日記雑記
ソンナモノハ妄想ダ 表紙|以前|以後
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yomyomを読んでいます…! 既に読んだ人からは「小野不由美健在でしたよ!」と言われました。確かに健在のようです。
今日は閏日ですね。記念にATMで意味もなくお金を動かしてきました。例えば2029年2月29日などならばもっと面白くなるのでしょうが、言うまでもなくそんな年に閏日が存在することはないでしょう。
昨日は「図書館の神様」(瀬尾まいこ)を読み、今日は「中国の神さま 神仙人気者列伝」(平凡社新書)を読みました。 「中国の神さま」の方は一冊に本当に色々な神さまが列挙してあり面白かったです。封神演義を思い出しました。が、封神は割と物語上の創作が多くて原型とは違うらしく、更に封神の影響で信仰そのものも影響受けてしまったりしたらしい。 驢馬を紙みたいに折りたたむおじいさん(というか仙人。張果老)が気に入りました。書きぶりを読むとなんかお茶目そうだ。
夜寝る前にPC画面や携帯ディスプレイやTVを見るのは良くないんだよ、という話を聞きました。じゃあ最近夜帰宅が遅いし早い時間帯に書いちゃった方がいいのかな、と朝っぱらから日記。いま九時前。 じゃあ夜何すればいいんだよ!と突っ込む人も多いかと思われますがそこはそれ本とか漫画とか色々ありますからね。
クイーン新刊とyomyom、居住まいを正して読まなきゃいけないのだよと思うあまり、なかなか手がつけられない。
読んだ:「悶絶スパイラル」 三浦しをん いやー相変わらず面白かった。「私将来こんな風になりたいな(※漫画小説の類を愛し楽しく人を観察する)、ってかなっちゃうんじゃないか(※妄想に生き、散らかった部屋で不規則な生活を送る)」とついつい思えてしまう微妙な共感(笑)。 「二番目にお待ちのお客様ー」って使うかなあと思ってたら、ちょうど久しぶりに行ったアニメイトのレジで言われた。タイムリー。ほんと戸惑わされますね。 GWの光流先輩好きに関しては三浦さん本人のブログにも色々書いてありますね。つまりは光流派か忍派かということでなかなか楽しいです。 ……この前のかつくらで荻原さんが、菅流の名前が光流先輩の「流」の当て方から来てると発言していてかなり驚きました。そういわれてみれば、雰囲気も何となく似てるかもしれない。
知人から宝塚のある男役の人に顔が似ていると言われ、WEBで画像探してみたら、ああーなるほどね、と思える程度には似てました。完全なる他人の空似ですが、恐れ多いことでございます。 芸能人に似てるとか言われたの初めてだよ!「最初に会った時から思ってて…」とのこと、誠に恐れ多いことでごぜえます(二回言った)。クマがなかなか消せないよーなやつでほんと申し訳ない。
バッテリー六巻、読み終わりました。 いろいろ考えさせられることが多かったな…この相手じゃないと、と(もしくは、この相手がいいと)拘ることは野球とかスポーツとか、特に学校の部活動いう枠からは外れてしまうものなのかもしれないと思いました。でもそういうのってすごいことだし、あっていいことなんじゃないかなとも。 豪と巧は、もたれあったり甘えあったりしようとせずに、いいバッテリーでいられるでしょう。 問題はね…カドミズですよね(笑)。門脇の方ももたもたしてるだけじゃないというか、瑞垣が受け入れる姿勢さえ持ってれば結構あっさり解決しそうなんですけどね。拒否してるからなあ…。「伝えたいことがうまく言葉にならない」登場人物が多い中で、「色々内に秘めてるけど言わない」というのは彼くらいのものじゃないでしょうか。一人ツンデレ…むしろデレツン?(違) それにしても、脇役かと思ったのに瑞垣サイドだいぶ扱いが重いです。番外編もあるそうなのでじきに手をつけようかと。
