29日 午前2時過ぎ 隣人のしつこい呼び鈴でたたき起こされ、 「警報がなったので家中の電気を消すように管理室から連絡がありました。お宅の子供部屋の電気がついています。今すぐに消してください」 とのこと。のりひとの部屋のことだよ。
つけっぱなしで寝てたのりひとも悪いけど、まったくこんな夜中にどうしたこったい、非常識な。。。
で、それからしばらくすると、どぉーん、どぉーん、と爆音2発。 すかさず、パンパンパンパンと連続した破裂音。 午前2時半近くだったかな。
外が明るく見えたので、カーテンを開けてみると、マンションのすぐ近くのところで、オレンジとピンクの火花が空に向かって一方方向にいくつもきれいに弧を描いていました。間髪いれず発射して。
ひとしきり火花を見ていました。結構こういう点火の仕方って大変だろうな、準備周到にしたんだろうな、とか、下世話なことを考えながら。
でもロケット花火だけじゃなくて、ドカーンと打ち上げ花火はあがらないのかな。さっきの爆音がそうで、見逃しちゃったかな。何のイベントだろ、こんなみんな寝静まった深夜に。。。
と思いきや、市街地とは別の方角で、光と爆音、どーん、どぉーん。 いつもは街灯がともっているのに、そのあたり一帯、今日に限って真っ暗になっていました。へんなの。
いつまでもただのロケット花火をみていても仕方がないので、そのままベッドに横になりました。
で、翌日。昨夜の真相。 あの打ち上げ花火風の火花は、なんとなんと、高射砲の連続発射光だったそうです。
昨夜、タミル人反政府組織(LTTE)が、コロンボ郊外(←家のマンションの近く)の石油精製施設を空爆しようとして失敗。4発降下した砲弾中、2発が爆破。2発は不発。上空の爆撃機に向けて、家の近くの軍関連施設から高射砲を発射していたそうです。
なんてのんきに構えていたんだろ。ワタクシ。 今になってみたら、深夜に呼び鈴を押した隣人はなんて非常識なんだと思ったけど、今なら十分納得。郊外に家のマンションだけぽつねんと立っているから、目印になりやすいのだろう。
きれいだったけど、あれはロケット花火じゃなかったんだ。。。 高射砲なんて、見たことも聞いたこともなかったよ、昨日まで。
何も起こらなくてよかった。ニュースにもならなかったし。 でも、こういうことって知らぬが仏だったのかも。
2007年04月29日(日) |
もう、大変だったのよー。。。 |
この国、検便あるんだよ。すごい! 検便という響き、何年ぶりだ? で、金曜日は、検便と検尿を学校に提出する日でした。
もう、我が家は大騒ぎ。 検便なんて、今までに一度もやったことないもん。 割り箸でつまんで、フィルムケースに入れないといけない。 もー、ちゃんと自分でやんなさいよ〜、と見てみぬ振り。
でも、うちの馬鹿坊ちゃんは自分の排泄物をこねくり回す経験なんて初めてだから、ヒジョーに難儀している様子。割り箸の先っぽに茶色いものをちょびっとつけて、ママー、うまくできなよ〜!! といって、台所に入ってくる。
ぎゃ〜、そんなもん、ふりまわすな、まったくもう……といいながら、結局ママが二人分のうんちっちをケースに入れてやりました。
で。翌朝、他のママさんたちと検便奮闘記について語り合っていたら、みんな、新聞紙の上にブツを落とさせたそうな。
え?! 私、便器にぷっかり浮いてるのをとったけど、もしかして、それはNGだったのかな。
便器に繁殖している菌が検出されて、再検査とかさせられたらどうしよう。子供たち、思い切りショック受けるだろうな。これは学校に報告するべきだろうか。連休に入っちゃったし。雑菌が繁殖してたらどうしよう。。。
うはは。困ったもんだ。
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ワタクシ、金曜日からスカッシュを習い始めました。 (スリランカのテニスコートはすべて屋外。コートに立っているだけでしんどいし、思ったほど動き回れない。だからこれからは屋内スポーツ派になるの)
で、初対面のそのコーチというのが、ゴリラ体型のおばちゃん。 私もでかいけど、さらにでかくした感じ。ほとんど男みたい。
スカッシュのレッスン自体は、それほど難しいものではなく、テニスとはタイミングが違うけど、テニスができれば、誰でもできるスポーツ。
45分の打ち合いの後、最後の15分は、プラクティス。 何をするのかと思ったら、ハードな体力づくり。
コート内ダッシュ。前向きと後ろ向きとサイドステップと、腕立て腹筋、ストレッチその他、もろもろ。マンツーマンで思い切りしごかれてしまった。
でさぁ。スカッシュコートって、ガラス張りでしょう? つまり、自分が走っている姿がいやでも見えちゃうんだよね。
自分の走っている姿が見えて、思わず、う、う、うそだー!!! と叫びそうになってしまった。でべでべでべと。み、み、みにくい。。。デブが必死に走っているかんじ。しいてたとえるなら、トドかゾウアザラシか。
なんだかもう。ショックを受けてしまってさ。 自分ではよくスポーツをするほうだと思っていたけど、あんなかんじで重そうな体をゆすりながら、いつもみんなと一緒にやっていたんだ。。。
や、や、やせよっと。 ここにきて、汗をたくさんかくから体重は減ったと思うんだけど、いつもドライバーと一緒で歩かないし、スポーツはここ二ヶ月以上のブランクで、肢体の筋力が落ちて、体を支えきれていない。だめだ、こんなんじゃ。。。
四月の中旬に大雨が降っていたから、雨季に入ったと思っていたんだけど、まだ本格的な雨季じゃないんですって。
だけど、毎日、蒸し暑いです。夕方には必ずスコールがあるし。 雷もゴロゴロ。時々ミシミシ、ガシャーン!
