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ピニャコラーダとにわか雨  2003年10月28日(火)


灰色の空と降り注ぐ冷たい雨。
こんな寒い日は、コーヒーじゃなくって
ホットココアがいいのかもしれない。


思い出すのは、南の島の青い空。
どこまでも続く青い空の下、
ホテルのプールサイドで飲むピニャコラーダ。


そして
日焼けで火照った体をさましてくれる
シャワーというにわか雨。


真っ青な海と空。
真っ白なビキニに乳白色のピニャコラーダ。


でももう、ブーゲンビリアが咲く原色の世界は遠い。


あの島は、もうすっかり変わってしまい
あらゆる場所が色褪せてしまった・・・。





わたしが失くしたもの。
そして、懲りずにまた探しているもの。


それはピニャコラーダとにわか雨。
そしてブーゲンビリア。





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ps 
海と人が恋しくて閉じていたHPを開けました。
ただいま換気中、よろしければ是非。



ロクな女じゃない、ってどんな女?   2003年10月27日(月)


深夜2時すぎても眠れない夜。


ナイトキャップのお酒は、夫はウィスキーのお湯割り
わたしはダイエットコークにMayer'sを注いだ。





「コーラにラム入れて飲むような女はロクな女じゃない、って
あつおさんが言ってたよ?」



「あっちゃんが? わたし飲んでるけど?!」



「そう。だから、いちこさんそれ飲んでますって言っといた。」




「・・・・・・。で、あっちゃんは何て言ってた?」







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まぁ、いいけど。
でも、夫と共通の男友だちだから彼の意見は重要だ。
ロクな女じゃない、ってどんな女? 


わたしたちは、以前の職場が一緒で、
残業後に3人でよくファミレスいったりゲーセンいったり。
結婚後は、それほど遊ばなくなっちゃったけど・・・


彼は、バンビちゃんのように大きな目をしていてかわいい。
でも彼のライフスタイルや仕事のやり方はおじさん以上におじさんかも。
ゴルフが趣味で仕事は出世志向。見た目と中身が違うのが彼の特徴。



彼は去年結婚したばかりだから、まだ女性に夢を持ってるんだろうな。
ロクな女じゃない、って言うからには・・・。


 
けだるい午後  2003年10月23日(木)


きょうも切なく空が青い。


けだるい午後。ひさびさの恵比寿。
駅前の声かけがちょっとイヤ。
金髪の男と目が合ってしまった。


「すいません?」


もちろん無視。足早に通り過ぎる。
まだついてくる。





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そんなかわいげに近寄ってきたってダメね。
前を歩くスーツ姿の男の横に並び、連れのふりして振り切る。



代官山に向かって歩く。
目的地の花屋に着くと、その店は移転していた。
洞窟のつくりの店で気に入っていたのに。


お花無しの誕生日になってしまうけど
でも、誰も、何も、気にしないだろう。





「幸せ」を拒ばむ男友だちは・・・  2003年10月21日(火)


甘美な哀愁を漂わせている男友だちが、夏にふと漏らした言葉。



「ぼくも、当事者になるかもしれないじゃないか」



「え?」


わたしは耳を疑った。
男が結婚について当事者なんて意識あるんだろうかと・・・



「え? そんなことに興味あったの?」






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「ぇ?!」



なにか間違いがあったんだろうか・・・?
冗談でさえ結婚なんてこと、これっぽちも頭にない人種だと思っていた。



でもこれもまた、間違いだったみたい。
世捨て人のような生活を止め、人生をやり直すのかと思っていたけど


最近話していて感じるのは、
この人はやっぱり


どこまでも孤独というか
異性を拒否しているというか、将来の「幸せ」を拒否している。


彼は、この世に存在しない彼女を思いやって
過去に生きて、未来に生きることはしない。


だから、自分だけ幸せになることはしないだろう。
たぶん一生涯。




わたしが勝てない相手  2003年10月20日(月)


平日の表参道。街路樹のケヤキはまだ緑だった。
例の双子姉妹の店に入る。


店に入ると、同窓会さながら同年代の人でにぎわっていた。
閉店の知らせを受けて連日、同級生がかけつけているらしい。
お茶や手作りの菓子がつぎつぎに出され、ちょっとした
パーティーになっていた。


その中にまじって話をする。
どうしてわたしは、こういう60歳とか70歳の人と
楽しく話せてしまうんだろう・・・?


