ねろえび日記
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今回、今までで一番見応えがあって、良かった。 話はおもしろいし、キャストの演技は上手いし。
春日局を看病しにいく有功と玉栄のシーン、役立たずだった自分にできることがあるのがうれしいという有功の言葉に、初めはプンスカしてたのに笑顔(この表情がよかった、こうき!)になり納得しいそいそとお手伝いをする玉栄が愛おしいぞ。
「果たしたい」の上様と玉栄のシーンもよかった。 ただ、あー、この言葉の相手は有功じゃなくて玉栄だったんだーとちょっと寂しい気もした。
お楽の最後も、重盛を思い出し、窪田くん、上手いなあ、と。 有功が妙に綺麗でした。完璧なファンデーション。
春日局もすごかったです。 多部ちゃんの泣き演技も上手くて感心。声の抑揚とか語尾の震えとか。
庭に出て泣いていた正勝も。
お手伝いを申し出る勝田殿和田殿伝右近衛門も。村瀬も。
そして、そして、「上様のおなーりー」(段田さん、カッコイイ)からの、上様のお言葉。多部ちゃん、凛々しい、身震いするほどカッコイイ。多部ちゃん、すげー。
おもしろかった。 おもしろいんだけど、恐い話。 ちょいちょい挟んでくる笑える台詞がたくさんあったという可笑しさもあり。 クセのある作品というイメージだったけど、役者さんたちが割と素直な演技、テイストで、思っていたよりもずっと見やすかった。
大人の時もワンマンでイヤな社長だったけど、こどもになってもガキ大将な吉田鋼太郎さんがナイスでした。やっぱはじけた芝居をするとじゅんさんに似てる気がする。
山内圭哉くんは、最初に名前もない人物でちらっと出た後、全然姿を見せないまま芝居はどんどん進んで、僧正、どーしたのー? と思っていたら、1時間数十分後に、うわあああ〜となる役で出て来ました。
鈴木砂羽さんの力の抜けた(ほめてます)存在感が、ステキでした。
簡素で抽象的なセット、音楽、凝った映像、キビキビしたダンスのような動き、なんかも印象的だった。
アフタートークショーがありました。 トークショー盛り上げ要員の僧正と戸次さんで何とか成立してた。芝居の内容に関して切り込んだ話をしないなら(←しなかった)、笑わせてくれるほかないよね。
Nスペ クジラvsシャチ おもしろかった。
何故クジラの母親とこどもが赤道近くの海から苦労してアリューシャン列島の海域までいくのか、不思議だったのだけど、理由がよくわかりました。 クジラが追い求めていた食べ物はオキアミ。平和的な食生活のクジラ。鳥でさえ、シャチの食べ残しのクジラをヒグマとともに食べていたのに。
見ず知らずのこどもクジラをシャチから助ける、通りすがりのザトウクジラの心意気に感動。アザラシとか種が違ってても助けるとか、どんだけおクジラよし(イルカもおイルカよしだもんな)
とはいえ、シャチも好きだ。美しく強く賢い。
ところで、父親はどうしてるの。番組の中では全くスルーされてたけど。 あと、通りすがりのザトウクジラは、オスですか、メスですか。
TOKIOカケル 古田新太と水川あさみちゃんがゲストなので見た。この番組を見るのは初めて。5LDKと似たようなもんか。
あさみちゃん、「トイレ」といいかけて「おし(っこ)」と言い直し(周囲がオイオイとなり)またトイレと言うのに笑った。パンツ丸出しもすごいけど。てか、わずかな時間でもジッパーは上げとこうよ。「(写真集)脱ぎました」→「うっそ〜」もウケた。
ジャニ勉 唐揚げが好きすぎて棺桶に入れて欲しいという馬場園に「揚げてからさらに焼くんや」と言ったすばるに噴きました。渋谷さんのこういう発想好きです。
2012年11月28日(水) |
ベストアーティスト 2012/相棒 |
エイトが出るまでは、料理をしたり夕食を食べたりしつつゆるゆる見ていた。 エイト登場、ガッツリ見る。 エイト退場、あとは録画に任せて、見てない。 放送終了後早送りして、最後の嵐ちゃんだけは見た。「ワイルドアットハート」好き。マイクスタンドを足で起こすアクションのところは繰り返して2回見ました。
さて、エイト。いいところもありそうでないところもあり。ふう。 赤いスーツの衣装は良かった。ひとりひとり生地や細部のデザインを変えていて、凝ってて可愛いなあ。 名曲集のときのマルちゃんはおもしろかったですよ。章ちゃんも楽しそうに歌ってて感じよかった。 選曲も、無責任ヒーロー〜あおっぱなという私の好きな曲のメドレー。
すばるの猪木風の変顔が、気持ち悪くて、嫌でした。いっそ無表情のほうがまだマシ。なんであんな顔するかな〜。どういう神経してるのか、それも不気味。 歌詞、間違えすぎ。多くもない自分のパートくらい誠心誠意マトモに歌え! 「魚」は、テレビでここまでふざけると、わけがわからなくてサムい。 カメラワークがへんてこりん。上手の客席を長々と映して誰得?
