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不思議な男  2004年05月27日(木)


あなたのいちこです。
こんにちわ。



不意に・・・、ある不思議な男のことを思い出したので
思いつくままに書いてみます。


不思議な男は、端整な顔で実際の年齢の倍ぐらい
落ち着いてみえる人でした。


わたしは彼に同い年の男の子にはない魅力を感じていて
男友達たちもなぜか彼をイイ男と言っていた記憶があります。


その彼はアベマリアを好んで聴いて
わたしといっしょに聴きたがったことや
ふたりでミニシアターを見に行ったこと
ドライブしたこと、夜景の見えるレストランで
お食事したりしたことを覚えています。


普通にしているときは気づかなかったのですが
彼の動きが非常に鈍くなるときが時々ありました。


それは食事しているときによくわかったのですが
フォークを口に運ぶ動作が非常に。異常に。
ゆるやかなのです。まるでフォークに口づけするようなかんじで。


不思議に思ったので






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そのせいで彼の片腕は、不自然な動きをしていたのです。
 

アベマリアを聴きながら
ゆるやかな動きで食事をとる彼の姿。
その風景はこの世と断絶してみえました。


あとから判ったことですが、彼はわたしの中学の先輩だったようです。
大学のときに知りあったのですが、もっと前から知っていたみたいです。


そしてもっと後から判ったことですが
父は、年齢不相応に落ち着いている彼を気に入っていて
わたしがアメリカに行ってる間に彼と仲良くなっていたようです。


そしていまも、彼を時々見かけると言います。
自分の父から昔の彼のことを聞くと不思議なかんじがしますが


そんなことを、娘に平気で伝える父親って、もっと不思議です。






視線に色があるとすれば  2004年05月24日(月)


肉、白砂糖、動物性生クリーム、コーヒー禁止。



なので、
玄米菜食のレストランで友人と待ち合わせ。



タコス風味のセイタンの煮物をオーダー。
セイタンって小麦のグルテンからなるとかで
栄養も動物性たんぱく質とおなじぐらいらしいけど
栄養をとりたいというより、肉の食感が欲しい人向けだとおもう。



美容のためのサプリ摂取もやめた。



先生のこの一言で。




「この飽食の時代に、これ以上栄養を取る必要あるんですか?」




そうなのかもしれない。
人は栄養を摂りすぎているのかもしれない。



菜食主義の生活は5ヶ月が経過した。
あと1ヶ月で体液も入れ替わるらしい・・・。


マクロビオティックの先生からは、これからの季節
アイスコーヒーやアイスティーも禁止だと言われ
なんの考えもなく不用意に聞き返してしまった。



「先生、アイスクリームもだめですか?」




すると彼は目をカッと剥いて、





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「・・・・・。」



アイスクリームぐらいとおもったわたしが甘かった。
何も応えられなかった。何ともいえない無言の間があって
『当然』だめです、と言い渡される。



・・・・怖い。あの見開いた大きな目。
本気だ。この人・・・。



視線に色があるとすれば、、、




先生のあの時の視線は、人を射るような赤銅色の視線だった。



赤銅色の視線をもつ先生は、


陰陽のバランスを考えて食べなさい、と毎回説く。
それがムズカシイ。とても。






悪い癖とナイトカフェ  2004年05月22日(土)


・・・・・エッ? 
一昨日の日記が消えてる・・・


まぁ、曇天の日の、暗鈍気分日記だったので
かえって消えてよかったのですが・・・


そういえば、金曜の日記を書き込んだあとに
テキストジャンルのサーバが巻き戻ったみたいで
ダブってUPされた分を削除したんですよね・・・
あれだったのかもしれない!?



問題は、、、
バックアップをとらない自分の悪い癖を再認識しました。
とっていれば簡単に修復できるのに、これまでもいろいろなデータを
失っているにもかかわらず、バックアップをとる習慣がつかない。
懲りないヤツです。





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昨日は、都内を南に東にそして西にと
十字架を切るように移動して
あゆみさんと会ってきました。


歩いていて新しいカフェ発見。


異空間のようなナイトカフェ、いいですね。





はしゃいだメールでノックアウト  2004年05月21日(金)


空気も乾燥していて気持ち良い天気ですね?
台風はそれていっちゃったんでしょうか?


