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泣きたくなるくらい痛いとこつかれて、嫌になるくらい罵倒されて、故意に傷つけられて、怒らない人間なんていない。二度とこんな人と口をきくまいとその時思う。
でも、なんでなんだろう。ある地点から、そこまで言わせるエネルギーに応えたくなる。ある意味、私に感じてわき怒る感情を良き理解者と思えたり、信頼につながったりする時がある。この人をわかってあげようって思う。自分もまた同じようなことを人にもしてきただろうに、許され続けてきたのだと、そんな時に気付く。
けんかを良しとは思わないけど、家族の争いが多かった幼少期の環境で、私はそんなバイタリティを育んだのだと、まんざらマイナスと思っていない。いや、むしろプラス。
善意が悪意に変わる時、ドラマは生まれる。がしかし、悪意もまた、善意に簡単にすり変わる。私はそういう論理を解き明かせる人でいようと、やはり思う。それは、他人のそれではなく、詰まるところ究極な自分への追求なのだけどね。
創作はその媒体でもあるんだなぁと思えて。そろそろ春がなつかしい。
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* * *
夢を見ることを、やめてしまいたくなる時、先を見失って袋小路に人は迷う。
今、君の行く道は険しいのか。僕ははたして、まともに生きる能力など備わっているのだろうか。ふさわしくない自分に鬱な気分になる。
万人に愛されたり、多くの人に認められたり、それが指標というものなのか。富と名誉を得て賞賛を浴びた者が成功者なのか。そのどれもとうの昔にさびれた抜け殻を追いかけているようで、君も枯れていくのではないか。
いったい何が僕に迫るのか、何が僕を救うのか、深く分け入ればそこは澱みの在り処。
存在は広い宇宙の数億、数兆、無限の中の一個でしかなく、価値は海に散る星屑のようにはかなく他愛もない。
それでも僕を愛し必要として、いなくなれば涙を誘う人がいる。僕の生み出す分身が、わずかでも役にたつ時、そこに送り届けられるなら、生きている意味を知れるだろうか。泣き出したくなる今日をこなして、繰り返す日々は僕にも変わりなく訪れる。
僕は君を愛しているという不動。唯一、まぎれもなく確かな真実。北風が木枯らしの嘆きであるほどに。
* * *
こんなテイストの主人公が胸にうずいてる。時間がないせいだけでなく、私の定まらない心情を表すように彼らが登場をこばんでいるような。そんな気がする。なぜか。私の代弁者なのか、個性がたつのか、際どさを行き来しているからだろう。
つくりものの工程に例えれば、出来映えが半分途中でアメーバーのようなままふらついている感じ。まだ軟体状態なので何にでも合体でき、どうにでも形を変えようとうごめいている。
書きたい病のまま、つなぎあわせる要を持たずに宙に浮くだけ。陽のめにあてたら溶けてしまうかもしれないのに、恐れもせずただ綴る勢いを…。
渇望状態な即興に浸る深夜のせい。にして、あとわずか眠りたい。
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あぁ、お話が書きたい。今すごく書きたい。胸がきゅんとくるよな、心に迫ってくるよな、そういう物語り書きたい。
色が浮かんでくるよーな、音が聞こえてくるよーな、言葉が躍動にはじけてる、そういう文章が書きたい。
伝えたくて、収まらない想いに襲われて、走り出しそうで、叫び出しそう。
あん。こんなにじらされて、待たされて。 書けるようになった時、全て消えてなくなっていたらどうしよう。
ちゃちゃっとお仕事なんて片付けちゃえたらいいのに。
どんなに消耗しても、書いて書いてなお書いて、きっといつか、そういう生活をしていよう。
せめて今は、人間でいることを、思い出せる時間をもう少し持てたらいいのに。 馬車馬のように働く毎日。少しだけしんどい。
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2003年01月07日(火) ■仕事のこと その2■ |
---いつも私がこんなふうに笑っていられるのは、あなたたちのおかげだ。 怒涛の仕事もこんなにリラックスしてこなしていけるのは、あなたちが運んできてくれた新しい風の吹く空のせい。
時には無邪気過ぎて、わかってなくて腹立たしくもある。邪魔になることもある。消えてよ、私の前から!なんてひどい考え浮かんだ日もある。ごめんね。そんなふうに思って。
今思う。一緒に仕事ができて良かったって。私たちを選んでくれて本当に嬉しい。 よくここまでがんばってくれた。私を信じていてくれてありがとう。支えてくれてありがとう。---
はじめて私が仕事を教え一緒にやってきた娘たちが、今年の春、入社3年目になる。一人は今でも私の部下。一人は私の仕事を盗みつつ伸びざかりに対抗の部でがんばっている。
彼女らの3年目記念日には、そんな言葉で祝ってあげたいと思いついた。ラーメンをすすりあった残業の夜。
いつか、この苦労に報いるようでありたい。私の役目だ。
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2003年01月01日(水) ■一瞬はいつも意味を持って過ぎ行く■ |
去年、私にはほんの少しハードな出来事がいくつかありました。 人の死と向き合い、また、悲しかったり悔しかったり、今までとは違った悩みごとに遭遇しては、行き詰まってばかりでした。
今年は、そんな苦をなくしていこうとか、がんばって乗り越えようなどと戯言を言うつもりはありません。
それらをかいくぐって笑いを運んで来てくれた様々。感動を残していってくれた多く。 その一瞬一瞬を、その時だから出会えた貴重な瞬間の重さを、私は忘れてはいません。
幼い頃は世の中は当たり前に動いていると思っていました。当たり前に本読んで、映画見て、歌聴いて。当たり前におしゃべりして、恋をして。当たり前に笑いあって、怒って許して。
その一つ一つが、人の想い様々につくりあげられていることに気も止めず、単純にやりすごしていました。漠然と生きていたままなら、今もその重さなど知らずにいたでしょう。たったひとつの喜びを得るまでに、どれだけの想いの重なりがあったかなんて、きっと考えにも及ばなかったでしょう。
私たちの周りには、情報や興味深い出来事が常に沢山に転がっていて、選ぶ暇もなく、次々と受け入れています。街に流れるひっきりなしに変わり行く歌謡曲とか。
何がいいのかなんてわからなくても、体がその感覚を好んでいれば満足を得られる世界。つくられた習慣や慣習が、そこへと導いてくれるイージーさ。
人と自分と。出会って。交わって。一瞬にこめられる想いの深さにどれだけの人が気付けるのか。気付けない時、それらは無意識の中に蓄積されて歴史を刻んでいく他になく…。
一瞬はいつも意味を持って過ぎ行く。 わけもなく、理由も持たずに、歩む道など本当はどこにもない。
"あきらめましょう"と年の暮れ、声高らかにカムバックを遂げた歌手が歌っていました。 そぎ落とされて淘汰されていく大切な想い。その一瞬に賭けていきたいと思うのです。
ありがとう。と、いったい、いくつの感謝を書き綴ってきたことか…。 そのどれも、誰かの想いと私の想いの結晶に他ならない。
A HAPPY NEW YEAR 2003. THANK YOU AGAIN.
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フィル/ フロム・ジ・イノセント・ラブレター
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