2002年09月30日(月) |
伊予製紙跡地のPCB汚染 対策と考察 |
10時から西条市役所5階大会議室で、「西条市環境保全対策専門委員会」が開催されたのを傍聴する。 この委員会は、西条市が総合福祉施設建設地として購入した、伊予製紙跡地のPCB汚染について、土壌と周辺地域の水質調査結果が出たことを受けて、開催された。 委員は市長・担当部長・担当課長2名と意見を聞く大学教授3名の計7名。 他の出席者は、県の環境担当3名・西条市生活環境課職員5名。 傍聴者は周辺自治会の市民5名。市議会議員は私を含めて3名。 報道機関の取材8名。 市民公開のもとに開催される対策委員会です。
PCBとダイオキシン類の分析再調査結果については、9月議会最終日の全員協議会で聞いていた。したがって今回の委員会では、環境の専門家である大学教授が、どの様な見解を述べるかに注目していた。 再調査結果からすると問題ない状況ではあるが、やはり思っていた通り、周辺住民への配慮から、最初の土壌分析で環境基準を上回った数値が出た2箇所については、「土壌を撤去するべき」との意見だった。 そして、周辺地域の水質検査は、今後5年間継続して実施する事。
これで、まずは対策が決まり、総合福祉会館の建設は当初の予定通り、進められることとなる。
しかし、これで一件落着と言えない部分がある。 それは、土壌の撤去費用を誰が負担するのかと言うことだ。 西条市土地開発公社が購入している土地について、重大な欠陥が出てきたので、はい、市の費用で後処理をします。というのには疑問がある。 土地の購入前に欠陥が見つかっていれば、当然購入価格はそれなりの金額に減額される。だが、契約を交わしてから後に見つかっても、元の持ち主の責任を追求できるかどうかだ。 伊予製紙は自己破産して、西条市との用地売買交渉は破産管財人が行っている。 市議会で問題点を指摘したとき、契約がどうなっているのか聞き逃しているのが気になる。 用地購入に当たっての無駄使いが出るとしたら、理事者は孟省するべきだ。 会議は11時で終了。
今年最後の共同水源の水当番は昼過ぎには終了。 太鼓台の通行許可書を警察に提出。例年のことだからすんなりと受け付けてくれる。 稲刈り準備。コンバインは準備OK。 お祭り前なので、庭木の選定作業。藪蚊はまだまだ健在で、顔を刺されてボコボコになる。
夜、依頼された文章を一通作成。資料整理。HP検索等。 各地の議員さん達。9月議会も終わって報告を早速ネット掲示している。皆さん熱心ですね。 わたしのHPも、政策面のページ充実が急務だが・・・。 仕事があるからPC早くあけてよと娘に言うと、不機嫌。乙女心と秋の空。
小学校の運動会。曇り空で絶好の運動会日和だ。 1週間前の中学校運動会よりも、ギャラリーは格段に多い。 子供達が、走り・投げ・演技するたびに、グランドを取り巻くカメラとビデオが動き始める。5年になる子供が出ない種目の時は、そのようなギャラリー風景を見るのも又楽しい秋の風物詩だ。 毎年、微妙に変わっていく種目の中で、今年は騎馬戦が面白かった。 紅白に別れた騎馬軍団の中に、目印の服をまとった者が一騎いる。見れば紅白それぞれの騎馬軍団の大将というわけだ。 ゲームは大将の帽子が早く取られたほうが負けという事。したがって戦い方も個人戦とは違ってくる。大将を守る騎馬と、攻撃に行く騎馬に別れる。 ゲームは計4回あったが、どのゲームもチームの中にリーダーがいて、戦術を巡らして戦ったチームが勝利を収めている。 運動会といえば、体力に秀でたものが勝負を納め、ヒーロになれる絶好の機会だったが、時代とともに変化してくるということか。 こんな変化は、子供達の考える力やチームワークを育む上で良い傾向だと思う。 2時過ぎには終了。
水田を見回る。そろそろ刈り入れ時期。
夜。太鼓台運営委員会。警察へ提出する書類の作成。打ち合わせいろいろ。 9月議会で成立した予算の件で1件対応。担当部署での地元対応が遅れている様子。審議内容を説明しておく。 道路改良の件で1件依頼有り。私のあまり得意な分野ではないけれど、これも住民要望、あたら疎かには出来ない。 近い内に何とかなりそうで良かった。
様々な事が動き始めたもう10月。良い収穫がある実りの秋でありますように。
2002年09月28日(土) |
「西条市農業振興方策について」報告書 |
夜半からの大雨で、今日の「東予6市市議会対抗ソフトバール大会」は中止かと思っていたのに、会場の今治の天気回復が早かったようで、朝7時に、実施しますとの電話連絡有り。 8時半、市役所集合。会場の今治「湯乃浦ハイツグランド」へ出発。 10時開会式。10時半試合開始。 6チームを二つに分けて3チームづつのリーグ戦。その後、各組の1位チーム同士の決勝戦。 西条は伊予三島市と新居浜市との組み合わせになる。 2試合に勝ち、今治市との決勝戦に望むが、残念ながら負けて準優勝。 私は、8番ライトで先発出場。3試合で打率5割・打点5・守備機会が3回でエラー無し。あまり目立たなかったけれどそれなりに・・・というところかな。 このところの練習で、足の筋肉はじんじんするし、腰も痛い。 2時半終了。3時半帰宅。汗を流し。夕方5時からの打ち上げ懇親会に出席。 7時には帰宅。
西条市役所企画調整課から、資料が郵送されてくる。 中身は「第4次西条市行政改革大綱」と「西条市農業振興方策についての報告書」 行革大綱は平成14年から16年までの期間に目指すべき目標を設定している。 拾い読みをしてみると、私が一般質問した項目についても実施すべき目標として数点掲示されている。 質問に対して市長の口からは色良い返事はなかなか引き出せないけれども、行政内部での資料の中に挿入されているのなら、その方向で行政は進んで行くと言うこと。だからまずは良しとするべきかな。
「西条市農業振興方策について」報告書 これは、行政内部で毎年「政策研究事業」として数点のテーマを決めて研究していることについての、成果品。 これまでに、この「政策研究事業」は、年300万の予算を使って実施しているのに、その成果が形として現れて来ないとして、決算審査のおりなどに指摘されてきた事だ。 来週には平成13年度の決算審査が始まるから、13年度に取り組んだ政策研究2件のうちの1件の結果を議員に提示したということだ。
農業振興については、平成13年の9月議会の一般質問で取り上げたテーマだ。 送られてきた資料に目を通すと、苦労してまとめた仕事の跡を伺い知ることが出来る。 大体において、産業政策の多くの部分は県の領域なので、市としてのこれまでの農業振興策は残念ながら見るべき点は少ないと思う。 地域の農業は、民間の事業体や個人の農業者によって支えられ発展してきた。 その様な状況のもとでの農業の状況を分析し、今までの各方面の努力を評価しつつ、将来への展望を報告書の行間にチラリチラリと提示している。 また、千町地区の棚田保全の件を、一つの項目を設けて提示しているのには関心した。(千町地区の棚田については西条農業高校のHPで見ることができます) 何と言ったって、棚田保全は私が取り上げた質問のテーマだったんだから嬉しくなる。 この報告書に盛り込まれている政策を、実現に向けてひとつから取り組んでいく目標が見えてきた。
2002年09月27日(金) |
新県立図書館へのパブリックコメント |
午前9時から西条市議会 総務企画産業委員会を開催。 9月議会の委員会で審議出来なかった、請願6件を審議するために召集されたものです。 2件採択。2件不採択。2件継続審議となる。11時半に終了。 帰宅し、食事を済ませた頃から外は雨になる。 久しぶりの雨。自宅でPCに向かい、HP検索や、資料の整理。
9月議会での一般質問の資料を整理していて、愛媛県で現在募集している「新県立図書館への意見募集」を思い出して。メールでコメントを入れる。 自分が市議会で質問して、市民にその機会を作ればどうかと要望しているのに、自分が率先してやらなかったら可笑しいと思っての事です。