昨日、家に一人でいるときに、うちのマンションの棟に落ちたらしく、ものすごい轟音。なんだか急に心細くなって、隣の棟に遊びにいっている子供たちに、帰ってくるように電話したら、怖いからママが迎えに来て〜、などという。
ママだって怖いんじゃい! さっさと帰ってきなさい!! といって電話を切ったら、その家の小6の女の子が、中2と小6の男の子たちに付き添って家まで送ってくれたようです。まったくもー、なっさけないやつらめ!!!
おまいらのちんちんどこについとんのじゃ! 2本並べて見せてみろ!!
5月2日、3日はヴェサックといって、仏陀の誕生日の祭日です。 日本では4月8日(私の誕生日)だけど、国により暦の関係で一ヶ月ぐらいずれるのでしょう。
ヴェサックの時期は、アルコール類の販売が禁止だそうです。 四月中旬の正月で失敗したので、今回はたんまり買い込みましたヨ。 ビールとワイン。←コルク抜きがないから飲めないけど。
コルク抜きをエア便に入れたとおもっていたのに、はいってなかった。ショック。そうか、船便か。コルク抜きぐらい、買うか。。。
下のスーパーで売っているバニラアイスがすごくおいしいので、毎日、おやつに三人でコーラフロートを食べています。
日本の喫茶店ではねぇ、クリームソーダのことを略して、ウェイトレスが伝票にク・ソって書いているんだよ、と、言いかけて、何度言葉を呑んだだろう。←子供たちに受けるの間違いないけど、母親からして口にすると、調子に乗って見境なくだれにでも言うからな、うちの子らは。
まぁ私も幼いころから、しもねた系は好きだったけど、今はその血を清二がしっかりと継いでおりますね。こまったもんです。週刊文春とかの、エッチなイラスト入りのコラムを親に隠れて読んでいるのかもしれない。全くもう、おませなやつめ。
で。昨日、コーラフロートをたべて、グレープフルーツジュースを飲んで、その直後に初めてスリランカの牛乳なるものを飲んでみたんだけど。
夕食にシチューを食べた後、ものすごい腹痛に襲われ、脂汗をかいて、ソファに倒れこんでしまいました。胃から腸全体が捻れた感じ。お調子よく二人で騒いでいたんだけど、しんどくて怒鳴りつける声も出なかった。
いったんトイレ入ると、こもりきりになってしまいました。 一ヶ月目にして、アジアの下痢の洗礼。それまでいろいろ気をつけていたんだけどな。外食しないように、家庭で生ものは食べないように。牛乳が原因だったのかな? お腹が冷えてしまったのかな。わかんないや。
男衆は、ひどい下痢はないけど、ゆるくて回数が多いらしい。 まぁそれぞれ、体質も個人差もあるだろうしね。
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昨日、英和辞典をくっていて、しばし考え込んだ単語。
honesty: 人をあざむかず、また盗みなどしないこと。
honor: honestyに加えて、地位、職業などに要求される基準をよくわきまえ守ること。
integrity: 道徳的に優れた性格を持ち外部の悪い影響に屈しないこと。
probity: すでに試され証明済みのhonesty,integrity
rectitude: 意識的に努力して道徳的に正しい道を歩み悪の道を拒否すること
sincerity: 真理、真実を固く守りごまかしのないこと
以上 旺文社英和中辞典より
正直とか誠実とか、人がよく好む単語ではあるけど、外国語では、いろいろニュアンスが違うものなんだな、と改めて思った。
年齢的な精神の分化もあるだろうし、ある程度の社会的な経験をつまなければ体得できないニュアンスを含む単語もある。
私は。子供たちに対して、100% honestyであれと教育することはできるが、自分自身はどうだろうな……とやや反省。大人は100%人をあざむくことなしに生きていけるものだろうか。過去を振り返って、目をつぶって。。。でも、自分の周りにも、honestyではない人間なら五万といるぞ。
私がめざしているのは、integrityやrectitudeというようなニュアンスかもしれない。でもこういう視点で固執してしまうと、あまりにも世の中が汚れすぎていて、社会をまっすぐ見れなくなってしまう。排他的になってしまうわけにも行かず。自分ひとりの殻にこもって暮らしていけるわけでもないだろうし。
