un capodoglio d'avorio
髪が、あんまりうっとうしいので、バッサリいくことにする。 で、某吉祥寺の連獅●のSサン(美人)に誓った、 「大阪に帰っても、髪はここで切りますからっ」という忠誠(?)を、 泣く泣く裏切ることにする、一度だけ。 というか、ここまで髪切るの我慢したのは、 ひたすらその忠誠が理由だったのだけれど。 連獅●以外で髪を切るのは、え…と、多分7年ぶり。 7年間、ずーっと、あそこだったな。
と、言うわけで小阪駅前のEA●E*に行く。 小阪にはここ以外にもたくさん美容室はあるんだけど、 おかんの絵の生徒サンのなかで一番評判が良かったんがここらしい。
・・・で、結構、妙な感じ。
例えれば、むう、そうだなあ。
彼女に黙って浮気相手とデートするような気持ち? ・・・いやいや、どかはそんなこと、 当然したことないんだけど(ないんだけど!)、 この、新鮮さと、後ろめたさと、高揚感と、罪悪感と、 ぐるぐるミキサーにかけたっぽい気分、むう。 別の言い方をすれば、んーと。 奥さんに黙ってキャ●ク(略)
ないんだけど。
まあともかく、きょうはたまたま空いてる時間帯だったらしく、 マネージャーのNサンが担当してくれた。 Sサン以外と楽しく話したりするもんかっ。 と椅子に座るまでは息巻いてた割に、 結局はさみを入れられながらそれなりに話が弾んでしまったり。 べ、別にどかの節操が無いという訳じゃないのよ。
ね、ローサたん?いやいや、あおいタン・・・(^_^;)
でも、この日記をSサンが読んでるわけはないけれど、 連獅●は改めてさすがだと思った。 まあ、値段も少し高いけど、さすが吉祥寺、 東京でも有名な美容室だなと。 顧客のスタイルと、美容室の推薦するスタイルを、 両立して掛け合わせる技術はすごいなと。
さあ、次に髪切るのは、どっちになるのだろう。
うー、吉祥寺で髪切ったあとに、ぶぶ●のラーメン食べたひ。
久しぶりに朝、プレイリストをACIDMANにセットして通学。 で、強い酩酊感と妙な覚醒感とにないまぜに巻き込まれて、 いろいろ考えていたら、京都に着いていた。 以下、かなり無責任的な、どかのACIDMAN試論。
仮に音楽の様々な要素に点数を付けられるのだとすれば、 ACIDMANはまさに最高点を獲得するのではないか。
演奏力は、まさに鬼としか言えないほどのレベル。 歌唱力も、はっきりいってロックバンドのボーカリストのなかでは、 文句なしの高水準。 歌詞は、周到に予定調和を回避する抽象的な言葉の異化作用、 イメージの詩的な広がりは素晴らしい。 メロディは、メロコアやエモコアの歴史を丁寧に踏まえてそれを発展、 目新しさは稀薄でも、扇情的な旋律はどうしようもなく魅力的だ。 すべての「科目」の点数が、最高点に近い。 こんなバンド、いま、他にいない。 うん、いないさ。 趣味判断は「人それぞれ」だからそれにおいて評価しなくても、 ある種客観的な絶対値というのは、音楽において存在する。 チャートを賑わせているふやけた音楽を全て吹っ飛ばすほどの、 絶対値が、ACIDMANにはあると思う。
でも、どかがACIDMANを聴くとき、どうしても冷徹なもうひとりの自分を、 自分の後方3メートルにいつも感じてしまう、 そして彼は、醒めた目でどかのヘッドホンを眺めている。 きっと、それはこういうことなんだと思う。
つまり、ACIDMANがデビューに向かって敷いたレールに透けて見えた、 ある種の「戦略性」がきっと実に象徴的なんだろうな。 アルバム「創」をリリースするに先立って、 先行シングルを切っていったそのタイミングと選曲は、 実にマーケティングの理にかなっていた。 もうそれは、マーケティングを睨んで、 それをねらい打ちしたとしか思えないスキームだった。
「売れるべくして売れた」。
