2003年07月28日(月) |
今年も8月が近づいてきたようで |
戦争の歌が多くなってきました。そう電波って程でもないが、こんな歌ばかり並んでて雰囲気が悪いですね。
近藤芳美選。
◆ 沖縄戦の終焉知らねば常の如く特攻機発ちし基地の六月 (中村市 島村宣暢)
◆ 生きながら児ら灼かれたり母なれば教師なればいたむ命あるかぎり (兵庫県 青田綾子)
◆ たかぶりて国のため死ぬと言い切りし兵をにくみぬ進撃のとき (新潟市 佐藤文夫)
◆ 大義なき戦争加担の声覆うわれらが名分復興措置法 (三郷市 鈴木あつを)
※イラクの人は日本の自衛隊が行くのを歓迎しているふうだったけどねえ(by こないだのN棄て)。
馬場あき子選。
◆ 浄水器の水を薬缶に受けながらアフガニスタンの井戸掘り思う (横浜市 宮本真基子)
※浄水器の水受けながらアフガンの井戸掘り思う日本人って何人くらいいるんでしょうか。こういう地球市民特有の偽善的な歌にはいつもながらホントかよと思ってしまいます。
◆ 十四人の先輩ら原爆死せり六人の遺体ついに見つからず (名古屋市 諏訪兼位)
※この人がサヨ歌詠むようになったのは原爆体験からなのでしょうか。
島田修二選。
◆ 降伏の時期誤りし指導者に繰り言投げつつまた夏を迎う (鎌倉市 石渡英夫)
※まあ、降伏の時期を誤ったのは確かなわけで。もっと早く降伏していれば北方領土取られなくて済んだかもなあとは私も思うんですが。
◆ 夏に想う娶らず戦死せし兄を歎き嘆きし亡母(はは)の手花火 (中村市 島村宣暢)
2003年07月21日(月) |
愛子様にもグンクツの響き? |
今日は時事ネタ自体少ないですが。
◆ 軍帽をほぐして小さき吾子の靴縫いし日もあり愛子さま歩く (浜北市 太田忠夫 馬場あき子選)
※「軍帽をほぐして吾子の靴を縫った」ことから、どう連想すれば愛子様に行き着くのでしょうか。「愛子さま」→「天皇制」→「戦争責任」←「戦争」←「軍帽」・・・とイメージさせるのが目的の模様。愛子様にまで過去を負わせるつもりらしい。とにかく皇室と、皇室を敬愛している大多数の日本人とが目障りで仕方がないんでしょうね。
2003年07月13日(日) |
続・安保ノスタルジア |
今日はダメですね。どれもこれもまともな歌ばかりでした。 せいぜいこんなのしか。
先週に引き続き安保ノスタルジア。
◆ ゆすらうめ季またひとつを越えてきて樺(かんば)忌終日雨降りやまず (三島市 浅野和子 近藤芳美選)
※この人も基地外常連。奴らはこうやって毎年毎年、安保闘争の国会デモで死んだ全学連の樺美智子を追悼しつづけているようで。何とこの時のデモには、のちの売国奴国会議員・加藤紘一もいたそうで。 今時樺忌の歌なんか載るのは朝日くらいなもんです。リンク先のサイト↑によると、中国共産党は樺を称えているけど日本共産党は樺を批判しているらしいので、たぶん赤旗歌壇にも載らないかと。アカヒ的基準では中国共産党>>>>日本共産党なのか?
パレスチナネタ。
◆ リベンジはリベンジ生むと重く語れりイスラエル・パレスチナの遺族四人は (さいたま市 堀内雅子 馬場あき子選)
2003年07月07日(月) |
「ゾルゲ&尾崎秀実」キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!! |
@∀@)これぞ朝日社員の鏡! マンセー!
◆ 大戦にゾルゲのありて尾崎ありそして二人は処刑されにき (神戸市 丸山世紀子 馬場あき子選)
※出ました、ゾルゲに尾崎! 朝日新聞社員・尾崎秀実がソ連のスパイとなって、日中戦争を推進する方向に日本の国家方針を誘導した、かの「ゾルゲ事件」を詠ったものです。二人が処刑されたのが悪いかのような歌いっぷりですが、こんな売国奴スパイは処刑されて当然だろーが。・・・いや、今もなお日本の国策を誤らせようと捏造報道&中韓朝礼賛報道まで積極的に行う朝日新聞記者たちにとって、尾崎秀実こそ彼らの偉大なる先輩なのです。
ちょっと珍しい反米・反イスラエルネタ。
◆ ブルにより轢殺されしレイチェルの悲劇そののち画面に出でず (アメリカ 吉富憲治 馬場あき子選)
※イラク戦争直前にレイチェル・コリーというワシントン出身の女子大生が、パレスチナで「人間の盾」となってイスラエル軍のブルドーザーにひき殺された事件を詠ったもの。アメリカではイラク戦争開戦が近づくとパッタリと報道されなくなったそうで。こんな運動に自ら飛び込んで親からもらった命をみすみす失うなんてただのバカとしか思えません。
安保ノスタルジア&有事関連。
◆ くちなしの花香に立ちて樺(かんば)忌にサークル開く平和求めて (横浜市 綿引まさ 島田修二選)
◆ 有事法許して深き六月の闇に樺忌・沖縄忌迎う (兵庫県 青田綾子 近藤芳美選)
【選者の評】一九六〇年、安保闘争の中で一女子学生樺美智子が死ぬ。六月の梅雨の記憶に重なる。同じく、沖縄の敗戦も六月である。そうして今、日本に有事法が成立し、一つの時代が始まろうとする。その歴史を見て生きてきた思いがうたわれる。
◆ ならばなぜ銃把(と?)りしかと問う子らに有事法阻止のうごきもあらず (松本市 大澤秀行 近藤芳美選)
※日本にミサイル打ち込んだり日本国民を拉致するような国がお隣にある現在、無法者から自らを護るためならそりゃ銃も取るでしょうよ。そんなの大多数のマトモな日本国民なら至極当たり前のことで、それを否定する政治家は間違いなく次回選挙で落選しますよ。だから旧社会党系の民主党左派でさえ有事法案に反対せず、めでたく9割もの賛成で成立したのです。世論はサヨどもの思い通りになってくれません。よほど悔しいんだろうね。
反基地ネタ。
◆ この島の背骨を冒す嘉手納基地爆音訴訟の調書重たし (那覇市 永吉京子 近藤芳美選)
※そもそも米軍は別に住宅地のど真ん中の土地を接収して基地を作ったのではありません。基地が先にできて、そのあとに住宅ができたのです。つまり基地は周辺住民に職場を提供しており、それを歓迎する住民が多数存在するのです。実際、戦前はこれといった産業もなく県民は本土への出稼ぎか海外移民として出て行くほかなかった沖縄は、戦後は基地が出来て雇用と地代収入が確保され、さらに国家からの手厚い補助も受けるようになったため、ようやくまともに食っていけるようになって人口も増えたのですが?
日経歌壇にはこんなのが。
● 国を挙げて一丸となる危険性弱めてくるる民主主義なり (横浜市 兵頭秀秋 岡井隆選)
※国を挙げて一丸となってW杯で日本代表を応援したり拉致被害者奪還を目指したりするるのがよほど気に障るのですかねこの新聞は・・・・・・と思いきや、朝日じゃなくて日経でした。・・・ところで、北朝鮮の正式国名にも「民主主義」が入っていますが?
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