘導のための「一方の意見に組みするもの」との評価が出てくる。
・責任者名が無い。全ての責任は市長の名の下に行われる。と彼等は言うだろうが、ＨＰ上に掲示されている市民からの意見に対する答えにも記名がない。しかも解答は総務省から提示された合併マニュアルそのままでしかない。要するに責任逃れ。
・この地域で合併協議が始まるまでの経過説明が欠落している。誰の意見によって合併協議が始まったのかを提示していない。市民の目から見て「合併が何時何処で決まったの」が分からない。
彼等は議会が決めたというだろうが、それならば議会での賛成意見・反対意見と賛成人数を提示しておけばいい。
・各市町で取ったアンケート結果の表示がない。西条市での５０００人アンケートで、市民に提示していないデータがある。「結果は市報に一回掲示しました」で周知手段としてあらゆる手だてを尽くしたとは言えない。
西条市でも「市政へのご意見箱」を公共施設の各所に設置している。これをもって市民意見の把握に務めていますと言っている。
これも市民には評価されていないと私は見ている。
この宛先は西条市。松山市では松山市長中村時広への手紙であり、お隣の東予市でも東予市長青野勝への手紙である。
あまり変わらないようだが、全責任は誰が取るかとの意思が明白かどうかは大きな違いだと私は常々思っている。
また、この西条市への手紙の解答は、市民の皆様にはいささか評判が悪い。
いわゆる「言語明瞭意味不明」というやつで、「やっています」とのポーズに過ぎないとのお叱りをうけたことが数回あった。
何だかんだと言いながら、今日の私の日記もそうとう回りくどくなった。
１１月１０日に神戸市で北海道ニセコ町長「逢坂誠二」氏の話を聞いて以来、氏のＨＰを毎日覗いている。そこに書かれている事柄は、町政についてどの様な態度で望むのかが明解に述べられている。
どこやらの市とは大違いだ。この日記を読んでもらえれば違いが分かる。
無い物ねだりはいけない。町づくりをリタイヤすのはまだ早い。
何処がどう違うかをしるして、みんなで改めていかなければ地域はがたがたになる。
昨日夜更かしをしたのがこたえて、今日の朝は寝坊をしてしまった。
世間では１週間の仕事が始まる月曜日だというのに、私は週初めから気合いが抜けている。朝早くから仕事に掛かる人達には申し訳ない限りだ。
午後１時から開催された「西条市議会合併問題特別委員会」の協議会を傍聴する。
２市２町の合併協議会の小委員会の審議が進んでいる事を受け、その報告が主な内容だ。
特別委員会委員１０名プラス議長・副議長の１２名が参加。傍聴議員は私を含めて５名。
委員より事務局への質問は、先行して協議が進んでいる「新市建設計画策定小委員会」の事に集中する。
新市建設計画への住民意見の反映方法について。コンサルタントの役割について。全世帯対象に実施されるアンケート調査の設問項目について。アンケートの回収率アップの方法について。企業・団体・組織の意向調査の反映方法について。地域間の意識の違いの把握について。
こう書き連ねると、十分な審議が出来ているように聞こえるだろう。だが、なんのことはない、「コンサルタントなんか入れずに自分達で作れば全部解決する事でしょう。」
事務局の経過説明では、県の重点地域指定によって特別予算５億の内１億が西条市での事業に振り向けられる予定です。国土交通省の合併支援地域に四国では唯一西条地域が指定されましたと報告する。
合併に不安を持つ市民へのアピールには、そのような お墨付き は説得材料として有効だろう。それは、事項の必然性を説く方法として「理論のない輩」が良く使う手だろう。
だが、その内幕が見えている者には何と 言葉巧みだ としか感じない。
５億の内１億を振り向けてくれたのなら、これは得した合併万歳 となるだろう。しかし、この時期に準備出来る土木予算に「合併支援事業」と冠を付けただけのものでしかないのならどう思うでしょうね。
現在進められている事業の継続予算を削って、合併支援予算に振り替えただけなら事業費は同じですね。
「合併のすすめ」を著した関西学院教授の小西左千夫さんは、特例事業は有るでしょう。ですがそれは財政的にいって合併しない自治体よりも 「ほんのちょっと良いかなくらいだと思っていてください」と西条市での講演の折りに発言していた。まさにその通りになってきたということだろう。
国土交通省の支援事業の内容についても委員より質問があった。
予算は一律７００万円。使い道は「地域振興計画作成」に限定。
何のことはない、総務省の「新市建設計画」の上に国土交通省の「地域振興計画」を 上乗せ するだけの話です。
７００万の上に西条市の予算を付けて、またコンサルタントに委託して計画を作ってもらい、結果 西条市に残るものは冊子が一冊という筋書きです。
それを指摘すると 理事者はどう言うか。
「この計画をもって今後の様々な事業の導入を図り、地域の発展に寄与していきます。」
と言うのです。
こうやって、地域の税金を中央に還流していく。
地方の自立のための自治体合併であるはずなのに、ますます中央集権は拡大して行く。
地方は結束してものを言わないと、いつまで経ってもこのパターンの繰り返しです。
３時半から日没まで麦蒔き準備の農作業。北風が冷たい。
夜。産業祭の折りに依頼された、市営住宅への入居手続きについての説明に出向く。今は空き室が無く依頼者の力にはなれなかったが、自宅に出向いて行った事をもって喜んでくれた。
「どぶ板議員」と揶揄されようが、やっぱり フェイスｔｏフェイス は地方議員のイロハだと、北風に吹かれて身震いしながら思った。
２１日の講演会のチラシを数軒に配って廻る。
加茂先生からメールが入る。忙しそうでぎりぎりの日程となるようだ。
その多忙な時間を割いて西条まで出向いてくれる事の有り難さを思う。
| 2002年11月17日(日) |
小学校 西条市 愛媛県 |
ミーティングの先生の目に涙あり 勝ったのに泣く水都橋の下
一瞬のスキを見つけて間合いつめ 面 小手 胴と決める先輩
２首とも子供が西条市の短歌大会で表彰された歌だ。
１首目は２年前の娘の歌。２首目が今年息子が読んだ歌だ。
いずれも中学の部活での光景を読んだ歌。娘は先生の目に涙がある事を読み、息子は先輩の試合運びを読んでいる。