「新県立図書館建設についての要望」 愛媛県総合文化会館周辺地域の用地への建設を前提としての意見募集だと思います。 現在、松山市の図書館状況を考察してみると、松山市において整備した図書館によって、かなりなニーズが賄われていると思います。 そこで、県立図書館を新に建設するのであれば、重複を避けなおかつ重層的な図書環境の整備が望まれます。 具体的に言うと、現在問題化しているベストセラー小説の大量購入といったような住民迎合的な運営を排除し、図書環境の立ち後れが指摘される市町村図書館や学校図書室との連携・支援を重点的に行うことです。 平成15年より学校図書室へ司書教諭の配置が始まりますが、図書冊数も運営資金も不足している現在の図書室では、総合的な学習への図書室利用などは困難です。 そのような学校図書室の運営をフォローすることによって、市町村図書環境の充実の起爆剤となるべきです。 そして、自立してきた市町村図書館・学校図書室からは手を引き、県立図書館は、専門分野への特化を図ることを将来展望として持っていただくことを要望いたします。 以上。
さて、「総合文化会館周辺部への文化施設整備計画についての意見募集」へのパブリックコメントの時は、募集の担当から直ぐに御礼の返事が来たが今回はどうかな。
夜6時から西条農業高等学校同窓会西条支部の総会に出席。 昨年と比べて出席者が多くなっている。 夜半から雨足が太くなってきた。明日の「東予6市市議会対抗ソフトボール大会」は中止かな。
内子町の村上町議さんのHP掲示板へ、内子町教育委員会での研修の御礼方々、私の議員としての思いを書き込ませてもらったら、お返事の形で、長文の内子町政への思いを掲示されていた。 そこで、私も「坑道のカナリア」との表題で記入させてもらう。
その昔、坑道の有毒ガスの発生を調べるため、カナリアを入れた駕籠をあちらこちらへ吊していたそうです。 西条市議会には議員が25名もいるのだから、一人ぐらい「坑道のカナリア」議員がいても良いんじゃあないかと思います。 そういう思いをひとつの理由として、私は西条市中心とした2市2町の合併に反対しています。
前段の部分には、北川三重県知事の言葉と分権改革についての私の分析結果文章を記入。
小さくてもきらりと光る地域づくりを進めている地域には、その活動を推進する人材がいる。そういう情報をネット検索によって知ることができ、改めて情報技術の発展に感謝感謝です。
朝から、太鼓台運営委員会開催文書の作成、運行役員26名に配布。 農作業少々。トラクタはエンジンが掛からない。これは困った。 夕方5時半から西部公園グランドで議会委員会対抗ソフトボールに参加。3委員会対抗の試合。私の所属する総務企画産業委員会は2戦2敗。 8時終了。 夜半は、資料整理・メールの発信など。
2002年09月25日(水) |
スポーツの秋 満艦飾 |
9月議会が終わって一夜明けた。 西条市の歴史が変わる状況となったというのに、社会は何の変化もなく動いている。 もっと騒いでくれよ と思う半面、市民は何があってもしたたかに生き抜いて行くのよ と思い直してみたり。 結果は伴わない事は最初から分かっているけれど、自分の能力いっぱいのことはやった との充実感からか、昨日の疲れも飛んでいき、何だか爽やかな目覚めだった。 秋晴れのいい天気。この4月から始まっている 「市民一人1スポーツ推進事業」の実施状況を見に「ひうち総合運動公園」に出向く。 この事業の数あるメニューの内で、今日は「市民スポーツデー(スポーツ施設の無料開放日)」と銘打たれた水曜日。総合運動公園の各施設はそれなりに使われていた。 サンライフひうちアリーナは「障害者体育イベント」。野球場には丁度振り替え休日を利用して東中野球部が部活で使用。陸上競技場は南中陸上部が部活使用。総合体育館は一般市民の利用が少々。 管理者に聞いてみると、午前の使用はやはり少ないとの事だった。 中学生にとっては、最高の施設で部活練習が出来る環境が整えられていると思って、西条も捨てたモンじゃあないと、何だか気分が晴れやかだった。 運良く「ひうち体育館」に来ていた教育委員会保健体育課職員と、施設利用者の両方からスポーツ施設の利用状況について聞いて見る。 施設を管理する側と、施設利用者。その両者の間にはどうしてもギャップのある事を感じる。その両者の言い分を聞いて、改善すべき点、納得してもらわなければならない点をどのあたりにもとめるか。 じゃじゃじゃじゃーん そこで議員の出番です。 総合体育館の個人利用規程の導入・マラソンコース内の階段部分スロープ化・陸上競技記録表示板の設置などの改善点については、今年の3月議会で取り上げが、実現までには時間がかかりそうだ。
昼食を終え、田の畦の草刈り。粗方は片づく。稲刈りを待つのみ。 午後4時から「飯積神社祭礼運営委員会」に出席。例年通りの会議で5時には終了。今年の大谷太鼓台の運行順番は太鼓台10台中の10番。なんとラストのくじを引き当てる。これはしんどい運行になりそうだ。 6時から玉津小学校で議員のソフトボール練習に参加。 玉津スポーツ少年団の軟式野球チームが、私たちが練習を始める前から既に練習中で、私たちが終わった7時過ぎても、まだ練習している。大会でも近いのだろうか。 夜、太鼓台運営委員会招集のお知らせ文章を作成。 資料の整理少々。秋の夜長。足下が冷えてきた。
2002年09月24日(火) |
乳幼児医療費助成請願の不採択 |
平成14年度9月議会の最終日。 開会に先だって議場の自席に配られた、委員会審査結果一覧表に目を通していて、「国の乳幼児医療費助成制度の創設を求める意見書」の提出を求める請願 が不採択となっていることに気づく。 生活福祉教育委員会での審査があった日には、用があって傍聴出来ないでいたら、残念な結果が出ている。 この請願は、昨年6月に松山の医療関係者が西条市議会に対して陳情という形で要望書を出してきたものを、私が紹介議員となって昨年12月議会に請願として出し直してもらった案件だ。 委員長報告によると、「国の医療制度全体の見直しが進められている状況において、この部分だけを取り上げて要望することは如何なものか」という意見によっての不採択との事だ。 委員会で審査結果が出た場合、議場において再度採決をする事となっている。 その採決の結果は、公明党・新社会党・共産党それと無所属の私一人、計4名の賛成者しかなく不採択となる。 国による少子化対策が求められている現状において、議会の総意として意見書を提出しようとの意思が、西条市議会には無いと言うことだ。残念な事だ。 ちなみに、同様の意見書は愛媛県議会や松山市議会でも昨年6月議会において採択されているというのに。 また、昨年の愛媛県議会において自民党の「田中多賀子県議」が、県による乳幼児医療費への助成を求める一般質問を行い、知事も賛意をしるし、本年4月より、「乳幼児医療費の入院助成対象を就学前にまで拡大」する事業を実施している。 お隣の新居浜市では、この県による助成に加えて、新居浜市独自に歯科医療費に対しても助成を行うようになっている。 しかるに西条市では、議会がこのような事業に対して無理解であるのだから、市独自での、いわゆる上乗せ助成など望むべくもない。 少子化・子育て対策として、国においての制度を求める事に何の躊躇があるというのだろうか。「一地方議会が意見書の一つや二つ出したところで何の役に立つんだ」などと言うのであれば、市議会の存在を自らが否定している様なものだ。
追加議案として、合併協議会の設置について と 協議会運営予算が提案される。 法定協議会運営予算について質疑をする。 朝 議案を見て、ぶっつけ本番での質疑だったけれど、負担金という名目の中に「新市建設計画」の策定をコンサルタントに委託するための予算1100万円が含まれていることを聞き出す。 やっぱりコンサルタントだったのね。 合併によって自分達が目指そうとする町の姿を、コンサルタントに頼んで作ってもらうと言うことだ。 自分達の町の有り様を、自分達で描くことが出来ないような合併とは、いったい何なんだ。市民を納得させるため、おざなりのアンケートを全戸配布して意見を聞きました、と言い訳をする筋書きもちゃんと用意している。 私の読んだ筋書き通りに事が進むので、おかしくなってくる。 おかしくなって、やがては虚しい。 合併特別委員会の議案審議は結局この部分に触れず終い。報道機関が傍聴していたのでお行儀が良かったと言うことか。20分ほどで終了。 本会議。合併議案についての反対討論をする。 今年の6月議会での私の一般質問に答えて、市長は新市建設計画は自前で作ると大見得を切ったじゃないか。それが何でこんな予算が出て来るんだ と言ってやった。