相棒 「幽霊屋敷」というタイトルにひかれて、それと、松尾貴史が出てるので。 話はイマイチだったなあ。小学生の失踪、屋敷の持主とその娘の確執、怪しい不動産屋、練炭自殺に成り済ましなどなど、てんこ盛りすぎて、話が空中分解気味。 吉田一郎(松尾貴史)くんも、お馴染みキャラらしい(←あまりに不自然なので後で調べてみた)のだけど、自分はさっぱりわけがわからんし、そもそもこの話に一郎くんて要ったか? な気もするし。
まあ、幽霊に興味津々の右京さんとビビりなカイトくんが可愛く、コミカルな芝居も見られたので、よしとする。
2012年11月24日(土) |
こんばんは、父さん/トトリ |
こんばんは、父さん 佐々木蔵之介ほか数人の舞台といっても、Team申ではなかったわけだ。 う〜ん、悪くない、むしろ良い舞台だったとは思うのだけど、なんか大満足ではない。カテコしたくなる気分にはならないというか。
ま、始まる前から妙に眠くてヤバいなあとは思ってた。始まっても目の覚めるような芝居でもないし。中盤うっかりうとうとしてしまったよ、一瞬。
おお! と思う部分もあったんだけどな〜。
蔵さん、よかったんだけどな〜。 スーツでビシバシカッコイイエリートサラリーマン姿とか、ピスタチオ時代を彷佛させる(ってリアルでは知らないんだけど)顔芸とかスローマイムとか、小学生気分で階段にちょこんと腰掛けるとか、そーゆー蔵之介楽しみポインツも色々ありました。
平幹二朗御大は、たまに演技がズレてるというか浮いてるというか、気になったところもあった。いや、あのお父さん自身がそういうキャラだから、そうなのかな〜とも思うけど。どーなんだろ、う〜ん。
最後、高級時計一発で、闇金くんは万々歳で、父子もアマアマ。 ふ〜ん……そうなんや……。←若干釈然としていない。
実験刑事トトリ もう第4話(←次回最終回)、マンガ家のやつ。 けっこう楽しめました。ミステリとかトリックとか刑事物としての部分はもういいの。 黒船の二人がカワイイ男の子たちだったし。コスプレとか。 トトリのスケッチの中尾くんめっちゃ可愛かった(実物比) 中尾くんの笑顔って、武器になるね。思いっきりいい人のようなとことん腹黒い人のような。
今週の純と愛 水野が増々おもしろくて目が離せない。 もうメインの話(って何なんだ?)より、部分に楽しみを見つけます。魔法のホテルとか純と愛の家族とか、割ともうどーでもいい。
大奥〜誕生 話が動いて増々おもしろいなあ。 あんなに憎たらしかった春日局だけど、くたばるとなると、なんか寂しい。 そして、テキパキと判断し指示する有功のカッコよさ。
もう有功上様モエとかじゃなくて、もっと大きい世界観がおもしろい。 にのの映画の時にはほとんど思わなかったけど、ジェンダー的なこととか、人として立場とかそこでの生き方とか、女と男の社会的役割とか、ま、色々考えさせられたりもする。 男女逆転にしても、それが当たり前になってる世界よりも生まれようとしている時代のほうがうねりがあって、おもしろいのかね。
カイジ2 「カイジ」を見た流れで(松ケン目当てで映画館で観た)、テレビで放送されるからってんで、2も見てしまった。
生瀬くんは、ああいう関西弁のおっさんはお手のものだけど、伊勢谷くんもマンガ芝居するんだ、と思いました。
相変わらずカイジは、アホで調子乗りである。 今回の敵は巨大パチンコという安っぽさも潔い。
気軽に見て、気軽に楽しんだから、ま、いいさ。
2012年11月21日(水) |
細見美術館→W山口展 |
展覧会3つハシゴ。
細見美術館 アートキャンパス2012ー日本美術の見方 いきもの編ー 若冲の「糸瓜群虫図」はいつ観てもいいね。 芳中の犬や雪佳の犬はいつ観ても愛らしい、なごむ。 あと、捕鯨図、立葵図の蟻の行列、細長い画面に鯉に花木に鳥にとてんこ盛りの上表装も凝らしてる黒田なんとかの絵も印象的だった。弁天さん乗せた白狐も可愛かった。
その後、近美へ。 山口華楊展 ライオンも虎も黒豹も、故郷を思うラクダも、小さなふわふわのリスも、農家を助けて働く牛でさえも、どの動物も品があって、可愛らしい、清らか。このコたちは臭くないと思える。
