浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2002年07月31日(水) やっと復活/替え歌

暑さが厳しくなって、へろへろのバテバテ。肩こりは頭痛を呼ぶわ、お腹はこわすわ、しばらくひっくり返って寝込んでました。
地元の花火大会も見に行けなかったし、フランスGPのタイトル獲得祝いも出来なかった〜。しくしくしく。
そうしてる間に、ジェンスはBARに移籍、ミカは引退発表。あらあらあら。
ニュースのショックで呆然としたんですが、こんな時にも替え歌が浮かんでしまう因果な自分です。(^^;)

『かえって恋よ』(『帰ってこいよ』ハッキネン・バージョン)
♪きーっと〜帰って〜くーるんーだーと〜
♪スズカの時〜は〜、そう〜言った〜
♪あなたはすばやく強かった〜
♪シルバーアローの、キレた走り〜
♪子〜育て〜暮らし〜で〜、忘れ〜た〜か〜?
♪帰ってこいよ〜、帰ってこいよ〜
♪帰ってこーいーよー!


2002年07月16日(火) カニ出没

台風到来の前のせいか、またムシムシしておりましたな。夕方からあちこちの窓や障子・ふすまを開けっ広げてたんですが。出ました。ついにアレの出る季節になってしまいました。
ネットに接続してしばらく巡回していたら、背後にカサカサという気配。ハッと振り返ると、甲羅の幅2センチほどのチビなカニが室内を歩いておりました。あはは、もうこれくらいのことには驚かなくなってしまった、わが野生の王国。泣いていいのか笑っていいのか。
案外と移動の素早い生き物なので、今回は捕獲失敗。台所方面に逃走されてしまいました。この前逃がしたデカゴキといい、居間や寝室方面に戻ってこないことを祈るのみです。
なんで家の中にカニが上がってくるかというと、家の横の田んぼや水路にカニやらカエルやら生息してるんですな。で、カニやナメ●ジは家の前の溝の方まで進出して、台所やお風呂など水回りから上がってきてしまう。冬場になると今度は、ネズミ(ドブネズミ系ではなく畑ネズミ系の)が悪さしに来ます。隙間だらけの古い和風建物のいやなところですわい。
田んぼ方面に向いた部屋など、夜になると明かりに寄ってくる羽虫や蛾を取りに、カエルやトカゲが窓にはりつき、夜毎そーいう生き物達の狩りを目撃するハメになります。トカゲの腹部なんて見たくないよ〜。
子供の頃は、飼ってた鳥を狙ってヘビやイタチは入ってくるわ、大騒動やったですが。タヌキも近所に出没してるし、ウチの親子猫達はこういう連中と生存競争を繰り広げてるから、たくましい野生の生き物なのだった。
のどかといえばのどか。でも、ヤツらの餌が豊富な地帯のまっただ中に家があると、悩みが尽きません。


2002年07月15日(月) 旋回する羽音/予選放映開始!/グッドウッド

蒸し暑くて、カビだのなんだの盛大に増殖する今日このごろ。いろいろ出没して怖い台所なんですが。
飛んでたんです。アレが寝室に飛んでたんです。黒いテラテラした翼のアレが!(号泣)
暑さのあまり、グッタリとお布団の上に寝そべって本を読んでたんです。そこに、ぶぶぶぶぶ!と、ミョウに大きな羽音が。ハッと見上げる私の目の前を、でかい飛行物体が旋回していきました。あ、あの飛行の下手さは、もしかしてアレでわ!
そう、アレでした。ひきつって立ち上がることもできない私の上を、さらに1回旋回していきました。ぐあ、見ちゃったよ、腹を。うぐう、がはあ、ほげえ!
あまりの事態に「あ、あの腹は、セミよ。セミなのよ。お願い、セミにしといてくれ〜!」と、錯乱して口走っていた自分。
うぎゃあ、本の上に着地するなっ、本の隙間に逃亡するなっ。殺虫剤まけれへんやんかー!
血迷ったあまり、半ノラ子猫ちゃんずを室内に呼び入れて退治してもらおうかとまで考えたぞ。
逃げ足速くってノミとり粉させてくれずノミ増殖中だわ、物置の本の上で盛大に爪とぎや昼寝してくれるわ、そういう猫ちゃんずに室内を狩場にさせるのはデンジャラス!とあきらめましたがねえ。しかし、デカゴキだった。どこに逃げたんだ。くうう。(涙)