けれど気持ちは晴れない。むしろ 虚しいだけだ。 議案賛成者20名。反対4名。 任意協議会予算の時よりも反対が1名増えたのが救いかな。
次の仕事が待っている。 12月議会での質問項目が、自分の中では既に決まっている。
2002年09月23日(月) |
巨大企業の小の取り込みについて |
昨日と今日の2日間開催されていた フェア に行ってみる。 昨年までは、市内の結婚式場の会場を借りて開催されていたイベントを、今回はこの企業の工場内を会場として開催している。 2日間天気も良かったから大勢の人出で、試みは成功だったみたいだ。 イベント内容で昨年と大幅に変わった事は、その規模の大きさに言い尽くされるだろう。昨年までは、ただ単にこの企業の製品を売り込むだけの内容だったものを、市内外の他業種を取り込み、一大物産フェアに衣替えし、釣り堀までも用意して家族連れも取り込む周到さだ。 この企業、最近は業績不振でリストラの話ばかりが聞こえてきて、イメイジダウンが否めなかったものを、ここぞとばかりに払拭する狙いも見え隠れしている。 昨年までの陣容に加えて、工場従業員とおぼしき人達も多数見られるところをから推察するに、企業と組合あげてのイベントの様相だ。 さらに関心した点は、昨年までは来場記念品を用意して、お客の足を会場に向かわせていたものを、今回の来場記念は300円の金券とし、物産コーナーの購買意欲をそそらせる手段としている事だ。 各家庭に物はいくらでもあるから、なまじっかな来場記念品では人が動かなくなった。そこで金券となったのだろう。 物産コーナーの方々の顔ぶれを見て回ると、市内の中小企業・商店の方々が多く参加している。この方達にとっても、巨大企業の集客力をもって商売繁盛となれば、この手を逃す事は無いというわけだ。 つまり巨大企業と小企業が共存共栄の道を歩んでいるとの光景です。
そこで私の取った行動は。 別に欲しい物も、散財する小遣いも無いので、300円の金券で100円の甘納豆を3袋もらい会場を後にする。 市内の行きつけの店2箇所で予定していた買い物を済ませ帰宅。
田の畦の草刈り少々。庭の草引きと庭木の剪定少々。 夜。明日の議会で追加提案される予定の「合併法定協議会設置予算」についての反対討論文章の作成。 家内は「大地の子」ビデオを3日間で見終えて、言った言葉が、「ああ感動の3日間だった。」 この楽天症は天然だね。
2002年09月22日(日) |
あるHP上に掲載されていた私の文章。 |
このところの寝不足を解消するためなのか、目覚めは10時過ぎている。 金曜日の議員ソフトボールの練習と、昨日のため池の堤防掃除がこたえているのか、身体の節々が痛い。 よたよたと起きあがり、顔を洗い、身支度を整えて、中学校の運動会見物に出かける。一番下の子と既に中学校に出かけている家内と合流。 朝食と昼食兼用の食事。部落別のテントの中で食べる弁当は美味ですね。 中学生の息子は、9月はじめの部活中に、右足小指付け根部分を「若木骨折」。医者から激しい運動を止められているので今回の運動会は見学です。 先生から割り振られた役割は「総監督」とのことだったが、活躍のほどは・・・。 出た種目は、部活紹介でグランドを一週しただけだったけれど、あれこれと動いている息子の姿を遠目に見ているだけで、親は満足。 秋の夜長。 下の子は、昼間は中学の運動会にお付き合い。お菓子やジュースにふんだんにありついて満足したのか、早く寝てしまった。 真ん中の子は、あまり疲れた様子も見せずに食事を済ませ、マンガを読んで寝てしまった。明日は休みだけれど、部活が8時半始まり。新人戦を控え、見学だけだけれども早く出ていくんだって。 上の子は、チロルの森であった「ロックライブ」に行って遅くに帰ってきた。 今、ブレイク中の「ジャパハリネット」とかいうお目当てのバンドを聞いて大満足の様子。ここぞとばかりに、「HP修正してほしいところがあるんだけど」と頼んでみると、「うん良いよ」と二つ返事が返ってくる。ヤッター。気の変わらないうちに書き出しとかないといけない。 家内は、秋の夜長をビデオ鑑賞で過ごすと決めたのか、昨日から「大地の子」ビデオを見ている。今日は行き別れの妹と再会し、死に立ち会う場面。 このビデオはもう何回も見ているはずなのに、鼻をズルズルいわせている。 私は、西条市内の出来事情報の収集を兼ねて、方々のHPを開いてまわる。 ある企業のHPを見ていて、私の一般質問文章の引用が掲載されているのを見つける。 98年3月議会での質問項目に取り上げた「ISO」についての文章。 その当時この企業は、西条市内では他に先駆けて「ISOー9002」の認証を取得していたので、飛び込みで話を聞かせてもらいに行ったのです。 それを機会に知り合った取締役さんとは、以後数回お目に掛かる事があり、その度に西条市内の出来事での気付いたことを話してもらっていました。 「ISO」の説明を受けた御礼として、私のまとめた一般質問文書と経過報告の コメントを送っていたのだが、HP掲載文章はそこからの引用です。 もう4年も前の事で、正直な話もう忘れていた事だった。 久しぶりに自分の文章を読んで、質問してから後のケアが十分には出来ていない反省もあり、何だか面はゆい気分だった。早速メールを入れておく。
他、2箇所にメール発信。皆さんそれぞれに活躍している。 西条はまだまだ元気だね。
2002年09月21日(土) |
日本の古典文化は高校生に受け入れられるか |
娘が通う高校の文化祭で、芸術鑑賞会として「狂言の世界」という催しがあるというので、家内と一緒に出かける。 狂言二題。出し物は「萩大名」と「棒縛り」。シンプルな分かりやすい内容の演目。上演時間は解説も入れて1時間10分。 高校の体育館を埋めた高校生に、はたして日本の伝統芸能は受け入れられただろうか。 舞台上の演技に注目しながらも、高校生の鑑賞の様子を見ていると、理解が十分じゃないように感じる。 これなんじゃろかという顔。居眠りしている顔。じっとしておれずに身体がゆらゆらと揺れている子。見てはいるが顔に表情が無い子。 日本の多くの家庭では、芸術鑑賞に子供を連れていく親は多くはないようだ。そのような環境で大きくなって来た子供達のために、幼稚園・保育園の段階から様々な芸術に触れる機会を持てるような努力はされてきた。 そのような経験によって、子供達の情緒が豊かになり、人間形成がより良い方向に行けば企画した者の努力は報われる。 しかし、なまじっかな与え方をすると、文化とは・・・ましてや狂言とは何だか退屈な訳の分からない代物だ。というな印象を持ってしまい、これからの長い人生の中でかえってマイナスとなってしまうこともある。
最近の傾向として、わりと手軽に鑑賞することが出来る狂言鑑賞会は多い。だが、私はそのような安直な公演形体は、日本の古典芸能発展のためかえってマイナスとなるように思う。 狂言という芸能が発展してきたのは、「能」という芸能の間で演じられるように作られているからだ。 「能」という見方によっては誠に退屈な演劇の間で、軽く20〜30分演じられるから面白いのであって、能の公演を離れたところでの狂言だけの鑑賞は、その魅力が半減してしまうように思う。 狂言の世界の方がテレビに顔を出す有名人が多いから、そのような人の狂言公演は会場がいっぱいとなる。だが、そんな鑑賞者が「能」公演を見に来てくれるかというとそうじゃあない。 西条市総合文化会館がオープンして今年で6年目となるが、「能」鑑賞会は一度も無い。 長く受け継がれてきた古典文化に触れる機会がこうも少なかったら、若者に理解される事を望むことは出来ないね。 久しぶりの、折角の狂言鑑賞だったけれど、観賞後の気分はさえないものとなった。
2002年09月20日(金) |
議員任期延長特例が無くても合併したいですか |
連日目が行く新聞コラム「えひめ市町村再編」。今日はおもしろい記事が掲載されている。東宇和・三瓶法定協議会「新市議員定数31に」ということで、合併予定の旧区域ごとの選挙区での選挙を、合併後即実施するとの事だ。 賢明な選択だと思う。