スケッチもすんごく上手いんだなー。正解の線1本しか描かない。
そして、メインイベント、美術館「えき」KYOTOに移動。 平等院養林庵書院 襖絵奉納記念 山口晃展 〜山口晃と申します 老若男女ご覧あれ〜
あー、楽しかった。山口晃、天才。 精密な絵も、大胆な筆遣いも、ペン画も、堪能しました。 技術とセンスとおもしろのレベルがとんでもなく高いなあ。画風のバリエーションも多彩だし。この人に描けない絵はないんじゃないかと思う。
今回、新聞小説などの挿絵の原画が沢山展示してあって、それがすごくよかった。本体の小説やエッセイとかは全く知らないんだけど、絵だけで充分楽しめる。特にペン画が綺麗で綺麗で。昔の銅板画とかエッチングみたいな筆致とか。
作品の中の書き文字を失敗してもチャーミング。
吹越 満が出てるのと、内容にもちょっと興味があったので、観にいきました。 貴志祐介は「青の炎」が(小説も映画も)好きだった、「黒い家」が恐かった。「鍵のかかった部屋」はもうドラマしか見なかったな。「悪の教典」も小説未読。
で、映画の感想は、う〜ん。 観ている間は飽きなかったしずっと引きつけられはしたけど、観終わったら何も残らん。それと、意外に「行け、行け、ハスミン」にはならなかったな。
悪い意味でなく、蓮実のキャラクターは薄っぺらく、伊藤英明の芝居も薄っぺらかった。映画にするときに諸々端折っているのかなと思った。
フキコシはさすがの気持ち悪さ。 下手したら、大量虐殺よりも痰ゴロゴロカーッペッのほうがゾゾげ立ったかも。 染谷くんと二人で蓮実のことを喋っているシーンがよかった。釣井は気持ち悪いキャラクターなのに、声はいいなあと思って聞いていた。黒板使って熱心に説明してるのにちょっと笑う。 素晴らしい人物に会うと強烈な劣等感を感じるけど蓮実には全く感じないって意味のことを言ってたのに、釣井先生のおもしろさを感じた。
散弾銃が肉々しい形状になって喋るのと、最後生き残った女生徒の目が白っぽくなるのはウソくさいので要らんと思ったよ。カラスで止めときゃよかったのに。
蓮実と生徒たちの攻防がもっと見たかった。 映画だけでは伝わりにくかったけど、たぶん個性的な生徒たちなんだろうし。まあ「バトロワ」と違ってあくまでも蓮実の映画なんだな。
で、一番よかったのは、音楽「モリタート/マック・ザ・ナイフ」です! 特にモリタート、好きだ。チーチッチも捨て難いけど(蓮実が歌い出した時は「愛と誠」ばりのミュージカルになるのかと戦慄が走った) 音楽が映画のオリジナルなら三池天才と思ったけど、小説ですでに蓮実のテーマソングと知って、あーそーなんだ〜と。
2012年11月18日(日) |
仕分け/トトリ/月とスイートスポット |
関ジャニの仕分け∞ 台本くさいとは思ったけど、結構おもしろかったです。 またマッチかあ……なんてしけてごめんね、最後逃走してヒナすばに捕獲連行されるマッチサンは笑えた。
すばるの歌った「大将」て知らない歌だった。 やけに難しそうだし、歌の出来も、う〜んう〜ん。白い抜け部分さえ唄えたらいいんですか、そうですか。歌詞が出ている部分で怪しいとこあったもんねえ。 まあ、歌いやすそうなところはさすがの上手さでしたけど。
ヒガシゲストで少年隊曲、中居くんゲストでSMAP曲、KinKi Kids(ここは揃って!)とかもやってほしいなあ。
実験刑事トトリ ピアノのやつ 今回のが、今までで一番よかった。楽しめました。 「ごめんさ ようなら」にはえええ〜〜だったけど。 それと、木南ちゃん、見た目も性格も可愛らしい女の子だったのに、婚約者が不誠実だは、殺人者だは(しかも利用された)でかわいそうじゃないか。
トトリ眼鏡はずしのサービスシーン、改めて三上博史って顔綺麗だなあと思う。とはいえ、眼鏡を外して素顔を見せてくれるのがいいのではなく、あくまでも眼鏡をはずすという仕草にモエるんである(細かい)
ヨーロッパ企画 月とスイートスポット ヨロ企はホームが京都なので、毎回京都でも公演してくれてありがたい。気軽に行けるし、こぢんまりした箱だし、安いし。まあちょっと華やかさには欠けるけど、お芝居の内容は同じなはず。
