FILL-MIND [フィルマインド]心情記 

   
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2002年07月28日(日)  ■独り言:暑い夜の酔狂■

どうしても、何かを書きたいのに、何も書けない。

なんだか今夜は、熱におかされて、彷徨人のようにふらふらと。ただ、そのままに。

アイデアが皆無で、発想が尽きてしまう。もう私もおしまいだ、なんて大袈裟に思えてくるのって、決まって異常な季節の時。そう、熱帯夜のように。

脳みそのヒートアップ現象。
昼の熱はそのままに冷めなくて、よけいにのぼせ上がった頭脳もクールにならない。どうせ冷めない熱なら、恋に夢中っていうのなら救いがあったのに。

暑さで眠れぬ夜にうなされて、創造の海を渡る夢を見て。

さて、現実逃避の夜はふけて、明日は月曜だから。
日常を連れ戻そう。





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2002年07月24日(水)  ■独り言:嫌々モード■

何もかも、そう、何もかもが嫌になってしまう瞬間っていうのが時にある。

ずっとずっと、何もかも嫌だった。嫌々病に冒された、末期症状患者のごとく。

瞬間的に、さぁがんばろうと思い起こすものの、すぐにやる気は削がれ、へなへなと座り込んでしまう。24時間が長いなぁと思うのはこんな時。

朝、通勤電車に揺られていた時は、確かまだもう少しまともだったのになぁと、もう深夜に近い夜更けに会社でパコパコとパソと奮闘して我に返る。

2〜3年前までは、まだもう少し集中力と忍耐力があったのになぁと、やはりもの思いにふけって、年なのかなぁと自分を哀れんでみたり、嘆いてみたり…。

「能力は出し惜しみするものではない」

サイトめぐりをしていて思い出したこと。

そう、あらん限りの、今出せるだけの全てを出し尽くしてしえば、きっとその後は、また新たな発想が浮かんでくる。
と、漫画家の槙村さとるも若いころは編集に言われ続けて、創作を続けたのだと語っていた。

私の場合は、もともとの才に限界があるのだと、言い訳がましい愚痴。もうそこからして出し惜しみだ。愛情も。創作も。自分自身にも。

世の中のプロフェッショナルな方々は本当に凄い。決してへこたれない。負けない。私もあやかりたいものだ。そんな強靱な人たちに。

生きていくのって、大変なんだよね。本当に。皆もがんばっているのだろうな。
まだまだ、出し尽くしていないはずの能力を枯れるまで出さなきゃ、何も始まらず、何も終わらないんだよね。

さて、がんばらねば。つまらない日々も後悔の日常もつくらないために。



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2002年07月09日(火)  ■心情記:夏ばてモード■

なんだかとってもやる気が出なくて、気が重い。だるくて体はにぶく…。
嫌なことばかりじゃないけど、楽しくもなく。

何もしないで、何も考えず、何も動かない世界に逃げこみたい。
ぽっかりと空いた、時間の空想の中に逃避。夏ばて状態全開。

萎え気味をとり戻す回復力は、既に朝から皆無。
今からばててるようじゃ、今月すら持たなそー。

気まぐれな気分は、夕立ちの雲のようにころころ形を変えて。

明日は、陽気でありたいな。皆も、どうか元気で!





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2002年07月08日(月)  ■時候記:灼熱に沸き立つ夏へ■

 ぎらぎらと灼ける日差しを浴びて、乾いた抜け殻はミュールに引っかかり、また暑い夏が来たのだと知った。

 眩しくて。

 大通りに抜ける一本道につき刺さる陽は痛い。しばらく手をかざして始まったばかりの夏を味わう。

 このままプールに飛び込もう。目に迫る水しぶきいっぱいのポスターに触発されて、週末の予定を思いあぐねる。

 やっぱりバーゲンが先かな。水着買わなきゃ。それから市民プール行って、水慣れしとかないと恐い。そんな時間なくって、またいつものグダグダ…。

 と、あっという間に現実感にぼやき。



 感覚と季節の狭間で、創作に湧く瞬間が好き。

 季節はいつも奮いたたせる。
 さぁ、行こう。恋のシーズン。



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2002年07月07日(日)  ■時候記:人間の駱駝■

 尊敬する作家の一人に宮本輝さんがいる。
 有名な作品はほとんど映像化されていて、テレビから先に知った作品も多い。

 「青が散る」もそのひとつ。当時、色恋も夢物語に子供だった、私の記憶はおぼろげ。聖子ちゃんの主題歌に惹かれて、意味も分らず見入っていた気がする。

 時が過ぎて、主人公たちと同じくらいの歳になって、原作の「青が散る」を読んだ日、鮮明にドラマのシーンが蘇って、いたく心を動かされた衝撃が思い出されて。

 何故、そんな20年も10年もの昔の記憶を紐ときたくなったのか。
 今でも、ふと、口ずさんでしまう、その時のドラマの挿入歌。こんな暑い悩める日は特に。

 偉大な作家は偉大な唄まで人の記憶に刷り込んでいく。
 あの頃から、私は成長していないのかな。もう青さは似合わないけれども。



♪人間の駱駝(ひとのらくだ)♪(一部引用・中略)

 ---大都会という名の砂漠に 人のらくだが残されて

 ---親や友や兄弟たちが 振り向きながら遠ざかる

 ---みんな きっと孤独なくせに 何故にいつでも群れをなす?

 ---あてなどないよな旅だけど 明日の自分がなぜか恐くて

 ---生きていたい 生きていたいだけの 人のらくだ


 ハスキーボイスで歌う歌手の名は大塚ガリバー。売れないミュージシャン役だった。今頃どうしているのだろう。40代も半ばを過ぎて、いい親父になっているのだろうか。哀愁がなつかしい。

 本人も知らない遠いどこかで、繋がっていく感動の連鎖。そんな創作、そんな趣きに憧れる。

 欲にまみれずに、貪欲であり続けたい。思うところ。

 青いよ。ホントまったく。




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2002年07月01日(月)  ■時候記:装い新たに-6/29記■

青々と草木が茂る大地。濁りなく澄んだ高い空。壮大にあおぐ白い雲。
そんな夏に向って、FILLも模様替えをしてみました。

華やかなアイボリーに永遠の未来を。
さわやかなグリーンに穏やかな心を。
鮮やかなオレンジに健やかな日々を。

大切な人たちに、幸多き祈りと色に託して。FILLから、愛をこめて。


容易くは進めない、猶予なく迫る選択。
思い通りには運ばない、絶えまない葛藤。
立ち向かい逃げ出せない、現実との模索。

抱え込む日常は、いつだって容赦なく人を悩ませる。
それでも生きる力は出会える歓びだと涙ぐんで思う。

魂が宿る言葉を生み出していきたい。FILLに思うこと。
諦めてしまわないように、投げ出してしまわないように。

装い新たに、新しい明日を信じて。

THANKS A LOT FOR YOU FROM ME.




 
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