私はある時期から、ポーランドでの生活のあれこれに辟易し始めたんだけど、その理由のひとつとして、ある程度その土地になじんできたら、良きにしろ悪しきにしろいろんなものが見え始め、そのうちの悪しき面がどうしても受け入れることができなかったからなのだろうなと思う。日記には書かなかったけど、忌まわしい出来事も何度か体験した。私の度量の小ささから、十把一絡げ的にしか、ポーランドとポーランド人を見ることができなかったのだ。残念ながら。
今は、アジアの敬虔な仏教国に住んでいる。 周りの人は、犯罪に関しては、欧州ほど神経を張り詰めなくてもいいという。用心するに越したことはないけれど。相手が信頼できるなら、integrityやrectitudeというような単語の精神も自然に身についてくるんじゃないかなとも思う。
自分の頭の中で理解するだけじゃなくて、言葉の真理を心に叩き込みたいと思う。
おっと外出のじかんなので、書きっぱなしで失礼。。。
2007年04月23日(月) |
もうすぐ雨が来るのかな? |
やたらとむしあっつ。 近いうちに、スコールが来るのでしょう。
子供たちは、今日学校で、フリータイムに外に出て遊んでいたら、熱にやられてしまったようで、帰宅してぐったり。二人とも夕方寝をしております。
ママは一人で先に夕食を済ませちゃいました。卵とじカツ丼。 とんかつを作ったんだけど、下ごしらえで、塩コショウするのをうっかり忘れちゃったから、カツ丼の味付けでごまかしました。
今週の金曜日から、スカッシュを習うことにしたので、いろいろコーチにコンタクトを取ったり、スポーツセンターのスカッシュコートを予約したりと、携帯電話片手にいろいろ英語を話さないといけなかったんだけど。
ワルシャワでは、私が話す英語が全くといっていいほど通じなかったんだけど、ここでは、不思議とごく普通に英語を話して、それがごく普通に通じています。私の発音が不明瞭で聞き返されることもないし、簡単な語彙ならば、こちらも言葉に詰まることもない。ワルシャワを去って、こちらに来て猛勉強したわけではなく、レベルは据え置きなんだけどね。
なんだったんだろうねぇ。ワルシャワでの英語でのコミュニケーションの屈辱の日々。ポーランド人が話す英語に耳を傾けようとしなかった私が悪いのか。
私はポーランド人できれいな英語を話す人に数人しか出会ったことがない。その数人というのは、英会話学校の先生のみ。それ以外の一般人英語は????? 大変理解に苦しみました。ポーランド語風の発音のせい? 文法が違っていたの? 私の英語がレベル低かったの? でたらめしゃべっていたのかな、お互いに。英語圏外で話す英語はいい加減なもんだ。
こちらでは、英語が生活用語になるから、もうちょっと頑張らないとな。私のボキャブラリー、少なすぎ。でも、私は少ないボキャブラリーであれこれ説明するのにたけてるんだ。海外生活長いし、数ヶ国語をかじった経験もあるし。うん、たくましいもんだ。
理人と清二が相次いで起きてきました。 二人とも、ふらふら。熱中症かな。なんかかわいそう。。。
新学期が始まったというのに、子供たちの電気スタンドを用意してなくて。集中して勉強できないというので、今日、あわてて買いにいってきました。
でも、いつもあるお店では売り切れで、あると思って出かけたショッピングセンターには電気屋さんがなかったり。
今日は何軒、廻っただろう。1軒、2軒、3軒、4軒、やだ5軒もまわったんだわ。寄ったお店で、そのつどお買い物をしていたし。終日仕事になってしまいました。
私が買ったのは、かにの足風にカクカク折れ曲がるタイプの事務用ランプだったけど、その隣には、とってもクラシカルな昭和30年代風の蛍光灯電気スタンドがありました。しかもプラスチックの四角い傘と土台もごついかんじの。そういえば、昔々、実家の両親がこういうのを使っていたかも。現代の日本ではレトログッズかもしれない。その上方には、妙に洋風なシャンデリアが飾ってあったり。そのお店は年代、洋の東西を超越した不思議なごちゃまぜランプやさんでした。