子供は社会の状況を写す鏡。親の欲目だとは分かっていながら、この子達は良い感性を同級生や教師の皆さんによって磨かれながら、大人への階段を登っていると思わずにはいられない。
上の娘は、今日は松山でのライブに同級生３人と出かけたようだ。アッシーは一人の親が務めてくれたとのこと。昨日のＨＰ修正で稼いだバイト料１０００円は、多分グッズ購入資金にでも充てられたのだろう。
この子の世界はもう県域まで広がっている。
息子は午前中は部活。午後１時から西条市文化祭短歌大会での表彰式に出席。
２年前、娘が短歌表彰されるまで、日本語の美しさを継承発展させて行こうと努力している方達のいる事を、詳しく知らなかった。恥ずかしい限りだ。
そうして今年、息子も親の知らない間に感性豊かな歌を読んでいる。
夜にはまた、月に一度の剣道合同稽古に参加。
この子の世界は西条市の中で廻っている。
一番下の子は、朝から校区の文化祭に参加。午前中は授業で作った餅米を使っての餅つき。午後は喫茶のお手伝いと大活躍。
この子の世界は小学校の中でやっと目を覚ましている時期のようだ。
家内は校区の文化祭での一日となったとの事。午前は「絵手紙教室」の手伝い。午後はバザーの「ポップコーン」作り。
グランドのテントの中での作業は、天気が良くて砂埃がひどく苦労した様子だ。
私は、午前中１０時から午後１時まで昨日に続いての産業祭での講演会チラシの配布。今日は受け取ってくれない方が多く宣伝効果は今ひとつだった。
それでも一色達夫いつもの人間観察で、ある公共団体の運営についての問題点がバッチリと把握できる。「転んでもタダでは起きないこの性格」。
だからアナタは警戒される。これが「坑道のカナリア議員」の面目躍如というところだろう。
どうした。調子良好。今日の日記はすらすらと文章がつながっていく。
小学校の文化祭に移動。バザーのうどんで昼食を済ませ、５年生の娘の作品展や、催し物に参加。
午後２時半。短歌大会の表彰式に出席。
３時半から日没まで、麦蒔き準備の農作業。
夜、リンクを貼らせていただいた相手先のＨＰ掲示板に「了解下さい」の書き込み作業。飛んで飛んで面白いＨＰを開くものだからもう深夜の一時だ。
日記記入を終えたら、２１日の講演会で配布する資料のまとめ作業に掛かるつもり。
第４５回「西条市産業祭」が我が母校「西条農業高等学校」で今日と明日の２日間開催されている。
朝１０時から、２１日に予定している「自治体合併と地方自治」講演会の宣伝のためチラシ配りをする。５名参加。
私は正門の方でやったが、自動車駐車場が出来ている加茂川堤防側の西門からの入場者のほうが多かったみたいだ。２日間の日程で何万人という入場者があるということだが、５人で１３時までかかって７００枚ほどのチラシを渡すことが出来た。
今日は天気が良く風も無かったので、来場の知り合いと話ながらの作業は、疲労感も残らず自分のやっている事への確証を得られるものとなった。
チラシを受け取りながら話を持ちかけて来る方々は、異口同音に合併についての不安な気持ちを吐露していた。
中でも、「私は合併には反対よ。だけど今それを言うと村八分になるのでしょ。」と述べられたのには、状況を良く飲み込んでいると思った。
同じ学舎を巣立っていった同級生数人とも再会する事が出来た。その内の一人は、「大変やなあ。だけどお前は税金で食べてるんだから、色々やるのがお前の仕事だろう。まあ頑張れよ。」と私の行動を良く理解してくれていた。
青春の一時期に同じ釜の飯を食った仲間は有り難いものだ。
１３時にチラシ配りを終わりにして、西農名物産業祭うどんを食べる。
展示物や物品販売コーナーを見て廻る。
今年の３月に新しい体育館が完成し、周辺も綺麗に整備されているが、それでも校舎のあちらこちらに、もう３２年も前の青春時代の思い出がよみがえる。
展示物は私たちの頃とは減っている様子だ。あの頃は「作物品評会」などというコーナーもあり、自分の家で作っているお米や野菜果物を持ってきていた。
それでも作っていない家ではどうしょうもなく、町の店で買って来たり、友達に頼んで余分に持ってきてもらったりしていた。
私もその口で、いつぞやは友達に持ってきてもらって出品した「みかん」が品評会で入賞した事があった。もう時効だから言っても良いだろう。
他にも数々の思い出がある学舎だが、全部上げて行くとまた長文になる。
思い出語りの続きは来年の産業祭まで取っておこう。「請うご期待」！。
そんなコーナーも時代の移り変わりとともに無くなり、今年の産業祭はまた社会状況を写したような、もう一つ盛り上がりに欠ける雰囲気だった。
「人出が少ない」と長年物品販売コーナーを出している知人が言っている。そういえば去年は出ていたはずの展示コーナーが二三見あたらない。これも不況から来るものなのだろうか。
少子化で、高校の生徒数が減っているのも影響しているようだ。
おいおい後輩達。その格好は何だ。と注意したくなるような生徒でも、それでも若者が大勢闊歩しているだけで雰囲気が盛り上がって来るのだろうが・・・。
４時頃から日没まで麦蒔き準備の作業実施。
何か下心があるのか、娘がリンクの追加をやってくれる。それを見た息子が「なにそれ多すぎるよ」とクレームを付ける。「普段お父さんが覗いているページを並べただけよ」と言い訳。
明日は家族それぞれに予定がいっぱい。
２１日に予定している「市町村合併と地方自治」講演会の案内チラシを知り合いの家に配って廻る。市の東から始めて１１号線沿いに西の端まで行き、海に出て西条市内に廻る。いつもの時計回りのコースで走っていく。
久しぶりに訪れて旧知の方に会い、話し込んだりするから一回りするのに結構な時間がかかる。
いつもながら、西条の中での地域による個性を感じながらの行程となる。水田はみな畑となり麦蒔きの真っ最中。残してきたわが家の農作業が気になりつつも、講演会宣伝の遅れを取り返す事が最優先の今日である。
昨日神拝校区で見かけた議員の姿を、今日は禎瑞で見かける。目があったので講演会のチラシを渡したが？。察するところ、来年の４月を目指してもう支持者宅の訪問を始めている様子だ。
心にさざ波が立つ。
まあいいか。自分の信念に基づいて、今やっておかないと後悔しそうなことをやっておくまでの事だ。一色達夫の代わりは居ないんだから。
明日から始まる産業祭で講演会のチラシ配りをする事になった。会長の考えている事とピタリと合ってベリーグー。早速チラシ準備のためコピー印刷の一番安い新居浜の店まで出かける。