さて、今回はヨーロッパ企画なのにヤクザ物、ヤクザ物なのにSF。 いつも通り、台詞のやり取りが上手いし、おもしろい、話がどこに転がって行くのか興味津々。結構ハードな内容のはずなのに、どこかほのぼの、そしてせつない。
冒頭数人の登場人物(名前)が把握しにくくて、ちょっと困った。そのうちわかったけど。 「さわやか」同様、好きな劇団だけど、1年に1回しか公演を見ないからせっかく憶えた劇団員の名前と顔を(一部の個性的なのを除いて)1年後には忘れてしまうんだなあ。みんな好きなのに。
とはいえ、今回中川春樹さんがちょっとイケメンに見えるんですけど、どーしたもんか。スーツとヒゲ効果か。
上様、お強くなられて……。 多部ちゃん、可愛いなあ。時に三白眼の目が恐いんだけど、そこが凄みがあって表情に幅が出ていいのだし、他のパーツや輪郭はとっても可愛い形。そして、声が一番可愛い。
えろえろしーん。 ぎゃー、舌入れたぁ〜。やっぱ、有功はロールキャベツ。 あと、手をすりすりにぎにぎ。
お楽、哀れ。 窪田くん、上手いなあ。「平清盛」も重盛ラストの回は久しぶりに見たのだった。
稲葉家パート、泣かせるし、いいんだけど、これだけクローズアップするとマトリョーシカが目につく。ホント他に楚々とした美女はおらんかったんか、雪役、残念。
段田さんの息子(娘)、おもしろそうなキャラクター! 切なさもありの。
今週の純と愛 今週は結構おもしろかった、流れもよかったし。 両方の親族とか周囲の人々は怪獣と思って見てればいいんですか、そうですか。
水野がちょっと可愛かったな、フラれて(←何回目だ)壁のロゴにイジイジしてたところとか。憎めないヤツ。
小説家志望くんは松ケンにちょっと似てた。
いとしくんの母が春日局にかぶります。
KinKi Kidsが出るので見ました。 新曲出てないのに、なんで? と思ったら15周年で、でしたか。うむ。
現在の二人よりも過去映像のほうが、楽しいのがツライなあ。 今の二人も決して嫌いなわけではないのだが。う〜ん。 とはいえ「アニバ」光一さんのハモ、キレイだった。
デビュー曲が最大のヒット(さらに次点が第2作)というのは、その数字だけを見ればシケるけど、当たり前のことながら、KinKi Kidsはそこからどんどん成長して歌が上手くなり魅力的になったわけだ、ある時期まではな。今は、KinKi Kidsというより、堂本剛、堂本光一なわけだから。
とはいえ、コンサートのチケット取れて、楽しみにしてます。 23日の京セラドーム大阪。
2012年11月15日(木) |
のぼうの城/ジャニ勉 |
おおお、おもしろかった、よかった、いい映画。 エレカシ抜きにして、観てよかった。というか、エレカシのことがなかったら観にいったかどーか微妙なところだったから、こんないい映画だったのね、エレカシ、ありがとう、だ。
歴史オンチの自分でも、充分おもしろかったです(造詣が深かったらもっとおもしろいのかもしれんが、そこはもうよい) 「アルゴ」に続いて、事実(史実)に基づいた映画。これまた、おもしろすぎて、感想を書くのがしんどい。一通り書くのもテマヒマかかるんだけど、さらに、アップしてからも、あー、ココがこういうふうにイイ! のを書き忘れたとか、どんどん追記したいことが増えてきて、どもならんようになる、それがイヤなの負担なの。
というわけで、すごくよかった以外の感想を書かない。
あー、でも、野村萬斎がすんばらしかったことは書いとこうかな。長親、ラブ。 この前のA-studioで見たときはそれほどときめかなかったのに。そういえば「あぐり」の頃からちょっと好きだったのだった。うむ。 「みんな、ごめえええ〜ん」→号泣「父上、父上〜」には撃ち抜かれました。
佐藤浩市もうんとこさカッコよかったのだ。 成宮くんもやんちゃでちゃっかりしてて可愛かったのだ。 上地くんも「バカ」には見えなかった。というか、彼は紳助によって「バカ」にされてたけど、もともと役者だったのだし。 平岳大くんは、ちょっとヤな奴でさらにスカタンという、らしい役でした。