それから、ずる剥け傷がじくじくしているので、薬を買いました。 うまく説明できないので、大根足の傷口を見せて。
消毒薬と化膿止めの茶色い液体と、包帯とテープを購入。 自分で処置したんだけど、膝の白い包帯はすごい大怪我した後みたい。
うひょ! たった今、ワルシャワから送ったエア便が届きました。 わーい、わーい! でも遅いよまったくもう。一ヶ月近くかかってるよ。 ま、国が国だから仕方がないね。
今から、荷解きします。うきうき。うしし。
昨日、同じマンションのママさんに誘ってもらって、ダブルステニスとビーチバレーに行ってきました。
ダブルステニスは、相変わらず、あんまりうまくできなかったんだけど、コーチを紹介してもらったので、レッスンの時にはがんがん打ちたいと思う。
ビーチバレーボールは、今までソフトバレーをやっていたので、なんとなくうまくできました。でもルールがちょっと違ってて、必ず1、2、3で返さないといけないの。で一人一回しか触っちゃいけない。タッチしていない人のところにトスするのが難しかったかも。
昨日は、初対面の人にたくさん出会ったので、やや心が疲れ気味。 みんないい人だったけど、相手との距離感がうまくつかめず。
ワタクシ、テニスの時に、ずるっと滑って、転んでしまいました。 お膝、ずるむけ。あーあ、久々に、生傷作っちゃったよ。
血はすぐに止まったんだけど、後からリンパ液がじゅるじゅる出てきて、今はちょっとだけ化膿しています。ノリヒトのときの経験からして、後一日傷口を乾かせば、かさぶたになるんだけど。
一応薬を買っておかなければ。 へんに化膿しても嫌だしさ。この土地にはまだ免疫ないからね。
今日から子供たちは、普通に6時間授業。 朝一番にママが作ったお弁当と凍らせた水のペットボトルを持って、学校に行きました。
徒歩で。7分。
朝方だから、まだ暑さはマイルドだし、川沿いの道は木陰があるので、歩いてもあまり苦にならない。
一応初日なので、ママが付き添い。清二の手を引いて。 あれほど外を歩くのに緊張していたのに、すっかりこの地に馴染んだ人のように、すたすた学校道を一人で歩いて帰ってきました。ハハ強し。
ちょっと前まで感じていた、うげ! なんだこの町の光景は……と思った南国の未開さとか汚らしさとか、早くも少しずつ目が慣れてきているみたい。
カルチャーショックも、心の持ち方ひとつでどうにでも感じ方を調節できるみたいだね。
先日、私の嫌悪感を見かねたパパが、この町の光景もすぐに見慣れるよ、といってたんだけど、実際に、その翌週から本当にもうへっきになったもん。珍しくもパパの魔法の言葉。
今日も帰り道、人面トカゲに遭遇したぞ。頭がきいろっぽくて、胴体が薄緑。こっちをじーっと見るから、こちらも立ち止まって見つめ返してやったらどこかへ逃げていっちゃった。
昨日、日本人学校の入学式で、転入生の保護者も出席してたんだけど。 待機している時に、隣の家の庭を見ていたら、マンゴーの木の上をちょこまかと動く小動物が。しっぽがふさふさ。何だろ、って思っていたら、なんとなんとシマリスでした。
子供たちが言うには、ここらにはいっぱいシマリスがいるとのこと。 マンション周りでも時々みかけるそうです。
くふふ。シマリスって本当に愛くるしい顔をしている。 でも、俊敏に走る後姿は妙に笑える。 ははは、あんたO脚ガニマタでしか走れないんだね。
2007年04月15日(日) |
ハイビスカスとプルメリア |
ホテルのいたるところで、南国のお花で飾り付けしてありました。 ここでは、切花を花瓶に挿すのではなく、花の部分だけをぷかりと水盤に浮かす飾り方が多いようです。 ワルシャワにいたときは、バラの花束を買ってきて、まずはざくっと花瓶にさして、首が垂れ気味になると、一つ一つ順番にガラス鉢に移したりしてたんだけど。ここは暑い国だから、花を長持ちさせるために水に浮かべるのでしょう。紅いハイビスカスとか白いお花のプルメリアとか。
ハイビスカスは昔からなじみのあるお花。 リゾート地とか花屋の店先で。 ぎざぎざの葉っぱを掻き分けて、艶やかに咲き誇っている姿が常に人目を引くけど。 でもね、お花だけが水に浮いているとまた違った印象。 先っぽがふさふさの花柱がまっすぐつんと上に向いて、誇らしげ。 枝先で咲いているときよりも自己主張が強い。 水を得ると紅色が光沢を増すのかな。
