春の日記
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2009年05月30日(土) |
「ミラノからの小さなおみやげ」徳永佳代、ギャップ・ジャパン |
ミラノに住む著者が紹介する自分の友人などにと持ち帰る実用的なアイテムや店舗の紹介等。オールカラーなので楽しく見られるかと。
2009年05月27日(水) |
「くいしんぼマニュアル」大田垣晴子、メディアファクトリー |
文庫版。なので、一部カラーがモノクロ(多分)なのが残念。あと内容とは関係ないけど活字部分の見出しに盛大な誤植を発見(笑)今は食べないものとか食べられないものでもこうして人が美味しそうに飲み食いしてるのを見るのは別に苦痛じゃないどころか楽しいというのが自分でも面白い感覚です…。
2009年05月26日(火) |
「詳注釈版シャーロック・ホームズ全集9」コナン・ドイル、解説と注・ベアリング・グールド、監訳・小池滋、ちくま文庫 |
「ソア橋事件」「プライアリィ・スクール」「ショスコム・オールド・プレイス」「三人ガリデブ」「レディ・フランセス・カーファックスの失跡」「有名な依頼人」「赤い輪」「白面の兵士」を収録。やっと9巻…!半分くらいは解説と注なので個々の話はそんなに長くなく、さくさく読めます。面白かったです。
2009年05月25日(月) |
「おかあさんと旅をしよー。」k.m.p、メディアファクトリー |
著者の二人がそれぞれの母親を海外旅行にご招待するという親孝行を計画して実行、その詳細といったところ。母親と旅行か…正直言って私は一度で懲りましたが(笑)しかも海外となると、色々と大変そう…。
2009年05月24日(日) |
「英国流ビスケット図鑑〜おともに紅茶を」スチュアート・ペイン著、小栗千津子他五名共訳、ハーディング祥子監訳、バベルプレス |
最初の章、どころか「はじめに」を読んだだけでも「英国人だなぁ〜」とニヤニヤしてしまう語り口。メインはビスケット(クッキーではない)についてだけど、お茶やケーキについて書いてある章もあり。図鑑、というから表紙みたいにビスケットのカラー写真があるのかなと思ってたけど写真はモノクロ。とはいえ文章が面白かったのでまあいいや、という気分になりました。しかしまた何でこんなに訳者がいっぱいなんだろうか…。
2009年05月23日(土) |
「大名古屋大観光」永谷正樹、イースト・プレス |
2005年に出た本なので名古屋がまだ元気な頃ですね…ふふ。「マウンテン」の全メニューが載っていたりとか、他にも色々胡乱な記事があります。トヨタに関しての記述がないところが片手落ちな気がします(笑)
2009年05月18日(月) |
「刺繍カフェへようこそ」矢崎順子、文化出版局 |
なんか凄く稀に手芸の波が来るような気がするので何となく見てみたり。こういうのって設計図(図案)がしっかりできれば基本的に残るは単純作業だけ(腕前はともかく)、というところが好きなのかもしれない…。
2009年05月15日(金) |
「おやじのおやつ」田沢竜次、朝日文庫 |
男性が大っぴらにおやつについて語るには色々と苦労があるようです。まあ、パフェを食べ歩いてる男性とか実際に見たことないですからね…。子供の頃の駄菓子屋経験とかも絡めて、いろいろ紹介されていて面白かったです。
2009年05月13日(水) |
「はじめての飾り巻きずしとデコちらし」後藤幸子著、川澄健監修、日本文芸社 |
俄かにブームのような気がしますが…キャラ弁みたいなノリなんでしょうか。ちょっとやってみたい気がしますが失敗した時のダメージがお菓子なんかの比ではなさそうなので見るだけにしておきます…。
2009年05月12日(火) |
「「秘めごと」礼賛」坂崎重盛、文春新書 |
秘めごと…古風な響きですね。隠居とか秘めごととか、あまり声を大にして勧めるというのは矛盾してる気がしますが(笑)文豪の秘めごと色々とかは見てて面白いエピソードだとは思いますが、現実に周囲に居たらちょっと困りますよねぇ…。
2009年05月09日(土) |
三文オペラ、ウェルシティ大阪厚生年金会館芸術ホール※ネタバレ |