ほんとにyomyom買ってしまった。だめだ積ん読が多すぎる。
とりあえず課題提出してきました。わーい終わった。 帰りに本屋でクイーン新刊を買って参りました。何かが凄そうなので楽しみ(笑)。 でも、バッテリーと平行して読むと萌えで頭が大変なことになるのが目に見えているので、先にバッテリー本編だけ全部読んじゃおうと思います。最終巻は明日借りてくる。クイーン新刊はもう少しだけお預けなのだよ。 こうして児童書熱が盛り上がっております。
午後からバイトがあったので(…)旅先から私だけ先に退散しました。 もとは鈍行で帰る気満々だったのですが、特急が止まる駅まで民宿の人が車で送ってくださり、でも鈍行の発車予定時刻ギリギリで駅に到着し、慌てて切符を買ったら特急に乗れました。 乗れましたっていうか、焦って窓口に直行し「指定席ですか?」「自由席でお願いします」とか言ってるうちに特急料金も取られてました。 そんなわけで余裕で都内にたどり着くと思っていたら強風と火災で電車が止まりに止まり、特急という名前も形無しな感じに待たされました。 私の東海道線旅行帰りって毎度何かしらトラブルがあるんじゃないか、そんな気がしました。
家族で伊豆に来ています。もう桜が咲いていました。魚がおいしいです。
何故か民宿にパタリロが置いてあったので空き時間に読みました。残念ながら極めて半端なのでロリコンの人やら普通の801やら、かと思えばマライヒ出産後やらスーパーキャット擬人化可愛いよ、やら…カオスでした。 バンコラン×マライヒは部屋で読むのが恥ずかしかったです。ほんと普通に801。
豊島区立の劇場では執事ホテルなる舞台が上演されているんですよ。イラスト版と実写版が左右に並ぶチラシ見て思わず笑っちゃったんですが、さすがは池袋、という感じです。
今はエンタメっぽいものが読みたい。
2008年02月21日(木) |
バッテリー五巻(腐)。 |
バッテリー五巻を読んでます。 某活字系一般誌でBL匂い系扱いされてましたがこれ匂いっていうか…いえなんでもありません。 豪全然さわやかじゃなくなってる。さわやかさなんてこっちが勝手に求めているだけの幻想だって、頭ではわかっちゃいるけど何か苦しい。 豪と巧には恋にも似たナントカカントカみたいなキャッチフレーズを付けても構わない気がします。あくまで恋じゃないんだけどね。
以下腐れ↓
それとほんとに瑞垣に萌えつきそうです。どSっぽい言動にMくさい中身。 門脇に殴られるのも厭わず(むしろ誘ってないか?)挑発するとか…おお、どこかの誰かとデジャヴュが……! 余談ですが足引っ掛けて転ばす陰険具合も同じ人ならやりそうだなとか思っていました。すみません…。 瑞垣が冗談にしても頻繁に言ってる門脇から巧への恋っていうのが、死ぬほど悔しいとかそういう感情なのだとしたら、当の瑞垣から門脇への感情も同じように恋って呼べるんじゃないかなと思った。ひとりでぐるぐるしてるといい。 あれですね、私はむしろ、いやーな性格の姫さんを泣かせたがるようないやーな性格の瑞垣を、泣かせたい。なんて嫌な嗜好(笑)。ていうかマヨネーズかけられて食べられてしまうといいよ!