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関西の地上波でも、フランスGPより予選放映を開始するようです。なんと約10年ぶりですと。関西テレビ番組欄
いつもより夜更かししてしまう週末が訪れそうだ。(笑)

トーチュウのニュース”グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード” 「パンツを1枚しか持ってこなかったのでどうしよう」by福田良
良君のセリフがなんとも可愛くて、笑っておりました。でも、ホントは笑ってる場合やないんよね。F1のテストドライブは、他の子がしとるんやから。
今年はフル参戦してるカテゴリーないんやから、もっとあちこち顔出して人脈広げて顔つなぎせんとどうにもならんがね。高く買おうっていう青田買いの連中の視界にはいらなきゃ、腕がどんなにあったって、どうしようもないんや。ホンマに、しっかりしいや。

トヨタがこの「フェスティバル・オブ・スピード」に初参加というのに、ちょっと驚き。個人の持ち物となってるレーシングカーは、参加してたかもしれないけどね。
もしかしたら、ル・マンやF1で欧州レース界とのお付き合いが広がったからだろうか。
このフェスの映像は、「カーグラ」などで何度か見たことがあります。ほのぼのとした田舎の光景、枯れワラを積んだコースをマシンが走っていくんだ。もちろんタイムも競ったりするのさ。マシンを愛してるオーナー達が、それをしまい込むことなく、手入れをして、駆り立てていく。古いマシン達を走らせるために、今は生産されてないタイヤなどを特別に作る小さな会社もある。そりゃあ、たまにはこすっちゃったりぶつけちゃうかもしれないけど、ピカピカのまま倉庫で朽ちるより、マシンにとっては幸せだよね。
トヨタ博物館の倉庫に眠ってたマシンのエンジンに、もう一度火が入ったのか。(『天国グランプリ』でもわかると思うけど、私はマシンに感情移入するんで、こういう話には弱い。想像すると、ウルウルしちゃうんだ。)
古いマシンを復元していく技術屋さん達を想像する。設計の概念や部品を目にして、先人(あるいは若い頃の本人かもしれない)達がこめた理想や限界を読みとっていくのを想像する。その技術とそれを支える思想を読みとっていくのを想像する。
世代や場所や時を越えて、機械が伝えうる言葉を想像する。私らが、手にし目にする機械や道具にも、そんな言葉がこめられているんだよね。


2002年07月13日(土) 替え歌更新/アイドルと暴動取材の夢/ザナやん

前にこちらに書いた替え歌、少々加筆してHPにUPしました。
コレで替え歌は60曲となった。むう、目標にはまだ遠い。
他の人が知らないようなナツメロも多いし、全フレーズをちゃんと覚えてないとヒネリを効かせるのがのがむずかしいです。

