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風に揺れるたんぽぽ
たんぽぽ



 (メール) 3度目の週末

チャットで会えない3度目の週末のメール


【風さんからのメール】

たんぽぽさんこんにちは、風、です。
早速のResありがとうございました。

> 毎日、チャットもほどほどにしようと思いつつ、今日もまた入り浸って
> しまいました。

ははは、僕もそうですよ、半分病気ですね、お互い(^^;;

> でも、ネットでなければ決して出会えるはずのない人に出会え、とても
> 楽しいですよね。

ええ、確かにね、友人(まだ見ぬ)が増えていくのは<財産>だと
思いますよ。

> 時には、誰かの心の奥にある悩みや悲しみに触れ、自分の事のように悲し
> かったり、辛かったり、切なかったり。。。

そうですね。
でも、例えば相談受けて、たんぽぽさんならどう考え、どう行動
するかを話すだけでも「当事者」は結構ほっとする物だと思います。
逆に貴女が辛いときも又しかりでしょ。

> 奥様を大切にしてあげてくだいね。

はい、そうしていきます。
けどたまに無性に空しい時があるんですよね。

 ↑ クリックすると続きが読めます(^^)(エンピツ投票ボタン)

こんな事初めてのメールで話す事では無いでしょうけど、
だれかに話したくて。すみません。

> 私で宜しければ、またお話聞かせてください。

ええ、聞いて頂きます(笑)
貴女も何でも話してみてください。
年の功で、うまく答えられる事があるかもしれないからね。

> では、また、これからもよろしくお願いします。

こちらこそよろしく!

風より


【風さんへのメール】

風さん、こんにちは。
メールありがとうございました。

> ははは、僕もそうですよ、半分病気ですね、お互い(^^;;

そうですね、私も病気です。(^^;; 笑い事ではないですが。(- -;;

> はい、そうしていきます。
> けどたまに無性に空しい時があるんですよね。
> いや、むしろ腹立たしいというか

空しい? 腹立たしい? 

私も同じかも知れません。

理由はご自分で分かりますか?

私は自分で薄々と気付いてるんですが・・・

ご夫婦で話し合いはされてますか?

うちは話し合いと言うか、最近、私が一方的に不満をぶちまけて
いる感じですが・・・で、先日のチャットでの話のような事になって
ます。
ま、結婚3年目の倦怠期ですかね?(^^;;

ところで、チャットも楽しいですが、こうしてメールを書くのも
いい物ですね。(^^)

たんぽぽより


1999年01月31日(日)



 (メール) はじめまして

一番最初に交わしたメール

チャットに時とは全然違った堅苦しくぎこちない感じで、
私は、「やっぱりチャットでの盛り上がりはバーチャルなものなんだろうな〜」と思った。



【風さんからのメール】

はじめまして、たんぽぽさん。
と今さら変ですが、メールだとちょっとあらたまった感じで、つい、そう挨拶してしまいます。
それにしても、今日初めてお互いの画像を交換し、今まではPC上の言葉から空想するだけだった貴女の姿がはっきりとリアリティのある物に変わりました。うれしい反面、何だかすごい戸惑いがあります。
それでも、貴女と毎日おしゃべりするのは本当に楽しく、そのためにこの頃は些細な事に目や心が留まるようになり、身の周りの物が全て新鮮に感じます。
ところで、ご主人とはその後いかがですか?
僕などが大したアドバイスが出来るわけでもないですが、何かあればまた話を聞かせてください。 そういう事って誰かに話を聞いてもらうだけでも随分気が楽になるもんですからね。

では、これからもよろしくお願いします。

風より


【風さんへのメール】

はじめまして。

いつも主婦の愚痴話に付き合ってくださり、本当にありがとございます。
毎日、チャットもほどほどにしようと思いつつ、今日もまた入り浸ってしまいました。
でも、ネットでなければ決して出会えるはずのない人に出会え、とても楽しいですよね。
時には、誰かの心の奥にある悩みや悲しみに触れ、自分の事のように悲しかったり、辛かったり、切なかったり。。。
風さんの奥様の話もそうですね。私には到底想像のつかないものでしょうが、長い間言い出せなかった苦しみ、それを話そうと決意した気持ち、どんなに辛かっただろうと察して余りあります。
そして、それをはじめて聞いた時の風さんのことも。
でも、「だから、僕もそれにはいたわりの気持ちで接しています。」という風さんの言葉に少しは救われる気持ちです。
奥様を大切にしてあげてくだいね。
私で宜しければ、またお話聞かせてください。