プルメリアもたくさん飾ってありました。 ハワイではレイにするお花ですって。ここではどこにでも咲いてます。
プールサイドにもたくさん落ちていて。ひとつ手にとって鼻に近づけてみたら、ほんのり甘い香り。
スパでは、プルメリアでいたるところにデコレーションしてありました。 受付フロアとか、個室のベッド周りとか。直に飾ってあるの。
うふふ的にオンナ心をくすぐられるようで、シアワセ気分。 アジアにきたら大好きなバラとかは飾れないかな……なんて思っていたけど、アジアにはアジアの魅力的な花かあるのよね。 ホテルの食事は、おなじみのヨーロッパ料理とスリランカ料理。 ここでは三食カレー。ほぼ毎回カレーを食べましたよ、私。
よく食べたのは、チキンレッドカレー。←激々辛 それにライス。←白いタイ米とかサフランライス。 ポロねぎやたまねぎの野菜の辛口マリネ。 スリランカ野菜のピリ辛和え物。 福神漬けみたいな色の超辛ふりかけ(?) マンゴーの甘煮。
だいたいこんな感じが、今まで食べたスリランカ料理の一般的な一皿。 ライスにまぶして、はひはひ言いながら食べてます。 これでもかー! っていうくらいにどれもこれも辛口。
私はあっという間にこの辛さに慣れました。 激々辛カレーにマンゴーの甘煮をまぶしてマイルドにして食べているから平静を装って食べられるのかも。
プールサイドで、スリランカ料理のクッキングデモンストレーションをやってました。私もシェフの横で見てきたんだけど、材料をいためて、ココナッツミルクを入れて、塩コショウ。カレー粉大匙一杯。チリパウダー大匙二分の一にターメリック小さじ一杯。←実際にはかなり適当っぽい。
毎日三食カレーを食べるそうです。 朝からカレーを作るそうです。ニッポンの味噌汁みたいに。 実際に味噌汁を作るみたいに簡単そうに作ってました。 日本人が好きなカレーみたいに具はごちゃごちゃ何でも入れない。
今度お料理の本を買ってこようと思います。 お料理と野菜の名前もお勉強しなくっちゃ。
まず明日は、こちらの始業式。 早く生活が軌道に乗りますように。
むふふ。たった二泊三日だったけど、リゾートしてきました。
スリランカの西南の海岸は今、シーズンオフで、波もやや高かったし、にごった海の色。
でも、幹線道路脇の商店街でお正月用の買出しをする現地人を眺めたり、いろんな寺院や参拝客をみたり、まっすぐだったり斜めだったり背の高いやしの木を目で追ったり。海を見てはしゃいだりしながらドライブするのも楽しかったです。
ホテルは、アジアンなテイストが完全に排除された、南国ヨーロピアンスタイル。宿泊客もほとんどが長期滞在のヨーロッパ人。以前から、TUIとかNECKERMANNのパンフでもスリランカがお勧めスポットだったからねぇ。
今回の大失敗。 敬虔な仏教徒のシンハラ人のお正月の時期で、レストランでは一切、アルコール類の給仕はなし。飲みたければ、上のバーでこっそり飲むか、ルームサービスで。だから毎食事は、水でした。
大酒のみのわが夫婦が水で乾杯したのは、初めての体験。 まったくよー、とぼやきながら、従順に、郷に入らば郷に従え。
ここスリランカでは、月一度、禁酒のポヤデーというのもあるので、それも考慮して、今後の旅行の計画を立てねば。
ワタクシ、サバイタイマッサージという、エステを体験してきました。210分コース。ものすごくよかったよん。うふふ。
はじめに、全身スクラブ。1時間。 すっごくたくさん垢が出ました。うげぇ〜。 この垢を誰かに見られたら、ひゃ、ひゃ、百年の恋も冷めるぞ。。。ってなかんじ。←百年の恋なんてもうありえないか。
それから、タイマッサージ。1時間。タイバームオイルで。 足の付け根のリンパをぐいぐいされたら、すっきり足が細くなりました。 ホントだよ。お見せできなくてざんねーん。
そのあと、フットマッサージと頭部マッサージ。 足つぼぐりぐりですごく痛い箇所もあったんだけど、息を吐いてリラックス。頭部のマッサージは適度な刺激がよかった。頭皮の血行がよくなっただろうけど、中味もよくなっていないかな。←それは無理?