とある町の話。 町長・議員さんら合併はどうじゃろか。 議員・そうじゃのお、ようわからんわ 町長・交付金減らされてこのままじゃあどうにもならんのよ。 議員・どっかに補助金の口はないんかね町長。 町長・国も厳しいけん、合併せんかったら補助金もやらんいいよるんよ。 議員・合併したらそんなにええ事があるんかい。 町長・ほうよ。ええよ。あんたらも町議で一生終わるよりも、 合併したら市議さんぞよ。任期延長特例つこうて市議になって、 歳費があがって、次の選挙にでんかったら年金丸取りじゃろが。 孫にも小遣いのひとつもやれるぞ。 議員・ほうじゃのう。市議会議員か。それもええのう。合併賛成じゃ。
とうい話があったとか無かったとか。
西条が合併しようと準備している2市2町の議員総数は80名。 こんな数で何が話せるのだろうね。市民の批判の的だよ。 仮に任期延長特例を使わず合併即選挙で行けば、定数34名。 西条選挙区定員17名。東予選挙区定員10名。丹原選挙区定員4名。小松選挙区定員3名。 ということになる。 さて、議員さん方、議員任期延長特例が無くても合併したいですか。 だれかアンケートでも取って公表すればいいのにね。
朝から24日の議会最終日に向けての資料の整理など。 自治体合併に関する資料をまとめ、市民に対する行政側からの情報提示が十分かどうかを検証し直す。 十分なワケがない。協議会が出来ましたというような事実関係の提示だけで、市民生活に関する影響については何ら行われていない。 新しい町を作るための夢や希望などというものは、この際必要無いとでも思っているのだろうか。こうマニュアル通りに進められると、そう疑いたくもなる。 気分を直して、メールの発信や文章作成。 一段落したところで、畑一枚をトラクタ耕運。前々から調子が悪かったトラクタは近々修理に出さないといけないようだ。 修理代金でお米の収入が飛んでしまうだろうなあ。残念だが仕方がない。 農作業を終え、祭り準備の庭木剪定をしていたら、総務企画委員長から電話が入る。議会最終日の委員長報告の打ち合わせを明日やりたいとのこと。 幸い、当番に当たっていた共同水源の水当番が中止となったので良かった。 夜。隣部落の小さな祠のお祭りに、大谷太鼓台からのお供えを持っていく。顔見知りの方がいて引き留められ、お下がりをいただきながら世間話。 隣部落だが、普段あまり話をしたことが無かった方達も加わり、しばらくの時間話し込む。 市政に対する部落内の要望などもいろいろ聞かせてくれて参考になった。 暑く無し、寒く無し、秋の夜長。 胸襟をひらいて話し合った帰り道、酔いがまわって火照る顔に夜風が気持ちよかった。
2002年09月18日(水) |
伊勢市 西条市災害時相互応援協定 |
13日の総務企画産業委員会で結論が出ていなかった、伊勢市と西条市との災害時相互応援協定について協議会を開催する。 委員の皆さんからの意見は、こういう協定を結ぶ事に異論は無いけれど、はたして効力を発揮できるのかはなはだ疑問だとの声。 伊勢市とは「伊勢音頭」を通じての民間レベルでの交流が盛んで、その延長線上にある今回の協定調印だろうけれど、その他にも実効ある災害時協定は多数あるはずだ。そのような包括的な体制整備の中から、今回のような協定調印が出てくるのであれば良いが、イキナリこれが出てくるから判断に迷う。とおっしゃる委員もいる。 私の部落は太鼓台を持っているけれど、戸数も少ないので祭礼運行中心で、ましてや他地域に遠征したことなどは無い。だから西条市の中心地の方々の、伊勢市との交流についてもいわば「蚊帳の外」的な感覚しか持っていないのが現状だ。
以前、東京で開催されたフォーラムに西条市議3名で参加していたとき、参加者名簿からか見いだしたのか伊勢市の議員6名ほどが大挙して挨拶にこられた。 「いやー西条さんお世話になっています。伊勢市にだんじりや太鼓台を持って来ていただいて。」この前はあの人お会いしました。元気にしていますか等々。 それは熱心な挨拶だった。 西条に帰って議員仲間にその話をすると、「伊勢市は観光で暮らしている人が多いから議員はみんな外へ出たらああなんよ。神社とはお付き合いをしない公明党の議員さんでも、伊勢神宮の宣伝をしないと伊勢ではやっていけないんだって。」 との事だった。
そんな事を思い出しながら、委員の皆さんの話を聞いていたら、「まあやりたいんならやればいい」と言うことで協議会は収まってしまった。 今回の協定調印の話も伊勢市側から持ちかけられたそうだ。 たくましきかな、その地域意識。 西条市としても見習うべき積極性だと思う。 協定調印式は、祭りも近い 10月10日 とのことだ。
2002年09月17日(火) |
日本人拉致問題。法治国家としての尊厳は |
TVは朝から、小泉首相の訪朝を特集している。 いろいろ用事を片づけていて、昼間は見られなかったが、仕事も一段落した夕方からの報道を見て呆然とする思いだった。 日本人拉致問題。 25年も行方しれずになり、朝鮮にいるらしいと判ってからの、家族の問題解決を望んで待ち続けた日々。 それが、突然の首相訪朝が決まり、今日こそはとの期待に高揚した顔。 だが、一転、死亡が確認されたと判ってからの記者会見に臨む苦痛に歪んだ顔。 涙無しには見られなかった。 日本は法治国家のはずだ。それが何故、自分の意志とは違う状況の下、異国の地で人生を終わらなければならなかったのか。 長く続いていた東西冷戦の犠牲者として、国は、拉致された方々の苦労に対して報いなければならないと思う。
伝え聞くところによると、今回の急転直下の首相訪朝決定は、相手国の経済状況の悪化による、国民生活の困窮が大きな要因らしい。言わせてもらえば、日本国外交の成果として、今回の問題が打開されたのでは無いということなのか。 今回の首相訪朝が大きな成果があったことは素直に認めるが、心の中に大きなわだかまりを残している。
日本は国を守るとの名目の元、何兆円もの防衛費を使ってきた。しかし、そんなものは日本人一人の自由を守ることに何の役に立ったと言えるのだろうか。 折しも日本は今、戦争をするための法律「有事3法案」を制定しようとしている。 経済政策の失敗から、国の全てががたがたになっている時期に。 私は、日本の一地方の吹けば飛ぶような一政治家だけど、大きな流れに棹さしても、嫌なものは嫌だと言い続けなければならないと、改めて思い起こした一日となった。
2002年09月16日(月) |
検討と健闘。入力ミス。 |
昨日のため池掃除と水田の草取りがこたえている。朝から節々が痛い。 予定が無いので、家の回りの片づけや、資料の整理など。 HPの検索や掲示板への書き込みで日が暮れた。 内子町の町議さんのHP掲示板に投稿したのだが、削除用アドレスを記入しないままに入力してしまった。あとで読み返して 健闘のところを検討 と入力ミスしている事に気づいたが後の祭り。 これで、HP上に2箇所めの入力ミスが存在する事となってしまった。 PCは、私のような組織も資金も無く使える時間も限られている者にとっては、まことに便利な道具だ。しかし、クリックひとつのミスが、世界中に永遠に恥をさらす事になるのだからコワイ道具でもある。 PC画面を見つめながら、ただため息を付くばかり。
夕方になって2週間ぶりくらいの久々のまとまった雨。これで秋野菜の種が蒔ける。 夜半、依頼の手紙を一通。 祭礼のお知らせ文章を途中まで書き進める。仕上げは明日。 今日は悪い夢を見ませんように。
2002年09月15日(日) |
祭礼の季節。だが浮かれすぎると |