この「べく」は音楽性も販売戦略も全てコミコミで響く「べく」なのだ。 本当に、全てにおいて、そつなく点数が高い。 ライヴでのパフォーマンスも評価されているところで、 でもその、ライヴの熱狂にすらも、 その後方3メートルの視線は「絶対値」を見てしまう。
誤解を恐れずに、書いてしまう。 ACIDMANは、ロックンロールではない。 ロックンロール風のポップソングだ。 どかのロックンロールとポップソングの定義は、 つづめて書くとベクトルの差違で、 「天地方向」か「水平方向」だ。 ACIDMANは、どこまでも「水平方向」のベクトルに音を乗せてくる。 そこに一切の捨て曲はおろか、捨て音、捨て空白は無い。 どれだけ激しく縦にグルーヴしていても、 その基底線はまっすぐ、フロアのオーディエンスに伸びてくる。 誤解を恐れずと書いたけど、誤解されたくないところは、 だからと言ってACIDMANがミスチルやグレイやラルクと同じだとは言わない (ましてやバンプをや)。 絶対値を比べたときに、それはもはや蟻と巨人ほどの差があるのだから (余談:ラルクのドラムだけは凄いと思う、あとは・・・)。 ともかく、エモコアメロコアの歴史の進化を直線的に取ったときの、 最終最新最強の合理化バージョンが、ACIDMANなのだとどかは思う。
どかは、付け加えるようにしか響かないかもだけど、彼らが好き。 とくに「♪造花が笑う」「♪アレグロ」「♪赤橙」の3曲は、 おそらく3年後もiPodクンのなかに残っているのは間違いない。 この3曲は、冷徹な目が3メートル後方にあったとしても、 聴くたびに涙腺が弛んでしまう破壊力を持っている。
でもね。
ロックンロールは、こぼれおちたり、あふれだしたり、 はじけとんだりする、それこそ「飛沫」のなかにこそあると思うの。 もしくは「邂逅」ではなく「拒絶」のなかにこそ、潜むんだと思う。 最初から「邂逅」を求めることは、 いくら周到に抽象的イメージの広がりにメッセージを置いたとしても、 最後は予定調和の魔の手に落ちてしまうことになってしまう。
例えば、ナンバーガールのチャコさんのギターだ。 あれだけオーディエンスの耳のすぐ近くで炸裂しながら、 その実、よくよく追いすがってみると分かるのが、 そのどこまでも「拒絶」しつづける頑なさだ。 例えば、ハイロウズのヒロトのボーカルだ。 あんなに童謡チックな歌詞を童謡チックな発声で歌っていながら、 その実、よくよく追いすがってみると分かるのが、 そのどこまでも「拒絶」しつづける切なさだ。 オーディエンスの眼前で矢吹丈のアッパーカットのように、 スゥッと空高くベクトルがぐいーんと逸れていくその、寂しさ。 寂しさと熱狂が重なるからこそ、そこに一つの視線が生まれる。
ベテルギウスの瞬きに吸い込まれていく、フロアとステージの視線は、 どこまでいっても交わらないけれど、でもそれは赤方偏移の瞬きのなか、 軽く擦れ合わせながらお互いの存在を初めて知る。
この摩擦こそが、きっと、リアリティというものなんだと、 どかは、思う。
NHKテレビ・イタリア語会話の加藤ローサたん、らぶ。
どうにもこうにも、かわいいなあと思ってたら、 やっぱりそうだよ、あおいタンに少し似てる。 イタリア人とのハーフ、ナポリ生まれらしい。
うーん、去年の土屋アンナもキレイだなーと思ってたし、 生意気でちょっと斜に構えてて、 ジローラモをいじめたりするところも愛嬌と思ってたけど、 ローサたんはやばい、えぐられそう・・・ (何を? もちろんハートをっ ぷぷぷ)。
ローサたんを見るためだけに、 毎週チャンネルを合わせそう。 これでイタリア語も上達すれば、、、 いやあ、NHK、絶妙の援護射撃だわ。
でもね。
ぷぷぷとか言ってたらきっと、 イタリア語は頭に残らない、げしょーん。
これは、あおいタンにライバル出現か? やばいぞ、あおいタン。 映画「青い車」、ガンバレ (ってか誰もライバルだなんておもてへんつうの)!