普通の時代劇とはちょっと違って(本格的時代劇を経験してる佐藤浩市が撮影中「オイオイ」と思ったそうだ。でも結果オーライだったと)、そういうところが私なんかには見やすかったのだと思う。 クスリとさせられるゆるさと壮絶アクションとか怒濤のスペクタクルとかのバランスがよかった、それぞれが浮いてなかった。好みでした。
制作背景的なことが知りたくて、パンフレットを買いました。 監督が二人体制(「メゾン・ド・ヒミコ」の犬童と「ローレライ」の樋口)なことについてとか、映画化するにはオリジナル脚本よりも小説やマンガの(ヒット作)のほうが採用されるという今の映画界の事情を汲んで、小説を書いちゃった(もともとは脚本だった)こととか、興味深かったです。
エレカシの「ズレてる方がいい」は、映画館で流れて、意外とどひゃーってこともなかったが、歌詞が映画とリンクしている部分もあり、まあよかったかも。歌が終わってからも、まだエンドロールが続いていて、違う曲(インスト)が流れたのは、アララララ〜だったよ。洋画とかの大作映画だとそういうこともあるけどねえ。
話は飛ぶけど、実は「鍵泥棒のメソッド」のエンディングに流れた吉井和哉の歌のほうが、カッコイイと思ってしまったのよ。や、たぶん全く知らないから新鮮だったのかも、そういう効果かも。で、パンフレットで吉井和哉が、風変わりな時代劇(映画)のエンディングやってみたいなと思ってたとか言ってて、あー、エレカシが「のぼう」やってごめんねと思ったのだった。どうでもいい話だな。
話戻って、帰宅してから「ズレてる」のPVを見たら、のぼうパートがよりいっそう楽しめました。あー、このおっちゃん、このお城の様子と。うん。 もう1回観にいきたいなあ。あるいはDVD(BD)が欲しいかも。
予告編やフライヤーで、また観たい映画がいろいろ。 映画って楽しいわあ。今よりトシ取って舞台を観にいくのが無理になっても、映画なら行ける気がする。拘束時間とか立地とか席選びの自由度の高さとか価格とか諸々年寄りに優しい娯楽だ。
ジャニ勉 ゲスト:市川由衣 “村上信五、愛猫を語る”が非常におもしろかったです。 一種のツンデレ的猫バカか。
おもしろかった。 結末がわかっているのに、緊迫感にチリチリする。 見終わって、じんわりじ〜ん。
フライヤーを読んで、コレは! と期待していたが、期待通りだった。話そのもの、細部に至るまで、上手いなあ〜と唸らされる映画、感心する。 色々思うこと語ることはあるけど、長くなるし、めんどくさいので割愛。 映画ってすげー、アメリカってすげー国、てことで。
2012年11月11日(日) |
実験刑事トトリ/てふてふ荘へようこそ/純と愛 |
実験刑事トトリ 第2話 相変わらず、ミステリーとしてはダメダメ。 フラミンゴの話もとってつけたみたい。 先輩刑事のファッションチェックとか街頭ファッション調査とかの「実験」だかも、しょぼい。
でも、トトリがステキなので目の保養。 ピタゴラ装置も楽しかった。 懲りずに次回も見る。
てふてふ荘へようこそ 第3話 鈴木浩介が出ているので、第3話だけ見た。 30分で上手くまとまってる感じ。 鈴木浩介、やっぱ可愛い系のイケメン、眼鏡似合うなあ、でもちょっとデブってる? 升さんとの2回目の面接シーンが、ベタなんだけど、二人ともいい味だしてるからちょっと泣けてきました。
鈴木浩介を見て満足したので、次回からは別にもういいです。
今週の純と愛 なんかもうむちゃくちゃ。 突然踊り出す愛ちゃん、「卒業」さながらに結婚式から逃走する兄ちゃんとマリヤさん。このドラマのシリアスとおふざけの匙加減がよくわからず、振り落とされそうです。おもしろさが未だわからん。
風間くん見るのと、いつかおもしろくなるかもというたよりない期待感とで、毎週見てますが。う〜ん。
刑務官の映画。死刑執行の時に「支え役」をすると与えられる特別休暇をもらって、結婚式をあげ家族と旅行にいく話(この説明ではほとんど伝わらんな)
以前からちょっと気になっていたのと、「ダブルフェイス」で注目の西島秀俊が死刑囚の役で出ているので、ちょうどWOWOWで放送されたから見た。