朝8時から、灌漑用ため池の堤防と水路の掃除。10名出席。 去年と今年の2年間、世話人の役回りなので、気を使います。 11時半で終了。 小学校で開催されている小学校区の敬老会を覗きに行く。 お目当ては、一番下の子の「麦畑」の踊り。部落の敬老会の時のアトラクションを、今度は100人からのお年寄りの前での披露です。 それでもあがりもせずに上手くこなし、舞台の上用の振りも上手く決まった。 見ているこっちの方が緊張する。 昼食を済ませ、久しぶりに水田に出る。 頭を垂れだした稲穂をかき分け、ヒエ取りです。稲もこれだけ大きくなって取り入れ間近となると、ヒエの一本や二本「どおってことはない」のだけれど、黄色い稲穂を付き抜けてヒエが顔を出していると、百姓として格好が悪くてそのまま放っておけないのです。 途中、久しぶりの雨。下半身づぶ濡れでの作業。 午後7時から、玉津公民館で祭礼太鼓台運行許可証交付の説明会。 西条警察署からの説明を、各部落の責任者が聞く。が、この様な趣旨の会議は今回初めての事で、各部落対応がまちまちだったようでトラブルがあった。 太鼓台を運行する各部落の者は、長年慣れ親しんだ自分達のやり方にプライドをもって臨んでいるのに、そこえああしろこうしろの指示が出てくると、カチンと来る者も出てくる。それが若い者だけではなく、いい年をした中老が一番に頭に血が上るのだから。祭りは男の本能を呼び覚ます。 8時には流れ解散みたいになってしまった。 直ぐに部落に帰り、8時から開催の太鼓台運営委員会に出席。 今回の会議は、前回に案が出ていた太鼓台運行役員の依頼状況の確認とその他準備状況の確認。その他、警察へ提出する申請書類の準備の確認等。 毎年やっていることなのにいろいろと話が出て、わいわい騒ぐのも祭礼の前景気付けだろうな。 それは、西条中何処に行っても見られる光景だろうと思うね。 けれど、若い方からの言葉に腹を立て、会議の途中で席を蹴るような大人げない事は願い下げだ。ましてや警備のトップともあろう人はね。
明日予定されている灌漑用ため池掃除の準備。 草刈り機用の混合油を購入。参加者に配る飲食物の準備。など。 議会関係の資料の整理や、家の回りの片づけ等。 夕方、「松山市民劇場」鑑賞会参加のため松山へ。 今回の作品は劇団前進座の歌舞伎「三人吉三巴白波」。 日本での歌舞伎公演は松竹と前進座の二つしかないが、松竹歌舞伎は公演場所が限定されていて「市民劇場」の鑑賞会にはかからない。 前進座の発足は、その昔松竹歌舞伎で目のでない若手が別れて結成したことに始まるそうだ。 その伝統を受け継ぐ前進座には、松竹ほどのメームバリューは無いが、歌舞伎の演目は一通り揃えている。 今回の「三人吉三巴白波」は「月も朧に白魚の・・・」の台詞が有名な演目だ。 出だしから、セリフがゆったりと流れていく。そのセリフの仰々しさに何だかイライラしている自分を感じる。 アレー。私は歌舞伎が好きだったハズなのに、なんでこんなに苛ついているのだろうと自問自答してみる。 前回の歌舞伎鑑賞は同じく前進座の中村梅乃助主演による「魚屋宗五郎」だった。 この演目は1時間半ほどの公演で、前段に歌舞伎舞踏があったので、華やいだ舞台だった。それに、大向こうからの声を掛けるつもりで緊張していたせいもあって飽きなかったのだろうと思い出した。 それが今回の三人吉三は3時間の大作。 後半になって、はたと気づいた。 それは、私のリズム感が16ビートに馴れているということだった。 社会のあらゆるもののリズムが、あまりにも早く刻みすぎる。それにいつの間にか馴らされてしまって、歌舞伎の流暢な台詞回しが遅く感じてしまうのではないのだろうか。 そんな事に気づいて、思考回路の回転数をスローモードに切り替えてみる。 でも、ダメだった。 今週5日間の議会での議案審議での緊張感は、私の思考回路を、言葉に対して如何に早く反応し、自分の考えを即座に組み立てるかとの部分だけを集積しているようだ。 そんな緊張感をほぐすための歌舞伎鑑賞だったはずなのに、帰りの車中でも悶々としたままだった。 直樹のチェロの音色を聴いている時には、精神がゆったりと解き放たれるような感覚を覚えたのに、三味線や太鼓の音とともに聞こえる浄瑠璃の声には反応しない。
けれど日記を書いていて、それが今の私の思考なのだと、素直に自分自身の感覚を受け入れる方が自然なのではと結論づけた。 なのだから、感想文には決してつまらなかったとは書かないこと。 良かった部分を思い出して、その事を書くことに気を配ること。
2002年09月13日(金) |
総務企画産業委員会 議案審査 |
9月議会 総務企画産業委員会での議案審査。 9時から現地視察。12月22日に今年初めて開催予定の「スノーカーニバルin石鎚」の開催場所である、「石鎚スキー場ピクニック園地」と大保木公民館周辺地区の簡易水道敷設予定地の計2箇所を見て回る。 この時期の石鎚は下界の喧噪を離れ、わたる風も心地よい。 だがそれも、仕事でない時の話。皆さん後からの嵐を予想してか、何だかよそよそしい雰囲気でだ。 議案審議は13時から。 のっけから審議が止まってしまう。 3月当初予算で承認されていた案件を取り下げて、予算の減額をし、別の物件の修理予算として今回計上している件。 私も気になっていた商店街のアーケード改修の補助金について。 午前中に現地視察した「スノーカーニバルin石鎚」について。 計3件について担当課長では答えられなくなって、理事者の出席を求める。 商店街アーケードの件については、別の議員も疑問を呈した事だが、予定修理箇所に連続する商店街でのアーケード修理との整合性が分からないと言うこと。 今回の事業は、国の商店街活性化事業採択の内示を受けての予算ということで、 全工事費用は1400万円。内、国県市がそれぞれ4分の1づつを補助し、地元負担が残り4分の1とのことだった。 疑問点は隣の商店街が全て自前で修理しているのに、すぐ隣の商店街が多額の補助を受ける事だ。それも自前修理が7月にあって、すぐの9月に隣に補助がでる。 市民感情として疑念を持たれないよう、公平に事業が実施できるよう、地元への情報提供をどう実施して行くのかと聞いてみた。 市長は、月一度の頻度で商店街振興会との協議を持っているので、その場に持てるだけのメニューは提示しますとの答弁。 5時過ぎまでかかって終了。 最近の新しい事業の出し方が、緻密さに欠ける事が多いことを感じる。 何だか職員が仕事に対して萎縮しているように思えてならない。
返事が遅くなっていたメールの発信や、HPの検索。 次の仕掛けに取りかかるけれど、実現までには時間が掛かりそうだ。
2002年09月12日(木) |
建設消防委員会傍聴 新四国の道は住民参加 |
朝から大忙し。 太鼓台運営委員会の開催案内を配布。 FAXをひとつ入れて、フォーラム講師の紹介を依頼。決定までには、かなりな手間が掛かりそうだ。 昨日、作成した文章を依頼者に届ける。喜んでもらえた。上手く行くようにフォローはしとかないといけないようだ。 11時から、議会で明日の委員会の打ち合わせ。昼過ぎまでかかる。 一度帰宅。部落内での葬儀に参列。 再び議会へ。建設消防委員会の傍聴。 国土交通省が提唱し、四国工事事務所が管轄する「新四国の道」建設予算は面白そう。 西条駅を基点として、「うちぬき」水を巡る、周遊コースへの看板設置と道しるべの設定のための予算だが、この看板や道しるべの建て方などを地元の協議会に諮り、その意見を採り入れて設置するとのことだ。 私の一般質問に答えて市長は、住民参加にはあまり熱心では無い答弁だったが、国や県が実施する事業へは既に住民参加の観点は挿入されている。 自分は新しい視点を取り入れるつもりが無かっても、外からはどんどん入ってくるという事のようだ。面白い。 3時終了。 アーケード改修について担当部署に行ったが不在。地元を歩いて見たが、やはり納得いかない。 帰宅し、裏の田のヒエ取りを少し。首筋をあちこと藪蚊に刺されてボコボコだ。 入浴し食事を済ませて、一月ぶりの「絵手紙教室」に参加。 3枚できた。出す人を頭に描いて図柄を考えるのだけれど、なかなか浮かんでこない。だが、このところの精神的な疲れを癒すには十分な時間だった。 さて、明日はもう一勝負だ。 プロバイダー側のメンテナンスでHP掲示板が1週間ほど開かなかったが、今日復旧した。こちらへの書き込みで、色々な意見を聞きたいのだけれど・・・。私から仕掛けないとダメなのかな。
2002年09月11日(水) |
平成14年度9月議会 一般質問 二日目 |
