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2002年05月16日(木) ■時候記:雨天叙情■ |
快晴の日よりも雨の日のほうが、言葉がこぼれ出てくるのは何故だろう。うっとりと、しっとりと、潤って満ち足りる。恋に満たされて幸福に酔うように、言葉の渦が私を招きいれる。
きっと心が湿度に反応して芳醇に発酵されていくのかもしれない。
雨天叙情は語彙情緒。満月が人を野獣にするように、雨は人を感傷に導く。
五月雨な梅雨の趣。心を浸す季節はまだこれから。 皆のところにも、素敵な雨が降り注ぎますように。
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2002年05月15日(水) ■時候記:冷酷な都会の体温■ |
押し寄せてくる人の波に圧倒されて、めまいをおこしそうになる。よろめいて倒れるかと思った。いつもは上手く人をかき分けて小走りにすり抜けられるのに。無表情に先を急ぐ無機質な群れ。冷たさに体が冒されそうで、吐きそうで、そのまま引き返したくなる。
都会の表情は時にとても冷酷。満員電車は容赦なく他人の体温と背中合わせにするのに。
確かに熱がそこにある。幾千、幾万、幾億の人生が行き交う街。息苦しさを抱えて今朝も薄曇りのプラットフォームに立った。
* * *
数十分の通勤時間はわずかな物思いのひととき。 さぁ今日も戦場へ。皆の日常も変わらずに動いていますように。
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2002年05月13日(月) ■時候記:霧雨のはじまり■ |
霧雨を受けて駆けぬける雑踏の朝。 昨日は少しだけ快晴だったのに。もう、梅雨に突入したような空。
今年は桜まで焦って訪れたけど、前線上陸が早めな1年なのかな。
顔にあたる冷たいしずくはシャワーのようで気持ちいい。 眠気眼を目覚めさせる爽快な感覚。でも風邪をひきそう。
季節があって嬉しい。雨の日も晴れの日も違う表情で迎えてくれる。
皆の空を思い浮かべ空想に浸る朝。 元気で今日もがんばれと祈って…。
なんとか遅刻はまぬがれたみたい。そんな月曜の霧雨のはじまり。
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2002年05月04日(土) ■創作メモ:泣きたいと思う朝■ |
昨日、涙に感じたお話ができました。
私にとって「泣く」という作業は、まさに自分の心のままそのままで、自分を楽にもしてくれるし開放もしてくれることです。
何かに感じて涙を出せる時、あぁ良かった、まだ私には涙が残っていると思って安心して泣きます。
怒ったり悔しかったり体を煮やす感情に取り付かれた時、それらが体から全部削ぎ落とされるように吐き出して泣きます。
ひとり暮らしをしていて良かったなと思うのは、泣きたい時に泣きたいように泣けるだけ泣ける自由。
このアパートに移ってはじめての朝したこと。目を覚ましてわんわんと泣きました。
昨日まで隣にいたはずの人。朝だよと言って起こした人。今朝はもういないんだって感覚が知ってしまった時、涙が止まりませんでした。
そんな、胸打つ瞬間をできれば言葉に置き換えてみようと、お話のなかでもう一度蘇らせようと思って、物語りを書きます。心に溜まった吹きだまりたちを。
誰の心も震わせることなどできないかもしれません。けれども、できれば自分の心くらいは、震わせられるものでありたいです。時間はかかるかもしれないけれど。
泣かしてくれるものに出会えた時、ありがとうって思う。 泣かしてくれる人が居てくれた時、幸せなことだと思う。
最近、私は泣いていない。 だからそろそろ泣きたいな。泣けるものを探しにいこう。
そう思って、本をたんまり買い込んだ。 五月晴れ真只中、ゴールデンウィーク。今日はそんな日。
ティアーズ・ランゲ−ジ http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=93218&pg=20020503
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フィル/ フロム・ジ・イノセント・ラブレター
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