うむ。 刑務官の仕事(と生活)てな、教育ビデオみたい。 淡々としている。 淡々としているけど、ものすごく重い。 知らない世界を知った、勉強になりました。
というか、刑務官にこんな重荷を背負わせていいのか。仕事とはいえ、もっと改善できないのかと思ったよ。人を殺すのが「仕事」ってのも酷い話だけどさ。 死刑の是非よりも、とりあえず、死刑の方法について、考えさせられた。
あと、教誨師ての、死刑直前に神父だか牧師だかが来たけど、あの役に立たなさ、どころかイラッとさせられる感じは何なの。実際もあんなのなんだろうか。なんでキリスト教限定? とも気になるし。
時間が前後する描き方と、どこでも出没する蟻は何だったのか。 変に意味ありげな色をつけててうっとうしかった。淡々なら素直に淡々してればいいのに。
西島くんの罪状とか妹との関係とか、小林薫と大塚寧々との詳しい事情なんか、説明描写は省略して抽象性を高めてるのはよかったけどな。
それでいて、お祝いの絵とか音楽聴かせるとか、小道具遣いが、うわ〜んと来る。
小林薫、大杉漣ら、おっさんがよかったです。 西島くんは、もしかして“棒”なのかと思ったけど、死刑室に連れてこられた時からの演技は凄かったです。 気になるので「ストロベリーナイト」映画館に観にいっちゃうかも。
大奥〜誕生 第5話 今回もおもしろかった。
上様キーック!!のシーンは期待以上。頭が高ーいっ!とか胸ぐら掴みとか。胸がすく。ひゃほー! 絵に描いたように調子こいてる捨蔵も、なかなかおもしろかった。
有功自部屋むっちゃくちゃの惨状も、たまらんかったなあ。ゾッとして戦慄が走るというか、いやいや、しら〜と正座している本人とのギャップがコント風味を醸していて可笑しいというか、もう、震えていいのか笑っていいのか。
サロメ 多部ちゃんがあまりにステキなので、勢いでWOWOWで録画したまま放置していたのを観た。 話自体は、そんなにおもしろくないけど(バッサリ)、多部ちゃんのサロメ姫はとてもよかった。芝居上手いし、声質もいいし、表情も豊か、動きもキレがある。(表現していることがしっかり)届く子だね。緩急自在。睨み付ける三白眼も魅力的。 可愛く振る舞ったり凄んだりしているのが、家光に重なるように見えて、なるほど、この演技と感心した。
ヨカナーンがイマイチ魅力的に見えなかったのだか、う〜ん、残念。 あと、奥田瑛二が、この人、こんなもんなんだと思ったけど、ヘタレのヘロデ王の役だからそれでいいのか。
セットとか演出が、おもしろかったです。水を使ったり、客席ギリギリの通路、二階建て構造の牢屋、モニター使い、影絵などなど。血ドバーも有無を言わせない迫力があった。
多部ちゃん、「農業少女」「サロメ」「ふくすけ」(これは生で)と見てきたけど、アングラ臭が漂うというかいわゆるわかりにくい芝居でも、そのおどろおどろしさに負けず、清々しく伝えるべきことを表現しているように思う。演出家のおっさんたちが使いたがるのがわかる気がする。
今後は、スカッと楽しいコメディとかの舞台でも観てみたいなあ。台詞の上手さとか高い身体能力を生かした役で。
ゲスト:田畑智子 顔の造作が可愛いわけではないが、芝居ができてなんとなく好感が持てる。 そんな田畑智子はす担でした。おお。一気に親近感が。 いや〜、ありがとうございました、ゲスト様、すばるスペシャルでした。楽しかった。すばるが照れたり、困ったり、赤面したり、神妙にしたりしているのは、なかなかのミモノでした。
背の低い人が好きという素晴らしい前振りから始まるすばる祭り。 「『あぶない放課後』ですね!」と嬉々として宣言する亮ちゃん。何がそんなにうれしい。
1 カッコ良くて歌が上手い!! 2 背の高さがちょうどいい! 3 どこか影のあるところ! そして、トガってた頃もステキで、今は親しみやすい。 直してほしい点は、髪型。
田畑智子、おまいは自分か。
2012年11月07日(水) |
サラリーマンNEO 劇場版(笑) |
映画館で観ようと思っていたけれど、結局見逃してしまったのだった。NHKで放送してくれたので、見た。