デーモン小暮閣下がご出演ということで。「うーん、名古屋でもやってくれればなぁ」とは思っていましたが…この出演の為にライブの時期をずらしたと知って「そうしてもいいほど面白い仕事だと思ったんだ〜」という感じで興味を抱きました。それでも東京公演だけだったら行けなかったかもしれませんが、新しく出たアルバムなんかを聴き込みつつ「大阪公演もあるなら閣下を見るため だ け でも行っちゃうか!」と駄目モトで千秋楽のチケットを申し込んでみたら、買えました。…偶には勢いも大事です。 しかし「三文オペラ」の名は知っていてもストーリーとか、ブレヒト作品とか全然知らない!何やら変わった感じの作品っぽいので予習しとこうと思って、岩波文庫(表紙の解説で結末を言うのは止めて下さい…)と今回参考にしたらしい新訳の方も読んでみました。フィナーレとか、上演したらどんな感じになるのかさっぱり想像もつかないまま社長の声が閣下で聴こえました(どうしようもありませんね)。宮本亜門演出作品を観るのも初めてだし、TVでよく名前を見かける人がいっぱい出ている作品を観るのも珍しいことなので、面白い経験になるといいなぁと思ってました。しかしだらだらと無駄に長い覚え書きになっております…。 劇場は厚生年金会館の小さいほうのホールということで、東京公演の劇場ほど大胆な造りの舞台?(見てないけど何か変わってたらしいから)ではなかったのかな?あの段が額縁のようでその上での演技やそれを乗り越えての演技が舞台から飛び出してくるようで面白いかも。席は前の通路から二列目の右寄りと、程よく全体を見渡せる良い席でした。やっぱりこれくらいが観易い席ですね。通路に役者が出てくるタイプの芝居と聞いていたのでちょっと楽しみになりました。あと席番号が何か変則的だった気がします。客席はほぼ埋っていたかと。客層は…まあ女性が多いかなとは思ったのですが、若い男性やちょっと年配の男性もいつもより目につきました。女性が「今日の演技は普通だね」とか話し合ってるのは劇場でよく見る風景だけど若い男性が「今回はあそこの台詞がなかったね〜」とか話し合ってる風景って新鮮…。時節柄、ロビーには消毒液なんかも置いてあったり…。花はなっち宛が多かったです。 初っ端に大音量、と聞いていたのですがやっぱりびっくりしてしまいました。生バンドがあんな所に居ようとは。花火とか、新聞開いて読んでたりと面白かったです。ストーリーはそのまま、カットされてる部分もあったと思います。演出とか、面白く観ました。何となく、何となくですが…劇団★新感線を楽しく観られるタイプの人は楽しめそうな気がします。亜門さんはいつもそんな感じなんだろうか…他を観たことないので分かりませんけど。何か、パンフ観たら「シアターコクーンの為の一本」という感じが強くて大阪公演はおまけなのかな…とも思いましたが(期間的にも短いし)、面白かったのでちょっと勿体無い気がしました。作詞は主役をしてる三上さんだそうですが、ところどころ(合唱とか特に…)詞を聴き取れないところがあって残念。権利関係?とか、CD化は難しそうですが、それならせめてせっかく新しく作った詞の数々は全部でなくてもいいからパンフに載せてくれれば良かったのに。 キャラクター/役者について。モリタート歌手/米良さんのポジションがまず面白いですね。幕間のお喋りとかも。余りお姿を拝見したこと無くてあんなにお小さい方(ご病気でそうなのだとか…)とは存じ上げず。驚きました。閣下以外のキャストについては殆ど全然何も調べたり見たりしなかったからなぁ…。メッキ/三上さんも名前は知りつつも「この役で見た!」とかそういう記憶がちゃんとないのですが、なかなか魅力的。そして男にも女にもモテモテ…原作の方からはよくキャラが掴めなかったのですが、ラストの表情とか印象的でした。ポリー/安倍さんははっきり言って元モーニング娘。らしいということしかよく知らず、プロモで出てた情報番組の感じだと普通の可愛い子だったのでどんな演技をするのかなと思ってましたが、出てきた時から最後まで誰が演じているかなんてどうでもいいぐらいポリーになりきっているというか、ポリーのキャラクターを見せてくれたなぁという感じで好感が持てました。シーリア/松田さんとの絡みも良くて、結局愛されてるねという感じで。シーリア/松田さんもピーチャム/閣下との息もぴったりでちゃんと母親してるし楽しいキャラでした。ブラウン/田口さん…メッキとはそういうことなのか(笑)そういえば岩波の解説にちらっとあったようななかたような。ルーシー/明星さんは原作からは特にどういうキャラクターとか浮かばなかったけどクソ真面目な女教師みたいな感じ?