五巻では順調に暴発し順調に余裕がなくなっており、かなり楽しみました。ただこいつの言動は本気で児童書向きじゃない気がするなあ(笑)。
今日は国会図書館に行く気満々だったのですが、道すがら休館日だと気付いてぐだぐだになりました。しかし、学校の図書館で書架を必死に見つめていたら必要な本がぽろりと見つかりました。 検索しても所蔵がないと思っていたのに! 未だに検索をうまく使いこなせないとか駄目駄目です。
それと、バッテリーの続きを借りてきました。
2008年02月19日(火) |
バッテリー(腐寄り)。 |
バッテリー四巻を読みました。 腐萌えしました。 最初の三分の一くらい:瑞垣登場。滲み出るイロモノくささに、どんな当て馬だよ!と一人笑ってしまう。 半分くらい:意外に黒い瑞垣にちょっときゅんとする。吉貞のノリと沢口のなんとなく健気な態度に和む。 最後のほう:瑞垣の屈折ぶりにもはやきゅんきゅんが止まらない。幼馴染に野球の天才を持ったため醒めた性格なのです。 wikiで紹介見たときから相当な人だなと思ってたんですが…もう駄目です。 門脇が普通にいいやつなのが切ないです。彼なりに門脇にこだわっているんですけど、そういうもやっとしたものはいつも一方通行で気付かれてすらもらえず一人でもやもやしていると素敵だと思います!(鬼) あ、でも今後この二人の関係も変わるのかな。 更に、無闇に姫を泣かせたがるSっぽい言動が、どこまで本気かよくわからないところを含めて大好きです。いや、受けがいいですけどね。 しかし本当に姫発言にはどんな当て馬登場かと思った(笑)。蝶の痣ってどんなだよ!とか。 そんなわけで腐萌えしました。
それはさておき、好青年とかさわやかとかいう形容が似合いそうだった豪がすっかりぼろぼになっているのが痛々しくて、中学生だなあと思いました。皆でサンドウィッチ食べる場面も中学生だなあと思って安らぎました。
バイトに詰めてて気付いたんですが、どうやら厄介事に人よりも多く巻き込まれるようです。もっと自衛した方が良いと思います!(他人事のように) 人よりも要領が悪いからね…。 色々な面で。
でも今日は小さな男の子に声をかけられて、本当に可愛かったです!!しょたしょた。
何か…次のyomyom買わなきゃ!という気になってきました。 バイト先の人から「十二国記の番外が出るらしいよ!」と熱く振られてああみんな待ってるんだな、と思ったりしています。 十二国読み返したいです。ライラも読み返したいです。今日ポタ原書7を予約してみました。なんか燃えてきた。
でも今は「晩年」読んでます。あ、れ…ときどきすごくさりげなくプラトニックな少年愛が混入するんですが。
この時期は特に指先が気軽に切れる(割れる)ので本人としてはもう大して気にならないわけですが、考えたらひとさまにとってはグロだよなあと思って絆創膏を貼る。 出先のドラッグストアで買った百枚入りの激安の絆創膏は驚異の粘着力で、はがすときには皮膚まで一緒にはがれちゃうんじゃないかと不安になるフィット感。自宅にあった絆創膏のほうが断然ものが良かったようです。でもとにかく割れ口を隠すのが主な目的なので問題はない…といいな。 でもまあ、切れたと思ったら一晩か二晩ですぐまたまた塞がるからこと指先に関しては回復はわりに早い方だと思うんですよ。でも治るとまたすぐに別の場所が割れるんです。あちらを立てればこちらが立たず、って感じ。右人差し指の先→左人差し指→右中指の先、いまここ。 ハンドクリームもだいぶ使ってますがなかなか完治には至らない。
先生の部屋の前にたまに自由に持って行っていい本などが置いてあるのですが、見たらそこに青年誌だかサブカル系だかの漫画と一緒にオノナツメとか藤野もやむとかの漫画が置いてあった。先生の守備範囲の広さに何ともいえない気持ちになる。 サブカルっぽい漫画数冊と藤野もやむを有難くいただいて来ました。「はこぶね白書」一巻。まだ登場人物が出揃っていない感。