終わったあと、全身がすっきり。 シルエットがほっそりとみえて、背が高くなったみたい。
垢すりの後はお肌すべすべ。 子供たちがうれしそうにママの腕をすりすりしていました。
で。翌朝。 フェイシャルマッサージ、1時間。
何か知らないけど、とっかえひっかえいろんなものを塗りたくって、肩からおでこにかけて丹念にマッサージ。喉元もぐりぐり言わせながら。スチームもかけて。やや土色のパックをしておしまい。
終わったあと。 お肌のコンディションは汗だくで化粧のりのよさはすぐに実感はできなかったけど、顔のサイズがかなり小さくなっていました。私の顔は決して巨顔ではないけど、それなりにむくんでいたらしい。
そして今回は、首がすっきり細くなっていました。
だから、となかいは今、ダチョウ顔。 顔が小さくなった分、目もぎょろっと、口も横にでかい。 首が細くて、胴体はでかい。ぎゃはは。
チェックアウト時。 二日間のエステ代を見て、パパびっくり。
そういえば、ちゃんと料金の報告してなかったかも。 値段なんていいじゃない、ママがきれいになるんだったら。
パパは今日から、お休み。 家族全員で外出ついでに、メインストリート沿いのホテルのイタリアンでランチ。
私はサーモンのファルファッレ。パパはシーフードスパ。 ワルシャワよりおいしくて格式高かった。 それにしても、いいお値段だったー。 でもいいや。ヨーロッパ気分を十分堪能できたから。 ウェーターはみんな黒かったけど。 パパとお話して大笑いしたんだけど、私、ヨーロッパ人のことを、「白人」と表現したの。「白人」なんて言葉、ヨーロッパで暮らしているときは、使ったこともなかったよ。当たり前すぎて。
明日から、ベルーワラのリゾートホテルに二泊三日で行ってきます。 コロンボから車で一時間半。 コロンボを出たらすっかりリゾート地だからね、この国。
海が待ってる。やしの木が待ってる。プールが待ってる。
雨季だけど。。。
ネット環境が整いました。 理人のも清二のノーパソも、無線ランで利用できるようになりました。 ママはこれから清二と兼用。 こっちのほうが古いけどキーと相性がいいもん。
+ + + + + + +
ここにきて、ヒステリックなくらいに極度のカルチャーショックで、目を覆いたくなるもの、鼻につくもの、肌にまとわりつくもの、みんなみんな嫌で嫌でしょうがなかったんだけど、ひとつだけ、涙が出そうなくらいに感動したことがあります。
いつだったかな。どこへ行く途中だったかな。 コロンボの中心街の手前で。
前方に、大きな大きな樹が見えました。 アカシアの葉っぱみたいなのに、赤い花が咲いてる樹。
とにかく背の高い太い樹。樹齢、数百年ぐらいかも。 遠めにみても、「うわ、すごい樹だなぁ」と思っていたんだけど、近くを通りかかったら、本当にその高さ、幹の太さにびっくりするくらい。
その樹の周りには何も遮るものがなくて。 ただ広い所にぽつねんと大木が根をおろしている、ってな感じ。
そこを通り過ぎる時に、車の後部シートから首を伸ばして、塀の向こう側の敷地を覗き込んでみました。
グラウンドか公園かと思っていたら、なんとそこは墓地でした。 無数の墓碑がひしめき合うように埋め込まれていました。
そして、そのアカシア科の大木の枝は、一つでも多くの墓碑を包み込むように、土の中で眠る魂を傘になって包み込むように、広く大きく枝垂れていたのです。その枝垂れ方が、とても母性的な姿に感じました。
ここの宗教のことは、あまり詳しくないけれど、輪廻回生という言葉がふと頭の片隅をよぎりました。
ここで眠る人々の魂は、土になり水になり。 やがてはこの大樹の成長エネルギーとなりかわり、このような母なる大樹に宿って成長しつづけているのかな、と。
そして、こうしてここの墓の下で眠る人々を、これまでも、これからも、いつまでも、木の枝で覆い包むように護りつづけていくんだろうな、などと思ったら、急に優しい気持ちになってきました。
そうしたら。 ここに来てから、あまりもの見慣れないアジア的な異国ぶりに、心の芯をがっちがちに硬くしていたんだけど、心の奥がぐわっとほぐれて、まぶたにたくさん涙が浮かんできました。自分でもびっくりするくらいに。
輪廻回生については、勉強不足で正しく解釈は出来ていないかもしれないけど、あの大樹は、私の心に強く強く訴えてくるものがありました。
