梶尾真治原作と言うことで「時間」が関わってくる物語だったのですが、クロノスといい、今回といい、なんて一途な恋だろう、と思いました。 好きな人のために、自分の命を賭けて想い続ける。 もう一度、あなたに会うために。 そんな生涯の恋、一生の恋。ただ、全力の恋。 そんな恋に憧れたりもします。 後先考えないで飛び込んだ先に、幸せがありますように。
カーテンコールで光が射していた、セットのアミアミ(なんていうのだろう。)が、とても綺麗でした。
初めが光の帝国で、次がすべての風景〜の順だったのですが、なんとなくこの順序でよかったなぁって思いました。 光の帝国は、少し切ない。
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今回は席が前で、役者さんたちが近くて最初どきどきしました。 2本立てを一気に見たのですが、一本目と二本目の間に加藤さんがお話を、そして2本目の開場時にキャラメルの今までの芝居の映像をダイジェストで上映、嵐〜の映画のPR映像まで入ってたので休憩時間も楽しく過ごせました。嵐、見に行こうかどうしようか悩み始めた。 自分が見始めたときの記憶がきっちり残ってて、あ、ここから見始めたなってのがすぐわかりました。あと、なぜか見逃したタイトルだけ妙に記憶に残っているのが悔しかった・・・。 貴重で面白かったです。
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光の帝国では、自分の人生を丸ごと誰かに記憶してもらえるのって良いなぁ、って思いました。 何年もいると、きっと誰にも話さないような事とか、墓まで持って行きたい秘密とかできるかもしれないし、そういうのを自分ひとりで内緒のままいなくなるのも素敵なのだけれど、あやふやで不安で、誰かに知っていてもらいたいなぁって思う気持ちもある。 誰かに話したら、そのとたん効力がなくなってしまいそうで、だから内緒のままなんだけれど、死ぬ間際に誰かに持っててもらえるなら、記憶を預けてしまいたいです。可能なら。 誰にも知られない出来事は、本当にあった出来事なのか自信がなくなってしまうから。
あと。「忘れない」という言葉が心に残りました。 ちょうど今日は、相方と話をしていて「嫌なことは自分の心にしまって人に撒き散らすな。そして忘れろ。」と言われたのと相まって記憶に残りました。 図星を指されてかっとなる自分の性格を治したいなぁ。どうしたら治るんでしょうね。
*** (追伸) 大内さんのメガネがもうかっこよかったです。 細見さんのはじけた感じが良かったです。
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