では、また、これからもよろしくお願いします。

たんぽぽより

1999年01月30日(土)



 意味深な沈黙

チャット中、意味深な沈黙が続く・・・

これは、みんなして「シークレットモード」でおしゃべりしている証拠だ。

私と彼もこの頃はシークレットでするおしゃべりが増えた。

シークレットで話す相手がいない人にとっては、ちょっと嫌な沈黙だ。

「ん? みんな潜ってる?(シークレット話してる?)」

「いや、ROMってた。」←嘘だ。

「あ、ちょっとテレビ見てた(^^;」←これも嘘。

彼がシークレットで私に話し掛けてきた。



↑ クリックすると何と話し掛けられたかが分かります(^^) (エンピツ投票ボタン)

「ほんとに? すごい! そんなことよくあるの?!」

「うん、まぁ、たまに。(^^;;」

「で? 教えたの?」

「気付かないふりして、ログ流した(^^;」

「ふぅ・・・ん・・・」

ちょっと疑わい気もしたが、ま、そこは突っ込まずにいてあげた。

けど、やっぱり良い気はしなくて、ちょっとふてくれていたら、

「二人きりになりたい・・・」と、誘ってくれた。(^^)

1999年01月28日(木)



 待ちきれなくて

朝、待ちきれなくて7時にPCを立ち上げスタンバイ。
ところで、どこで待ってれば良いんだろう?
いつものとこかな? それともパス付きかな?
まっ、両方開けて待てれば良いか。

と、待つこと10分。
彼はいつものチャットに入って来た。

「たんぽぽしゃん、おはよう〜♪(^^)/」
何で "しゃん”なの?(^^;; と、密かに笑ってしまった。
「おはよう〜風さん!(^^) めちゃ早いですね。(@@)」
「うん! 君に早く会いたかったから。(^^) で、何故こっちにいるの?」
「だって、どっちで待ってれば良いのか、ちゃんと決めてなかったし、念のため両方で待ってたんだけど・・・」
「そっか、そっか、じゃ、あっちに移る?」
と、言っているうちに、「おはよう〜!(^^)/」と常連さんたちが入ってきたので、このまま2窓で会話しようということになった。

いつものチャットでは、天気の話や今朝のニュースの話など普通に世間話をしつつ、
別窓では、いきなり・・・
「たんぽぽしゃん、おはよう〜♪(^^)/ ちゅっ!(^з^)-☆Chu!! 」
「えっ!? どうしたの? いきなり・・・(^^;;」
「えっ!? 嫌?」
「いや、いや、嫌じゃないけど・・・」
「ごめん、はしゃぎすぎた・・・ 会えるのが待ち遠しかったもので・・・」
「いえいえ、別にいいんですよ。(^.^) チュ♪」・・・」
「(*^-^*)ゞ ありがとう。」
「私も待ち遠しかったですよ。」
「うん、うん、僕も。ずっと君の事考えてた。」
「私はずっとじゃないけど、時々。(^^;;」
「なんだろう?この感情・・・」
「何でしょう?」
「まずいかも?」
「私もまずいかも?」

「お休みには何してました?(^^)」
「買い物とか、友達夫婦と散歩とか。 君は?」
「私も買い物と、家族で公園に行きました。」
「同じことしてたんだね(^^)」
「そうですね。(^^)」

「そろそろ時間だ。 お昼もここで会える?」
「うん。(^^)」
「じゃ、またお昼に。 頑張って仕事してきます。(^^)」
「は〜い、じゃ、またお昼に〜(^^)」






1999年01月25日(月)