チャットなんですが、あまり使う人がないようなんで、パスワードはずしてしまいました。(^^;)
このままにするかどうかは、状況をみてから考えます。

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某アイドルグループになっちゃった夢見ちゃいましたよ。みんな5〜6年前の一番好きだった頃のルックスでした。なぜか月夜の砂浜、きれいなお肉見せびらかし放題だぜ。(笑)
で、立ち位置を説明する駒とかけっこう凝ったの作ってたりして、真剣にネタやコントのアイデア練ってるんだもんな。「ひゃー、マジメ〜。オレ、とてもあんなめんどくせーこと出来ねー」「....待てよ、オレも曲がりなりにもSM●Pじゃん」と気がついて、ネタ合わせに戻るオレ。
んでもって、フラフラ子供っぽく遊んでいた某メンバーとラブシーンが下手だのなんのといってケツ肉を蹴飛ばし合いしておりました。
目が覚めてから、その場に見かけなかったメンバーを数えて、自分が誰になっていたかを知る。”曲がりなりにも”扱いしてたんだなー、あはは。(^^;)
その続きは、なぜか暴動の命がけの取材の夢だったのね。地下で暴動があって、すでに取材陣にも死傷者がでているという設定。壊れて血にまみれたカメラの部品。ひきつって笑いを浮かべるバラエティ畑の女性アナウンサーに、他の取材陣から冷たい視線。フィルムが数フィート無駄に流れていく、おそろしい沈黙。
警官に先導され、徒歩の集団で隊列を組んで、現場の駅周辺を踏破していく。計画性のない再開発で、見覚えのあったビルの名も所有者もかわっている。殺伐とした雰囲気の中に、某外食チェーン店のノンキな看板絵がむなしい。
入り組んだ駅のガード下の道をこえると、はるか向こうに大学の講堂らしき建物が見える。あそこまでたどり着けば安全だ。もはや取材のことは皆忘れ、自分の命しか考えられないのである。

なんでしょうねえ。この夢は。前半はきれいなお肉見物でしたのよ。煩悩炸裂(笑)。

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BBCのザナやんのインタビュー
トーチュウのサイトにも写真とインタビュー載ってましたね。こっちにはヒザに関すること言ってますが、ヒザ関節部分が残っているかどうかは歩行に大きい違いをもたらしますから。パラリンピックで私らより速く走れる義足ランナーは、ヒザ関節残ってる状態やったから。
BBCのインタビューで彼が言ってるように、「コップにたった半分しか水がない」と後ろ向きに考えるか「まだ半分も水があるじゃないか」と前向きに考えるか。
わしらはこういうニュースを読むとつらいけど、彼は自分の人生を実りある物にしていくことが出来る。それがどんなかたちであろうと。
レースに対するモチベーションは今のところないそうです。スキーはやってみたいらしい。短期間で彼が義足を使って戻ってきた姿は驚きでしたが、たいへんな努力がそこにあったようです。リハビリはかなりたいへんだったらしい。今は家族と過ごし、元の生活を取り戻すことに努力を注いでるところなんだろうな。


2002年07月12日(金) アンドレティ親子/F1との出会いから4年

パパのマリオ・アンドレッティはCARTチームのオーナーへ、息子のマイケル・アンドレッティはIRLチーム設立へ?
なんだかこのニュースを読んで、戦国時代に真田兄弟などの武将達が親族で東西に別れて生き残りを計ったのを思い出しちゃいました。(をい)
まだハッキリ決まってないようですが、彼らの動きでCARTとIRLの人気バランスがかわってくるかもしれない。マリオとマイケルの親子は、どちらもアメリカ人ドライバーの大スターですからねえ。今後の動向が気になります。
マイケルがIRLに行くとなれば、長年の仲間であるCART界への義理も人情も振り切りがたい。パパが残ってCARTを盛り立てることを考える。そういうことなのかなあ。

さて、マリオの方の記事に「ニューマン/ハース」というチームの名前が出てまいります。ここはもちろん、ポール・ニューマンがオーナーのひとりとして参画してるチーム。
ポール・ニューマンの名前を聞くと、いつもニキ・ラウダの火傷痕も生々しい顔を連想してしまう私です。
私が初めて記憶にとどめたF1ドライバーの映像は、ニキ・ラウダの顔だったんです。深夜であったのは覚えていますが、「カーグラ」のようなF1の特集をする番組だったのか、記憶が定かではありません。
命にかかわる火傷を負ってわずか数週間でレースに復帰した、というナレーションがあって、その時「ポール・ニューマンもサーキットに訪れた」という言葉が入ってたのを覚えています。インディアナポリスあたりのレポートだったのだろうか。ラウダが火傷を負った年は、雨の富士でF1開催されたというから、それに関連する特集だったのかもしれません。
今もラウダの顔にその痕跡は残っているけれど、復帰直後の火傷痕はまだ赤く生々しく、それは痛々しい姿でした。ドライバーというのは、おそろしいほどの執念とリスクをものともしない度胸を持っているのだ、とそう感じたものです。