途中の道筋に知人の名を記した立て看板が立っている。この知人は、若い頃からボランティア関係で知り合い、ご夫婦ともの知人である。来年を目指して準備をしているとの事だ。
気心の知れた議員仲間が増える事は歓迎だが、奥さんが苦労する事を自分の経験から分かっているから何だか複雑な心境だ。
ここでも心にさざ波が立つ。
北朝鮮拉致被害者５人の帰国者の内、誰の目にも一番気弱そうに見える方を週刊誌が飯食にし出した。
ここ１月近くのマスコミ報道の加熱から、いずれは常道を逸した行動に走りはしないかと懸念していたが、的中した。
初めは、北朝鮮の誘いに乗った大新聞が「浮かれた」行動に走って幼気ない少女の心を弄んだが、今度は思っていた通り週刊誌の番だった。
これでは２５年前の拉致被害と二重の被害を被ることになるだろう。
ネット検索をしていて気になる事がある。議員の最近の掲示板が面白く無いのだ。
私がＨＰを開設する５月以前に、メニュー選択するため方々の議員のページをかたっぱしから覗いていた。その頃の各議員の話や掲示板に記入されている事柄は、我が地域の事について生き生きと書かれ、希望に溢れる内容だった。
だが最近のそれらには元気が無い。はっきりいって口が重たくなっているようだ。
何故だろうか。
私は愛媛という政治風土のなせるワザだと思えてならない。
そこに何があるかはハッキリしている。こんな時だからこそ今何が起きているのかを議員は語るべきだと思う。
今までみたいな各地域が閉鎖状況の政治風土と違って、ネットの発達は力になるんだから。この強力な力を自分のものとして議員は発言するべきだと思う。
ネット検索していて、ふとマウスにおいた指が止まる。ここでも心にさざ波。
| 2002年11月14日(木) |
西条の地下水 新聞報道 |
松山の水問題について、一向に改善の兆しが見えないので、とうとう地元紙が特集記事を掲載しだした。
９日から始まり、今日１４日で５回目となる。
「転用手続き」「面河の水」「高知の事情」と記事が重ねられて来たからそろそろ西条と来るぞと予想していたら、やはり今日の記事は「西条の地下水」と来た。
記事は、状況を良く把握しており、水問題の結論はそう容易くは出ない事は書かれている。
しかし。西条の人間からしたら、この様にして外堀から埋めて行き、やがては市民の知らない間に西条の水が松山まで送られる事になりはしないかとの懸念が広がってくる。
西条の「うちぬき」。これは天から恵まれたような西条の自然地形から生み出される事が、西条市が平成１２年に実施した「地下水資源調査」で明らかになっている。
つまり、西条市の海岸付近の地下にある断層が地下水をせき止める役割をし、平野部の地表近くには石灰層があってそれが水瓶の蓋の役割を負っている。そこへ加茂川を流れ下って来た水が武丈付近から地下に浸透し、水瓶に圧力を掛け、平野部の石灰層に穴を開けたら水が吹き出すのだ。これが西条の「うちぬき」の仕組みである。
だから、加茂川には常時一定の流量が無いと、西条の「うちぬき」は途端に止まってしまい、それを使って生活をしている市民は困窮するという事だ。
西条の水を自然資源として、西条市は発展してきた。
まず、加茂川の流れを変える事によって、水田を生み出し、松平３万石のお城下を形成していく。
時代は流れ、殖産興業が求められる頃には、西条の中心部の、水がタダで手に入る土地に製紙・捺染工場が立地した。豊富な水を利用するためさらに広い干拓地を作り、加茂川の古川あたりから大量の水を取水し工場まで送る事となる。
こうなると影響が出ない訳がない。だがその争いの内容は私がまだ生まれる前の話なのだから、詳しくは分からない。
瀬戸内新産業都市建設の時代、西条の水を更に「有効利用」するため、黒瀬にダムを作る事となる。これで加茂川は死んだ。そうして西条の「うちぬき」の自噴地域は次第に狭まって行く運命を背負った。
西条の水の問題のもう一つの面は、市民生活の変化による水の大量消費だろう。
以前と比べて一人あたりの水使用量は格段に増えている。
西条には上水道が有りませんと長く言われてきたけれど、簡易水道は１０箇所もある。
行政は市民生活を保障するため、早くから水道事業を進めて来た。最近、とうとう「上水道の無い街」の看板を下ろし、西部上水道を整備し、さらに来年からは東部上水道計画がスタートする事となっている。
この西部と東部の上水道の水源は加茂川水系に頼っている。
だから、「うちぬき」が止まれば西条市民５９０００人の大部分が断水生活を強いられるのだ。
話変わって、
自治体合併が取りざたされだした頃、東京から赴任して来ていた県の部長が、東予市で合併の事について講演したとの記事が地元紙に掲載された。
その記事に「東予市は西条と合併したら、西条の水をふんだんに使えますよ。」と言ったとある。
その部長、後の始末は知りません。とさっさと東京に帰っている。
そこで、西条の水の松山分水。可能性は０です。
はしょって書いても長くなった。
まだまだ、公共土木事業の事・地下水保全条例の事・工業用水と農業用水・上水との違い・水源涵養・森林保全策・中山川との関係等々言いたい事が山ほどある。
折々に書きましょうかね。
| 2002年11月13日(水) |
合併についての講演会打ち合わせ会 |
夜７時より、２１日に西条市で開催を計画している講演会の打ち合わせ会を開催した。９名出席。
この打ち合わせ会の議論のたたき台となる資料を昼間中かかって作成。いつもながらの直前になっての「ばたばた」だが仕方がない。
講師にお招きする加茂利男先生が出演しているＨＮＫＴＶのビデオを出席者で見てから、講演会の内容について、また準備や片づけ・役割分担などを決めていく。
合併協議が進んで行く中で、大切な議論が置き去りになっているという懸念は、誰しもが思っている事だ。そこで、今回の講演会では、市民の元に合併のメリット・デメリットを十分に明らかとし、合併についての正しい知識を持ってもらうことが主眼となる。
私は、今回の「平成の大合併」には、日本中がそれに向かって走らなければならないほどの必然性も理念も地方自治についての夢も希望も希薄だと思っている。だが、主催者の趣旨はあくまでも「合併を考える西条市民の会」だから、その点を踏まえて講演会を設定しなければならない。