彼女たちの長い人生の歴史を聞かされても苦じゃないし
昔の日本の話や、昔の生活がどんなに大変だったかを
経験した本人たちから直接聞くのが楽しい。


「いちこ、何まじめに聞いてんのよ?!」


と、双子の姉のほうが笑う。
からかわれても、それでもわたしはまじめに聞く。
彼女たちの話は、ときに冗談まじりであっても貴重だから。


わたしが体験しないであろう話、体験できないだろう話。
そして彼女たちが経験したかった話も・・・ぜんぶ。


店を出て、大通りに向かう途中思い出すのは





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絶対勝てない相手・・・と思う。






物は捨てても、株は捨てず  2003年10月19日(日)


先週いろんなものを捨てたのはいいんだけど
捨てたとおもった美容器が、知らない間にいつのまにか
わたし専用の収納棚に戻っていた。





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まだ聞いてないんだけど、これ、たぶん
捨てたと思わなくて戻しちゃったんじゃないだろうか・・・


でもって、わたしの私物のある扉つき棚の
「元の位置」に戻ってるのが、戻ってしまってるのが
すごーく謎とともに不快。わたしの私物のある場所
つかんでるわけね、彼は・・・。


まぁ、いいんだけど・・・(ほんとはイヤ過ぎ


そういえば、持ち物整理ついでに
2年ぐらいほったらかしの外国株も整理しようと
AMERITRADEにアクセスしてみれば、
合併後の画面を見たの初めてだったので
だいぶ使いにくくなってるし・・。
でもって、ITバブルが夢の跡。


デイトレーダーになっちゃった元会社のあの人
今頃どんな生活してるんだろう、とふと思いだしながら
物は捨てても、株は捨てずに画面をログアウトした。

一度の人生を惜しむことはない  2003年10月10日(金)


持ち物を整理して捨てた。


派手な色のマニキュアを捨てる。
もうつけない濃い色のリップも捨てた。
ついでにコンパクトも捨てる。
だから明日からコンパクトなし。


もう着ないだろうコートも捨てる。
白、黒、キャメル。


つぃでに美容器も捨てる。
いろんなものを捨てる。

いろんな気持ちも捨てる。
焦り、怒り、憤り。

それから女の特有の「三み」も捨ててみる。
ネタミ、ソネミ、イヤミ。


少しすっきりしたかもしれない。


ちょっと残念なのは、

ペディキュアを落としたときにそのコットンの除光液で
手の指のマニキュアがはげてしまった。
ネイルサロンにいったばかりだったのに・・・


自分で塗り直すしかない。
でもそんな、やり直したい気持ちも捨てる。
やり直すなんて、継ぎ接ぎだらけで汚いだけだ。
それは人間関係も同じでしょ?


いらないファイルを閉じ、それも捨てる。
そしてPCの電源を落とした。


電源を落とすように
簡単に人生を終わらせることも可能かもしれない。


一度の人生を惜しむことはない。





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37.5℃の孤独?!  2003年10月09日(木)


空は、薄い青。

でも肌寒くってなっちゃって、
海に行くにはもう無理があるかもしれない。
今年はこのまま、海を見るチャンスはないんだろう。


寒くなったというのに、暑いという人がいる。



「え? 熱でもあるんじゃないの?」



「37.5℃かな」



「・・・ !? それ風邪じゃないの?」


「頭痛がしてたから、そうかもしれない」



「薬のんだの?」


「うん。2倍量。」


部屋でひとり孤独におとなしくしてるんだろうし、
急いで治そうという気持ちはわかる。でも・・


「多めに飲んだって効果は変わらないでしょ・・・」


「気持ちのもちようだよ」


この甘美な哀愁男といい、この時期まわりには風邪っぴきが多いみたい。特に男。
生物学的にそうなの?と不思議に思うぐらい。
女性に比べて脂肪が少ない分、
外気温の変化にすぐには順応できないのかな?お大事にね。


2週間ぐらいあゆみさんに会ってない。
彼女のお姉さん夫婦が仏から里帰りしていて
そのお世話で多忙を極めているらしい。


フランスって失業保険が5年間でるらしく
(日本の数ヶ月とは問題にならない)
その間、彼らは普通にアフリカの未開地へバカンスに出かけるし
こうやって里帰りして長期日本に滞在してしまうらしい。


借金王国日本と違って、フランスってお金あるのね。
やっぱり戦争で負けたことのない国って、
補償問題もなくってお金あるんでしょうね。


というか、武器流しでもして闇のマネーがあるんじゃないだろうかと
そう思うのは、わたしだけなのかな・・・





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もう狂ってるのよ  2003年10月08日(水)


久々に元会社の先輩だった人に会う。
いろんな話をするけど、やっぱりお互いの生活の話になって・・・


彼女は、10以上も年上の人と結婚して
幼稚園になる男の子がいる。
仕事に育児、家事でヘトヘトらしい。


そんな生活、わたしだったら狂っちゃうかもしれません、と言うと



「もう狂ってるのよ」



と即答され、わたしは返す言葉がなかった。


幻想的な愛を歌う伊藤君子を教えてくれたのは彼女だ。



「あれは、姉が持っていたの」



そうだったのね。
報われない愛のジャズを、彼女が知っていたわけではなかった。
もうそんなCD聴く時間もないという。


にしても、後輩は17才も年上の人と結婚したんだけど
そんな年上と結婚するってどうなんだろう・・・
精神的に楽なんだろうか? 