2004年04月24日(土) |
ビールの泡と寿命の寓意 |
朝からバイト、昼は来日中のM先生の講演会、 そして夜はM先生とその他関係諸氏の懇親会、 Oゼミに所属する学生はもちろん参加。
M先生の講演会、内容はちょっとイマイチ。 六本木ヒルズの「例の」森美術館と、 ロンドンのサーチギャラリーを比べて、 そこから日本人論、 特に日本人の美学的側面にフォーカスをあてる内容。 でも、ちょっと日本人のこと、褒めすぎかなー。 ってか、どかはやっぱり森美術館は、違和感バリバリ。 別に、どかも通った「例の」回転式自動ドアの是非に関わらず。
で、多分いらっしゃるだろーなーと思ってたら、 やっぱりいらっしゃったのだ、千葉大のU先生。 頃合いを見計らってそっこうビール瓶持って挨拶に出向くどか。 傍らには、なんとボス・O先生(ひー)。 お二人とも既に、かなりお酒を召してる模様・・・
D ごぶさたしてます!おつかれさまです!
U おー、○○クン、どうもどうも、 ねえ、Oサン、どうですか、○○クンは? また、虐めてるんでしょー? <ひー(>_<)>
O 何言ってンのよ、Oがそんな意地悪なことするわけ無いじゃない、 ねえ、○○クン? <ひー(T_T)>
D そ、それはもちろんっ、ハイッ、ハイッ
U いやいや、○○クンは優秀なんですよ、 JTBを辞めてねえ <ヲイッ(`‐´≠)凸> でも、作家論はやらせないんでしょ? <ひー(ノ_<。)>
O だから、そんなこと彼に直接言ってないですよ! そういうのは、学部生の授業とかでちょろっと出したりするけどね、 ニヤリ <タスケテエッ/(・_;\>
D ・・・(ひきつりつつうつむいてビールを注ぐ)
・・・どかの寿命、確実に1週間は減ったと思われる。 早朝からバイトで、その後ずーっと緊張しっぱなしの土曜日、 最後にこんな修羅場が待ってた、はあ。 でも、この修羅場のあと、どかはかなり弾けてしまい、 ゼミの同期や先輩と楽しく飲んで「しまう」。 どうも、いろいろ、どかはカミングアウトしてたらしい。 前にすわっていたAサンや横のNサンがポロッと、
(嬉しそうに笑いながら)○○サンがこんなヒトだとは思わなかった・・・
ヤベヤベ (^_^;) にしても、その笑みの意味は、なに?
2004年04月22日(木) |
個人的シーンとBGM |
行きし、家〜出町柳:クラムボン/「id」「imagination」
ポラリスと迷ったあげく、今朝はクラムボンにする。 最近、朝は必ず、このふたつのどちらかを選んでしまう。 なんというか、トリートメント系の音楽を欲してるんだろう。 ロックじゃない、トリートメント系だからといって、 別に、消費されることだけが目的の環境音楽とは違う。 だから、このふたつのいずれかに、なる。 クラムボンを聴きながら、京阪の特急でうつらうつら。 朝、起きたときよりも、出町柳に着いたときの方が、 ずっと、アクティヴな自分。 それが、トリートメント系。
行きし、出町柳〜研究室:GOGO7188!!/♪こいのうた
この区間は、飛び道具的、活性剤を注入する。 トリートメントする前に、これをやったら刺激が強すぎて倒れちゃう。 でも、このタイミングで、ロックはやっぱり聴く効く。 きょうは、♪こいのうた、リピートで何度も。 テンション上がったまま、ボスのティーチングアシスタントに出向く。
帰りし、研究室〜小阪駅:Chara/「chara live 97-99」
初めて講読を担当したゼミが終わって、一息。 破壊的音楽を求める時間でもある、とにかくカタルシスを。 だからこの時間は、ロックと言っても、くるりやGOGOじゃだめ。 いちばん良く聴くのは、ナンバガとブッチャーズなんだけど、 きょうは、久しぶりにチャラのライヴ盤をセット。 ♪break these chainsや、♪やさしい気持ち等の、 すさまじい破滅的破壊力に打ちのめされる。 そう、チャラは、ライヴとCDとの差が大きい。 ライヴでの彼女は、魔王だ。 だからこそ、彼女のやさしさは際だつ。