反対者だけの期成大会にせず、結論を多くの市民に委ねるお手伝いであるべき。そこから自治体の将来像の決定に対して、市民参加の道を開いて将来にわたる地域作りの糧とする事だろう。
なかなか回りくどい理論だけど、仕方がない。民主主義は結論に至るまでのプロセスを、如何に多くの方々と共有出来るかが重要なのだから。
９時過ぎに会議は終了。参加者には初対面の方が多く、どうなるかと不安があったが、なかなか有意義な会となった。
時間切れのため「会の今後の活動方針」は積み残しとなったが、講演会の結果によって、それはおのずから見えて来るだろうと思っている。
さて、講演会の形は出来た。次は肝心な参加者の募集だ。
昨日新聞に講演会の開催案内が掲載されたので、今日２件電話での問い合わせがあった。
残された時間を講演会の準備と宣伝に務める事。だが、用が沢山溜まっているねえ。
パップウダパッポ（ああ忙しい忙しい）。何処の国の言葉か忘れたがコトバの響きだけで覚えていて、このところ良く使っている。分かる人が居たらご一報あれ。
| 2002年11月12日(火) |
「犬小屋」・「未完成なＩＴ技術」 |
「犬小屋」
我が家では開墾地と呼んでいる市道に面した３ａ程の畑。両側には住宅が建ち、その広さからしてもあんまり利用価値の無い土地だ。
以前には母が野菜物を熱心に作っていたのだが、それも過去の話になってしまった。
そんな土地だからと家内が目を付け、「部落の子供達と一緒にサツマイモでも植えたら喜ぶ」と、春先に少々の植え付けをした。だが、私が思っていた通りあとの世話などほったらかしになっていた。
前の土曜日。「そろそろイモを掘り上げてくれない」と催促すると、早速、下の子と一緒に遠足気分で出かけて行った。
気になって様子を見に行くと、「お父さん犬の子がいるよ、驚かさないで」と子供が言っている。畦際に植えていた木の陰に白い野良犬に抱かれた黒い子犬が３匹、母親のお乳を吸っている。
覗き込むと、母犬は吠えるでもなく私を見上げている。その目は何だか訴えるような視線だ。
この畑は市道に面しているので、去年から道路際に花を植えだした。
去年の冬はパンジー。今年は葉牡丹が安かったので２０本ほど買ってきている。
麦蒔きまでには植えておこうと今日、あの犬どうしているのかと、トラクタを持っていく前に見に行くと、犬小屋が出来ている。
木の横には箱を置き、木の上には板を乗せている。母犬の前には土曜日には見かけなかった水の入った容器と空になった容器。
一見して、近所の子供達が世話をしている事が見て取れた。風が吹けば飛んでしまうような犬小屋とは名ばかりのものだが、それでも野良犬の親子には十分なものだろう。
近所の子供が犬の親子を見つけ、母親に叱られながらも一生懸命世話をしている様子が想像できた。
今日はトラクタを入れるのを止めた。葉牡丹を植えるのは延期して、しばらく様子を見ることにした。
麦蒔き前の田の荒おこし。トラクタ耕運４６ａ終了。
「未完成なＩＴ技術」
１１月はじめに開設した「プライベートルーム」が昨日の夕方から丸一日開かなかった。
掲示板が行方不明になって回復しなかった。などという事例も有ることを聞いていたので、何だか不安な一日だった。
夜遅くに回復して、早速開いてみると、ウイーンからの書き込みがある。
このＨＰを開設して初めての外国との交信に、何だか興奮ぎみ。不安の一日が過ぎた後の出来事だったので、余計にそう思うのだろう。
掲示板が行方不明になった人が言っていた。自動車のブレーキが利かなかって事故が起きたら、自動車会社の責任が厳しく追及されるのに、ＩＴ技術の不備で、被害を被っても何の保証も無い。情報技術もいい加減な物だろう。
ＩＴ技術立国を掲げて登場した森内閣が短命に終わったのも、何だかうなずける。
ＩＴ技術の素晴らしさと未完成の不安を同時に感じた今日一日です。
| 2002年11月11日(月) |
第３回新市建設計画策定小委員会傍聴 |
昨日の神戸でのシンポ参加での興奮が覚めやらぬ今日一日、昨日との 落差 に何だか風船がいっぺんに萎むような思いにとらわれる。
午後３時から東予市であった、合併新市建設計画策定小委員会の第３回目の会議を傍聴。
委員１０名中８名の出席。事務局員１２名。傍聴１０名。
報告として、建設計画策定委託コンサルタント決定の報告。
１０８３万６千円で「ＫＫ日本総合研究所」に委託。
議題は、�．織Ε鵐Ε�ッチングの実施について�⊇嗣碓娶�調査の実施について��新市将来構想の考え方について。の３点。
委員からの発言は、事務局と今回出席していたコンサル会社の社員への質問ばかりで、肝心な新市建設についての具体的な議論は聞かれず終いだった。
中でも、「合併特例債を使った事業をどの様にするのか検討してほしい」とコンサルに要望している委員の発言。
もう一つ、「この地域の歴史や文化を考えて、計画を作成してほしい」と声高に発言する委員がいた。
そんなに大きな声で要望する元気があるのなら、１０８３万円も支払って地域の事が分からない輩に「丸投げ」せず、自分達で作ればいい。
これまでの地方自治体は、国や県の決めた方針通りに動き、その中での仕事にありつていればそれで動いていた。それが急に、はい国は面倒見ませんから自分達の事は自分達でで決めなさいと言われた。
そんな事を言われても、これまでにそんな経験をしていない者にはどうして良いか分からない。だから、「事務局案はどうなんだ」「コンサルはどう言っている」「先進地のやり方はどうなんだ」との３つのパターンしか思いつかないのだろうか。
委員の方々はそれぞれに出身母体での論議を経てでないと意見を言えないことが分かっているから、今の時点ではめったな事は言えないのだろう。言えないでいるうちに、事務手続きはどんどんと進んで行くという状況が見えて来た。
議会へ顔出し。１２月議会での質問項目の調査として、松山市と土居町での研修のアポイントを事務局員に依頼。押し詰まっての依頼となってしまったので事務局員には苦労を掛けるね。
担当部署の責任者と質問についての事前の打ち合わせ。
合併の効果として職員の数が減るから賛成という市民は２０％はいる事実をどう考えているのだろう。もっとも、職員の身分は保障されているのだから、合併したところで職員の数は自然減を待つまで減らない。そのことが分ているから、気楽に仕事をしていて良いというのもではないが。