ポリーとの対比もジェニーのと違いもよく分かりますね。牢獄でのポリーとのやり合いはなかなか笑えました。食いだおれ太郎とかwジェニー/秋山さんはかなり好みの感じ〜と思ったもののキャストをよく見てなくて後で「ああ〜朧の森に出てた人!」と思い当たりました。娼館の風景はかなり刺激的でしたな。装置でぐるぐる回りながら歌うところも面白かったです。スミスが他の人より凄く背が高く感じて(一瞬シークレットブーツか竹馬でもしてるのかと思ったくらい…)威圧感と言うか、何か凄く怖くて(メッキとの遣り取りとか…)印象に残ってます。マサイアスやジェイコブも誰がやってるかよりキャラクター観てるのが楽しくて。今回は全体にそんな感じで楽しかったです。歌もみんな良かったと思います。音楽は元々原作についてたものを使ってるらしいですが、古さを感じないというか何となく聴き覚えがあるものもあったような。 そしてお目当てのピーチャム/閣下。良かったです〜!元々かなり重要な役どころですよね。もう出てるとどうしても彼を中心に目が行ってしまいます…。車椅子使いも松葉杖使いも本当にそれが必要な者のように上手くて。(今までに車椅子使いが上手いと思った役者といえば「ミザリー」の市村さんかな…/笑)歌は勿論、演技も…「ロックオペラハムレット」「星の忍者」くらいでしかそういうお姿を見たことはなくナマで観るのは初めてですが、良いと思います。「義足をもう一本持っていけ」のシーンはちょっとびっくりましたが、血が吹き出てるところは何か新感線の舞台を連想させる感じですw「蝋人形にするぞ」もご愛嬌。三点倒立唱法も嬉しかったです。帽子を落とす、というところが松葉杖を取り上げられるという風に変わってて、(帽子を落とされたのはブラウンでしたね)あの倒れ方とかドキドキというかハラハラした…またスミスが大きくて怖い感じの人だから「あああああ」とか思いながら見てしまいました。まんまと引き込まれていたこと。結構通路に役者が出てきてくれるタイプの舞台と聞いておりましたが、さすがに一幕フィナーレの時、ほぼ目の前(真ん中の通路から二列目だから…)、真正面と言う近距離&好位置で歌ってくださるお姿以外のものが殆ど目に入ってきませんでした…いや後ろというか舞台の方でわらわらと人が出てきたのは何となくわかりましたけど。ライブは後ろの方でしか経験ないから正直ときめきましたとも…!ガン見ってやつですねハハハ。もう一幕の内に「良かったラッキー!この舞台は楽しめそう!」とは感じておりましたがあれは決定打でしたね、元は取れたというか(笑)その後は反対側から登場とかかつがれたまま通路からはけていく、とかもありました。元々アンサンブルとかだけでも客席通路に現れてくれる舞台って、特に良い席の時は大好きです…。あ、そういえば一幕のフィルチが出てくる通路に係員がお客を誘導してきてて邪魔になってました…あれは係員が悪いぞ!通常は遅れてきたりした客を入れるタイミングは決まってる筈なのにな…何の為に居るんだか。フィルチはピーチャムに渡すお金を落っことして拾えなくて「後でいい」とか言われてたりしましたね〜。 三幕構成で二回の休憩がありましたが、長さは感じませんでした。あまり長く座ってるとお尻が痛くなりますが今回はそれもなく…。そして行ったのが大阪の(つまり全公演の)千秋楽ということで、カーテンコールも盛り上がっておりました。 観終わってから、また原作を読み返してみたくなりました。閣下目当てでチケットを取ったので内容はまったく期待してなかったのですが、久し振りに(…)、「これは面白いものを観た!」という満足感があります。 新幹線を降りた頃に発生した人身事故で御堂筋線が止まっていたり、その他ゼウスの妨害などもございましたが楽しい一日でした。ご一緒していただいたN様親子にも感謝でございます♪
2009年05月02日(土) |
「三文オペラ」ベルトルト・ブレヒト著、酒寄進一訳、長崎出版 |
2007年の上演の為の新訳らしいです。今度観る予定の舞台もこれに拠っているとか聞いた気がしたので。岩波文庫版と比べると言葉の感じは平易になってるかな…しかし「アウトオブ眼中」とか「聖域なき構造改革」だとか…微妙な気分にもなるような(笑)そしてどうしてもピーチャムの声があれで聴こえます…。
春
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