その後となると、記憶に残ったF1のニュースは「セナの死亡事故」。なんて長いブランクなんだっ。
なぜチャンピオンになるほどの人が事故で亡くなってしまったのか知りたくて、初めてF1誌を立ち読みしたのがその時。
ミハエルとの最初の出会いは、その本だったのだろうか。でも、F1にはまるのは、さらに数年後になります。

シェルのCMで、空中給油機がF1マシンに給油するのがあったでしょう。そのメイキング映像を「世界まるみえ」で放映したときが、ミハエルとの初めての出会いだったんじゃないかな。撮影の見学にあの赤いレーシングスーツ姿で来てたのが映ってたんですよ。意外と若い子が2年連続チャンピオンなんだ、端正な礼儀正しそうな子だな、というのがその時の印象。(レーサーってのはワイルドなおじさまが多いと思いこんでたから(笑))
同じ頃にスポーツニュースで、日本に参戦に来ていたラルフの特集を見たんじゃないかな。あどけない顔した坊やが親元離れてガンバってるんだね、と感心したり。

グランプリはBGVがわりにタラタラと眺めているばかりだったのが、こりゃあ面白いかも?と思ったのが、97年スズカ。
マシンがキレイに見える雨のレースを待ち遠しく感じるようになったのが、98年イギリス。(だから「じゃーじゃー雨が降るように」とこんなハンドルになったのさ(笑))
完璧にはまってしまったのに気がついたのが、98年ベルギー。これ以後はビデオ録画を忘れないようにつとめたし、ドライバーの顔ぶれを覚えきっていなかったので、初めてF1誌を買いに走った!
CARTのビデオを見せてもらってはまったのは、このしばらく後だ。翌年からのF1移籍をささやかれていたザナルディに、見せてくれた友人と私が興味を抱いたのがキッカケ。

それから4年。長かったようにも、短かったようにも思える。レギュレーションやチームの競争力もかわった。ドライバー達の顔ぶれは、かなりかわった。
レースが好きなことはかわらないが、自分のレースの楽しみ方は少しずつかわってきた。時折思うのだ。一番幸せだったのは、先の懸念など考えもせず無邪気に眺めてた最初の1年だったのではないかと。
愛しいドライバー達が年を経て、それを取り囲む状況がかわるにつれて、焦燥が胸を焼く。新しく参戦したドライバー達にも魅力を感じるが、初めての恋を凌駕する恋慕を抱くのは、なかなかにむずかしいことなのだ。
これからまた数年がたったとき、私のレースの見方・楽しみ方は、またかわっているのだろうか。


2002年07月08日(月) イギリスGP/ザナルディ

ええとまあ、イギリスGP、えらい混戦になりましたな。私がネットライブを見るとレースが荒れる、という極私的ジンクスは今回も効力を発揮したようです。後半戦はなるべくネットライブ見ることにするか。(こら)
雨のレースも混乱混戦も好きなんですが。よりによって最もドジッちゃいけない人達に次々トラブル。給油リグはFIA支給で、チームはどうしようもないし。マクの無線はTVクルーと混線して、クルサードが被害にあったらしい。うわあ、とんでもねえトラブルだったんじゃん。
ミシュラン、まだまだ雨には弱いんだねえ。というか。実力を発揮できる路面状態の範囲がピンポイント過ぎるのか。

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これぞ美しきS字ライン。私が先週夢に見たやつだ。(笑)
S字腰というかアニメファンなら「安彦腰」と形容するラインですな。実際の人間でこんなに綺麗な「安彦腰」の人はめったにおりません。このラインに惚れた人は数知れず。
このきれいなラインを保ってるうちに、写真か彫刻にしておいてほしいが、世界最高の高給取りアスリートがそうそう脱いではくれんわな。
どうですか、ミハエル様、チャリティのためかなんかで、一肌脱いでくれませんかね?(^^;)