これからの駐在期間に、こういうふうに精神世界に触れる機会が増えてくると、このスリランカという仏教国のことをより深く理解して、もっともっと好きになれるかもしれないな、とも思いました。
となかいは光り輝く島で、心も光り輝くように努力しなければ。
もう勘弁してよ。。。 昨晩、食事に行って帰宅してみたら、エレベーターが不通になっていました。私たちのフロア、22階。やだ〜、しんどい! 足が太くなる! 酔いが廻る〜、トイレ行きたい〜とかめいめいに大騒ぎしながら、何とか22階を登りました。はぁ。しんどかったよ。。。
で、家の中に入ると、停電。 マンションの特定の階だけ、停電みたいです。
原因は、集中豪雨。 私たちが外出している間に、ものすごいスコールがあったらしく、電気管理室が水浸しだったらしい。
翌朝、10時にADSLの工事の人が来る予定だったんだけど、キャンセル。
終日、電気が戻るか待ってたんだけど、いつになるかわからないので、外出。ドルを闇マーケット(?)でルピーに換金して、旅行のホテル代を支払いに旅行代理店に。
ものすごい場所でした。細いくらい通路と階段を通って、くねくね上っていったんだけど、要所要所にライフルを抱えたガードマンがいるの。出会い頭に何度もびっくりしました。途中に、有名な貴金属のギャラリーがあったからだと思うけど。
ライフルは私に向けられるものではなかったけど、毎回顔がこわばりました。まったくー。慣れない私にこんな思いさせないでよ、パパ。銀行振込みとかできなかったの?! 母は強しといってる場合じゃないんだからね。怖かったんだから!
帰宅したら、何とか電気は復旧できていました。
冷凍庫のものは、半解凍状態。 今夜は在庫処理料理だよ。 ハンバーグに市販の餃子。←結構ボリュームいっぱい。
今から冷たいビールを飲む。カールスバーグをごくごく。
となかいのお誕生日。あとで、夕食を食べに出かけます。
もうすぐ雨季に入るらしいんだけど、今朝はやや涼しかった。 長袖のパジャマでも、肌寒かったくらい。 朝のお勤め、拭き掃除をしたら汗びっしょりになったけど。 日中は、いつもどおり。Tシャツショートパンツ。
まだまだ体が慣れていないのか、体内の熱が発散しきれていない。 すぐに微熱。冷たいお水を飲んだらすぐに平熱。赤ちゃんみたい。 @ @ @ @ @ @ @ @ @
南国の植物図鑑がほしい。 いつも車の窓から、この木何の木だろう……とおもいながら後部シートでぼんやりしています。
もっと自然に目を向けたら、この国を好きになれるかもしれない。 週があけたら、シンハラ人のお正月。 会社も水曜日からお休み。 コロンボ近くのリゾートホテルを予約してもらいました。 同じマンションの家族は、マレーシアやモルジブにいくみたい。 わたしたちは、まずは国内でゆっくりします。
パパ、土曜出勤。ここはアジアだから。
ワタクシ、外出するのにまだまだものすごいエネルギーを必要としているようで、毎日、帰宅したらぐったりしてしまいます。
今日は住民登録証用の証明写真を撮りにいってきたので、ローカルチックなところでお昼を食べたんだけど、何を選んだらいいかわかんないし、どれもこれもやたらを量が多そうだし、お金は前払い制のところだったんだけど、みんなに割り込まれて自分の番が廻ってこないし、狭くてみんなにぶつかってしまうしで、あれやこれやで思いっきりひるんでしまった。
唯一ほっとしたのは、目の前にいながら、オーダーしそびれている私を気遣って、お店の人がほかの人を制して私のオーダーを先にとってくれたこと。些細なことだけど、すごくすごくうれしかったんだ、となかいは。
私、反省しないといけないんだけど。私の何気ない視線は、周りに対する違和感を隠し切れずにいるんだろうなと思うことがある。
たとえば、ここのローカルの人はスプーンとかを使わないから、ぐじゃぐじゃのものでもみんな指先で器用にたべているんだけど、私、見慣れないもんだから、半分驚愕の目、半分目をそむけて隣のテーブルを見たりしているんだと思う。残念ながら欧州で暮らしていたときのような好奇心の目ではない。
ここにきたら、いろいろスリランカのお料理も覚えて。。。とワルシャワにいた時は意気揚々と周りにいっていたけど、やっぱりどうしようかな……。ってなかんじ。
でも、フルーツは、パッションフルーツがややおいしかった。でも、日本にあるキャンディーとかの人工的なパッションフルーツ味が私の味覚の基準だから、ほんとの味はわかんない。もっとおいしいものなのかも。