2008年02月14日(木) |
映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」試写会。 |
「黄金の羅針盤」試写会チケットを譲っていただいたので友人と行ってきました。 映画化決まったのは、まだ自分が制服着てた頃ですよ。随分かかったなあ。
映像がとても綺麗で、硬派というかハードというか、な作風に合っていたように思います。あの世界(パラレルワールドです)では熊が立ち歩いたり喋ったり魔女が飛んだりするのですが、ファンシーになりすぎず良かった。 気球あり飛行船あり、また車も動力源が何か違うものらしいよというのがさりげなく見て取れてきゅんとしました(笑)。
ライラのはねっかえりぶりが意外にも結構可愛く見えました。いやあ…ロリ殺しじゃない、ってくらいだった。途中でコールター夫人×ライラに萌えそうになりました。向こう見ずなところと機転がきくところとやたら高い声で叫ぶところが程よい感じです。 イオレクは期待通りの男前でした。何かクマなのに表情が見えるような気が。ライラと接しているときはちょっと垂れ目というか、困ったような顔に見えました…。終始「この声聞き覚えが…」とむずむずしていたのですが、ガンダルフの人だったそうです。クリストファー・リーも出てるんですよね…。 あと、スコーズビーさんに惚れ惚れしました。狙撃狙撃。頼れるおじさんという感じです。私、スコーズビーさんはもっと若い人として認識していたのですが何あの素敵なおじさま。ひらっとした裾!
ハードといえば原作中にはもっと色々きつい場面があったような記憶があるのですが、カットされているのかな、とも思いました。切り離し関連とか。あとどこかに生首が出てきたような気がするんですが記憶違いでしょうか。 実は私、最初にこのシリーズの一部を読んだのが中学生のときなのです(当時一度挫折してます)。魔女の指を一本ずつ折っていく拷問シーンに震え上がったことばかりを思い出します。だから結構ハードな話だと思ってたんだ…。
上映時間は大体二時間なんですけどすごく時間が経つのが早かった。あれだけの内容を二時間に詰め込むなんて…!もっと長くてもいいのに。 三部作の一作めなので、ありえないくらい話の途中でぶった切れていますが続きが早く見たいです。
「ファンタジー映画はもういいよ…」という人にはお勧めしない映画ですね。続きものですし。 またファンタジー?って思う人も多々いそうな中で、ロケ地とか音楽とかが何となく「ロードオブザリング」に被ってるのはちょっとどうかと思う。世界観は全然違うものなのに。 試写会のアンケートで「どのような人にこの映画を勧めたいですか?」という欄があったので、正直に「ファンタジー小説好きの友人」と書いておきました。 一昨年ナルニアを友人たちと見に行ったときにも痛感したのですが、ファンタジー映画って割と人を選ぶのですね。殆ど私ひとりで(タムナスさんその他に)興奮してて反省させられたものです(笑)。 というわけで、私は楽しかったです。よそさまにもお勧めしたいです…とりあえず原作を勧めたい(笑)。私も買ってもう一回読もうかな、とか思ってます。
晴れたけど風が寒かった。
読んだ:「龍の棲む日本」黒田日出男 件の新書(昨日の日記参照)。 中世の日本図は何かぼわーっとした曖昧な形らしいんですが、東西に長いそれが独鈷の形でだから仏法の国なんだし、龍が周りを囲っているんだよ!というような内容。 独鈷と柱が同一視されててその周りには龍やら蛇やらがいて、それが要となる筈なんだけど崩壊しないまでも揺れることがあって、だから地震が起こる。…という話が鯰が暴れて地震が起こる、という現在でも通じる俗信に繋がるというのが面白かった。ちょっと鹿男を思い出した(笑)。 日本各地にある穴が龍の住処で、しかも地底で繋がっていて行き来もできるという想像力がとても好き。 ジャンルを自在に跨いで研究している姿勢に色々考えさせられた。