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ネットを巡っていて、こんな記事を見つけました。
ザナルディがサーキットに戻ってきた!
インタビューはこちら
ザナが旗を振ったレースで、彼の記録と並ぶ記録が生まれた。それもレース。それも人生。
グレッグ・ムーア記念の賞受賞のためにトロントに来てたのね。
記事読んでるうちに、ポロッと涙がこぼれてきたよ。
くうう、泣いたらまた頭痛がしてきた。どうもこの頭痛、暑さで微熱が出たせいのようなんですが。解熱剤飲んで、仕事休もうかな〜。


2002年07月06日(土) イギリスGP、波乱の予感/論理と愛と

アロウズがコスワースにエンジン代金払えなくて、フリー走行を走ってないとか。ラウダ曰く「しばらく滞納してはって、470万USドル分ほど払ってもらってしませんのや。ウチもお金がいるとこやさかい、払っていただかんとエンジンは出せませんな」(ヘナチョコ関西弁訳)ということらしゅうおます。マジですかい?(汗)

サロは体調不良でフリー走行を1ラップしかやってへんとか。セットアップどころやないな、これは。
予選、22台そろうのかなあ?
天候も荒れ模様のようですが、それ以外の状況も急激に荒れ模様で、どうなるやら。

しかしまあ、コンパックからヒューレットパッカードのhpのロゴにかわっちゃったウィリアムズ。
ロゴがマラソンのゼッケンみたいですがな。うう、腹の横幅がいやに目立つぞっ。>モントーヤ(^^;)
前の方がシマって格好良かったんでわ?

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夜になってチェックすると、アロウズはなんとか土曜のフリー走行には間にあった模様。よかったなあ。心配したよ。(^^;)>ハインツ
このGPでコスワースが通告したというのは、イギリスGPの持つメディアの注目度にもよるかもしれない。ここに各チームの新エンジンやシャシー投入されることが多いのも、母国メディアやスポンサーへのアピールだ。
フォード・コスワースというブランドの価値、ジャガーという英国のブランドの価値が、F1によってどういう宣伝効果を持つか、親会社フォードは注目している。ここで「ちゃんと採算とりますぜ」と示すことが、首脳陣へのアピールともいえよう。
ここしばらく、ジャガーは、アロンソ、ウェーバーといった、他チームのドライバーやテストドライバーをテストするという変則的な行動をとっている。こういう行動はよく新ドライバーを選ぶために行われるが、シーズン中に行われることは少ない。
この背景にある意図はなんだろう。考えつくままにあげてみよう。

まず考えられるのは、来季の新ドライバー探しのために彼らのポテンシャルを計っている可能性。そして、コスワースエンジンのポテンシャルを他チームにアピールすることだ。
ジャガーのテストドライバー達はまだ若く、F1経験がない。彼らがどれくらいのポテンシャルを持っているか、それは自チームのドライバー達と比較するしかない。
エディはフェラーリというトップチームのノウハウを経験し、ミハエルというメジャーに計られてきたが、それから3年のジャガー不振の時代を経て、彼のセッティング能力や年齢的な衰えに懸念を抱く関係者もいるだろう。そして、そのエディにリザルトで一歩引いた位置にいるデ・ラ・ロサ、彼もそんなに若くはない。
成長を望める若いドライバーか、経験による安定感か、チーム自体がまだ成長の糸口をつかめていないジャガーにとっては、難しい選択である。
ジャガーはルノーのテストドライバーであるアロンソをチェックすることで、同時にルノーのドライバー達、たとえば英国系チームがこぞってほしがっているといわれるジェンソン・バトンの価値もまた類推できる。(高値になるだろうジェンスをとったところでどれほどの差が生まれるか、フォード首脳陣に熟考させるためでもあろう)
そして、ウェーバーを乗せることで、ミナルディに乗る彼のの能力を計ると同時に、ミナルディにコスワースエンジン供給の価値をアピールすることができる。
アロンソとウェーバーは、どちらもたしかフラビオ・ブリアトーレのマネージメント傘下にいるドライバーではなかっただろうか。フラビオは、ルノーチームのボスであると同時に、ドライバー達の契約を有利に動かそうというマネージャーだ。
アロンソは来季F1のシートを得るという契約を持っている。フラビオは、そのシートを探さなくてはいけない。
そして、まだ持ち込みスポンサーの資金で乗っているウェーバーを、高く売るためにアピールする機会を逃すマネージャーなどどこにいようか。
そして、2つの面を持ったボスがもうひとりいる。
ニキ・ラウダは、ジャガーのボスであると同時に、コスワースを統括する位置にもあるのだ。
フォード首脳がジャガーの低迷に頭を抱えるなら、せめてフォード本家の負担を軽減する方向で、コスワースとジャガーを独自に運営していかねばならない。でなければ、『撤退』という言葉が会議上に口にされる可能性は高まっていくに違いないのだ。
ここに、2人のボスの思惑が、チームをこえたレンタルテストというカタチで合致したのだろう。