朝から元会社の先輩のあゆみさんとメールの
やりとりをしていました。


結果・・・、今夜会うことになったんですが


「いつもの所にしましょう! るんるんです!」


という彼女の弾んだメールで、なぜかノックアウト。






↑コメントが変わる enpitsu 投票ぼたん thanks a bunch!



働いていると金曜の夜のスケジュールがあるって
うれしいですよね。気持ちはわかります。


にしても、金曜の夜のスケジュールがあいてるあゆみさんって・・・・
このまま彼とか(彼女とか?)つくらないんだろうか?


まぁ、人生どこでどうなるかわからないし。いいんです。それで。


金曜はデートじゃなくちゃいけないとか
卒業したら仕事をしなくちゃいけないとか
適齢期で結婚しなくちゃいけないとか
女は子供を生まなくちゃいけないとか(泣


そんなシナリオどおりでなくていいんです。


だって、脚本なしで繰り広げられるドラマのほうが
絶対面白いんですから。


今朝は、カラッとした天気がカリフォルニアのように感じるので
カラダも頭もすべてが超軽いです。


アメリカに住んでいたころのわたしを容易に想像できますね?


そう。頭からっぽ。(Air Head, Banana Head,,,





混浴風呂で裸体をさらすようにオープンな文化  2004年05月18日(火)


雲が濃い。
空が落ちてきそうなぐらい重々しい雨雲。


曇天の空の下、ジュースを買いに自販機まで歩いて
ふと、数日前のノーリツのCM中止の記事を思い出した。


そのCMは、


リビングルームに見立てた浴室で
裸の子供と母親が液晶テレビを見ているところに
父親が同僚を連れて帰宅し、同僚も一緒に
浴室でテレビを見るという内容。


視聴者から「不快感を与える」などと苦情がでて
放送中止になったのだ。


このCMを見たとき、あまりの無神経さに驚いたと同時に
非常に日本的なCMだなぁと関心もした。


日本の文化って他国の人がびっくりするぐらい
性に関してオープンだ。それはまるで混浴風呂で
裸体をさらすようなオープンさだ。


外国の人と温泉に行くと、彼女たちはかならず水着を着る。
水着は温泉場では禁止だといっても絶対人前では裸にならない。


アメリカ人は、はなっから温泉は行かない。
他人と一緒のバスタブなんて汚くて入れるかというかんじ。


行くのはロシア人とかフランス人ぐらいだろうか。
ロシア人は温泉に慣れてるけど
それでも下着は脱がずに入る・・・


そんな感じだから、あのポルノチックな企業CMは
外国人は驚愕してしまうだろう。


日記サイトでも、制限なく誰でも閲覧できてしまう
アダルトジャンルがあるけど、自分の性をネットという
公衆の目に晒していて(それが良いとか悪いとかじゃなく)
やっぱり混浴風呂みたい、と思う。


つまり・・・いろんな文化がある、ってことで。






欲望と嫌悪感  2004年05月16日(日)



甘美な哀愁を漂わせている男
のピアスの穴は4つ。


わたしは2つ。



「どこであけた?」と興味ありげに聞く彼。



「氷で麻痺させて安全ピンで友だちがあけたの」



「うっ・・・。普通病院だろっ?!」



「え・・・。 じゃあ、病院であけたの?」



「うん」



「6つあけたかったけど医者に4つまでにしとけって言われた。
病院が安全だよ。・・・・安全ピンはないだろ・・・?
刺されるより刺す側の方がつらいよ。」




そうかもしれない。



刺すほうも刺されるほうもつらいにちがいない。
その時のわたしは、痛いとかつらいとか
そんなことはどうでもよかったのだ。




肉、血、皮膚。




わたしは人間的特徴を備えているけれど
ピアスをあけた10代の頃のわたしには、感情がなかった。



欲望と嫌悪感だけがあった。







ある抽象の存在  2004年05月14日(金)


わたしはアナタを知らない
そしてアナタはその事実の半分も知らないはず


けれどわたしはアナタがだれなのか
わかってきたかもしれない


それはある抽象の存在


でもそれが誤解ならば
それはそれで美しい誤解にしておくつもり





眠りを助ける小物たち(男たち)  2004年05月13日(木)