帰りし、小阪駅〜家:Nチャンと電話で「みんぶ」のことなど話しつつ
以上。
やっぱり、片道2時間の通学が疲れるわけで。 それでも、ネクタイ締めてたときと比べたら、 朝、ちゃんと身体動くもんね。 だからモチベーションって大事だなーと思った。 2年前は、ほんっっとに身体、動かなかったもんな、 マジで、心身症だったんだなあ。
さて、イタリア語だのラテン語だの、 聖史劇だのボナヴェントゥラだので、 忙しさならびにプレッシャーは極まってるので、 アップが滞りがちとなってます。
こんなに更新頻度が落ちたのは、 サイト開設以来初めてだと思われです。
がふーん。
レディヘのライヴレポも途中までしか書けていないし、 野島伸司企画のドラマ「子犬のワルツ」も、 感想を書きたいんだけどとても余力無し。 Moto-GPも緒戦南アフリカが終わったし、 月9の菅野美穂も書きたいのにな。
やれやれ。
生きてたら、また書けることもあるでしょう (おおげさな・・・)。 当面は、省エネの低空飛行で行こうと思います。
胴体着陸の憂き目だけは避けられますように・・・
☆ m(゜゜)オホシサマ・・・おねがひ
そして、今夜はどか、2○歳最後の夜。 激動の2○歳だったな、おつかれさま、私。
3歳・定量・芝2000m・中山11R、 牡馬クラシック緒戦、GI皐月賞。 このレースは「もっとも速い馬が勝つ」と言われる。
どかの予想、軸はもちろんお気に入りのブラックタイド。 ブラウン管を通して見ても、ほれぼれするほどの馬体。 すらっと長い足に長い胴、黒鹿毛の馬体は毛づや最高。 お顔もハンサムで、流星もスッと縦に入って美しい。 今年のクラシック戦線で、もっとも見栄えのする、 「グッドルッキングホース賞」があれば、 間違いなく彼が最右翼だろう。 パドックでの歩様は、見とれるほどに優雅で力を感じさせる。 鞍上は、もちろん武豊。
そして地方出身や外厩制など、様々なタブーを乗り越えつつある、 「北の国から」の新星・コスモバルク。 現時点で実力ナンバーワンであるのは誰もが認めるところ。 30年前は、大井からやってきたハイセイコー。 15年前は、笠松からやってきたオグリキャップ。 そして今年、北海道からやってきたコスモバルク。 ドラマチックな物語の重たい歯車が、確実に回り始めている予感。 タイドの対抗とする。
それ以外に2歳牡馬チャンプのコスモサンビーム、 3歳最速のスピードスター・メイショウボーラーを押さえとする。
1枠のマイネルマクロスが前半58秒台での逃げ宣言をし、 ボーラーとからむというハイペースの展開が予想されていた。
ところが。
発走してみると、出負けしたマクロスはあっさり沈没。 ボーラーが自分の楽なペースですんなり逃げる。 予想外のスロー、すでに向こう正面で、タイドの目はつぶれていた。。。
せめてバルクだけでもと、どかは応援するも、 イタリアから来た鬼才ミルコ・デムーロ駆るダイワメジャーが、 好位からの抜けだしで、独走。 バルクは33秒台の驚異の末脚を繰り出して追いすがるも2着まで。 3着ボーラー、4着サンビーム。
どか期待のタイドはなんと16着に沈む。 ・・・、久々にうちのめされるレースだった、 去年の毎日王冠以来か、げしょーん。
たしかに、追い込みオンリーのブラックタイドには、 もっとも不向きな最悪の展開だった。 ボーラー鞍上の祐一クンにものの見事につぶされたと言っていい。 でも、大外枠のバルクは、彼にとっても不向きの展開なのに、 すばらしく強いレースを見せた、「負けて強し」とはあの馬の姿だ。 それにひきかえ・・・。 いくらなんでも、16着は負けすぎだよ。