 ネット友

週末の日中は、夫が家にいるので、さすがの私もチャットはお休みしていた。
彼も、最近はほとんど家ではネットを繋がないので、週末にはチャットに来ないと言っていた。
夜は、以前からのネット友とICQで話した。
その頃、チャットやICQで話しをする相手は、女性が5人、男性が2人だった。
メールだけの友達、というのはなく、チャット、ICQ、そして時々電話で話をしていた。
何ヶ月かそういう付き合いが続いた後、実際に会う事もあった。複数で会う事もあったし、ツーショットで会う事もあった。
女性の場合は、近くに住む人同士で、時間と場所を合わせて会ったし、男性の場合は、出張か何かの都合で、近くに来るついでに…という具合だった。子供がまだ小さかったので、いつも子連れで、ちょっとお茶しながらおしゃべりを、という感じだった。が、どの人もたった1度会ったきりだ。女性の場合は、実際に会う事で存在感が増し、その後も愚痴や悩みを打ち明ける良い友達でいることが出来るが、男性の場合は、特に男性の側に下心があれば、それきり、ネットでの付き合いも途切れてしまう事が多いようだ。
そんな中で一人だけ、釣りという私と共通の趣味を持った人が、「春になったら、今度は釣りデートをしよう」と言ってくれていた人がいた。
その夜も、その人とICQで話しをした。
だけど、何故か、いつものように楽しいと思えなかった。
「何かあったの?」とその人は途中何度も私に聞いた。
「別に何もないよ。」

でも本当は、「彼以外の誰かと話していてもつまらない」と思っていた。



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1999年01月24日(日)



 2度めの週末

毎日少しずつ一緒にいる時間が長くなっている。
それでもまだ物足りなくて、もっと話していたくなる。
明日から2日間は休日なのでまた会えない。
寂しくて、もっとゆっくり話がしたくて、つい誘ってしまった、
パスワードチャット。
パスワードを知っている人だけが入室出来るので、二人きりでゆっくり話せる。

「こんなの良く知ってるね。(^^)」
「うん(^^) ゆっくり話したかったし・・・ 色々探したら、こんなんの見つけたの。(^^)」

いや・・・ けど、実は正直に言うと、こういうの前から利用してました。
(^^;;
主婦友3人で、旦那の愚痴とか言いまくりたい時に(^^;;
リアル友と話をしたい時とかにも。

「けど、こういうお良いね。 ゆっくり話が出来て。(^^)」
「うん(^^)」
「明日は会えないね。」
「うん、寂しい(;;)」>
「泣かないで。 会えなくても、君の事ずっと思ってるから。」

思いがけない甘い言葉にドキッとした。

「近頃、仕事中も君のこと考えちゃうんだ。」
「私も(^^)」
「今頃、洗濯干してるのかな、とか、買い物に出かけてるのかな、とか。」
「ほんとに? うれしい(^^)」
「明日は何してる?」
「多分、家族で買い物とかかな?」
「僕もかな。」

「この頃ずっと朝早いね。」
「うん。実は、君に早く逢いたいから、電車を1本早めたんだ。」
「そうなんだ。うれしい(^^)」
「これからここで話そうか? ゆっくり出来るし。」
「うん、じゃ、来週からね(^^)」
「うん、じゃ、来週から(^^)」
「うん、じゃ、また来週ね」



1999年01月22日(金)



 もっともっと

今日も彼はいつもの時間にやってきて、いつものようにおしゃべりをした。
音楽の話や映画の話、そして自分たちの家庭の話・・・

昨日からは夕方も長く話すようになり、1日に3時間以上話したが、話はまったく尽きなくて、楽しくて、まだまだ話足りない。

もっともっと沢山話がしたい。




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1999年01月19日(火)



 出会って7日め

月曜の朝。
夫を送り出して、朝食の後片付けを済ませ、洗濯機を回しながら、時計を気にしてそわそわしている自分に気付いた。
風さんがチャットに入ってくるのはいつもだいたい8時。まだ15分もある。
けれど、私は待ちきれなくてマシンを立ち上げてチャットを覗いた。
やっぱり、まだ誰もいない。なのにどうにも待ちきれなくて、一人チャットに入って、独り言を言っていた。ら、
「たんぽぽさんおはよ〜! 今日は早いね?」と彼がが現れた!(@@)
「おはようございます。風さんこそ、早いですね?」
「うん、電車1本早いのに乗ってきた(^^)」
「「そっか、そっか。(^^)」
すぐに、他のメンバーも集まって来て、またいつもの感じの会話が始まった。
30分はあっと言う間に過ぎ、彼は、「じゃ、僕はそろそろ仕事してきます!」
と言ってチャットを落ちた。
私は、もう30分ほど他のメンバーと話しをしてから「「じゃ、洗濯してきます!」と言ってチャットを閉じた。



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1999年01月18日(月)