本屋では基本的には袋もカバーも不要派です。えこを目指します。 布製のブックカバーを好みます。文庫サイズのはなんだかんだでいくつも貰ったり買ったりしているのですが、新書サイズって意外に持っていないものですね。 教官から、貸したげるよと新書を手渡されたのでうっかり汚したりぐしゃっとやったり(よくやるんだよ…)するわけにもいかず、でも新しくサイズ違いのカバーを購入するのも面倒だったので、とりあえず自分で作ってみました。郵便局から届いた封筒で。 書類が入って送られてきた大きめの封筒です。ちょうどぴったり表紙裏表紙+背表紙分の長さがとれました。真ん中から裂く感じに切り開いて左右の端を折り返し部分に当てると、非常に折り目正しい感じに仕上がりました。…こういうことを書こうとすると自分の語彙の少なさが悲しいですね、まあいいや。 白地の下部に赤いラインが入ってて、おまけに本物の消印入りでちょっと可愛いと自分でも思う。自画自賛自画自賛。
久しぶりに、某アットホームな舞台を見に行ってきた。超混んでてびっくりした。イス席じゃないのでみっしり、という感じ。色々事情があったらしい。 私が言うのも変だけど割と初心のお客さんが多かったようで、笑いドコロが「おおーそこでくるか!」という感じだった。とても和やかな雰囲気でよかったと思う。 私自身は、ぎゃははって笑っちゃうというよりは、思わず頬が緩むような気分で見ていた。いや、「もう笑うしかない!」みたいな演目もありますけど。
NHKの美術番組を見ていたら、群仙図とか五百羅漢図とか色々不思議な絵を見ることができて楽しかった。何か、人攫いみたいな仙人がいたのが気になった。
バイトの間中、デビルメイクライのテーマな例の新曲のイントロが頭を離れませんでした。出だしとサビ(両方ともCMで使われている)が好きです。こてこてですね。
「新婚さん」完了しました。 やっぱ主役ペアいいな! 脇二組も素敵だったけど第二章全部やったらやっぱメイン二人が非常に充実していました。分岐後はえろの嵐も収まったようでしっとりと進みました。別れるルートの方は普通に好きですし、別れる気はないの方は「BLならではの安心感」という感じでした(笑)。BLならね、ありだよね、と思う甘甘で満足です。 意外に熱いはるさんの声と意外に淡白な颯太郎の声の対比が結構面白かった。はるさんの人の酔っ払い熱演振りには、萌えシチュということを失念して感心してしまった。関係ないけど、「おまえすげーなぁ!」というはるさんはいつも可愛い。 で、教授の声は常に無闇にねちっこい(笑)。マドカさんの声は、慣れた。「ボクの好みはぁ〜」というアレもせめて語尾を延ばさなければ普通なんですがね。私最初に見たとき軽く引いたもの。今はマドカさんってそういう人だと納得したけど。
久しぶりに「図書館戦争」アニメ公式を見たら、けっこう情報が追加されていたようです。私が今まで堂上だと思っていた奴が実は手塚で驚愕しました。えっあの可愛い方が堂上なの?という(笑)。 声は、私はあまり詳しくないのですが、シロエの人だーと思ったり。とにかく小牧が石田彰で吹きました。なんかすごく想像できますね。
バッテリーの二巻を読みました。 中学校入学直後のお話ですね。 中学生かあ…私にはそんなに自分を貫き通したいという志はなかったなあ。女子校だったし、宗教校としての朝の礼拝にびびったことくらいしか覚えてない…。 豪の器の広さ、というか特に巧に対するときの懐の広さみたいなものと執着の二面性が素敵です。 いやはや、ベルトの場面以降が何だか違うシチュエーションに被ってしまって仕方がなかったです。これが野球がテーマの児童書という皮を被ってかなり一般に広く読まれていることがむしろ不思議です。 因みに私は普通に青波が好きです。可愛いよう。
2008年02月08日(金) |
