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こんなにも小心で臆病ですべてを恐れていても 2004年01月28日(水)
日記を読み返しふと思う
過去のことを書いて
過去から蓄積された習慣的な想念を
解放してみるのもいいのかもしれない・・・
************************
夜明け前に目が覚めてしまった。
わたしの一番の恐怖だ。
昨日もそうだった。
昨日は夢で目が覚めた。
炎の中泣き叫ぶ幼児を救い出す夢。
不思議なことにその幼児は
炎の中に残りたいと言ってきかない。
説得してやっと救い出す。
その子は体じゅう真っ赤に火ぶくれしていた。
わたしはごめんね、と繰り返し謝りながら
その子を抱き抱え炎から逃げ走っていた。
たぶん、その日午後に見たイラク戦争の写真展の
せいかもしれない。たまたま行ったオフィスビル。
その通路で開かれていた小さな写真展だったのだけど
小規模だったのが反って受け入れやすかったのか
観て回ってしまった。
なにげなく読んだメッセージは
戦争を止められないわたしたちは
子供たちを殺している・・・と。
そのときは、ありがちなメッセージと読み流したけれど
どこか記憶の片隅にわずかに残っていたのかもしれない・・・
今朝は頭痛で目が覚めてしまった。
しばらくベッドの中でじっとしていると
今度は吐き気をもよおして
胃酸が出てきたのか胃が痛んできた。
最低の気分のまま起きた朝。
気が弱いのか怖がりなのか
ささいなことで夜明け前に目が覚める。
こんなにも小心で臆病ですべてを恐れているのに
それでもわたしは存在している・・・
きょうは一日時間があるから
午後はベッドに横になっていようとおもう。
やっと風邪を治せそうな気がするけど
土曜からの鼻にかかった声はもとに戻らない。
鼻濁音もここまでくると歌っても聞き苦しいにちがいない。
喉が痛くて発声練習もしていない・・・
にしても、きょうの
空
も高くて青いね・・・
Moonshine 2004年01月26日(月)
その彼
も、薄い青いベイビーブルーの目の彼も
父の最も仲のいいバイク仲間だった。
オンロードでもオフロードのバイクを乗り
その後ろにわたしを乗せ
二人乗り禁止のハイウェイさえ走ってしまう。
真冬の漆黒の闇の中、誰も走っていないハイウェイを走ろうと
わたしたちは高速の入り口に向かった。
もちろんゲートで止められてしまったけど。
彼は怒って料金所のおじさんを汚い言葉でののしった。
「He pissed me off !!!」
止められてもそれでも高速に乗ろうとエンジンを噴かす彼。
料金所のおじさんがボックスから出てきて体当たりでバイクを止める。
なぜ二人乗りで高速が走れないのかと怒り狂う彼を
抑えもせず放置するわたし。
彼だってアメリカでできることでも日本じゃできないと
解っていたはずなのに・・・・
真冬の深夜にバイクで走ろうなんて
そんなことを思うことじたい狂っていたのかもしれない。
↑コメントがかわるぼたん
読んでくださってありがとうございます
そして凶器のように狂気になった彼と
それに付き合ったわたし。
でも本当は違う。
わたしたちはその日、何時間も部屋にこもっていた。
永遠に続くだろうとおもわれる二人の時間。
さらなる幻覚を見ようと現実の外に彼を誘ったわたし。
そしてわたしに付き合った彼。
そう、彼はただ優しかっただけ・・・
視線をはなさずどんなに見つめ合ってみても・・・ 2004年01月22日(木)
薄く青く、高い空。
こんなにも快晴だというのに外出できない。
風邪を引いているので cocooning している。
気分を変えようと
U2のCDをかけボリュームを上げる。
ジャズをはじめたからといって
それ以外のものを聴かなくなったわけじゃない。
切なくハートを絞りだすように歌うラブソング。
「僕を見るとき 君の目は遠くを眺め
話しかけるとき 相手は僕ではない
そして僕が触れても 君は何も感じない」
昔の男が言い放った言葉を思い出す。
「 You have penetrating eyes. 」
わたしの目が洞察にすぐれているという意味で言ったのではない。
見つめ合っていても
君の目は僕の目をそのまま突き通って行ってしまう・・・
彼をすり抜けていくだろうわたしの気持ちを指摘した彼。
人差し指と中指を自分の両目に突き刺すようにして
そのまま後頭部に抜けるようなジェスチャーをしながら
そう言っていた・・・
そうなのよね。
視線をはなさずどんなに見つめ合っても
心ここにないときもあるでしょ?
