Fly Me To The Moon

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シャバダバダ♪  2004年06月29日(火)


6月の空。
雨は降ってないけれど、きわめて薄白い空ですね。
こんにちは〜 あなたいちこです。


そうそう、先日ですがたまたま特別レッスン
というものを見かけました。


通常とちがってかなりキビシそうです。
だって、全コーラス歌わせてもらえないようだもの。



「シャバドゥワ♪ シャバダバダ シャバドゥビ・・・」



最初のスキャットですぐ音を止めらてしまいます。
ミュージシャン全員が指を鳴らす例の曲のあのシーンです。



「そこさ・・・、何十回となく歌ってるわたしがやっと自然に
口からでるようになったぐらいだから・・・無理じゃないかな?
ちょっとテンポがあってないと思う」



うっ? おっしゃるとおりだけれどキツイ。



ひととおりのアドバイスを受けた彼女が
Aqua de Beber のサビの部分を歌います。


この曲、燃えるような愛の歌なんだけど
ちょっとコワイ?愛しているけどコワイ?
・・・のでちょっと引いてしまう歌。


歌の途中でまた音を止められ
じっと見据えた目で先生が彼女に訊いたのは、



「どうしてこの曲選んじゃったかなぁ」



「わたしもそう思いました・・・」



うわぁ、歌詞もそうなんだけど
アドバイスもそれに対する返事も
両方ともきいていてコワイし、引いちゃいました(泣





孤独な長い爪  2004年06月28日(月)


週末の夜。視界が暗い店内。



「嬉しいのはさぁ、みんな仲良しだってことよねぇ」




真っ赤な長い爪をワイングラスに絡ませながら
歌の先生が言う。




「いちこさんとまりさんは前からの知り合い?」




「いぇ・・・レッスンで知り合ったんです」




「そう? みんな仲良しでいいわねぇ〜

そういうのいいわよねぇ・・・すごく羨ましい・・・」



えっ・・・?


十分大人なのに子供のように甘えたように言う先生に
わたしは、突然方角を失った。



羨ましいのはこちらのほうで
先生がわたしたちに向かって
羨ましいと言う事があるだろうか?



長年のキャリアをもち華やかステージに立って
人々に夢と希望をあたえる仕事を持つ人。
洗練されたアレンジでジャズを歌う人。


友だちだって知り合いだって大勢いる人が
他人の何を羨ましがる事があるんだろうか・・・


仲良し関係が羨ましいという先生には
人気者特有のあの孤独がちらりとみえたけど



でもいったい・・・
十分に満たされているはずのこの人は、



いったい幾人もの人と
いくつものほの暗い空間で
幾杯ものグラスをかたむけながら



いったい幾度、同じ会話をしたのだろう・・・







I-want-to-get-some-big-piece-of-sharp-steel-thrust-through-me mood?  2004年06月24日(木)


薄青い空。銀座。



舌ピアスの彼女が言う。




「こうやって来てくれる人がいるから、仕事やってるんですよ」



「そう? 同じお客が来ると励みになるの?」



「なりますよ〜」と彼女。



彼女が口を開く度、金属のピアスが見え隠れする。
自分のカラダの一部にピアスをするってどんな気分なんだろうか?


耳ピアスならしてみたい気持ちはわかる。
でも舌やお臍は・・・どんな?


気分的にはこんなかんじだろうか?



She-wants-to-get-some-big-piece-of-sharp-steel-thrust-through-her Mood



ダメ、そんな気分まったく想像できない。


それよりも舌ピアスの感触ってどんなだろう?
自分でしてなくても彼女とキスをすればわかるかも?


ベトナム旅行中に現地の店員にキスさせてくれと言われた彼女。
店員もわたしと同じ事を思ったに違いない。




「で、もち拒否したんでしょ??」





↑コメントがかわるぼたん Thanks a bunch!



全く無邪気。全く無防備。全く天真爛漫。



全くしょうがないわね・・・




Love is Blind?  2004年06月23日(水)