馬券的には、3連複が、2着3着4着の馬を当てていただけに、 10番人気のダイワメジャー、むかつくーというところだけど、 馬券はこのさい、どうでもいい。
あのパドックで見せた輝きがどこに行っちゃったのか、 ゆたかサーン、おしえてよー。。。
追記:桜花賞馬のダンスインザムードがなんと、 ダービーに挑戦するかもらしい・・・。 そうすると、ゆたかサンはムードに乗るだろう。 そのとき、典弘サンはタイドに乗ってくれるだろうか? ああ、千々乱れる、この子猫のような小さな胸。。。
2004年04月14日(水) |
RADIOHEAD@インテックス大阪(作成中) |
▼セットリスト 01. there there 02. 2+2=5 03. lucky 04. myxomatosis 05. where i end and you begin 06. backdrifts(すぐ中止) fake plastic trees 07. paranoid android 08. sail to the moon 09. talk show host 10. airbag 11. karma police 12. sit down, stand up 13. scatterbrain 14. national anthem 15. exit music 16. idioteque enc.1 17. the gloaming 18. no surprises 19. wolf at the door 20. street spirit enc.2 21. i might be wrong 22. everything in its right place
2001年以来どかにとっては2度目のレディオヘッドのライヴ。ちなみに前回、当時の同僚かまポンと行ったこの横浜アリーナ(レビュー未収録)は、どかの中でもベスト3に入るほどに衝撃的な音楽体験だった。まさに脱我状態(エクスタシー?)とはあのこと、帰り道、口きけなかったもんな。で、やっぱり2度目というのは、前回と比べてしまうもので、初体験の瑞々しい感動と照らし合わせてみると、ちょっと「あれ?」と思うところもあるのは仕方無いよね。
演奏も、トム自身もジェットラグのせいか、万全では無かった気がする。それはやっぱりレディオヘッドは「実は」ライヴバンドに他ならないのであり、そのレベルは卓越したものがあるのだけれど、それでも6曲目などでは演奏を止めてしまったりしてたしね。
とは言え、(以下作成中)
まだ履修登録の締め切りまでには間があるので、 いまはめぼしい授業に顔を出して偵察してる感じ。 4限目の授業が終わってから、 同じゼミのNサンとKサンと履修についての情報交換をして、 さて、帰るか。
と、ふと思い出してOクンに電話してみる。 農学部のドクター2年目で、高校ン時陸上部で一緒だった友人。 何とか連絡が取れて、百万遍(という有名な交差点)で待ち合わせ、 東大路通りから少し入った喫茶店でお茶。 ちょっとひなびた外装どおり、 内装も古びててイイ感じ、BGMはジャズで、 壁にはレコードのジャケットがずらり。
・・・いかにもだなあ、とか思ってたら、 そのOクンはそこのマスターとかなりの顔なじみで、 マスターも一緒のテーブルに座って「清談」が始まる。 どかはどかで、その話を聞き流しつつカヘオレおいちい。 と思いつつ、履修についてぼんやり悩む。
帰りが遅くなっちゃうから40分ほどいて、 さきに帰ってきたのだけれど、また、行きたいな。 きっと全学連華やかかりし時からずっとやってるジャズ喫茶なんだろな、 少しだけ、京都が近くなった気がした。
3歳牝馬・定量・芝1600m・阪神11R、GI桜花賞。 ついに2004年度クラシックの幕開け。 特にことしのどかは、年明けからこの、 クラシック戦線へのトライアルレースを熱心に応援してきたから、 なおのこと、このハレの舞台がまぶしく見える。 きょうのこの日のゲートに入る18頭が決まるまでに、 どれほど熾烈なバトルが繰り広げられたことか。