夜は、昨日のシンポの御礼などのメール打ち。
| 2002年11月10日(日) |
市民参画とまちづくりシンポ ｉｎ 神戸 |
いやーまいった。そのパワー・・何だかチャランポラン・世の中自分中心に廻っていると確信している連中がごろごろ居る・だがやってる事は住民活動の最先端・つまり関西系の軽いノリ。
阪神大震災を契機に、日本のボランティア活動の社会的地位を確定したそのパワーの全容を目の当たりに見た。
要するにカルチャーショック。四国の田舎者には１０年分の経験を一日で吸収したようなもんだった。
神戸での「市民参画条例シンポジウム」への参加。
取ったメモがノート５枚。あとの懇親会でもらった名刺が１５枚。手持ちの名刺が無くなった。
報告者は、富野揮一郎氏（元逗子市長・龍谷大学教授）・逢坂誠二氏（北海道ニセコ町長）・森貞述氏（愛知県高浜市長）。今をとどろく市民参画のまちづくりの先覚者だ。これで参加費が１０００円。安い。
神戸と言えばバブル以前の一頃は、神戸株式会社と言われるぐらい大型公共事業が多かった地域らしい。それがバブル崩壊後も残り火がくすぶっている中で、「もういい加減にやめとけや」と立ち上がった住民運動の火が、今回のシンポの仕掛け人にも受け継がれている事を知った。
都会のカオス（混沌）の中で、地域の将来展望について、自分の人生を掛けて真剣に取り組んでいる人達。
報告者の方達も、主催者のその意思と意気に感じて、手弁当で駆けつけてくれていることにも感動した。
主催団体の関連団体が、震災復興ボランティアからの関係からか、田中康夫長野県知事を招いての講演会を催すことの出来るネットワークを持っている事もうなずける。
このシンポの開催を知ったのは「直樹のチェロコンサート」がきっかけだ。
直樹のチェロをきっかけに西条市民劇場を立ち上げる意思が芽生え、また今回、神戸に機知を得た。今回の出会いは、何だか長く付き合って行くことになりそうだ。
それは、私がボランティア活動の通過点として、今の市議会議員という地位にあるという事実に基づき、今回の神戸でのシンポを通じて知り合った方達に、同じ波長を感じたからだろう。
ああ、この興奮を書くには時間がいくらあっても足りない。
明日に差し支える。中止。
神戸往復ＪＲ料金１５１００円。昼食５８０円の中華丼。缶コーヒ２本。シンポ参加費１０００円。カンパ１０００円。懇親会費５０００円。
議員歳費のみで生活する身には、自腹での研修はめったに行けるものではない。
委員会研修費用年間１９万円。会派研修費用年間１８万円。これ全て市民の税金。
自腹で研修に行ってみて、市民の税金を使わせていただいている重みとありがたさを感じる。合掌。
朝から風もなく、時折晴れ間も覗く「農作業日より」。
麦蒔きの準備作業の「土壌改良材」の散布作業を実施。
土壌改良材とは「石灰」の事。この石灰に作物の身体を強くする珪酸を混ぜた「ケイカル」という名の肥料です。
だから、風の無い日を選んでの農作業で、重装備の出で立ちが、作業が一段落するころには身体中真っ白になってしまう。
今日一日で５８ａの散布終了。
あと少し残っている畑には、母が植えた大豆が取り入れを待っている。
腰を曲げてせっせと、大豆の枯れた葉を落としながら大豆を一輪一輪と取り入れている母の姿を横目に見ながらの作業。
この季節の行事として毎年繰り返される作業だが、今年はその作業も１週間ほど遅れ気味だ。
例の研修に身体を束縛されていたのだから仕方がない。
秋は、取り入れと種まきの季節。それが同時にあるから結構忙しいのだ。
このところ家にいなかったり、居ても昼真っからパソコンに向かってばかりの私を見て、昨日はとうとう「タマネギを植える畝を早く作れ」と母に言われた。
自然の中でのサイクルで生活が廻っている母にとっては、天下国家を論じて一向に畑に姿を見せない息子など、小言の対象でしかないようだ。
明日は神戸でのシンポジウムに参加のため、朝から出かけて帰りは深夜の予定。
また叱られるね。
農地関係の文章を自治会長に提出。
２１日の講演会の事前準備のための集会の段取り。電話連絡で済ませ、書類作成、ＦＡＸ入れ。
明日の夜自治会の役員会があるが私は出席出来ないので、太鼓台関係の報告をしてもらえるよう役員に電話連絡。今日の仕事は以上。
資料の整理をするも、新聞切り抜きの山は容易に征服出来そうにない。
資料整理用の新しい棚も作らないと、置くところが無くなってしまう。
自宅での睡眠は、旅の疲れを癒してくれる。
佐世保市での研修の報告書作成。議会事務局に提出。
２１日の講演会の事前打ち合わせのための会の設定。
講演会案内を掲示板に記入。
農用地基盤整備についての文章作成。
滋賀県長浜市と富山県砺波市での研修の資料整理。
５日・６日の研修感想を日記に記入。
資料を整理しながらの作業。今日はデータ検証の一日となった。
５日・６日の日記が長くなって、今日の日記は内容が薄くなってしまったね。
やった仕事は後に残るものが多いからいいかな。
| 2002年11月07日(木) |
委員会研修帰路 路上喫煙第３報 農地整理話 |
富山県砺波市での宿泊から、今日は飛騨を経由しての帰路。
総務企画産業委員会としての研修目的を最優先として 世界文化遺産 合掌造り集落 を見学。
私が、合掌造りの集落に来たのは今回で３回目となった。一度目はもう２５年も前に単車での１人旅のおりに通過した。２回目は、９８年に富山県小矢部市での議会委員会研修での帰りに立ち寄り、そうして今回が３回目ということだ。
２５年前のおりには、合掌造りの民宿での昼食に食べた 粟飯 がすごくおいしかった事と、民宿の女将さんと話した事の思い出がある。
２度目の時には誘われて 田舎蕎麦 を食べたが、味は 食べるんじゃあなかった損した と思ったこと。
そうして今回の３回目の感想は 「タダのお土産売場じゃあないの」と嫌になったのだった。
例年よりも早い寒波の襲来で、合掌造りの里は雪景色。遠く見上げる白山連邦も雪をかぶり、折からの青空の向こうに輝いている。しかし、そんな絶好の自然の情景も、一見の観光客を呼び込むための案内板やお土産物、ベタベタと貼られたポスター、旗の数々等々、統一性を著しく欠いた集落全体の雰囲気で台無しにされてしまった。