嫌いな味は、マンゴー。 これも本当のおいしいマンゴーをまだ知らないのかも。 このフルーツのイメージがやたらと悪い。
レモンやライムが、さっぱりさわやか系。白いソックスが似合う運動部系のイメージなら、マンゴーは淫猥、淫靡系。少女売春のイメージ。 もう、あまり好んで口にしたくない匂いと甘さ。
私のばかげた発想、および偏見たっぷりのイメージかもしれないけど。
となかいは、まだまだカルチャーショック的違和感をありありと感じてここでゆるゆると生活を始めているところです。
2007年04月01日(日) |
元気にしてるけどまだまだ。。。 |
こちらに赴任してから、早一週間。 早々にネット環境が整って日記の更新なんかしてるし、一人でお買い物に出かけるようにもなったから、ずいぶん前からここにいるような気がするけど、実際にはまだまだこれからってな感じ。
私、思ったほどここになじめそうもなくて。 マンションの中で暮らしている分には、ワルシャワと変わらない感覚なんだけど、ここから一歩でも外に出ると、急に心が萎縮してしまう。テロが怖くて……というのではなくて、あまりにもの見慣れない異国ぶりに。私にとっては相当なカルチャーショックだったんだろうな、ここの国では。ドイツ→ポーランド→スリランカだし。カルチャーショックも徐々にエスカレート。まったくどうしたこったい、ってなところかな。
むき出しの路肩とか、産業廃棄物か家具かわからないようなものがある軒先とか。交通法規なんかあってないようなカオス的交通量とか、まだまだ見慣れない現地人の肌の色とか裸足の習慣とか。お金の価値とか。大音量で流れるお経のテープとか。床を拭いても拭いても足の裏が汚くなる汚れた空気とか。もう、かんべんしてよ……、ってなかんじ。
気候はむし暑いけど、いやじゃないかな。汗かいてるのすきだから。 エアコンに慣れなくてちょっとしんどいぐらいかも。 ちょっと汗をかくときは、ニッポンの温泉タオルがほしいね。ぺらぺらに薄いやつ。首に巻いてもかさばらないような。欧州サイズのタオルは、やたらとでかくてごわごわだからね。
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ちょっとぞっとするような話なんだけど。
今日ね、近所から午前中に女性の声、午後は男性のような声で、ものすごいうめき声のようなものが聞こえました。リンチとか折檻を受けているような感じの声。人間が耐えうる痛みの限界を通り越して、衝撃に合わせて声を張り上げているような声。マンションの右側はスラム街風の民家。左側はゴルフ場なんだけど、どこから聞こえいたのかはわからなかった。なんなんだろう。。。鳥や動物の鳴き声にも聞こえるんだけど、声の質は人間のような気がする。聞いているのがすごくつらくなるような声でした。聞こうとしなくても聞こえてきてしまうし。こわかった。
私、まだまだカルチャーショックが大きすぎて、見るもの聞くものすべて、必要以上に過敏に反応してひるんでしまうようです。精神を鍛えなおす必要ありかも。
外出先の車の後部シートで。 この四角い車窓からみえる光景が、そっくりそのままテレビ番組の画像だったらいいのに……と思いながら、見慣れないアジアの町並みを見送っています。
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お料理は一応キャンプ料理に毛の生えたようなものを作っています。
ここで、カンクン(空芯菜)というアジア産の菜っ葉をよく料理しています。清二がベーコン・ガーリック炒めをおいしいといってたくさん食べてくれたので、ママは気をよくして何度も作っています。←そのうち食べ飽きちゃうくらいに。
かっぱえびせんはピリ辛でおいしい。ベビースターラーメンちゃんぽん(?)みたいなおいしいおつまみも見つけたよ。 ビールもおいしい。汗いっぱいかくから。
明日、月曜日は、ポヤ・デーといって、シンハラ人の満月の日のお休み。どこもかしこもお休み。会社もお休み。で。酒類を一切飲まない日なんですって。
私たちは宗教的には関係ないから、きっと昼間っから家でたらふくビール飲んでると思うけど。パパ、土曜出社で、今日明日はお休みだし。
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