昨日に引き続いて10時から一般質問。 昨日の質問、地下水保全条例の制定について・線引きの廃止と町づくりについての答弁から入る。 地下水保全条例は、庁内で既に委員会を組織し、「たたき台」作りに取りかかっているとのこと。できれば平成15年3月議会には提出したいとのことだ。 西条市の地下水を保全するひとつの根拠が出来ることになる。 中身を見てみないと絶対とは言えないが、これは評価に値すると思う。 線引きの件。市長は廃止を主張している。 だが、12区分の用途地域指定は拡大し、新に都市建設計画の網を被せば、線引きを廃止しても地域の形体は大幅には変わらないように思う。 市長自身が、その効果が出てくるのは、長年を要すると言っている。 市街化調整区域で家が建たないから住民が減ってしまうと思いがちだが、農家の長男でも親と一緒に住むのがイヤで、町の中心部に家を構える事があることを考えれば、何処にでも家が建つようになったからといって周辺地域の住民が増えるとは思えない。 線引き全面廃止になったところで、市長が鳴り物入りで主張するほどの効果は出ないと思う。 次 ひうち会館の運営状況・市民一斉清掃についての質問。 ひうち会館は「持ちも下げもならん」という状況になりつつあるね。 一斉清掃の質問なら、条件闘争をして答えを引き出す方法があったかな。 次 加茂川水利権・国道11号から古川橋までの幹線道路建設について。 大保木発電所が取水している契約の更新が平成19年に迫っているが、それに臨む姿勢を問う。自然公園法の規制の中に入っているので、放流量の一定量は確保できるとの答え。 加茂川の流水量確保のため大きく前進だろう。 幹線道路の件は、いかに前の人が地元と覚え書きを交わしていようとも、現在の農地状況や公共事業の見直しが進んでいる中では、はたして必要なのかと疑問に思う。市長はやらなにゃならんと言ったけれど。 最後9人目 救急救命業務について・子供の読書運動について・オストメイト(人口肛門装着者)対応トイレの設置について。 今議会一番の良い質問だったと思う。 救急救命業務の今日的課題がよく解り、それへの答えもちゃんとしていた。 オストメイトという言葉は初めて聞いたが西条市に51名おられるそうだ。公衆トイレを順次対応型に変えていきたいとの答弁があった。 子供の読書運動については、私もこれまでに度々質問してきたが、答えは全然進展していない。その場が済めばいいという、西条市教育委員会の病巣がかいま見られる。14時43分終了。
帰宅。 委員会審議の資料調べをする。一点。商店街のアーケード整備事業補助金が心に引っかかる。詳しく調べてみないといけないな。 太鼓台運営委員会お知らせ文章の作成。 生活道路の改良の件で以前に関わったところが上手くいかず、じわっと逃げていたところと又関わり合いになってしまった。 関係者が家内と会って話をしたそうで、無視するわけにもいかず、自宅を訪ねたのが運の尽き。上目使いの目に負けてしまい文章作成を引き受けてしまった。二時間ほどかかって仕上げる。 今日は缶ビールでも開けて、高校の運動会の成果でも聞こうと思っていたのに、明日にお預けだ。
2002年09月10日(火) |
平成14年度9月議会 一般質問 一日目 |
10議開会。 まずトップバッターは西条市議会きっての論客です。 ・市町村合併問題・住民基本台帳ネットワークシステム・雇用情勢についての質問。 市町村合併問題は、将来にわたる財政の面から問題がある。任意協議会では実質何が協議されたのか。対等合併ということと、合併の日取りが決まっただけならば、先に結婚式の日取りだけ決めて、後は何も決まっていないということだとの指摘。 住民基本台帳ネットについては、個人情報保護への疑問がある点を指摘。理事者より西条市個人情報保護条例制定の準備をしていますとの答弁。 理事者対応は、遅きに失するきらいあり。 次 第2期介護保険計画の取り組みについて。 介護について精通している方の質問。様々な観点から、西条市独自のサービスを引き出そうとするのだが、理事者は国の基準通りのサービスしか提示しない。 いわゆる上乗せ・横だしという部分のこと。 この部分での市独自のサービスUPを言うよりも、私は、健康推進活動やボランティア育成などの人的財産の部分への投資を充実させるほうが重要と思う。 現にタクシー券配布事業での配布枚数が760枚で、内、利用が28%というのはどうかと思う。行政が折角サービスを提供しても喜ばれないのならハテナだ。 3番手。私。 思っていた通り、議論がかみ合わない。 西条市の住民参加は、まだ光すら見えないというところだね。 内子町の「新自治会制度」は行政主導だと言い放つ人には、その見方は違うといっても聞く耳を持たないようだ。 次。早く終わった。 次 戸籍事務の電算化について。合併までには完成したいとの答弁。 私は、昨年の会派研修のテーマにこの問題を取り上げ出雲市で研修したが、その時思った事は、如何に人件費を安くあげるかが、経費を抑えるポイントだと思った。 ハードもソフトもシステムに要する経費は今日日だからしれたもの。このシステムへの情報入力の経費が一番大きい。戸籍簿とにらめっこでシステムに入力して行くのだから。それに出雲では除籍から入力した方が安く上がると言っていた。 そこのところをよくよく詰めておかないと、業者の言いなりの料金を払う事になる。ましてや、来年になって合併問題でバタバタしている時には「やっつけ仕事」になるのだから。 5万9千人の西条市でのシステム構築にかかる費用は2億8千万と答弁したが、8万6千人の出雲市では1億7500万円で出来ている。 チェクが甘いと、こんなにも違うものかと、出雲市での研修データを引っ張りだしてビックリした。 質問して、良い回答が出たからと、それでOKなら議員活動の半分しか出来ていないと感じた。 自分自身の議員活動も、もっともっと厳しさを持って望まなけらばならない。 「総合的な学習の時間」についての質問。新しいものは出ない。 次 地下水保全条例の制定について・線引き廃止とまちづくりについての質問をしたところで、延会宣言。
2002年09月09日(月) |
平成14年度9月議会 質疑 |
平成14年度9月議会 質疑 4議員が議案に対する質疑を行う。 それぞれの内容と聞いた感想。 市道3路線の認定について。 国道194全線改良工事の完了に伴って、市に譲り渡される旧国道を、市道として認定する案件。この3路線はいずれも山間部に位置する道路であり、新国道が完成している状況においては、地元住民の利用以外に使用することがまれとなる道路です。 そういうところから、はたして、全ての道路をこれから維持していく義務を負うことを承知で、譲り受ける必要があるのかとの疑問です。 そんなところからの質疑でした。 この路線の一部分では、市が引き取らずに廃止になっている路線があるので、疑問点は無くはないようです。 担当の答弁は、194改良期成同盟会での活動を通じて、国道改良を要望してきた観点から、改良後の旧路線は引き取る約束があるため、問題箇所を改修してからの引き取りを了解しましたとの事です。 この路線は、通行量を見ながらいずれは廃止することもあるのではと感じました。 一般会計補正予算の中からは、 総合福祉会館整備事業費・要介護認定システム等改修委託料・障害者福祉サービス支援費制度移行事務費・スノーカーニバルin石鎚開催事業費補助金・東部公園給水施設設置事業費、の5点が質疑されました。 ・総合福祉会館整備事業費4229万円は伊予製紙跡地へ福祉会館を建設するための設計委託料です。 建設費16億円を予定している、この福祉会館の計画図を見た限りでは、3階にプールを設置していることや、アクアホール、水辺テラスなどの設置などは疑問と思うところが散見される。 プールなどは、新居浜にあるから西条にもという観点ではなく、市民の利用をどのように想定して、との観点からの整備なら異論はないのですが。 水辺空間とのマッチングを考慮しての設計ですとは説明するけれど、木材テラスなどは後の管理に多額の費用を要するように感じます。 ・要介護認定システム等改修委託料735万円は、介護認定のコンピュータ処理のシステム改修です。国からの流れで全国一律に改修されるものです。国費半額補助。 私は、このシステムの稼働状況を見たことがないので、一度実際に現場を見ておく必要があると思っています。 ・障害者福祉サービス支援費制度移行事務費18万8千円は、障害者福祉サービスがこれまでの措置制から利用者が選択する契約制となるための準備費用です。 ・スノーカーニバルin石鎚開催事業補助金300万円は、今年12月22日に石鎚ピクニック園地で初めて開催されるイベントの費用です。 観光事業として開催する事に異論は無いけれど、開催費用325万円の内の300万円の補助というのは、大盤振る舞いの感があります。 議会内の一部に、現場からの積み上げでない、急に降ってわいたイベントみたいだとの指摘があります。さて、どの様な経緯で開催が決まったのでしょうか。 ・東部公園給水施設設置事業費108万1千円は、東部公園へオレンジハイツ簡易水道から給水菅を引いてくるための設計委託料です。 前々から水道施設の不備を指摘されていた東部公園ですが、現在この地域一帯を包含した「東部上水道計画」の計画設計がされている時期に、あえてこの部分だけを先行して実施する必要があるのかとの疑問があります。 公園利用者に一日も早い給水を実施するため。と理由付けを出来なくはないのですが・・・。 1時半には終了。 その後、委員会審議についての打ち合わせ。