自分達の財産をどの様に使おうと、それをどんな金儲けの道具に使おうと、それは個人の自由だろう。しかし、私は、「世界遺産に指定された意義は何なのか。その日本の文化をどう伝えて行こうとしているのか。」そんな心が見える使い方をしてほしいと思ったのだった。
その他特記事項なし。ひたすら高速道路を走って午後６時帰着。
路上喫煙第３報。
日記への事実関係のみの記入に対して、この件に関して２通のメールをいただいた。個人名を名乗ってのメールだったので、事情を詳しく伝えて、私の思うところを返答させてもらった。
そのうちの一方が別のルートから、現状についての改善要望を事業所に伝えましたということで、再度メールをいただいた。
今日、事業所より私にも連絡があり、改善に向けて社内でも取り組んでいますとのことだった。タイムラグはあったが、前進が見られて何はともあれです。
東京都千代田区での路上喫煙禁止条例の罰則適用が始まった事も、今回の件の解決への取り組みの 追い風 となったのだろうか。
帰宅した途端に、部落で以前から取り組んでいる 農用地基盤整備事業についての会議出席要請が入る。事業実施に向けて正念場にさしかかったようだ。
問題点を整理するための文章作成などの仕事をいただいた。
出来ることは喜んで引き受けさせてもらうのみ。だが、３日間バスにゆられっぱなしで今日は正味疲れている。
この仕事と、５日・６日の研修内容を日記に追加記入するのは明日。
外は雨。松山の水不足が解消しますように、神や仏にお祈りしながら寝ます。
| 2002年11月06日(水) |
総務企画産業委員会 行政視察 砺波市 |
富山県砺波市での「砺波市農業公社」についての行政視察実施。
研修２日目。朝８時敦賀の宿を出発。富山県を目指す。
研修予定時間よりも早めに付いたので、周辺地域を見て廻る。
まず小矢部市。この市の公共施設は特色がある。安田講堂を真似た設計だったり、ロンドン塔だったり、とにかくあちこちに富山には似つかないような形の建物が点在している。その内の一箇所の中学校施設を見学。
さらに井波市へ移動。この地の浄土真宗瑞泉寺の作りは素晴らしい彫刻で彩られている。井波市は欄間彫刻で有名な市だそうだ。伊曽乃祭礼のだんじり彫刻をここでしてもらった地域があるという話だった。
「砺波市農業公社」についての研修。
農業問題は、国や県の施策に制約されて市独自の施策展開は難しい。ましてやそこに農業委員会という別組織が加わり、さらに農業団体や農家の意思が加わってくる。１時間半の研修では、市独自に農業公社を設立することの利点や事業展開の内容を詳しく把握することは難しいと感じた。
高岡市まで足を伸ばし、高岡城跡を見学。天守閣は無いが堀を巡らした城内の広さに往時が偲ばれる。
砺波市泊まり。
この地の特色として「散居村」（さんきょそん）と名付けられた住居の点在がある。この景観を「世界文化遺産」への登録申請の動きがあるとのことだった。
言われるとおり、バスの中からの眺めは、防風林を周辺に巡らした住居が点在し、その景観は見事だった。
何故このような住居形体が出来上がったかの 云われ は、加賀藩が年貢米を少なく見積もるため、住居を点在させて土地を狭く見せようとしたためとのことだった。
この地は富山コシヒカリの産地。その昔より越後とともに越中は、美味しいお米の産地だったようだ。
この砺波市は住み易さランキング３位の市である。砺波市から頂いた行政資料のデータを読んで見ても、何でこの地が３位にランクされているのか理解できなかった。
それが今日８日、日記を記入するため資料を整理していて、はたと気づいた。
答えは「散居村」である。
この地は一向宗門徒によってある時期に大名の統治を離れて自治があった地域だ。それが「利家とまつ」で描かれていたように加賀前田家の統治で、明治維新までの長年を送ることになった。
前田家の善政と一向宗門徒の自主独立性がこの地に存在していたのではないだろうか。同じ規模の住居が点在するということは、この地に広大な土地を所有していた庄屋はいなかったということだろう。地域の大方の人は同じ様な広さの土地を所有し、同じ様なレベルの生活を長年営んでいたのではないだろうか。
西条市の一戸当たりの平均家族数は２，５人。砺波市では３，５人となっている。
為政者の善政のもと、美味しいお米を食べながら貧富の差の無い地域に生活する。そんな伝統が今の時代までに受け継がれ、住み易さランキング３位の地域を形成しているのではないだろうか。
かの地に足を踏み入れ、その地域の風景を目のあたりにする。そんな経験から、これからの西条市での行政政策を構築するヒントを得てくる。
いささか理想に過ぎるかも知れないが、今回の研修でも、多くのものを得られたと思っている。
富山県砺波市は私にとっての理想郷のような感覚をもって、長く心に残るだろう。
| 2002年11月05日(火) |
総務企画産業委員会 行政視察 長浜市 |
滋賀県長浜市での「長浜鉄道文化館」についての視察実施。
朝６時４５分 西条市役所前よりバスで視察に出発。一路滋賀県長浜市を目指す。
私の視察先については、このところ滋賀県での研修が多い。委員会研修での近江八幡市。会派研修での大津市。以前には委員会研修で同じ近江八幡市で研修させてもらい、また農業委員会の研修で滋賀県の小さな町を幾つか研修させてもらった。
議員生活８年目ともなると、同じ地での研修が多くなってくるのは、政策面から視察先を選んでいくと、どうしてもそのような傾向となってくるようだ。
この地が近代からの交通の要害で、文化の蓄積に見るものがあることも選定理由にあるとも思われる。
今回の視察テーマの選定理由は、西条駅周辺部の整備計画が俎上にのぼり始めたためだ。行政内部ではこの地区の整備計画作成のため、「財団法人日本ナショナルトラスト」という団体に事業委託をしている。
その計画について担当委員会として、事前に内容を把握しておくことが大命題としてある。
西条市での駅前整備計画の委託先である、「ナショナルトラスト」が実施した事業の中に、長浜市での「鉄道文化館」があったため、今回の視察先として選定された。
あいにくの雨の中、バスはひた走る。
「長浜鉄道文化館」を視察しての正直な感想は、展示物の入れ替えやイベントを継続して打って行かないとリピートは難しい施設だと思った。
それ故に、開館２年を向かえての企画展示についての質問をしてみる。答えは大阪の交通博物館とのつながりで、資料の貸し出しをお願いしてみることも考えているということだった。