「ぼくには数字が風景に見える」 |
読んだ:「ぼくには数字が風景に見える」ダニエル・タメット 随分予約待ちしてしまった。
アスペルガーでサヴァンでてんかんをわずらったことのあるダニエル。新生児の頃からほかの子と違っていた彼を、アスペルガーと診断される前から受け止めてきた家族や周囲は大変だったろうなと思う。なんていうか、「発達障害」という風に認知されるのとされないのでは本人も周囲もだいぶ納得度が違うんじゃないかなあと思って。(「ただなんとなく変わった子」を受け入れていくことはもちろん大事だと思うんですけどね) ほかの人には普通にできたりする、自分にとっての困難を克服したり受け入れたりしながら自立していくダニエルは本当にすごいなと思った。
でもかなりフランクで親しみが持てる。 共感覚関係の体験談でもあるのですが、数字と言語への愛着を語る部分がとても生き生きしている。タイトルのとおり、数字の連なりを風景のように認識できるそうで、私には具体的な想像が難しかったですが何かいいな、と感じてうらやましかった。
そういえば、全然関係ないけど私も郵便局と図書館両方とも好きだなあ。どちらも数字で分けるところが良く似ていると思う。行ったこともない地域を数字で分けてるとわくわくする。 あと、これも全然関係ないけど、この本の中で学校で上演した劇として「スウィーニー・トッド」が挙がっていてちょっとそれはどうかと思った。怖いよ(笑)。
読んだ2:「田園の憂鬱」佐藤春夫 憂鬱、なんて漢字で書けない。
田舎に憧れた神経の弱そうな都会人(?)が、結局村の中でも病んでいく…みたいな話。田園というと何故かヨーロッパっぽいお洒落な響きだけど普通に、村。 こんな奴が夫だったら大変だったろうなー、とかいうことは考えてはいけない(笑)。腹立たしくなるから。そういうところを置けば結構好きです。自分のことで精一杯な感じ、無能っぷりとか不安の描写が嫌いじゃない。 目の前のものが大きくなったり小さくなったりする感覚というのはないわけではない。いや、ここまでいくと病気でしょ、と思うけども。
テレビ:デスノ。とりあえずおとうとと一緒にLに萌えてた(笑)。 とても狂っていて世も末だ…という感じ。漫画ちょっと読みたいんだけど、なんか気が滅入る。 Lとワタリの関係にほんのりと心温まった。Lが斃れた場面でCMが入ったので一生懸命おとうとに事情を説明したら全部間違っていた。やられた。
2008年02月06日(水) |
「スウィーニー・トッド」 |
「スウィーニー・トッド」見てきました。 結構色々な人の感想聞いてたけどその通りでした。グロくて、歌ってて、アラン可愛かった。 ああやって理髪師さんの前では無防備になれるわけですよ。目瞑る判事可愛いよ。ばばばとか歌われた日には思わず笑ってしまいました。 判事、根の単純そうな敵役でした。えろかったし(あの本どんなコレクションだったんだろう…とか、壁穴から覗くとかほんと駄目だよとか)、ただの好色な人にしか見えなかったけど妙にプリティーなんですよ。身なりを整えればもてますよ、とか言われてころっと付いてきてしまう。
歌も、トッドと判事がうきうきした雰囲気で一緒に歌ってる場面が一番好き。 とにかくしょっちゅう歌ってるので何故こんなところで歌うか、と思う場面もあったり。 まずいパイの場面、何かどこかで聞きおぼえがあるような…何かのパロディだったのかなあ。何となく「中国の不思議な役人」を思い出すような激しい系の曲もあった。
いやあでもグロかったので要注意です。首って頭に近いからか妙に痛そうで見ていて辛いですよね。血が噴出す瞬間がなかなか正視できませんでした。 あの大きい剃刀でひげを当たるのすら危なっかしく見えました。じゃりじゃりいう効果音が既に怖かったヘタレです(笑)。そういえば小さい頃バリカンが怖かったなあ。 テーマがおっかないのと人間関係の説明が少ないのとでちょっとどうしたらいいのかわからない感じの残る話だった。雰囲気としては怪しくて救いがなくて、好きです。映画館で見たから多分余計に怖かったのだと思う。
