un capodoglio d'avorio
きょうは仕事も休み、他に用事もないし、 上野にでも行こう、そうだ「プラド」だ! って思ってたのに「プラド」は来月からだった・・・ 良かったあ、念のためにウェブで調べてみて。 小雨煙る上野公園で呆然と立ち尽くすところだった、何度かあるんだよなこれ、ふぅ。 じゃあレオナルドを横浜に観にいこうかな、と思ったけどややあって辞めた。
しばしほうけてチョロQで遊ぶ。 「いいな、このポルシェの実車が欲しい」
あ、そうだと思って、まだ計ってなかったうちのADSLちゃんの通信速度を見たくて、 NTTのフレッツスクエアにアクセスしてみる、愕然! 360KBPSしか出てない・・・ あまりにもあまりではないのか! ISDNに毛が生えた程度やんか!
と、しばしほうけてチョロQで遊ぶ。 「マーチくん(愛車)もウィリーするかなあ・・・」
気を取り直してiBookくんに向かう。 部屋でいくつかのメールソフトと、新たに取得したアドレスの設定、 だがなんでだか知らんけどひたすら難航、ああ頭悪い。 それでどんどん時間が過ぎていった。 "ARENA"というメールソフトを試してみてなかなか滋味溢れる感じだが、 もう少し純正の"MAIL"で踏ん張ることを決心する。
夕方、西国分寺の駅前にコーヒーを飲みに行った。 そのままCD屋さんに行ってハイロウズと小沢健二の新譜を買う。
きょうのデスペラートな気分を慰める、というよりは愛撫するようなオザケンの声。 長い空白の間、彼に何があったのでしょう。 「今夜はブギ−バック」の新バージョンを聞くと"LIFE"の前バージョンの頃から、 いかに彼が苦しんできたのかが、分かる。 何に苦しんだのかは分からないけれど、どれだけ苦しんだのかは分かる。 それで聞いてると、心地よさと切なさと。
・・・また、チョロQに目がとまった。
2002年02月27日(水) |
TO BE OR NOT TO BE |
きょうは夜勤明け、夕方は芸能研の練習。 ややあって練習までに仮眠取れず、ちょっと辛かった。
ネコバスくんにいきなし言われた。
「あなたはそれが、きれいかきれいでないかが問題なんでしょ?」 「う〜ん」 「私は違う、はずかしいかはずかしくないか、それが問題」 「う〜ん・・・うん」
なるほど、よく分かる。 少し言葉にズレは感じるものの、 どかはきれいなこと(もの)への執着を見せているのかも知れない。
ここから上はきれいなこと。 ここから下ははずかしいこと。 そんなふうに一本の定規を立ててみたら、と想像してみた。
・・・・・・・
"MAC OSX"に付属のメールソフト"MAIL(そのまんまやん!)"がとても不調。 やっぱり"OUTLOOK"かなあ。 なんか格闘してたら、くたびれた。 そういえば、昨日から随分、寝てない。。。
2002年02月26日(火) |
ADSLとCDとBLITZと |
起きたのが13時半。 ああ、ダメ人間に堕していく背徳の甘い香り・・・ っていうか、今夜は夜勤なのでむしろ活動時間の調整だったわけなんだけど、それでもズキズキ。
"FLET'S ADSL"ついに開通! 既にいろいろな噂が聞こえてきてたので覚悟は出来ていたが、 「目うろこ」なほどの早さはやはり感じない、なんでだろう、ちぇ。 この寮がNTTから遠いからかな(遠いのか、そもそも?)。 せっかくの8メガだけど、凄みは無いなあ。
それでもいままでのダイヤルアップに比べると差は歴然としていて、 もう元には戻れそうにもないけれど♪ らくらくHPパックも、ADSLならばそれほどのストレスも無くまわしていけるしぃ。
と、言うわけでこれから過去の観劇やライブのレビューを、遡って随時アップしていくつもり。 結構骨が折れるけれども、でも本当に面白かった芝居というのは、 今でも印象的ないくつかの台詞の響き方も鮮明に思い出せるのが驚き。 やはり「生」だ「生」!