ニュースの向こうに存在する思惑や事象の立体像を類推するのは、F1を見る上での楽しみだ。
けれど、論理の導く先を眺める喜びと、論理をこえた愛情の導く喜びは、しばしば相容れない。心をちりぢりに引き裂いていく。
愛しいドライバーの最後のレースが近づいているかもしれないと予感する痛みを、どうすればいいのだろう。
今感じる圧倒的な不利さ、その数々を誰かに否定してほしいのだ。
まだ、彼は熱く走れると。まだ、彼のキャリアは終わりを告げはしないと。
彼を愛している。彼がどんなリザルトを残そうと、彼が速かろうとそうでなかかろうと関係はない。かつても、今も、これからも。ただ、彼がイキイキと走り、その笑顔をかいま見せてくれるためならば。


2002年07月04日(木) 謎のアニメ風捜査陣とスチームパンクな夢

寝苦しいと睡眠が浅いのかREM睡眠の途中で目が覚めるのか、へんな夢を覚えている今日このごろです。
前半はともかく、後半は物語の1シーンように印象的だったのですよ。

まずその夢は、折り畳みテーブルとパイプ椅子が並べられた捜査会議(なんとなく未来の警察っぽい)から始まりました。
テーブルの上には資料とCD-ROMが配布されています。最新のゲームソフトが2〜3入ってるという特別バージョン。CD-ROMのジャケットは、場違いにもありがち風なアニメチックな絵。どうやら捜査陣は、このソフトに密接に関連する事件を追っているらしく、これを使って訓練せよとのお達しのようです。
たちまち夢の舞台は、アニメ絵の世界に入っていきます。
出てくるキャラ達は、いかにも私の苦手なタイプ。えー、まあ、なんと言いますか、どう考えても有能そうにみえない大きな瞳に星がはいってるお嬢様キャラ達とか、どこに下顎の骨や筋肉が入ってるんじゃい?ってな正面向きと横顔で髪型がワープしちゃう絵に描いたような美形(絵なんだが(笑))のお坊ちゃんキャラ達とか、ペットと化した恐竜さん(上司の博士達から隠そうとおリボンつけたふりふりフリルのお嬢様達が大騒ぎをして、バレそうになり「てへ☆」とか笑ってごまかしちゃうお約束つき!)とかが、ヒミツ基地で合同捜査会議なんかしていたのだった。しかも複数のソフトの世界とキャラが錯綜しているようで、もう混乱の極み。
その中に【声:池田秀一様】なキャラがいらして、髪の色はペールブルーのグラディエーションの3色塗り分けだ。やっぱりこのキャラが一番シリアスで、その状況に頭を抱えて入らしたのが印象的。
ともあれ、そのアニメキャラの団体様が捜査会議室になんとかおさまったところで、夢の視点はその会議室(ヒミツ基地)の外へと移動する。
木々と蔦に囲まれれた石造りの洋館。全体像は建物としては異様な形をしている。(目が覚めて考えてみると、欧州の貴族の領地風庭園のただ中に漂着した苔むす石の船のようでもあり、神話の世界の巨人の脱ぎ捨てたサンダルのようでもあった。)夢の中で「これって、あの辺が変形して【ヒト型】や【動物型】ロボットに変形したりして(-_-;)」などと考えて嘆いていたのである。

