■SESSION9の試写会を見てきた。怖い怖いと脅されていた上に、ネットで予告を見て「最後まで耐えられるだろうか」と不安になったが、次回作のためにもホラーを研究しておこうと思い、見に行くことにした。舞台は、閉鎖され、廃墟となった精神病院。暗い過去と記憶がしみついた建物に、アスベスト除去の作業員らがやってきて……という話だが、「リアルスリラー」と銘打つだけあって、実話と言われても信じてしまいそうなリアリティーがあり、薄気味悪かった。「廃墟は心の中にある」ということを言おうとしているらしい。セッションとは、かつて病院で行われていた「診療」のこと。■話はがらりと変わり、関西にいる友人たちにドバッとパコダテ人案内メールを送った。「応援するよ」「早速友達にメール回したよ」と返事が続々。しばらく連絡を取っていなかった友からの近況報告もうれしい。これもみんな、しっぽ映画のおまけ。■友だちといえば、パソコンのファイル整理をしていて『Friends』という英語詩を見つけた。アメリカのホストマザーがずいぶん前に送ってきたチェーンメールで、最後に「10人に送って友情を確かめましょう」とあるのが興醒めなのだが、詩の内容はとてもいいので取っておいたのだ。わたしはチェーンメールは嫌いだけれど、ホストマザーとホストシスターの母娘は大好きらしく、せっせとジョークやら画像やらクイズやら送ってくる。先週は「このメールを10人に転送するとビルゲイツから入金される」というのが来た。ジョークのつもりなのかトクする話のつもりなのか、わからないので無視している。さて、数少ない「当たり」のFriendsをあらためて読み返すと、やはりいい。数行ずつに分かれているので、今日から日記の中で何回かに分けて紹介しようと思う。いまいまさこ訳つき。
Friends #1
Many people will walk in and out of your life.
But only true friends will leave footprints in your heart.
To handle yourself, use your head;
To handle others, use your heart.
何人もの人が あなたの人生を通り過ぎていく。
けれど あなたの心に足跡を残すのは 本当の友だちだけ。
自分に言うことを聞かせるには 頭を使いなさい。
他人に言うことを聞いてもらうには 心を使いなさい。
1979年05月29日(火) 4年2組日記 お母さんのおてつだい