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自由の真実 2003年09月30日(火)
この世のあらゆることにおいて
個人の自由だと思う。
過ちを犯すのも自由だし
正しく生きるのも自由。
間違っている人を
そのまま彼らの自由に放って置くのも自由。
戦争に反対するのも自由だし
戦争をする自由もある。
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読んでくださってありがとうございます
でも最後に述べた自由はよく考えてみれば
本当は自由ではないということに気づく。
昨日の日記に書いたように、
「精神的に死んでいても
肉体が存在するかぎり精神は再生できる」
ということを考えれば、将来の自分の意思は
今の意志(自殺したい)とは違うかもしれないということだ。
だから、
あなたは、将来の自分の自由を奪う行為に出るということで
それは本当の自由ではない。
肉体か精神か? 2003年09月29日(月)
金曜夜銀座。数寄屋橋交差点・・・
信号が青に変わると同時に脚立を立て
雑踏の中、カメラマンがひとりの女性を撮る。
その女性は
病気で余命6ヶ月といわれた双子の美人ママの片方。
ちょうどTV放送された翌日だったからすぐにわかった。
目の前の彼女は秋物の服装をしていたけど、
痩せているのがわかるぐらい、細く小さかった。
放射線治療で髪を失ったらしくカツラをつけて・・・
そんな細い体でお仕事をして
もっと生きようとしている姿が痛々しい。
多くの人が行き交う交差点に、ぽつんと立つ彼女。
そこだけが、そのシーンだけが蜃気楼のようだった。
余命がわかっていても強く生きようとする人もいる。
まだ生きられるのに自ら命を絶つ人もいる。
肉体的理由で生きられない人。
精神的理由で生きられない人。
どちらも深刻だ。でもより深刻なのは前者のはず。
精神的に死んでいても、
肉体が存在するかぎり精神は再生できる。
でも、肉体的に死んでしまうとそれで終わりだ。
肉体は再生できない。
だから、肉体が精神より勝ることになる。
【肉体>精神】の構図。
自分のアイデンティティは、肉体それとも精神?
恋愛を形づくるものは肉体か精神か?
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わたしはあなたを知らない 2003年09月25日(木)
まるで観覧車が回るように
静かにゆっくりと時間が過ぎる一日。
外は雨なのか、車が道路の水を撥ねる音で目が覚めた。
お昼過ぎ。頭がすっきりしない。
ぼんやりしながらコーヒーの豆を挽く。
ハワイのコナコーヒーもブレンドして濃いコーヒーを入れた。
粉全体に熱湯をかけるのではなく
真ん中の2cm四方の範囲だけに注ぐ。
例の70歳のドレスデザイナー
が教えてくれた入れ方。
粉全部でドリップさせないのはもったいないと思ったけど
でも香りも良くおいしいからいいかな・・・
やっぱり年の功かな、と不思議に思う。
窓の外はグレーの歪んだ空。
友達を失くしたような、恋を失くしたような
何かを失くしたような、そんな哀しい空だ。
もっと哀しくなればいいと
わたしは伊藤君子のフォローミーをかける。
そう。わたしはあなたを知らない・・・
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読んでくださってありがとうございます
嘘と愛してる 2003年09月18日(木)
男がどちらのタイプでも、絶対YESがもらえる質問。
敢えて答が分かった質問をしてみる。
「ねぇ、わたしを愛してる?」
「あぁ。」
嘘つきな男でも、誠実な男でも
男がそのどちらであっても同じ答えが返ってくる。
だから答は期待していない。
肯定されれば、持論が当たって少しうれしいわたし。
もしも、愛してないという答えが返ってきたら
それはそれで、
わたしは誠実な人を見つけて、またうれしくなる。
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無花果 2003年09月17日(水)
休み明けだというのに
わたしたちは夜景を楽しんでいた。
丸ビルの4Fにある丸善のとなりのカフェ。
地味な所にあるせいか空いているので穴場だと思う。
幸運にも窓側のソファーが空いていて、正面には
ライトアップされた赤れんがの東京ステーションを眺められる。
まわりはスーツ姿のヤングエグの男女が3、4組
それぞれ書類を見ながら仕事の話をしている。
頼まれたビデオをあゆみさんに手渡して用事はすぐ済んだ。
18年ぶりに優勝した球団の話をちょっとしてカフェを出て
地下のお惣菜コーナーへ向かった。
贅沢して洋ナシの赤ワイン煮のデザートも買う。
好きな無花果の赤ワイン煮は旬の期間が短く、
残念ながらすでに販売期間が終了していた。
無花果は面白い花だ。
実のようだけどあれは花。
割ってみてはじめてその中に見える花。
厚い果肉に覆われていて外からは見えない。
外からじゃ見えない。
外からじゃ、見えないのが人の心のようで好き。
でも、人目につかないよう大切に隠しているものを
それを、丸ごとパックと食べてしまう残酷さがもっと好きだ。
大切なもの、それはわたしのものではない。