見てるふりして見てないのは相手にも判ってしまうらしく
それを指摘されてしまうと少し哀しくなる・・・。
それはわたしの気持ちを見透かされたような
そんな気がしてしまうから・・・。
でも・・・
ねぇ アナタこそ
You have penetrating eyes
だったってこと気づいていた?
コバルトブルーの目をした彼 2004年01月20日(火)
世界の注目が湾岸に注がれるたびに思い出す男がいる。
前にも書いた
ポーランドの男
。
北欧人特有のろうのように白い肌。
薄いブラウンヘアー。
そして濃厚なブルーグリーンの目。
このコバルトブルーの目を持つ彼は
マンションの4階の3LDKにひとりで住んでいた。
キッチンは綺麗なグラスがバーのように上からぶら下がっていて
細長い美しい形のビンのウォッカが置いてある部屋。
彼が皮肉たっぷりに説明してくれたのは
日本人が忌み嫌う4階は
すべて外国人の部屋だということ。
あゝ・・・・・・
日本人の大家も酷い差別をするものね・・・
彼の行動はいつも彼自身の気持ちや衝動に正直だった。
だから素行が悪いというか誤解されがちなのかもしれない。
↑コメントがかわるぼたん
読んでくださってありがとうございます
といってポーランドに国際電話をするのはいい。
けれども仕事場に50万円の請求書が届いちゃうのはまずいでしょ?!
それもその仕事場の費用というものは日本政府が支払うシステム。
(わたしたちの税金はこんな使われ方もするのよね・・・)
だいたいにして出会いからからしてそうだった。
会いたいから会おう、でも君のパパに内緒にして・・・
父の目を盗んでウィンクで合図する男たちは何人もいたけれど
でも彼のように
わたしを自分の共犯者にした男は他にいない。
だからわたしは彼をいつまでも忘れないのだ。
ラベンダー色のセーターと膝上ブーツ 2004年01月19日(月)
友人と会う。渋谷TSUTAYAの6F。
そのカフェはインターネットがフリーでできることもあって
ノートブックは男の子たちで占領されていた。
「どーしても見たいものがあるのよ」
そんな強引な呼び出し。
でもわたしはこういう半ば強制的な命令を下す先輩と後輩のような
そんな関係はなぜか好き。
久美江
さんの話はというと
週末の散歩中にみかけたセーターを買いに行きたいというのだ。
「・・・・?!」
そんな高校生みたいなことを言って・・・呆れてしまうじゃないの。
そう思いながら、ちょっと意地悪な質問をする。
「きょうってドラムの練習ある日じゃありませんでした?」
「今週はお休みっ。」
「そうですか・・・。
それじゃぁ、これからそのセーターを見に行きますか?」
うれしそうに頷く彼女と一緒に目的地に向かう。
桜丘町から猿楽町を歩き代官山に辿り着いた。
風がないので外を歩いても寒くはない。
お目当てのセーターは白い肢体のマネキンによく映えて
あまりみたことのない美しいラベンダー色だった。
さっそくフィッティングルームに向かう彼女だったけれど
よくあるように 生身の人間が着てみると
マネキンが着ていたものとは別の印象になってしまうものだ。
「ちょっと・・・似合わない? ダメ?」
「・・・。」
そんなわけで彼女はセーターを諦めたんだけど・・・
イタリアのものとはいえお値段も高いし
買わなくてよかったと思うけれどね。
他にはショッピングせずに
代官山タベルトで夕食の中華惣菜だけ買って帰ってきたけど
毎回そうなのだけれど
欲しいものを手にするときの彼女のエネルギーには圧倒される。
最近わたしが手にしたアイテムといえば
なにげなく履いてみたブラックのヌバック膝上ブーツに
脚が入ったので discount だしサイズもあるし
お遊びで買ってみようかな・・・
とそんなやる気のないかんじ。
でもこのブーツ見た目はセクシーだけど実用性もある。
だってすっごぃ暖かい。
膝までブーツあるとやっぱり暖かいの。
実は彼女 この日わたしが履いていたこのブーツをみて
さっそく欲しくなり その場で売っているお店に向かったわけ。
すごい・・・エネルギッシュ・・・。
Who Do You Want? 2004年01月16日(金)
仮面をつけて
素直で従順な女になる
聞き分けのイイ女になったり
その気もないのにその気のある素振りをしたり
ときに仮面をはずし
わかってるくせにものわかりの悪いふりをする
自由なのに不自由に生きているふりをしたり
独身のふりをしたり
人妻のふりをする
カメレオンのように七変化し
相手を組み伏せ、顔を覗き込んで聞く。
"Who do you want?"