ライラの予告編を見たら、結構面白そうでした。気球乗り(チラシには飛行船乗りって書いてあるよ…)が思いのほかに素敵なおじさまになっていました。 映画公式でダイモンチェックができるそうです。無難に回答していたら私のダイモンは野ウサギになりました。
生協にクールミントサイダーが売っていました。 グリーンウッドを思い出したので(←間違ってる)とりあえず買ってみた。 ガム食べないのですが、香りがとてもいい。 ただ、鞄に入れて持ち運んだら開けた途端に暴発して周りの子からティッシュをもらう騒ぎになった。 クールミント(GW的な意味で)暴発を想像したらちょっと萌えた。
そういえばここ読書日記なんだよなあ…すみません。
今日、ひとさまと一緒にメールボックスに手紙を投函していった。が、あとから事情あって一旦回収しなければならなくなった。メールボックスには施錠がされており、扉上部に隙間がある、箱の高さの部分は比較的浅いつくりになっている。だから、手が入れば手紙をつかむことも不可能ではない。 ほかの二人は手を突っ込んでなんとか回収できたが、私は手の甲で引っかかった。右手も左手も。腕時計外して張り切っても意味ない。 役に立たないし、ショックだ。 わりと足の甲の高さもあったりする方なので、そういうことだよ、ということにしておく。
2008年02月03日(日) |
「「性別が、ない!」ということ」 |
雪が降った。積もった。電車が遅れた。寒い!
読んだもの:「「性別が、ない!」ということ」 新井祥 そういえば、コミックスまだちゃんと読んでない。いつも気になってたんだけど。 インターセクシュアルな作者のエッセイです。戸籍は女性で最初は女の子だと思ってたんだけど、身体的には男性でも女性でもない…ということらしい。性同一性障害とは違うそうだ。 時期によって身体的な特徴(体臭とか、らしい)が男性化したり女性化したり…というと結構大変そうな。 でも非常に明るい。 今は男性として生活していて、見た目はおじさんなのだそうです。文体もすんごい男男してて、逆に結構見ためや形ではっきりさせたいと思うのだろうなあと感じた。
体って、そんなに変わるものなんだとびっくりした。足の大きさまで変わってきたんだって。
新潮の雑誌が気になりすぎる。十二国記番外と森見さんの新作が同時に載るとか。プルマン(「黄金の羅針盤」もうすぐ公開ですねー…私の本命は白熊)の特集も載っちゃうとか。 今月はクイーンの新刊も出るし楽しみだ。
デスノ、結局前編を全部見てしまったのでとりあえず来週が待ち遠しい。 あるときは角砂糖複数個放り込んだ紅茶?を棒付キャンディでかき回し、またあるときは板チョコをばりばりと食べるLのインパクトにやられる。 話はやっぱり気持ち悪い。気持ち悪さにはまるのかもしれない。
読みかけ:「日本の歴史をよみなおす」網野善彦 ちくま文庫版。 この人の著作を読むのは初めてです。職能民の話が興味深い。将門とか日本の海賊とか面白そうだ。
家族全員で「鹿男あをによし」を見ていました。不思議です。 読んだことがないからなんともいえないけど、想像していたよりもずっと壮大な話なんですね…ちょっとファンタジー要素のある作品はドラマ化難しいなあ。 主演の人は個人的に千秋先輩を連想しすぎてへたれに見えないという…。 でも、エンディングが妙にかっこよくてつい笑ってしまう。何か、言っちゃ悪いけど無駄にものものしいところがNHK的なんですよね。確かに大河っぽい。 そして私はそういうものが好き(笑)。
今デスノ映画を見ています。狂ってる。どうも私はこの雰囲気に酔えないのですがちょっと見てみようかなと思ったり。
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