例えれば夏の高校野球。 高校球児達は甲子園というハレの舞台でドラマを繰り広げるけれど、 そこにたどり着くまでにどれほどの涙が流されてきたことか。 地方予選から見てきたファンとそうでないファンとでは、 感じ方が変わってきそう、良い悪いじゃなくて。 これがきょうのどかが、関西G1のあのファンファーレを聴いただけで、 涙腺が潤んじゃった言い訳かしら、でも、泣ける。
阪神競馬場へ、初めて乗り込むどか、仁川は遠いよ。 イメージ的にはまだ、淀の京都競馬場のが、近いなあ。
京都や府中よりもずっとモダーンな印象の建築。 パドックに半分かかる屋根の構造とか、吹き抜けの使い方とか、 なんとなくテーマパークっぽい。 しかし、ここは千葉のネズミーランドじゃないから、 客の年齢層は、ちょびっと(笑)高めかな。 しかしどんどん増えてくる来場者、 なんといってもクラシックだもんね、午後3時30分ごろには、 スタンドは立錐の余地無し、どかは1時間くらいけだるく立ちつくしつつ。 どかがいままで実際にライヴで観たことのあるクラシックは、 オークスとダービー。 同じ牝馬クラシックのオークスのスタンドと比べると、 ちょっと雰囲気は軽くてさんざめくざわめきって感じかな (しかしゴール後、雰囲気は一変)。
どかの予想は掲示板にカキコしといたけど、 トウカイテイオー産駒の2歳女王・6番ヤマニンシュクル、 彼女の単勝と複勝を購入。 2歳女王なんだけどでも、4番人気。 理由は簡単、彼女を凌ぐインパクトを持つ馬が3頭いたから。 どかはその3頭のうち、9番ダンスインザムードも複勝で押さえる。
ファンファーレが鳴り、いよいよ発走。 直後にどよめくスタンド、3番人気のムーヴオブサンデー鞍上アンカツが、 かかり気味に先行、2番手につけたから。 ムードは絶好の6番手あたりを馬なりに。 シュクルは10番手あたりから、ムードなどをマークしつつ。 でも向こう正面ですでに、ムードの気配が他と違いすぎた。 3角過ぎ、シュクルが少しかかってしまい、鞍上四位騎手が早めの仕掛け。 4角、ムードが絶好の気配で馬なりでムーヴに並びかける。
ああ、これはもう・・・。
その後の直線を待たず、もうスタンドは勝負の趨勢が決したことを悟る。 それくらい、ある種の波動、オーラがほとばしっていた。 2002年秋のファインモーションが発したあのオーラを、 この武豊が駆る牝馬は、持っていたのだ。 阪神のホームストレッチの短い直線は、まさに独壇場。 誰よりも早く直線に入った彼女は、 誰よりも速く直線を駆け抜けてゴール、桜花賞レコードだった。 しかも、あのスタンドにいた誰もが目撃した衝撃の事実とは、 「きょうのこのレースでも、彼女は本気で走っていなかった」ということだ。 ふわーっと浮かぶようなギャロップなのに、誰も追いつけない。 こんな美しくも残酷なシーンが、クラシックの舞台で上映されるとは。
・・・と、ゴール板まで1ハロンの位置のスタンドで観戦していたどかが、 半ばムードの圧倒的なパフォーマンスに呆けかけていたその刹那、 水色のマスクをかぶった鹿毛が視界に飛び込んできた。 大外を5番手からまくって来たヤマニンシュクルだった。 どか、もはや、身も世もなく絶叫。 「シュクルーッ!シュクルーッ!シュクルーッ!」 ほんっとに一生懸命、シュクルは走るんだよね。 重心がグーッと低くなって、諦めない気持ちの強さがギャロップににじむ。 4番手まで上がって、3番手はアンカツの無敗牝馬・ムーヴ! 差せるか、差せるか・・・、ほぼ、同着、写真判定となり、 1分後、ムーヴとシュクルのゴール板時の写真がオーロラビジョンに映し出され、 どよめくスタンド。 5cmだけ、シュクルが前に出ていた!