飛行機雲 Jet Stream 2004年01月15日(木)
「きょうはどうかしら?」
朝一番で
あゆみさん
からの電話。
メールをもらったままで返事が遅れていた。
わたしの友達には、メールの返事が遅れると
返事を待つよりも電話してしまう人が多い。
なので今週はそんな電話が4本・・・。
みんなせっかちなのね・・・。
この季節、夜外出するのはちょっと寒すぎる。
↑コメントがかわるぼたん
読んでくださってありがとうございます
きょうの公園の池は凍っていて
水面に浮かんでいた枯葉もいっしょに凍っていた。
それはまるでお菓子のゼリーのようで
おいしそうにも見えたんだけど・・・・
空を見上げれると
真っ白な飛行機雲が尾を引くようにのびていて
おもわず手を伸ばしその白線を指でなぞってみた。
でも・・・遠いのよね、
飛行機雲だけじゃなく色んなものが。
守られてばっかり 2004年01月13日(火)
銀座三越前で待ち合わせをする。
入り口は待ち合わせをする人でいっぱいだった。
しばらく待っていたら隣りに立っていた黒いコートの
男が話しかけてきた。
↑コメントがかわるぼたん
読んでくださってありがとうございます
こんなところに立って待ってるのは
そうに決まっているじゃない、と思いながらも
はい、と応える。
何かと話しかけてくる。
はやくこの場を去りたいけど、こんなときにかぎって
待ち合わせをした友人 は15分経っても来ない。
仕方ないので彼女が歩いてくるだろう方向に向かって歩き始める。
携帯が繋がりやっと地下鉄を降りた彼女と連絡がついた。
フレンチレストランで短めのランチをとり映画館に向かって急ぐ。
去年の暮れに上映開始だったけれど混雑するだろうから
新年に入ってから観に行こうといってた映画だ。
ハリウッドが創ったサムライ映画、ラストサムライ。
渡辺謙の迫力のある演技がいい。
100年前の上海を舞台にした大ペテンの物語の映画
「T.R.Y」のときの陸軍中将東役のときの役も
みょーにはまり役だったけど今回もはまっていた。
主役だった織田祐二やトムクルーズを凌ぐ迫力だ。
あゝ・・・
あの時代のサムライのように
今の日本人もイラクへ行って戦えば
そうすればこの映画のサムライのように
自国を守る心を誇れるようになるかもしれないと
ふと、そう思った。
呆然としちゃうのは、自衛隊が派遣されるイラクのサマワでは
「自衛隊は我々が守る。」と言っていること・・・。
自衛隊までも守ってもらっちゃうの?
ほんと日本ってどこまで行っても他国に
守ってもらう主義なんだね。
憲法上仕方のないことかもしれないんだけどね。
米軍やイギリス軍は当然だけど
他国軍等のニュースが流れると
他国は早くからイラクに赴いてるのに
日本は・・・と思ってしまうのはやっぱりいけないんだろうか。
日本は日本で、平和の道を行くのがいいはずだけど
でも少しは戦うことも知らないといけないんじゃないかと
思ったり・・・
韓国の友人たちは徴兵制のない日本を羨ましがっていた。
彼らの喉元や胸には傷跡があった。その傷の理由を訊ねると
軍事訓練のときにのものだと怒りの目で言い返した彼ら。
彼らに言わせると、ロシアからの攻撃から日本を守っているのは
自分たちだと・・・
そうなの?!
そうなのかもしれない。
日本は守られてばっかりで
自力で自国を守るとか
自分の愛する人を守るとか
ましてや他国を守るなんて
そんな精神は育ってないのかもしれない。
あゝ・・・サムライの国じゃなくなった日本って
もう何の精神も持てずに
曖昧な和の精神だけでいくんだろうか。
うんざりする年齢 2004年01月12日(月)
「二十歳になったので責任ある行動をとりたい。」
なんて言ってるおバカさんがTVに写っていた。
世間は成人式らしい。
成人式典でのバカ騒ぎが恒例のように報道される。
ほんの一部の人間なんだろうけど呆れる。
二十歳を祝うなんて
いいかげんよしたらいいのに・・・。
二十歳ってそんなに特別な年齢なんだろうか?