テレビの時と同じく要らんなあと思わせるしょーもないおふざけもありつつ、まあまあおもしろかったです。好きな人がいっぱいでてるしね。
太鼓の達人に、オ! 徹平くんと生瀬くんが楽しそうに叩いていて、可愛かったです。 あと、春日局(違)に、オ! セクスィー部長の映画へのつなぎ方というか使い方とか、ほほうと思ったよ。一瞬生瀬くんのニセセクスィー部長も見られたし。 あと、社長命令で使わされることになったスマホのニュースでビール商戦の勝敗を知らせるのもなかなかスマートでした。
なんといっても、一番の衝撃かつ笑いは、 いーちゃん!(田中要次) 生瀬くんの「親子だったんだ」の台詞も笑ったけど、もういーちゃんの存在そのものが。あー、いーちゃんなんだー! と。
まあ作品としてはテレビサイズの内容かな。うん、テレビで充分。 でも、これをあえて映画館で観るのが醍醐味だったんだろうな。よくぞ、ここまで……って。「エイトレンジャー」みたいなもんだね。
2012年11月04日(日) |
遭難、/実験刑事トトリ |
劇団、本谷有希子 「遭難、」
えーと、女がぐじゃぐじゃ言い合ってる芝居(そーゆーイメージ)はあんま好きではないので、本谷には興味がありません。細かいことだけど、句点の使い方もイラッとするなぁ。 というわけで、本谷を観ることはまずないと思っていたのですが、以下の事情で初観劇。
「遭難、」は、主演の黒沢あすかが病気で降板して、その代役が菅原永二くん(女性の役のまま)となった。 それなら観たい! で、運よく、が〜まるちょばで森ノ宮ピロティホールに行った時に劇場売りのチケットを買うことができた。しかも良席手数料なし。
なかなかおもしろかったです。話がどう転がって行くのか、緊張感が途切れることなく、引き込まれた。 ただ、観終わったら、何も残りませんでした。うん。ま、いいけど。
菅原永二くんの女優っぷりは、月影先生(@さわやか)しか思い浮かばなかったけど(コントだよ)、なかなかのモノでした。よかったよ〜。演技もだけど、見てくれも女教師だった。 共演の美波や佐津川愛美ちゃんは、女のコの中でも特に小柄で小顔だから、彼女だちと比べるのはかわいそうだと思ったけど、片桐はいりと並んだら、もう全然菅原永二くんのほうが顔も身体も女らしいですよ〜(はいりさんに失礼だけど)
あと、もう一人の共演者、松井周さんは、鈴木浩介くんに似てると思った。眼鏡のせいか。役のキャラクターもやりそうな感じ。
あのどうしようもない問題児最低女の里見先生を、男性が演じることによって、生々しさが緩和されて、私は見やすかったと思う。菅原永二くんが今まで演じたどの卑怯卑劣変態野郎よりも許せると思ったよ。
実験刑事トトリ 三上博史の都鳥が見た目ジョニー・デップでした。可愛げがある。チャーミングだ。 アラフォーのおっさんでチビという弱点を上手くごまかしてた。 ナポリタン作っている時のちょっと髪が乱れてる時がすごい好みだった。はい。
話はミステリらしいのだが、どーにもこーにも、物理的心情的につっこみどころだらけ。う〜ん。ただ最後にもう一ひねりした工夫はよかったと思う。
笹野さんおもしろいし、ゲストの中越典子とか安田顕とかキャストは悪くなかったのになあ(ただ松本まりかは声がアニメなので普通のドラマに出てると浮く)
内容的には期待外れだったけど、トトリが好きなタイプなので目の保養に次回も見ます。
大奥 もえぐるじい。ニヤけたり、ウルウルしたり。 おっさんなのに、おっさんなのに。 堺雅人、ステキだとは思っていたけど、こういう方向で、とは夢にも思ってませんでした。うむ。取りあえず「あなたさまが好きや、好きや、好きや………」の控えめな情熱にきゅきゅん。「殺してください」の静謐な狂気にきゃわわ〜ん。 目尻にカラスの足跡がくっきりなのに。おっさんなのに、おっさんなのに(まだ言うか) 純正イケメンとは違うのに、というか、じゃないのにここまでに見せる力量が凄いと思う。イケメンは突っ立っとっても芸がなくてもイケメンじゃろ。
上様のデレデレぶりも、ヲイヲイと思いつつも、カワイイッ!