帰宅。ため池の堤防掃除の案内配布。 一般質問の文章修正。付帯資料の整理。 現在夜中の3時。明日は一般質問があるのでこれで寝ます。
6時起床。 共同水源の水管理当番。11時半で終わらせる。残り2日になった。 待ち時間の間に、一般質問の文章を仕上げる。読み返してみたがどうも気に入らない。もっと説明文を加えないと聞いてても意味不明だろうな。 部落の敬老会出席。 一番下の子のアトラクションの踊り「麦畑」は良かった。出場二人のコンビも良く、ピッタリだった。なんと15日にある小学校校区の敬老会にも呼ばれているんだって。何時の間に話がまとまっていたんだろう。 2時でお開き。 文章修正。気分転換にHPを見たり、メールを打ったり。 夜7時半より自治会の役員会出席。 9時半帰宅。 ため池の掃除のお知らせの文章作成。渇水で貯水率が落ちているので灌水をしばらく中止する事を、耕作者の皆さんに図ってみる。 質問文章の修正をするのだけれど、いいアイデアが浮かんでこない。 明日は議会の質疑がある。 多分、明日中に質疑が終わるだろうから、質問文章の完成は明日にしようか。 めいっぱいの日曜日だった。
2002年09月07日(土) |
四分の三出来た。あと一項目だ。 |
ここ数日の寝不足で、身体が怠かったので今日は思いきり寝た。 起床は昼の時報が鳴っている頃だから、10時間ほど寝たのか。 お陰で、体調良好になった。 そこで、PCに向かい資料の検索と、一般質問の文章作成。 昨日データ整理していて見つけて興味を持った、三重県のHPを開いてみる。パブリックコメントの内容が愛媛県のものよりも、格段に情報公開されていると感じた。住民からの意見や要望を整理し、その内容と対処方法までも掲示されていた。 つまり、聞き置きましたで止めるのではなく、この問いに対してこう答えましたとの双方向性が確保されているという事だ。 翻って、西条市の取り組みの後進性を痛感した。 一日PCに向かい、住民参加行政の推進についてとの問題で、 ・パブリックコメントへの評価と今後の展望について ・住民施工型公共事業について ・内子町「新自治会制度」への評価について の3項目まで文章ができた。 あと一項目 ・住民投票条例の制定について のみになった。 明日は、また早起きで水管理の当番がある。昼は部落の敬老会参加(来賓で) 夜は自治会役員会の予定。 自治会長より、農地基盤整備事業について、個別に回っていき、賛同者が増えていますとの報告があった。 地域づくりの実践活動となる事業なのだから、是が非でも実現したいものだ。 こちらの方は、まだまだ十分の一の道のりかな。
資料整理をしていて、北川正恭・三重県知事のインタビュー記事に目がいく。 その中の言葉。
要求することが民主主義だという住民の錯覚、それに対して打ち出の小槌を振り続けるのがいいと思ってきた政治・行政の錯覚を改めないといけない。 そのために必要なのが情報公開だ。
このフレーズは私の9月議会の質問論旨にピッタリだ。 質問文章のまとめも佳境に入ります。
夕方5時半から、西条市議会ソフトボールチームの練習参加。 9月28日に今治で開催される「東予6市市議会対抗ソフトボール試合」の練習です。 朝、どじって、足の指を柱にぶつけて内出血しているところが、練習していたら痛み出した。6時過ぎに途中で抜けさせてもらって帰る。 思い立って今治で開催予定の 直樹のチェロコンサート を聴きに行く。 開演30分遅れで、ウェーベルンから聴く。 演奏会を重ね、ピアノとの調和も佳境に入っているかと期待していたのだが、 だが、期待は見事に外れた。 理由は、演奏会を途中から楽しもうとした私の安易さが最大のものとしておこう。 今回の直樹のチェロを3回聴いたが、橘小学校体育館の演奏が一番だった。
2002年09月05日(木) |
出だしの文章が出てこない |
共同水源の水管理当番をしながら、一般質問の文章作成に取りかかる。 いつもの事だが、出だしの文章がまとまらない。 途中で眼科の診察に行ったり、資料の整理をしたり・・・。 市役所担当と話をした事を思い出しながら、2行、3行と書いては消し。 県のHPで住民参加のパブリックコメントの欄を検索したり、今までにため込んでおいた資料を読み返したり、新しくHPを検索し直したり。 最初の「まくら」文章がまとまったら、あとは通告項目通りにすらすらと文章が出てくるのだが、苦しい時間帯だ。 広げすぎると、お説ごもっとも、卓見を拝聴させていただきました、で終わるし、 条件闘争は面白くないし、難しいところだ。 質問の狙いは、西条市でまだ取り組めていない部分を、今後取り組むつもりがあるのかどうなのか。取り組むなら何時ごろか。ということなのだから、そこえ文章を持っていけばいいだけの話なのに、これが上手く行かない。 前回の質問文章では、この部分を前々回のおさらいで済ませたので、時間が掛からなかったのだけど、今回は、現状分析と先進事例の対比から紐解くことになるのでどの項目を並べるかに悩むところだ。
そこのところが上手く行かなくて、今日はあきらめて日記の記入に移ったのだけど、文章の並びを分解していたら、何だかストリーが見えて来たようだ。 良かった。良かった。 今日は早寝だ。明日に賭けよう。 いけない。明日は3つも用事が入っている。 PCの空き時間に娘にリンクの追加を頼んだのだけど、修正必要箇所多数。 いいさいいさ。親父の頼み事なんか面白くないのは分かっているさ。ぐれてやる。 どうぞ後勝手に と言われそうだからやめとこう。
日中は30度近くまで上昇していた気温も、夕暮れの訪れとともに下降線をたどり、夜半には扇風機のスイッチを切るほどになってきた。 家族それぞれに一日を過ごし、もう眠りに付いている。 午前中、一般質問の通告項目について、担当する事となりましたと1件問い合わせ有り。資料整理を少々。 昼過ぎ、思い立って橘小学校で予定されている直樹のコンサートを聴きに行く。 少々汗ばむ室温だが、開け放たれた体育館に時折流れる風は既に秋の匂いがして、 その空気と共に流れてくるチェロとピアノの音は、ホールの中で聞く音とは違った雰囲気を醸し出していた。 今日で西条で予定されている公演が最後となるので聞きたいと思ったのだが、6日に予定の今治演奏会も聞きに行きたくなった。 意識して押さえている 虫 が動き出しているようだ。まあ良いか。 事務所で、ひとしきり文化談義。 迷い犬騒ぎもあって楽しんでしまった。 公演のお礼にもらった花束が直樹から提供されているので、西条公演のお世話になった方に届けるメッセンジャーを務める。 こんな役は、こちらの心まで和んでくるから好きだ。 夕刻帰宅。 一番下の子が1人で留守番をしていてくれる。「お父さんチャオ買いに行ける」というので明屋書店まで一緒に出かける。帰りに凄く眠たくなり、家に帰り付いてから車のエンジンをかけたままリクライニングを倒していると、「お父さんエンジン五月蠅いわよ、外は鈴虫の声が聞こえるのに」と言って外に出ることをせかした。 マンガを読み、1人満足した様子で9時半には寝てしまった。 真ん中の子はTVを見ながら宿題をしていたが、付けているTV番組から流れている内容を見てみると聞くに耐えない内容。「くだらん」と言いながらチャンネルを回したが怒らなかった。 台所に緑色をした虫が飛んできたのを見つけ、これはいつまでも遊んでいた「蟻とキリギリス」のキリギリスだね、と、詞的な事をいっている。 その感性に親として感動してしまった。もう遊んでいられない秋なんだということをこの子なりに感じているのだろうか。 上の子にはショックな事件があった。運動会の応援練習だそうで、校外で遅くまで仲間で集まっていて制服を入れたバッグを盗られた。本屋の前で教科書の入ったカバンを盗られたのに続いて2度目だ。 娘にがみがみ言わない私を見て家内は、あなたちょっとはコワイ顔をしていてよという。だが、この子が「社会の中は善人だけじゃない」ということを経験して行くための授業料だと思えば、不注意を怒る気になれない。父親は娘に甘いね。