ぞろぞろ帰り始めるスタンドのファンは口々に、 「あれは強いよ」「ちょっと有り得ないね」「それにしても」 とダンスインザムードの華のすさまじさに茫然としていた。 拍手や歓声、興奮すら追いつけないほどの「速度」というものが、 この世にはあるのだとすれば、それはダンスインザムードだ。 でもどかは、ムードの単勝じゃなくて、 シュクルの単勝を勝った自分が誇らしかった。 呆けかけていたあの瞬間、どかが自分の感情に追いつけたのは、 最後まで諦めないシュクルの誠意のおかげだ。
ぼうっと呆けながらとんでもないスターの登場に戸惑うヒトの流れのなか、 どかは軽い疲労を感じつつとても充実した気持ちだった。
・・・そして、いまは実は、少し心配。 スティルにアドグル、そしてムード。 なんでこんなに牝馬にスターが次々現れるのだろう。 嬉しいんだけど・・・、大丈夫かな、ファイン。
うん・・・、きっと、大丈夫。
入学してから3日目。 あまりにも生活の全ての局面のスピードが、 急に数倍に跳ね上がったために、 神経すり切れちゅう。 落ち着くまでは、省エネモードで。
でもひとこと。
きのう、京橋の構内で日経の号外を読んだ。 きょう、池澤夏樹のメルマガで彼の意見を読み、 そのあとTBSの報道ステーションを見た。
古舘伊知郎、ひどい。 藤原サンという最高のゲストを隣に置いてるのに、 まったく論点や観点がずれてる。 いないほうがいい、藤原サンのモノローグを聴きたかった。
日曜日の日本時間夜9時まで、あと45時間。
2004年04月05日(月) |
The 6th Renewal Cut Off! |
doka's homepageの通史…
02.02.21 OPEN 02.07.25 RENEWAL 02.12.07 JOIN IN ENPITU 03.01.15 THE 2ND RENEWAL 03.02.04 BBS OPEN 03.03.18 JOIN IN ONWAR PROJECT 03.05.05 THE 3RD RENEWAL 04.01.27 THE 4TH RENEWAL 04.03.09 THE 5TH RENEWAL
そして、きょう・・・
04.04.05 THE 6TH RENEWAL
我ながら、おかしいと思う。 普通ホームページのリニューアルは、月例行事じゃないっつーの。 とりあえず、要点は以下の通り。
1.サイト内リンクをテキストリンクから画像リンクへと変更 2.トップのタイトル画像を変更 3.トップの更新欄を拡充、インラインフレームへ 4.その他各ページのヘッダーとフッターを画像へ変更
ぐらいかな。 どかはこれまで意図的に画像リンクを避けてきた。 CSSとHTMLのみというシバりのなかの可能性を見たかったから。 もちろんSEOの観点でも、そのほうが効率がいいし、 ユーザビリティの観点でも、サイトが軽くなるのは良いことだ。
しかし、どうしても「あくあフォント」を使ってみたくなっちゃったのね。
このフォントはすごい。 アルファベット、数字、ひらがな、カタカナ、常用漢字はおろか、 マイナーな記号や、マイナーな漢字(粁とかね)まで全て網羅。 しかもフリーフォント、感激してしまう。
あと素材をガンガン作っていくうちに、 FireworksMXの使い方と面白さがかなり分かってきた。 さすがにプロが使うソフトだ。 インターフェースはとっつきにくいけど理解できてくると、 楽しくて仕方がないっす。 それと画像ボタンの設置やなんやかやでCSSもさらに楽しく。
まー若干、サイトの内容からフォントが浮いてしまう危険をふまえつつ、 当面はこれでいきたいと思っています。 でも・・・
>とりあえず、このバージョンは半年以上は持たせるつもり。
って書いてからまだ、一ヶ月も経ってへんよ、どか? もはや趣味だな。 趣味、サイト運営じゃなくて、サイトリニューアル (^_^;)。
阪神11R 4歳上 指定(別定) 芝2000m、 GII 産経大阪杯・・・。
春の古馬GIシリーズの最高峰・天皇賞(春)や、 その先のグランプリ・宝塚記念へ向けて、 大物古馬が始動レースにすることが多い、伝統のレース。 かつての勝ち馬には、スーパークリーク、トウカイテイオーや、 メジロマックイーン、エアグルーヴなど、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。 そして今年の大阪杯は、やはり、 2004年に入ってから最も充実した出馬表!