大切なものをそっと隠しそれに執着していると
いつか自分ごと何かに丸呑みされてしまう。
無花果は、それを例えてくれてる。
最寄の地下鉄の駅まで二人で歩くと
まだ秋の夜風ではないけど涼しい風が頬をなでてくれる。
気持ちがいい。
大阪があんなに熱くっても、
相変わらずのあゆみさんとわたし。
途中、新しくできた素敵なカフェを見つけた。
「今度ここで待ち合わせしましょう。」
あゆみさんの言葉に
そうですねとうわの空で答え
あの5000人ものった橋ごと川に落ちればいいのに・・・
と思うわたし。なんとも嫌なヤツだ。
熱狂する人は嫌いだ。
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読んでくださってありがとうございます
ペットボトルのフタがあかない 2003年09月12日(金)
ペットボトルのフタがあかない。
開けてくれるよう夫にお願いする。毎回。
わたしは握力があまりない。
500mlはなんとかいけるけど1.5Lのは硬くて無理。
無理してあけようとすると手の皮が剥けるので
夫がいないときは帰宅するまで待っている・・・・。
缶詰をあけるのもけっこうきつい。
エレクトリック缶オープナーに頼る。
料理する鍋が重いと、片手で持っていられない。
だから調理したものをお皿に盛れない。
ひとりのときは軽い鍋オンリー。
圧力鍋やル・クルーゼはもってのほか。
調理時間短縮や見た目重視のときの
来客用になってしまった。
当然重いものが持てない。
旅行のときの荷物担当は夫。
飛行機を使った場合、頭上のタナに荷物があがらない。
背も足りないし、力も足りないからだ。
大学の頃にひとりで海外旅行したときは、
隣の人に頼んだり、スチュワード呼んだりするのが辛かった。
独身でいたら今頃どうなっていたのかなと思う。
独身の頃はテニスを習っていたので、まぁペットボトルの
フタぐらいは開けられるぐらいの握力は保っていたけど
よく腱鞘炎になっていたっけ・・・。
精神的なもの以外は男に頼っているわたし。
情けないけどしょうがない。
結婚した理由はここにある。
わたしの場合、ひとりじゃ生きていけない。
経済力だって体力だって断然男が勝っている。
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女は男を傷つけないし軽蔑もしない 2003年09月11日(木)
こんな陳腐な男
は嫌いだ。
といっても男の性質として
(昔から領土の広さで自分を表現する生き物だから)
ある程度はしょうがないと思って黙って聞くわたし。
だって、ほんとうにたいていの男は自慢がすごい・・・
聞いててアクビがでてきちゃう。
どうして老いも若きも男は同じなんだろう・・・?
この世の男全部と話したわけじゃないから言い切れないけど、
昨日今日、女になったわけじゃないわたしが思うんだから
80%ぐらいはそうだろうと思う。
そんな鎧で身を守るようにしなくても
女は 男を傷つけないし軽蔑もしないのに・・・。
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読んでくださってありがとうございます
それ男のパワー? 2003年09月10日(水)
蝶がはねを拡げて
その美しさを表現するように
男という生き物もおなじように
自分が所有するものを女の目の前に拡げてみせて
その大きさで自分のパワーを誇示しようと必死だ。
それは女からみると見えすぎていて
滑稽すぎるぐらいなんだけど・・・
所有する車やその車の大きさ
家やその生活レベル
会社での地位や部下の数
聞いてるほうはヘドがでそう。
わたし聞いてないのよ、そんなこと・・・
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読んでくださってありがとうございます
幻想と銀河の旅 2003年09月09日(火)
帰宅途中に気づいた月光の美しさ。
南東の空を見上げると月が輝いて
(ほんとうに光輝くという感じ)
その月のちょっと下に暖かい色みの明かり見える。
揺れるアクセサリーのようにキラキラして
ちっちゃくってかわいくって、そして綺麗だった。
火星。幸運にも一番接近した時間に見上げたみたい。
今年一番の想い出にしよう・・・。
京都清水寺の春の夜間拝観でみれた夜桜も
神社仏閣を背景に儚く幻想的だったけど
月と火星の接近も、近未来的で幻想的。
儚くはないけど、反対に果てしないのも憧れる・・。
銀河の旅もやっぱり終わりのない遊覧の旅なんだろうな・・・
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読んでくださってありがとうございます
教えて?と聞けば・・・ 2003年09月08日(月)
男は、教えて?と聞けば親切に教えてくれるね。
でも男は、聞かなくてもいろいろ教えてくれる。
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読んでくださってありがとうございます
「君は何を知りたいの?」
と追求される・・・。
何を知りたいのって聞かれても
わたしは虚ろに宙を見つめるだけ・・・・・
わたしは何を知りたいんだろう。
それさえ判らないなんてことあるだろうか?