施設建設についてのナショナルトラストへの委託の利点として、「たからくじ事業費」よりの全額助成があったという話は魅力だろう。その額が億単位だから、狙わない手はないといえようか。もっとも国土交通省からの妙な紐がついていなければの話だが。
この「日本ナショナルトラスト」の名は、７日に立ち寄った白川郷の合掌造りの集落の中に、この団体によって修復された「旧寺口家」と表示された民家を見かけた。
西条市の駅前整備にこれから深く関わり合いになってくる団体ならば、その活動内容を詳しく把握しておく必要を感じた。
研修は３時過ぎには終わったので、長浜市の中心地「黒壁スクエア」を見学。火曜日の午後で雨も降り続くあいにくの天候というのに結構な人出だった。ここは今回で２回目の見学だったが、４年ぶりの「黒壁スクエア」はよく頑張っているとの印象だった。観光客の懐を痛めることのないような、土産物の品ぞろいと値段にも好感を持った。長浜市の住み易さランキングは全国６位。ちなみに西条市は百数十位。
宿泊は、明日のバス行程も考えて敦賀泊まり。
夕食までに時間があったので、雨の中タクシーで敦賀気比神社を参拝。旅の安全と家内安全を祈願。
この神社の鳥居は木造では日本で３本の指に数えられるそうだ。
| 2002年11月04日(月) |
市町村合併リレーシンポ参加 |
総務省などの主催により伊予市で開催された「市町村合併リレーシンポ」に参加した。昨日の予想通り帰りは不機嫌だった。
自宅を９時に出発。高速道路で松山へ。丁度県立美術館で開催されている 県展 を鑑賞。後期の展示物で、洋画・日本画・工芸・書・Ｇデザイン。
西条市内の方が工芸品を出品するとの案内を頂いていたので、それを念掛けての鑑賞です。久しぶりの県展は出品作品が多いので、駆け足での鑑賞。
工芸の焼き物に力作が多かった。書は、やっぱり日本人の文化の原点だと改めて思う。何を書いているのかは理解出来なくても、こちらに訴えてくるものがある。
案内いただいた方の作品にたいする感想は直接本人に言う事にする。
伊予市でのシンポは１３時から１６時半まで。
参加人数約２５０名。案内の定員は４００名だったが、国が音頭をとるシンポへの魅力は こんなものか と改めて思う。
２５０名のうち、報道と県職員などの関係者を除くと実質は２００名だね。
市町村合併についての３時間半にわたる話を聞いて、町づくりのヒントになるような新しい観点は見あたらなかった。今回のシンポは、どだいが合併推進のために
良いことづくめ で彩られたものなのだから、こんなものかと改めて認識し直しただけのものだった。
出演者からの発言中で、一番 疑問符が付い言葉は、
口では住民参加と言いながら、住民参加の究極手段である 住民投票 を否定すること。地域代表議員なんかは選ばない住民を育てろと言う。その理論の矛盾にあきれた。誰かを非難してそれが受けたから、自分の理論が優れているんだとでも勘違いしているご様子だ。
他の出演者についても反論することは山ほどあるが、それぞれが背負っている役割に忠実な故での発言と分かっているから、批評までもしようとは思わない。
シンポが終了してから、顔見知りの「平成市議の会」の方々とコーヒータイム。
この時間に聞いた各地の情報の方が、これからの議員活動にとっては格段に役に立つと思った。それだけで今日伊予市まで出かけた甲斐があった。
帰宅後、夜遅くに ２１日の講演会についてプレス案内。
ＨＰの修正のための設計図の作成。このところのＨＰの充実はめざましい と 自画自賛 ははは ページが増えた事を誰も言ってくれないから、ここでコマーシャルです。
西条市合併協議会 新市名候補選定小委員会の第１回会議には家内に傍聴に行ってもらう。傍聴者は３名だったとの事。
腹立たしさをそのまま持ち越して書くから、今日の日記も支離滅裂になった。反省。
明日から。議会総務企画産業委員会の視察研修。７日まで。
| 2002年11月03日(日) |
地域審議会は機能しない |
今日の新聞記事で目の行くのは「新居浜市と別子山村 合併調印」だ。その記事の解説欄には、ここまでに至る協議は、はたして住民の意思が反映されたかどうなのか という内容で、何だか合併に否定的な論調だ。
新聞もいい加減なもんだ。
何年も前から合併特集記事を幾度となく掲載し、合併機運を あおって おきながら、いざ合併となったら けなし に掛かる。
地域の将来展望がまず先にあって、地域作りの手段としての自治体合併であるべき。それが、そんな議論が深まらないままの期日を先に決めてかかる 本末転倒 の進め方。見切り発車。新聞論調のような状況になるのは最初から分かっている。
読者の方々も、もういい加減に マスコミ学 に目覚めて、自分から情報を収集・発信していく術を身につけないと、マスコミの手の中で踊っているだけの 大衆 から抜け出せないだろう。
マスコミに腹が立つのは、大見出しでもっての誇張を日常茶飯事としている事につきる。それから、なにかといたら 住民の意思 という言葉を使って、さも私は皆さんの味方ですといいたがる癖があること。
住民の意思が反映された合併とは何なんだろう。
ここから論証して行く必要がある。
新居浜には３市２町での合併を推進したいという声が確実にある。その方達に言わせたら、西条は西と大きな合併に取り組み、東も宇摩合併に取り組んでいる。だのに、新居浜は一人 蚊帳の外 にされている。と言う。
砥部町は松山市が受け入れてくれない（だから重信と川内が合併を進めている）と判断して小合併を進めて お茶を濁そう とした。しかし、それに納得いかない住民にリコール運動を起こされて、小合併はとん挫した。
リコール運動を起こした住民は、松山市との合併を望んでの事のようだが、松山市との合併は時間切れで既に困難になることをどう思っているのだろうか。自治体合併には、どれが正しくて、どれが間違っているかなどという事は 視点を変えれば分からなくなってしまう。
良い合併を選ぶか、とんでもない合併になるか。
かえる をフライパンの上に乗せて急に火を付ければ飛び出す。だが、ゆっくりと温めて行けばじっとしている。
市民には何も知らせず、どんな不利益を被むろうと、何も言わなければ行政の変化に気づかない。