 日曜の日暮れ時

週末の2日間、時々彼を思い出していた。
とは言え、まだ、声も顔も知らない人。

彼の言葉を思い出していた。
この1週間に彼と交わした様々な言葉を。

「明日また会える」
そう思うとうれしくて、退屈で窮屈な週末が早く終われば良いのに思った。

月曜日が楽しみな日曜の日暮れ時なんてそうそうないもんだ。

1999年01月17日(日)



 シークレットモード

私たちが出会ったチャットには、シークレットモードと言って、メンバーの中で、自分が選んだ相手にだけ自分の発言を見せる事が出来る設定があった。
「おはよ! 今日は元気かな?」
彼がシークレットモードで話しかけて来てくれた。
「うん、元気だよ。(^^) 風さんは?」
「うん、元気!(^^)v」
たったそれだけの会話だったが、とてもうれしかった。

このシークレットモードは、男性が女性を誘ったり(時にはその逆もあるが(^^;;)、女性同士で、注意の必要な男性の情報を交換したり(^^;;するの便利な物だ。特に、夫婦仲がうまくいっていない主婦となれば、男性は色々は言葉で誘ってくる。そんな中で、Nさんの何気ない言葉に、私はホッと一息つけた。何故か、昔馴染みの人のようにさえ思えた。



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1999年01月15日(金)



 初めての二人きり

私は、平日ほとんど[恋楼]に入り浸っていた。
朝、夫を送りだし、子供が起きて来るまでの時間、子供が機嫌よく一人でテレビを見たり、お昼寝をしている時間、そして真夜中。
そして、彼は毎日きちんと決まった時間にやって来た。就業時間前の30分間、お昼休みの1時間、就業時間後の30分間。

私は、彼が来るのを密かに心待ちにしていた。彼と話すのが楽しかったし、彼が他の誰かと話しているのを見ているのも楽しかった。
彼はとても丁寧な言葉で話す人だった。その上、場の雰囲気を読むのもうまく、良いムードメーカーになっていた。

出会って3日めの朝、たまたましばらくの間、私と彼は二人きりになった。
その時彼は私に聞いた。
「あれからどう?旦那さんは」
「え?」
私は、何を聞かれているのか分らなかった。
「仲直りした?」
「あ〜、仲直りっていうか…まぁ、普通にしてますけど、お互いに。」
彼は、私がはじめて[恋楼]に行った時に、他のメンバー(女性)相手に、例の、
夫の「専用線にしよう!」発言
について愚痴っていたログを見ていたらしかった。
彼が自分の事を気に留めていてくれているようで、私にはそれがとてもうれしかった。
「風さんのご夫婦はいかがですか?」
彼は結婚10年目で夫婦二人暮らしらしだった。奥様もお仕事をしてらして、お互いの自由な時間と、夫婦の時間とをバランス良く保った今時の理想のカップル、という感じがしていた。私は純粋に、そんな彼に夫婦円満の秘訣を聞くつもりだった。
が、彼にも不満や悩みがあった。



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1999年01月14日(木)



 何故か覚えていた事

2日め、また、夫が家を出るのを待って、私はPCの前に座った。
メールチェックをして、昨日入ったチャット(恋楼)を覗いた。
昨日とほとんど同じメンバーがそこにいた。
「おはようございます! 昨日はどうもお邪魔しました。(^^)」
「おはよう〜、お邪魔だなどと、そんなことないっすよ〜」
と誰かが答えてくれた。
「皆さん、会社からですか?」
「俺は自宅だよ、自営だし。」
「僕は会社です。始業時間までなので…」
「そうですか。(^^) 私は旦那さまを送り出して、一息ついてるところです。」
「主婦ですか〜(^^)」
「そうです。」
「お子さんは?」
「2歳の娘が一人」
「可愛い盛りですね(^^)」
「ええ、とっても。(^^)」
「お母さん似?」
「うん、私に似てめちゃ可愛い(^^)」
「そりゃ可愛いでしょうな〜、じゃ、お母さんも可愛いんだね。(笑)」
「あはは、どうでしょう?(^^;;」
そんな感じのたわいもない会話が続いた。
話の流れでその後、自分を有名人に例えると誰に似ているか、という事になった。
他の人の事はすっかり忘れてしまったが、彼が「さんまちゃんに似てると言われるよ」と答えた事は何故か覚えている。
私は、「ま、チャットだから、顔見えないし、良いっか!」と、ずうずうしくも自分の好きな女優さんに似ているとホラを吹きました。(^^;;