1ドルの愛 2003年09月06日(土)
「1ドルの愛」というお題で
軽く何か書こうと思って気づいてみると
このページがテキストサイトにもかかわらず
激重になっていた・・・
HPのダウンロードTIMERサービス
というので
調査したんだけど、写真をペタペタ載せたせいか
重たいぽっぃ・・・ので一掃!
「1ドルの愛」は男女の愛について言いたかったのではなく
募金の話であってシビアな話。
そんな話週末に書くものじゃないけど・・・
女子トイレ?(なんかナマナマしいけどパウダールーム?)
で会話される中にもシビアなものがあって
「例えば、『恵まれない世界の子供に』という募金箱に
1ドル寄付したとして、
この1ドルは(1ドルを手に握るジェスチャーがすごい)
どういう形でその国の子供たちに渡るのかまったくわからない。
本当に届くのかも定かではない。
途中の仲介する人によって搾取されてしまうかもしれないしね!」
なんて流暢な日本語でエキサイトしながら
アメリカ人が話してるのを聞くと、
やっぱりそうなんだ・・・とうんざりする。
話をしている人たちは、国際機関の人たちで
まさにその組織で働く当事者が、すでにそのシステムに
疑いを抱いている。
そういう嘘の構造にはもううんざり・・・。
「クリックで救える命」のシステムもどうなんだろうと
疑問視しちゃう・・・
1ドルとかワンクリックとか・・・
簡単に愛を届けようとするシステムに問題があるにちがいない。
男女の愛にしても、人類愛にしても
そんな簡単に相手に届くものじゃない。
ほんとうに嫌になる。
ほんとうに嫌になったので
今回はコメントボタンクリックも、ぽぃっ、と捨て捨て。
恋のかけひき 2003年09月04日(木)
わたしたちはこんな言葉遊びをする。
「ねぇ、誠実?」
「僕を信じてくれれば?」
「信じるから、嘘つかない?」
「断言はできないよ?」
「正直ね?」
「じゃあ、わたしたち永遠?」
「それ愛のテーマ?」
「ビンゴ! あなたの愛のテーマは?」
「情熱?」
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「それ男の衝動?」
「否定はしないよ?」
「理性ってある?」
「理想しかないよ?」
「Very Good! よくできました☆」
最後まで読んでくださってありがとうございます
捨てられない自分 2003年09月03日(水)
「捨てられない自分があるんだよ」
「え?」
「地面に体をつっぷして、こう、五体倒地のようにしないと・・・」
と夫がベッドに両手を伸ばしてつっぷしてみせる。
そうかもしれない。
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読んでくださってありがとうございます
それを男は理解しない 2003年09月02日(火)
気温があがったのをいち早く気づいて、蝉が鳴きだした。
ここにはまだ秋の気配はない。
冷房の効きすぎたカフェで時間をつぶした。
単行本を読みながら、大人の童話
『百万回生きたねこ』をなぜか思いだす。
何も言わず傍にいてくれる
それだけで幸せな気分になれる存在を得て
心の平和を得た猫。
猫は、一度でも白い猫の気持ちを考えたことがあるのだろうか?
白い猫にも悲しみや心の傷があったはずだ。
だけど、白い猫の傷を癒してくれる存在は
あの絵本には描かれていない。
(描写されているのは、オス猫の傷を癒すことだけだ)
猫は、白い猫に自分の理想像を見ていた。
だから白い猫を失ってはじめて、猫は悲しみを知る。
それは幻を失った悲しみであり、同時に「幻を持てない悲しみ」だ。
白い猫の「幻を持てない悲しみ」を
自分がその立場になってはじめて知るのだ。
ただ黙って男の傍にいる女にも、
幻や夢がもてない哀しみがある。
それを男は理解しない。
定年するころ、離婚されてはじめてそれを知るんだろう・・・
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読んでくださってありがとうございます
【ps】
空に向かって伸びるススキは、
房総にドライブしたときに撮ったものデス。
宝石を散りばめたような夜景は
旅行先で撮った長崎の街。
ハートの位置 2003年09月01日(月)
ハートの位置は
好きな人が教えてくれるらしい。
その人を想うとキュンってなって
自分のハートの位置がわかるらしい。
恋していないわたしでも恋する人の気持ちはわかる。
人は刃物で刺されてみないと
その痛さを理解できないかというと
そうではない。
病気になってみてはじめて
生のかけがえのなさを知るかというと
そうではないないように。
自分を曝け出して傷めつけてみなくても
自分の良さを出せないわけじゃないように・・・
そう。
きょうはアメリカがメーデーでお休みだった。
なんてぼんやり思って人様の日記を読んで
STINGのよさを教えて欲しかったと思ったり・・・。
↑押すとコメントがかわるエンピツ投票ぼたん
読んでくださってありがとうございます
大袈裟だと言われればそうかもしれないけど
体重が40kを切ったので外気温によって
体力とかやる気が左右されるのよ・・・
はぁ。快晴が常態のカリフォルニアに行きたいと思うのは
こういう体力的気分的理由が大きい・・・
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