明日は、共同水源の水管理当番。 それをしながら一般質問の文章を書く予定。
短期コシヒカリを収穫している水田を見かける。実りの秋だ。
2002年09月03日(火) |
来た来た やっぱりコンサルタントか |
平成14年9月議会開会。 一般質問の通告は3番だった。一番の質問者と住民投票の項目が重複しそうだが、私は、市民参加行政の立場から「常設型住民投票条例」を主眼において聞くつもりだから質問に窮する事はないだろう。 平成14年度補正予算の提案説明のあと、平成13年度決算が提案される。 議会内に「決算審査特別委員会」を設置して審議する事を慣例にならい決定。特別委員10名が議長より指名される。私は入っていない。 閉会後、全員協議会。 第2期介護保険事業計画策定についての説明がある。年を追って高齢化が進むことが、この介護保険の認定者見込で明らかになっている。新聞報道などの通り近々介護保険料の値上げが見込まれる。 現在平均額3018円が、3200円ぐらいか。 続いて、自治体合併の全体スケジュールの報告。 質疑の中で議員より、「新市建設計画の策定はコンサルタント委託などと言うことは考えていないでしょうね」との質問。 市長は、少々の知恵はいただく事を否定はしませんと答えた。 これこそが「巧言を弄する」という行為のなにものでもない。 6月議会の私の質問には「新市建設計画は自分達で作ります。」と答えておきながら、合併に異論を唱える者が議会内で少数とみて、本音を出してきた。 法定協議会設置のための補正予算の中には、建設計画策定委託料が挿入されているということだろう。 この予算に反対する論旨が出来た。 この地域の将来構想に夢を抱いての合併推進だと言うけれど、その夢の部分を業者に委託して作ってもらうということは納得いかない。
予算提案者はどう説明するか。以下、その文面は
十分な住民意向調査を実施し、出てきた様々な意向を踏まえ町作りの専門的知識を有する経験者にまとめの部分を依頼。その知恵をいただく中から、協議会委員の皆様および議会の皆様の意見を拝聴し、より洗練された計画を策定。2市2町で開催する住民説明会に提示し理解を求めた後、新市となる各戸に配布。その様な手続きを踏まえた上で、合併協定書に調印する所存です。
と、こうなる。 はい、マニュアル通りの新西条市がタンジョーです。 こんな金太郎飴自治体の誕生に夢を描けと、私は市民の皆さんには言えないね。 合併は町作りの好機ですなどと合併推進を唱えるものは、新市の将来構想から、その構想を保証する財政計画・人員計画・組織図を自分で書いてから、皆さんこんな町をみんなで作りましょうよと言えばいいのだ。 それをする意欲が無い者が「合併は避けて通れない」などと最初から決めて係っている。
そういう偉そうな事を言うあなたはどういう提案をすの。と直ぐに聞いてくる者には、「私が議場の中でこれまでに発言してきたことが提案です」と言いたい。 まあ、面と向かって言って来る者はまだ見込みがある。
全ての日程が終了してから、一般質問の内容について担当部署と打ち合わせ。 今回は通告前に打ち合わせをしていなかったので、答弁書を書く部署の調整に手間取った。 夕刻、報道機関から「合併を考える会」のその後の動きの問い合わせ有り。 フォーラムをやりたいのだがいい人を紹介して欲しいと逆に依頼する。 いい知恵がいただけそう。
2002年09月02日(月) |
カウント1000UP |
9月だ。もう秋だ。 4月29日にこのHPを開設し、活動報告にURLを紹介して宣伝に努めたけれど、最初の頃は自分が開く回数しかカウントが上がらず、がっくりとくる日々を過ごしていた。 けれど、この8月にリンクがUPでき、文字の動きが加わってようやく それらしくなってきた ようだ。 そんなところから開設4カ月にして1000カウント達成です。 これからは、一般質問内容の問いと答え欄の設定。プロフィール欄の追加。リンクの追加。視察・研修内容ページの設定。大谷太鼓台紹介ページの設定などを考えているけれど、さて。 まあ、気長に見ていて下さい。
朝6時起床。共同水源の水管理当番を12時半まで。 13時半から小松町で開催の「第4回任意合併協議会」傍聴。 委員29名全員出席。西条市からの議員の傍聴は6名。住民の傍聴10名ほど。 議案は、合併の期日について 全員一致で平成16年11月1日と確認。 14時26分終了。 第2回の時に感じたような高揚感が無い。この2カ月、自分なりにやることはやったとの思いから冷静でいられるのだろう、と、冷めた自分を観察している。 次は議会だ。
一般質問の資料整理。
19時過ぎ、明日の直樹のコンサートのためチェロ台を東中に運び、ステージ上にセットする。今日の禎端保育園でのコンサートは良かったそうだ。 直樹を交えての食事会に招待される。
22時過ぎ帰宅してメールチェックしていると、神戸大学の先生から長文のメールが入っていた。私が進呈した資料を基に、西条文化事情とのレポートを書いたとの事。文章を読んで何だかおもはゆい気分。
一般質問通告書を書く。 「住民参加行政の推進について」との表題で4項目の発言要旨。
2002年09月01日(日) |
地域における文化施設の有り様は |
ここ数日 直樹とのふれあいを持つことで、しばらく遠ざかっていた文化面の事を考える機会が多くなった。 この方面の虫が動き出すと、元々の活動母体がここだから「のめり込んでしまう」ので、ブレーキを掛けながらの活動になっていることを自分で感じ、1人苦笑いをしている。 今日の地方紙に、県民文化会館周辺で予定されている「県文化交流施設整備構想」の事が特集されている。 この構想については、県のホームページにパブリックコメントがされていたので、私も思うことを記入させてもらった。今年の1・2月頃だったかな。 担当からは「提言をありがとうございました。構想に活かさせてもらいます」との返事がすぐに返ってきた。この面での情報公開は全国ランクが上位に位置づけされただけあって、進歩があったことを感じたものだ。 今回の特集記事の表題は、構想にあまり好意的とは言えない内容で彩られている。 文化施設という代物は、「あちらを立てればこちらが立たず」の面があるから、様々な人の意見を聞けば聞くほど、特色が失われ総花的になってしまうようだ。 不特定多数の人が使う施設としたら、その方が良いときもあるけれど、文化芸術性を追求しょうとする面々にとっては批判の対象としてしまいがちだ。 この記事を良い方の教訓として、県民に愛される施設が出来る事を望んでいる。
30日に、直樹のチェロコンサートを聴きに来ていた神戸大学助教授と知り合う。 彼からいただいた「芸術文化政策の国際比較研究」という冊子を拾い読みしてみる。彼の筆になる「ドイツの劇場の運営状況」の解説が興味深かった。 過去の歴史から学び、堅実な歩みを続ける国と、いつも場当たりな国の文化政策の違いを痛感する。
西条市総合文化会館も開館以来6年を経過するけれど、その運営について皆さんはどんなに思っているのか、全然声が聞こえてこない。 不況になって財布の紐が堅く、文化活動などに興味が無くなっているところからの静けさだと感じているが、折角の良いホールが悲しんでいるようだ。
台風一過。田の畦の草刈り少々。 家内は、直樹の練習の送り迎えなどで嬉々としている。 一番下の子は、早くに宿題を済ませていたので余裕。 真ん中の子は、12時過ぎまでかかって終了したみたい。スゴイ追い込み。 一番上の子に、HPリンクの追加を頼んだけれど無視された。 明日から2学期。
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