そういうふうに思っている権力者の姿を白日の下に明らかにして、市民の注意を喚起する。そういうジャーナリストを、市民が選び抜き育てなければ、民主主義は成熟しない。
合併推進者が、住民意思の反映を懸念する声に答える 方便 として用意しているものに 地域審議会 がある。合併した地域に地域審議会を設けて住民意思の反映を計りますと必ず言う。
だがこの地域審議会は機能しない。その理由は、代表性と継続性に問題があるためだ。
審議会委員は市民から選出された委員ではない。定員があれば様々な意思を持つ方々を選出する事ができ、意思決定に多様な意見が反映される。
しかし、この地域審議会委員の任命権は市長にある。権力の座にあるものは、自分の意志に反する意見を持つ者を委員には選ばない。
市長のイエスマンを揃えて、何で審議会の議論が深まるといえるのだろうか。
そんなこと最初から分かっている。
真のジャーナリストなら、権力者がたとえ選挙で選ばれた者であったとしても、信頼に値する人物かどうかを自分の好みや主観を交えずに市民に伝えるべきだ。
信頼に値する人物とは、嘘を言わない・言い逃れをしない・虚勢を張らない・責任転嫁をしない・ 最低でもこれくらいの要素を持っている者だろう。
愛媛県内の 平成の大合併 の先陣を切っての「新居浜市と別子山村」の合併調印に対して、そのあまりの 夢の無い 懸念ばかりの 新聞論調から、一日不機嫌な一色達夫だった。
さて、明日は伊予市で合併推進団体主催のシンポジウムに参加予定。不機嫌な面を下げて帰ってきそうな予感がする。
今日も風がきつい。庭木の剪定作業。
私のＨＰも努力の甲斐があってヤフーの検索に引っ掛かりだした。
登録はまだまだダメかも分からないが、まずは第一段階クリアーかな。
| 2002年11月02日(土) |
飯積神社太鼓台運営委員会 開催 |
夕方６時から、飯積神社の太鼓台運営委員会があった。
平成１４年度の祭礼に関し、太鼓台関係の運行についての各部落運営委員が集まっての反省会だった。
今年の祭りで大谷太鼓台は、９時集合の場所に５０分も遅れての到着だったので、他の部落の運営委員より案の定クレームが付いた。
反省の弁を述べておく。
東廻りの年は、オレンジハイツの坂を登って、花をもらいながら集合場所まで行く。例年、どうしても遅れがちだったが、今年は特に遅かったので全体行動に迷惑を掛けてしまった。
２年後の平成１６年には、現在市道の拡幅工事をしている近道コースを行けそうなので、もう、今年のように遅れる事は無いと思う。
他、ここ数年話に出ている祭礼運行経路の短縮問題について、新居浜地区の太鼓台運営委員より話が出た。
それに賛同する意見も出たが、正式決定には至らなかった。委員長が時間不足を理由として議論を預かったためだ。
なるほど、こういう 棚上げ というやり方もあるのかと関心してしまった。
広い範囲にまたがる神社の氏子の地区を しきたり の通りに運行して行くのが祭礼。しかし、時代の流れとともに祭礼に対する人々の考えも変化してきて、運行経路についても変更を求める声が挙がってくる。
一番の変化は、新居浜の太鼓台のように、お客さんに見せる事に主眼を起きたい方達の台頭だろう。
そんな考えの方達は、太鼓台を運行して他部落を廻っていく事への理解が薄い。
ただ、担き比べ会場まで直通したらそれで良しとしてしまいがちだ。
それに対峙して、昔ながらの経路を通ってほしい方達は、経路短縮にはどうしても納得できないだろう。
この件を議論しだしたら、時間がいくらあっても足りない。民主主義だといって多数決で決めることもまた出来ないのが、祭礼行事の祭礼行事たる所以。
今日のところは、まあ、懇親会の中で議論しましょうと 棚上げ して結論を 永延に 先送りするのも 日本的な 解決方法であり、また 大人 の知恵なのだろうか。
いつもの私なら、こういう うやむや 解決が一番嫌いなのだ。
だが、今日の私は 「酒を飲みながら・大きな声で酒ばず・問題を酒て通る」
今日のような会の雰囲気にミョウに納得しているのです。
風の強い一日で、麦蒔き準備の土壌改良剤を撒けないので、庭木の剪定をする。
夜遅くなって酔いも醒めてから、昨日の会議資料の整理。
日記の記入。
| 2002年11月01日(金) |
第６４回全国都市問題会議 参加２日目 |
昨日に引き続いての会議への出席。今日はパネルディスカッション。
会議は９時半からだったので、ホテルを早めに出て、佐世保市内を歩いて見る。
駅裏の路地・中心商業地域のアーケード街・都市公園の形体・行き交う人々の姿・地形・佐世保市立図書館・本願寺佐世保別院・清水町キリスト教会・駅前広場整備の状況。
町の其処ここから感じる人間の息づかい。
佐世保という地域。なぜここに軍港が出きる事となったのか。それは、リアス式海岸と海の水深という自然条件の中から、戦略的必然性によって港ができ町が形成されていった事。そんな事を町のあちこちを見て歩くことによって知ることが出来る。
やはり自分の目で見て初めて、地域発展の歴史を理解できるということだ。
「子どもの健やかな成長と都市」とのテーマによるディスカッション。
常磐大学教授 井上繁氏をコーディネータとして、５名のパネリストによるディスカッションは、２時間半休憩なしで行われた。
パネリスト５名の方々は、昨日の報告者と同様に。それぞれ専門的知識が豊富な方々だった。
感想
それぞれの言っている事は、良く分かりました。
さて、私たちが関わり合いになっている行政の施策として 如何にあるか を問われたら、どうしても全国一律画一的施策となりがち。
また、行政としての全体予算の中で、取り組める施策のメニューには限界がある。
子どもの成長への関与は、行政のみならず、社会全体としての 総合性と整合性・継続性 が問われる。と言えよう。
２日間の会議に参加し、この方面についての集中講義によって、改めて 次の世代の育成の難しさを思った。
だが、沈んではいられない。この会議への参加して有られた成果を、西条市でより具体化して行く事が求められるのだから。
何だか整理の付かない報告になってしまった。
あまりにも沢山の要素が有りすぎて、メモを読み返しても、資料を読んでみても、まとまらない。
日記への記入はもう限界。
もう寝ます。
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