ラスト、噫、二人はどうなってしまうの……。
で、次回予告で上様見事な蹴り! おステキー! やはり多部ちゃんはタダモノではない。
窪田くんもステキでした。市中での着流し姿がカッコよかったなあ。それっぽく見えたもの。彼も決して決して純正イケメンの部類ではないのに。
共演者さまも皆、適材適所でお上手で、見ていてストレスがほとんどない。 唯一、正勝嫁だけが顔から肩にかけてずんぐりむっくりでマトリョーシカみたいで、ちょっとな(春日局と2ショットが特に) 演技的には別に。まあおまけみたいなもんだし。
あと、教育係の桐野さん(吉田羊)が捨蔵といちゃいちゃしていた。ってのを後でネットで知ってびっくり。アレそうだったのか。
今週の純と愛 登場人物の誰一人として好感が持てないドラマってのもある意味すごいな。しかも爽やかな時間帯であるはずの朝ドラ。自分は週末の昼頃にまとめ見だけど。
沖縄の兄ちゃんの騒動はまだ続いてたのね。 なんかマリヤ頑張れという気になってくる。
さて、いとしくんは、風間くんの本領発揮というか、おサイコ全開で毒々しくなってきました。う〜ん。ちょっと、飽きてきた。なんぼ上手いからといって、風間といえばコレてのも、ちょっとな。制作側の人たちは朝ドラで斬新やろと思ってるかもしれんけど、こっちにしたら、風間先輩、またかよ、だもんね。
もうちょっと捨てられた子犬的可愛らしさ不憫さ庇護したい感とか存外カッコイイ男てとこもちょいちょい出した方が、落差があって、どっちも引き立つし、ファンの受けもいいと思うの。一応ヒロインの相手役なんだしさ、ただの悪脇役(犯人とかカタキとか)じゃないんだし。
純をかばった水野がちょっとカッコよかったです。あの性悪女をやり込めてくれてありがとう。でもあの陰険、また仕返ししそう。
シャチョーと社長と桐野さん@エレベーターのシーンがおもしろかったです。
Amazonで初回限定盤を購入。発売日の昨日届いた。 始めて買うエレカシのシングル(アルバムしか買ったことない) さすが映画の主題歌、華やかかつ男くさくてカッコイイです。エレカシっぽい。好き。 カップリング「涙を流す男」は何回聴いても入ってこない。うむ、そのうち馴染むかな。
PVはびっくりするほどカッコイイ。 私が今までみたエレカシのPVて、たいてい宮本やメンバーが歌い演奏していたり、歩いたりつっ立ってたりしてるだけって感じの芸のないヤツだったから。こんなに凝ったのも作るんだ、と。まあ、今回は映画のタイアップだからでしょうね。
メイキングもよかった。本編のモノクロ映像とメイキングのカラーでは随分印象が違うね。それもおもしろかったし、メイキングのラストの土塁での熱唱も胸アツでした。
全体的に、のぼうパート含めてカッコいいんだけど、以下の3点はちょっと笑った。 ・宮本、バイク乗ってる!(スタント?) ・鉄ヘル(ド、ドイツ軍?) ・飯ごう炊さん
飯ごう炊さんのところがうそくさい星空に加工してるのだけが惜しかったな。メイキングではええ感じの夕暮れだったけど、モノクロではあの美しさが伝わらなかったでしょうね。
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