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(言い訳:でも若くてスマート(死語?)だった頃、一度だけ言われた事がある)
と、そんな話しでしばらく盛り上がって、8時を回ったころ、「また、お昼休みに〜!」と言って、それぞれチャットを落ちた。

1999年01月13日(水)



 出会い

いつもの様に夫を送り出し、私は、そそくさとPCに向かった。
昨夜見つけたチャット恋楼(仮名)を覗いてみた。数人の人がおしゃべりをしていた。
しばらくROMっていると、どうもここは30歳代の人たちが集まっているようだった。
仕事の事とか、家庭の事とか、趣味の事とか、そんな事を楽しそうに話していた。
「はじめまして」私は少し緊張しながらそこに入っていった。
「はじめまして〜」とみんなが返事をしてくれ、まずは簡単に自己紹介をし合った。
その中に一見女の人かと思うHNの男の人がいた。話し方は女の人のような、丁寧な男の人のような…?でも、話の内容は男性よね…?と一度でその名前は印象に残った。(後で分ったことだが、そのHNは本名に綺麗な印象の漢字を当て字したものだった)
その日は、高校時代に聞いていた音楽と、当時の恋の想い出などの話をした。



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2002.04.12
その頃、別のチャットにも出入りしていましたが、そちらはややH系で、そこにずっと入り浸っていると、バーチャルな会話がだんだん馬鹿らしくなってきて、徐々に遠のいていたところでした。
その点、ここは昔からの友達とワイワイやっている雰囲気で本当に楽しかったです。

1999年01月12日(火)



 徘徊

私は年の瀬から半月近く実家に帰っていた。
しばらく息抜きをしに帰ったのだと夫は思っていたと思う。
だけど、そうではなかった。
私は自宅に帰りたくなかった。出来るならこのままもう家には戻らないでおこうかと思っていた。
しかし、私が留守中に届いた電話料金の明細を見た夫が、怒り爆発!と言った勢いで実家に電話してきた。
「一体、何をやってたんだ! どうやったらあんな電話料金を請求されるんだ!
すぐに帰って来い!」とどやされ、私はしぶしぶ翌日実家に帰った。
その日の夕方、夫に理由を問われた。
「寂しくてついつい、、、昼間もチャットとかしてて、、、」
「それだけであんな金額にはならんやろ!」
「うん、あと、、、ネットで仲良くなった子と電話で話したりとか、、、相手が携帯の事が多いから、料金が嵩んだんだと思う、、、」
「兎に角、請求されてる分は払わんとな〜。お金どうするんや?」
「私の貯金から払います。」
「ま、当然やな。」
一応、それで夫の怒りは収まったようだった。
夜になり、布団に入った時、夫は、
「色々考えてみたんだけど、、、そんなにチャットがしたいなら、専用線にしたらどうかな? だったら思う存分チャット出来るやろ。」
と言った。
私は、悲しかった。
「私が寂しくてチャットに耽っているのは、貴方との時間が会話がもっと欲しいと思っているのに、それが叶わないからなのに、、、何もわかってくれてない。」と。
何で寂しいと言うのかを考える変わりに、専用線にしようと言い出す夫。
そういう問題じゃないだろ…と心に中でつぶやきながら、私はその日もまた夜中に起きだして、朝までネットサーフィンを続けた。
そして、新しいチャットを見つけた。



いかがでしたか?

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2002.04.11
当時、子供は2歳。 身寄りのない土地でがむしゃらに子育ていていた時です。 子供もようやく片言を話すようになっていましたが、近くに友達もなく、1日に誰とも会話しない日が多かったです。そんな生活の中で、インターネットで知り合えた、同じ子育て時期のママ友は私には救いでした。


1999年01月11日(月)



 ◆ はじめに ◆

この日記は、ネットで出会った既婚者カップルの日記の半分です。
(もう半分はこちらです)

この日記は、二人が出会って3年目の2002年04月11日から書き始めたもので、現在の二人の毎日と、出会ってから3年間の想い出と、二人が出会うまでのそれぞれの想い出を書いています。

(たんぽぽ)




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1999年01月01日(金)
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