その盲目の男は恋をしていた


男が好きになったその人も
不可視の世界の人だった


恋は目ではなく心でするものだから
だから彼と彼女には障害はないはずだった


二人の生活は非常に充実したもので
彼らの平和は闇の中にある


当人以外にはうかがい知れぬ平和
外部の世界との接触を避ける形で
二人は全世界を所有していた・・・


Love is Blind
恋は盲目の文字どおりのふたり


けれど次に男に会ったとき
彼はひとりになっていた


彼女を他の男にとられたと淡々と話す彼
彼の沈んだ声と苦痛の表情には絶望がみえ
そこには恋人をとられた深い哀しみがあった


見えることがあたりまえ
聞こえることがあたりまえの世界では


彼は、
彼女の美しい姿を見たくても見れない
彼女の容姿を彼女に描写したくても出来ないのだ


正眼者に恋人を取られる・・・
盲目の男にとってそれは
致命傷だったにちがいない


彼女を幸せにしようと彼なりに努力したけれど
どうしても克服できない事実に男は
すっかり打ちひしがれてしまっていた



わたしは同情した


彼にではなく、


彼女に・・・・



見えない世界で彼と充実した生活をおくっていても
見える世界に憧れていたはずの彼女


彼女の容姿を美しく描写し話してくれる男に
魅力を感じないはずがない


女にとって
自分を美しいと言ってくれる男は絶対的な存在だ


見える世界に少しでも足を踏み入れたいと
彼を捨て次の恋にはしった彼女
そんな彼女をわたしは非難できない
だって恋は盲目だから


Love is Blind
恋のキューピッドには目がないので
その矢はあっちこっちに飛ぶというのが
本来の意味だという


この後、重ねて次の矢が射られ
さらなる新しい恋人ができても


それは彼女の落ち度ではなく
恋のキューピッドの仕業ということで・・・




Speak Low  2004年06月18日(金)


悲しい夢をみた・・・。
悲しくて夢の中で数日間、激しく泣き続けた。


自分の泣き声で目が覚めて
もう一度眠りに入ろうと目蓋を閉じると涙が溢れでて
夢をみながら、本当に泣いていたことに気づいた。


どうしてそんな悲しい夢をみたのかわからない。


前夜のわたしはジャズバーにいたから
カンパリオレンジを片手に、ベースマンと視線遊びをしてたから
だからこれっぽちも悲しい夢をみる原因なんてなかったはず。


音とリズムを同時にだす楽器、ベース・・・


にしてもこのベースの人、演奏しながら余裕あるのね。
薄暗い視界の中で目があう度に首を傾げ、にこっとする。
けっこう楽しい。

わたしも合わせて首を傾げればよかった。
・・・そうすればもっとそれ以上に楽しかったにちがいない。



うすぼんやりとした暗い店の中、
白いドレスをまとったヴォーカリストがひときわ輝いている。


その美しい彼女が Speak Low を歌う・・・



Speak low
When you speak love

愛を語るときは
小声でそっと・・・




ところで、忘れずに練習しています。
先生がおっしゃるには、緑茶は喉にいけないそうです。
それからミルクを入れたものも喉にからむのでダメだといわれました。
もちろん冷たいのもダメ。一番いいのは黒豆の汁だそうですが・・・。



「いろんな方向からいろいろダメと言われてるね?!」と夫。


まったくその通りで、わたしは白湯か薬草茶、もしくは
黒豆の煮汁しか飲めるものがないと思われます。






自分のことだって気づいていた?  2004年06月14日(月)


生まれながらにしてめぐまれてる人というのは
自分のことだって気づいていた?


**********


快晴、けれども部屋で1日を過ごす
禁止されているコーヒーを入れて
どうせならと金粉コーヒーにして
カップに浮かぶゴールドを眺めながらジャズを聴く


ミュートしたTV画像を横目に
バランスボールに座りキーボードを叩く


ここは自由だ
好きなものが食べれて飲めて
聴く音楽も自由に選べ
見たいTVを見て
書きたいことを自由に書く


ここはあらゆることが自由なところ
ここが階級制でなくってほんとよかったと思う


貧しい国に生まれて
食べることも困るような国に生まれたら
本当につらいと思う


仕事も自由に選べない階級制度もないし
聴く音楽を限られてしまう国でもないし


努力しだいでどんな職業にもつけるところ


生まれながらにしてめぐまれてる人たち
そういう人たちというのは、、、それは他人のことじゃなくて



自分のことだって気づいていた?






思い出はいつの日も雨  2004年06月09日(水)


雨の中を、弟と、ドライブする。


リアシートに乗ろうとドアに手をかけると
助手席に乗るようにと合図された・・・。


エンジンがかかるとサザンが流れ出す。TUNAMI。
昨日は彼女とドライブでもしたのだろうか・・・


会話もなく沈黙がつづく。弟と話をするのは苦手。
たぶん向こうもそうだろう。




「なにしてるの?!」
 と訊かれる。




わたしは何もしてないから、じっと前方を見てるだけだから
何のことかわからず黙っていた。




「これっ」
 助手席の下げられたサンバイザーを指差す彼。




「まぶしいから・・・」




「雨降ってるよっ?」




「・・・。」




黙っていたらパタンとあげられてしまったので
雨粒がフロントガラスにあたる様を眺めつづけた。



車中に歌詞が流れる −思い出はいつの日も雨




年に1、2度しか会わない弟と会えて
沈黙が長い会話でも・・・
わずかな時間でも・・・・


思い出になる時を過ごせたと思っています・・・





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