ライブや芝居はCDや映画と違って一回きりの限定性。 CDの音質はほとんど劣化しないし映画だってDVDなんかだとそう、同じクオリティで何度も楽しめる。 でもシアタートラムや赤坂BLITZに行く体験と言うのは、たとえリピーターになったとしても、 全く同じ体験をすることは不可能だ。 「不可能だから素晴らしい」と短絡的に結び付けるのではなく、 「不可能だから表現者はその場にいるオーディエンスに対して、 どこまでも明確な責任と誠意を持って自己表現にあたる」 それが、素晴らしいんだと思う。 不特定多数とは「無限」とほぼ同義で、人間と言う限定にのみその輪郭が明らかになる存在は、 「原理的に、不特定多数に対して責任と誠意を100%尽くすことはできない」 というのがどかの持論、また意見は変わるかもしれないけれど。
どかの部屋にはポスターが三枚("LEONARDO(DA VINCI)" "VERMEER" "CHRIST")ある。 そこまで一回性にこだわるどかが何故複製ポスターを部屋に飾るのかはまた、いずれ書く。
大切なこと。
肝心なときにはまっすぐ相手の目を見ること。
例えば別れに際しての握手。 自分の気持ちを相手にちゃんと、 伝えなくちゃな時にとかは。
そういう「普通」なことが、 「普通」にできるような自分になろう。
よし、少し、もどった。
理想主義を掲げて「この一線だけは何としても守らなければならない」、 そう心に誓って日々を過ごすことを決心した日が過去にあったとして実はそれは、 同時に「挫折」と「困惑」にまみれ搦め取られる日がいずれくるという自らの運命を受け入れる日でもあるのだ。
往々にして若い志を抱いて、言葉の自動性に酔う理想家は、 自らの内の言葉が無力になるその瞬間を知らないで、 本当に気楽に最初の一歩を踏み出すのだ。
私は私の外側からの蹉跌にまみれてそれでもなお先の時間を見てみたくて、 自分の心の「一線」を、それは実はただの「かたくなさ」に如かないのだけれど、 それのみにすがることを決意し進んで来たものの結局、 真の蹉跌は内側から全てを酸化していってしまうのだ。
久々に自分の欺瞞に嫌気がさしたけれど、でもまだ、足腰は大丈夫。
おうよ。 絶対、足拍子は止めないさ、うん。 ごめんなさい、でも大丈夫・・・
人は誰しも取り返せない時間、取り返せない事実があります。 そしてまた誰しも、過去に戻ってもう一度やり直すことはできないのです。 でもその時間に、その事実にその後どう対処するかで人の価値は決まるのです。 <「娘に語る祖国」つかこうへい>
まだまだ時間はたくさんあって、変えられない時間以外の時間のなるたけたくさん、 いい色の時間にできるよう、努力、しなくちゃなんだ、きっと。
あら、まだいたよ、くま氏。 せっかく昨日はなむけのために一枚ページを割いたのに、全くぅ、プンプン。 ↑嘘ですよ、もちろん。
きょうは練習後、部室でお茶。 くま氏が「オーストリアコーヒー」をふるまってくれる。 こういうの、餞別っていうんだっけか。 いや、逆だ(反語)。 お菓子をつまみながらコーヒーを飲む、という幸せは単独使用の部室だからこそかも。 偉いぞ、エムエムくんに元会長くん(元会長くんの風邪治ったのかな?)!
「コーヒーはトルコに近い国ほど美味しい」 と、塩野七生がどこかで書いてた気がする。 それが本当だったらウィーンはかなりコーヒーが美味しいのだろう、いいなあ。 そういえばイギリスはコーヒー、イマイチだったしなあ。 カフェオレよりも、カプチーノ。 カプチーノよりも、ウィンナーコーヒーなのか?
さて、くま氏とはいよいよしばらくお別れだけど、明日は明日でどかは休日出勤。
がんばろう、うん。
夕刻、武蔵境にてくま氏の壮行会があった。 私は遅番上がりの参加だったので、21時前に合流。 いつものお気楽お気軽な雰囲気ではなく、何となくうら寂しいそれが漂っていたので、納得。
ダンスパートナーが去っていくのは、やはり寂しい。 くま氏を泣かそうと無益な突っ込みを繰り返すが、返り打ちにあいそうな気配、 ちょい、ヤバかったな、うん (それでエントリーシート談義を敢えて続けてたのです、ごめんみんな)。
ついこの間までのことすべてが、なぜかものすごい勢いでダッシュして私の前を走りすぎてしまった。 ぽかんと取り残された私はのろのろと対応するのに精一杯だ。 断じて認めたくないので言うが、ダッシュしたのは私ではない。 絶対ちがう。 だって私はそのすべてが心から悲しいもの。 <「キッチン」吉本ばなな>
・・・勉強や遊び、頑張るんはええけど、身体には気ぃつけや。 ほな、またな。
「もうすぐADSLも開通するんやしHTMLをかじってホームページでもしよかな」 と、何となく思ったのが二ヶ月前。 でもHTMLの勉強にとっかかるきっかけもなかなか見つからへんままHP開設はどんどん延期になり・・・ 「こんなんやったらアカン!」 と、いうことでBIGLOBE様の「らくらくHPパック」なるものに我が身を委ねることにする。
「貴様はそんな易きに流れる男だったのか、情けない奴め」 というもう一人の自分の声にも、 「フン、プライドなんて捨てるためにあるのさ」 となんとか強がってはみた、が、 「使える素材やオプションが少な〜いっ!」 タイトルのネコ君達の愛くるしさといったら、うぅ・・・(T_T)!
さて、それはそれとして。
このHPは日記帳メインで行くつもり。 でも普通の日記帳ではなくて、私ことどかの好きな芝居やライブ、美術展などのレビューを、 都度折り込みながら更新していくつもり。 あ、過去に観た芝居の感想なんかも、この日記帳フォーマットにのせて遡って載せたいな。 掲示板は今のところ予定無しかな、期待された方はごめんなさいです。
さてさてでは、魚をしゃぶるネコ君のつぶらな瞳があまりに(あまりに)眩しいので、 俯きながらではありますがこのHP、私の少ない友人たちに差し出すことにしましょう。
そして私、 「よ〜い、ドン!」。
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