精神的ものなんて、どんな年齢の人と結婚したって
あまりかわらないと思うけどね。
みんな大きな子供みたいだし・・・





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わたしは覚えていない  2003年10月06日(月)


灰色の空。
海の底を歩くように鈍く重い体。
きっと虚脱感からくるものに違いない。


わたしは覚えていない。





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夢の中で あなたと話し
夢の中で あなたと歩く


夢とは、青くありつづける空のこと。


見えるものは見ない。見えないものを見る。
だからわたしは、灰色の空に青い空を見る。



恋愛を形づくるのは肉体か精神か  2003年10月05日(日)


先日の日記の「肉体か精神か」について
自分なりの答えをだしたつもり。


命を維持するのは、最初に肉体があって
最初に精神がくるのではないということ。


ありがとうございます、いつも。
おっしゃるように男女の恋愛を維持するのは
分けては考えられないと思う。
愛しくなったら、自然に優しく接するようになりま
すからね、というのは理解可。


でも愛しいというのは
相手の肉体であったりもするはずで・・・


その場合、やはり最初に形ある見えるものから(例えば顔とか)
好きになって、そのあとに気持ちがついていくのでは・・・?


【肉体>精神】の構図はやはり崩れることはなさそう・・・


人間に限らず生き物は、音や形に反応しながら
ぐるり、ぐるりと向きを変えるという生まれつき
持っている行動パターン、つまり習性がある。

怖い音やものを避けるようにできてるし
美しい音や形に魅かれるように創られている。
だから、しょうがないし罪でもなんでもないと思う。


極端な話、
心優しいモンスターや心美しい老婆と恋愛できないと思うの・・・


そう。「肉体が老化しなければ」というあなたの条件文は正しいはず。


だからわたしは泣くしかない。





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オンリー・ザ・ロンリー  2003年10月02日(木)


夜明け。世の中がまだ寝静まった時間。


ひとり感じることは
人は自分以外に生きる拠り所はないということ・・・


現実の領域をどこまでも拡張してみても
やっぱり自分しかいない。


例の不幸とともに甘美な哀愁を漂わせている男友達
どうやらこの世に復帰しそうな気配だ。


彼の、世捨て人のような考えやライフスタイルが
自分と似ているような気がして好きだった。


わたしたちは、人間の三大欲望というものがない点で似ていた。
それからどこまでも孤独な感じが似ていたはずだ。
only the lonly、孤独な人だけがわかる孤独を共有していたはず。






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そしてそれは、彼にとって発見であり
うれしい出来事らしいのだ。


彼はどうも、長い間、無意識に世捨て人になっていたらしい。
わたしは、意識的になっているのだけどね・・・。
別に無理してではなく、この方が楽だからという理由で。


そんなわけでわたしは、
なぜか取り残されたような、置いていかれたような
そんな寂しい気持ちがして、なんと表現していいか
そう、友達を失くした気持ちがしている。


空は青いというのに、
この鈍よりとした気持ちはなぜだろう・・・



星の数を数える  2003年10月01日(水)


夜明けに目が覚めてしまった。
わたしの一番の恐怖だ。


いつの頃からかわからないけど
夜明けに目覚めるのが恐怖になった。


まだ薄暗い時間にシャワーを浴びる。
スクラブを体に塗りたくる。
オーガニックオリーブオイル入り。
動物実験に反対のBODYSHOPのもの。
コスメもできるだけ動物実験反対企業のものを選ぶ。
だから江原道。


星の数ほどあるコスメの中からそれらを選ぶ理由は
動物愛護というえらそうな理由からではなく、
他のものを試したり、選択するのが面倒だから。
(もちろん少しは動物愛護精神からっていうのもあるけどね)


選択するのが面倒なんて、男みたいだなぁと思う。
恋愛において男は、選択しない、というか出来ないらしい。


だから選択するのは女の方。女に選択権がある。
命を残すということ、子孫を残すことに関しては女がキーを握りつづける。
優秀な遺伝子を残すのは、女に託されているということかな・・・


ということは、
選択スキルが長けてる女は優れているということだろうか・・・?





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星の数を数えてしまう・・・




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