バランスオブゲーム、ローマンエンパイア、 ブルーイレブン、マグナーテン、カンファーベスト、 さらにどかのお気に入りのツルマルボーイ、 そして昨年のエリ女杯を制した「女王」アドマイヤグルーヴに、 「2冠馬」ネオユニヴァース!! いやー、もう予想するだけでドキドキする。 競馬ってのはこうでなくちゃだわ。
でも・・・、予想はしたんだけど、 朝から雨降りで、体調も良くなかったので、 馬券、買いに行けず(I-PAT口座への入金忘れそれもだめ)。 けれども、これほど華のあるサラブレッドが揃うと、 馬券買わなくても充分、楽しめそう。 ちなみにどかの予想は、重馬場になってしまったために、 ツルマルボーイは切って、ナリタセンチュリーから、 ネオとアドグルへ流そかなと。 ネオを軸にしないのは斤量59kg、アドグルは牝馬にして57kgは、 あんまりにもかわいそうかと。
イタリアから、ミルコ・デムーロが帰ってきた。 お手馬であるネオユニヴァースとの再会は微笑ましい。 やっぱり、かっこいい、人馬まとめて、スターとはこういうのを言うのだ。
レース。
逃げるマグナーテン、ペースは速くない、 追い込み馬には厳しい展開、ネオは順当に好位置3番手から4角。 アドグルは武豊、どかは豊サンの騎乗にしびれる。 ほんっとに上手いなあ。 馬混みの中を、スルスルと芝状態のいいところを上ってくる。 ネオをマークして5番手、絶好・・・!
しかし。 アドグルはそこから、伸びず。 ネオは、ぐいぐい伸びて、粘るマグナーテンとのたたき合いを制して、 「2冠馬」の格の違いを見せ付けた、強すぎ、かっこいいなあ。 2着はそのままマグナーテン。
むう、アドマイヤグルーヴ残念。 ジョッキーは最高の乗り方をした。 あれで勝てないのは、いま現時点での力の差か。 でも、お母さんのエアグルーヴも古馬になってから、 強くなって天皇賞(秋)を勝つようなスーパー牝馬になったんだから、 どかは期待してしまう。
願わくば、JCあたりで、 「3冠馬」スティル、「最高血統」アドグル、 そしてどか愛しの「最強牝馬」ファインの三つどもえの戦いをみたいなあ。 牡馬そっちのけで、牝馬がラストたたき合い。 いやーしびれる・・・(ってかファイン、がんばれ!)。
・・・ってか、どか、馬券買わなくて良かったねえ (^_^;)。
(参照→YSダービージョッキー特別)
夜、NHKでハルウララの特集番組をやっていた。 なんとなくチャンネル合わせたらそれだったので、 これも縁かと思いつつそのまま見る。
途中、やっぱりありがちな人情話っぽくなってきた。 むう・・・と、思いつつも、 でも地方競馬の惨状などをきちんと映してたし、 そこそこチャンと作っているなあと思った。 調教師宗石サンの騎手時代からのエピソードを、 ていねいに掘り起こしていたのも好感が持てる。 でもやっぱり何と言っても白眉は、 ハルウララの素顔だろう。 メンコを外した彼女の素顔、 けっこうかわいかったな、へえ、 あんなお顔だったんだあ。 レース前に止まらない震えを見たときは、 さすがに切なくなった。 ほんっっとに気の小さい臆病な娘なんだよ。 それを、周りの心ない人間が・・・。
というどかの思いをNHKの特番はそこそこ汲み取ってくれたけど、 きょう、もっともっと、ハルウララについてベストの内容だったのは、 よしだみほサンの「馬なり1ハロン劇場」だ。 本日、オフィシャルサイトにアップされた「第251R」は、 ハルウララが主人公で、ノボトゥルーが相方で登場。 人間やお金が周りでがちゃがちゃ鳴らす騒音を取り除いて、 馬たちの小さな小さな声にフォーカスをあててみようという想像力。
そう、大切なのは、想像力。 ハルウララのあの怯えている様子から、 彼女の心情を理解する気があるのかどうかだ (それを踏まえたらパドックでぎゃーぎゃー騒いだり、 フラッシュを焚いたりなど、できないだろう)。
ともかく、NHKの特番はちょっと余計な、 独善的な周りの人間のエピソードが混じったけど、 それでも、そこそこいい出来だった。 そしてそれ以上に今週の「馬なり」はいい出来だった。 よしだ先生、すばらしい。
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