成人するまえにアルコールだって
タバコだってやってるだろうに
いまさら大人の仲間入りを祝ってあげるなんてうんざりする。
世の中あげて盛大に祝うべき年齢はやっぱり
法的に刑事責任を問える14歳がいい。
それなら祝ってあげたい気持ちもする。
だって、
やっと本当の責任っていうやつをとってくれるんだから。
新成人を祝うのも、祝われるのもうんざりだ。
↑コメントがかわるぼたん
読んでくださってありがとうございます
ペリエで炊いたごはん 2004年01月10日(土)
金曜。3連休前の静かな夜。
オイルバーナーにエッセンシャルオイルを数滴たらした。
↑押すとコメントがかわるエンピツ投票ぼたん
読んでくださってありがとうございます
その意味は花の中の花という意味。
アロマ効果で心地よい空気が部屋に漂っていて
芳香治療なのか気分がイイかもしれない。
今年は既に、やりたいことは解っているけれど
文字に書いてしまうとその情熱は泡のように消えてしまいそうなので
ここには書かずにおこうと・・・そう思ったり。
なんて書いたところで
その昔 情熱をもって達成して形になったものは
自分が想像し願っていたものとは違ったものになっていたりで
それは・・・、
ペリエで炊いたごはんのようなもので
食することもできずに
今も放置したままになっている・・・
ps
レッスンを受けているJazzのことも少しずつですが
書きはじめました(*^^) お暇なときに覘いてみてください。
Jazzy Moon
ANYTHING is not EVERYTHING, ok? 2004年01月09日(金)
きのうのわたしの日記は何となくいやらしい。
どこがというと・・・、
露天風呂の男の描写はしたけど女の描写がないから!?
↑押すとコメントがかわるエンピツ投票ぼたん
読んでくださってありがとうございます
どう描写しろと・・・
いえ、そうじゃなくって・・・、
よりどころがあるくせに
よりどころがないふりをしたつくりものの、そんな日記。
それはまるで映画 『8 mile』 にでてくるラッパーバトルの
黒人チャンピオンのようにつくられた虚像のよう。
最後のラップバトルシーンのチャンピオンは
貧民街に住んでいるわけでもないのに
ラッパーでいるために自分は社会の底辺にいるふりをする。
本当は、両親もそろっていて優雅に暮らし
名前も黒人には似つかわしくない優雅な名前。
前に観た映画だからもうチャンピオンの名前忘れてしまったけど・・・。
それをエミネムにラップバトルで暴露されたあげく
白人エミネムの言葉を叩きつけるような
力強いラップに圧倒されてしまうのだ。
エンディングに流れる Lyric は
You only get one shot, do not miss your chance to blow
This opportunity comes once in a lifetime yo
You can do anything you set your mind to, man
でもね、このフレーズアメリカ人に限らず好きよね・・・
「心に決めれば何でもできる」みたいな・・・。
そう言われて毎回わたしが言い返す言葉は
” But, ANYTHING is not EVERYTHING.”
” You can do anything you like though,
you can NOT do everything you like.
Make a GOOD choice, first.
Ok? ”
「何でも出来ることってのは全て出来ることじゃない。」
「好きなことをして生きればいいけど、
好きなことを全部できるわけじゃない。
だから、まずは選び出すことからしないと。でしょ?」
ここでok?を使うのがかわいいでしょ?
Understood?と強調しちゃうとキツイわよね・・・
Powder Snow 2004年01月08日(木)
年末の温泉旅行は少しせわしかったけれど
それでも家族と一緒でくつろげたと思う。
眺めのいいお部屋で
部屋からは見える景色は山肌が立ちはだかるようにそびえたち
数日前に降った雪が全面に残っていて白く美しかった。
眼下には川が流れ、対岸には露天風呂。
一組の外人カップルが既に入っていて
飲みもの片手に煙草を吸いながら露天風呂というのは
高層ビルの屋上のジャグジーとはまた違ったかんじで違和感がある・・・
煙草を取りに脱衣場に戻るときにみせた男の
その引き締まった美しいカラダもまた、
場違いなほどの違和感だった・・・。
夜空を見上げれば銀色に輝く上弦の月。
漆黒の闇に粉雪が舞って
粉雪は地面に落ちてくるわけでもなく
空に舞い上がるわけでもなく
ただ浮遊するだけで
収まるべき処にちゃんと収まらない。
そうかもしれない・・・
あの粉雪のようなよりどころのない生も美しいのかもしれない。
・・・・今年はそんなふうに生きてみようかしら。
ps 今年もよろしくお願いします。
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