眠りを重要視したくてもなかなか睡眠に集中できない。
そんなときわたしの眠りを助けてくれるものがある。


エッセンシャルオイルを入れたオイルポット
独身のときから使用しているブランケット
テンピュールのピロー
フリルパジャマ
イパネマの娘
ラム&コーク
昔の男



もっとあるかと思っていたけど案外少ない。
それでも眠れない夜がある。


そんなときは
網膜にしろじろとした空が映るまで起きている。
時間の空費かもしれないけどね。


ps
大切にしていたピアスの片方をきょう失くしました
どこで失くしたのかまったくわかりません・・・
これを機会に明日からはピアスは片方だけに
することにします





「That's 嘘」  2004年05月12日(水)


ランチをしながらの会話。
建築業に携わっているというアメリカの男が
英語と日本語を混ぜながら言った。


「That's うそ」



日本の建築関係者は汐留やヒルズの新しいビルは
大地震の対策をしているというが、それはうそっぱちだという。
次がくれば何もかも崩れるという彼。


大地震の周期は80年ごとにくるそうで
Last one が1923年だからもう来てもよい頃だし
彼に言わせると、絶対にくるという。


日本企業の根拠のない言葉を信じるつもりはさらさらないけど
彼の言葉を信じる気もまったくない。


だっていつだって世界は "That's 嘘" だから。


東京に地震がきて地球のある一部が破損しても、世界は回る。
たとえ地上の人間が全滅しても、やっぱり地球は回りつづけて
他の動物にはいつものように、いえ・・・、


いつもよりもっと平和な朝がくるだろう。
地球にとって一番いいのは、人類がいなくなることだ。



ところで、


嘘をつくって簡単なんでしょうか?



「わたしは嘘をつくのが大嫌いです」



That's USO!




内海の空色の水に銀光が折り返し・・・  2004年05月09日(日)


石川県にある千里浜なぎさドライブウェイ
海水を吸い込んで締まった砂浜だから
波打ち際を車で走ることのできる名所


8kgぐらいあるのでしょうか、この渚のドライブ?


浜辺には海の彼方をみつめるカモメたちがいて


夕暮れ時、水平線に沈んでゆく太陽と
空色の水に折り返す銀色の光がとてもまぶしくって
おもわずデッドエンドまで砂浜をドライブしてみました


内海って波しぶきがあがらず波打ち際が穏やかなんですね




”おしよせる波と水しぶきが砂浜をやさしくなで”


という「テンダリー」の歌詞を思い出しました


千里浜@石川県


この旅行でとてもゆったりした気分になれたのは
行く先々の地元の人々が温和でとても優しかったのと
この物静かな海辺の時間のせいなのかもしれません


そんなやさしい時間が過ぎるなかでも
小松基地から飛ぶ戦闘機の爆音が頭上で轟いて


あぁ・・世界のどこかではまだ戦争中だったなぁと
そんな現実の思いに引き戻されてしまうそんな時間が
あった事もまた、後の思い出になるのでしょう




経験が足りないと言わないで  2004年05月04日(火)


渋谷にある沖縄料理の居酒屋。
先生と生徒数人で飲み会。


「あたくしこれがいいわ」


なんて言いながらそれぞれ好みのお酒をオーダーする。
食事制限のあるわたしは、まったくといっていいほど
食べるものがないことを実感した。


たわいのない世間話と少しだけ歌の話をしていると
案の定どうしたら歌が上達するのだろうという話しになった。


先生が席を立ったあとに、



「先生は人生経験が足りないっていうんです」



プロじゃないのっ!?ていうぐらいの歌い方をする
彼女が言い出した。



えっ? そんなに上手なのに?


上手だけど感情の入れ方がまずいとか?
でもそれなりに恋愛もして結婚しただろう女に
もっと人生経験を積みなさいったって・・・・


恋愛以外の経験っていうとあとは身近な人を含めた
不幸を経験するとかなんだろうけど
その種類の経験は違った意味で暗くなりそうだし。



「どうしたら経験豊富になれるのか考えたんですよ。
不倫とかすればいいのかとかね・・・。」


うわぁ・・・。


「でもねぇ・・・。」



彼女はただいま妊娠中だ。それはできないだろう。
っていうかありえない。けれども子供をもつというのも
人生経験のひとつのはず。


ところでこの中に、近々に離婚が成立するというおじさまがいる。
時間もありお金もある。わたしは少しだけ羨ましく思う。


だって、


彼には閉塞された関係じゃない、
あたらしい恋が待っているだろうから。


けれどそう書いたからといって
わたしが閉塞された関係をどこぞで
構築しているわけではありません。


経験が足りないって言わないでくださいね?





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