さて、その外観を観察しているうちに、アニメ風背景は徐々に実写に変化していく。
巨大な木と一体化しかけている洋館の一角に、半球状に突き出した窓がみえる。それは、古い飛行機械の操縦席のようでもあり、銃座のようでもあった。ここから夢世界はスチームパンクへと移行していく。舞台はその窓の中に移り、19世紀〜20世紀初頭の雰囲気を持ち始める。
おびただしい機械、機械の上の高い位置に据えられた席。やはり半球型のドームは、なにかの操縦席なのだ。
腰をコルセットで引き絞ったドレス姿の貴婦人が登場する。アップに結った亜麻色の髪は忙しく立ち働いてみだれ髪を残し、小花を散らしたハイカラーのドレス姿は女らしさの中に決然とした雰囲気を漂わせている。彼女は何をしようというのか。
「無謀だ。不可能だよ」
男の声が回想シーン(?)を呼び起こす。実験器具の散乱した研究室。黒板の前に立ち、計画を披露した彼女に対する言葉だ。
いく人かの飛行服姿の男達。もちろん衣装は、第一次大戦前の時代を思わせるモノだ。いくつもの冒険を成し遂げた歴戦の強者らしく、みな飛行服はくたびれはてながらも、矜持を保った凛とした風情。だが、その顔には、彼女の計画をよしとしない表情が浮かんでいる。
先ほどから発言しているのは、その中でも年長の男である。小太りの身体に金色の髭、短く刈り上げた髪。NHKで放映してた『ホームズ』シリーズのワトソン役のおじさまに似ている。
「無謀きわまりない。私は反対だ」とうつむきながら首を振る。
実験道具が置かれたテーブルに寄りかかった男が、目元にかすかな微笑みを漂わせながら彼女を見やる。黒い髪、不敵さを漂わせた面魂。エディの顔だ。
彼女は、彼にわかってくれと、言葉にならない訴えかけをする。彼女を最も理解している者、最も理解していてほしい人が、彼なのだ。(恋人あるいは夫なのか?)
「オレなら飛ばない。オレが飛ぶのは、戻って来るためだ。オレが飛ぶなら....」
黒板に描かれたグラフと彼の言葉がシンクロする。4時方向に直線的に進んで、まっすぐにあるラインに達っして突き抜ける彼女の(予定された)進路。彼の意図する進路は、そのライン直前で双曲線を描いて引き返す。彼の双曲線のラインと彼女の直線のラインが交錯する。
「オレが飛ぶなら....こうだ!」言葉とともに、双曲線がまっすぐに落ちていく彼女の進路をからめ取るように妨げ、彼の腕が彼女の腰を抱き寄せる。
しっかりと抱き寄せた彼女の額に、彼は口づける。「そのためなら、オレは飛ぶ」
「ええ、そうね。あなたなら、そうね」彼女は、彼の胸にもたれながら、深い満足感を感じる。彼は、彼女を助けるためになら『飛ぶ』というのだ。だが、彼女にはわかっている。それを彼に求めはしないことを。
顔を上げ、彼女は彼と目を合わせる。彼の目が問いかけている。『それでも、君は飛ぶというのだろう?』
彼は、軽く両手の手のひらをあげて後ずさる。ゆがめた口元にかすかな微笑み、悲しさとユーモアの入り交じった目の色。そんな人だから愛したのだと、彼女は思う。
やがて、実験室の映像とともに彼の姿は消える。彼はもういないのだ、と彼女は思う。実験室の物語は、どれほど過去の思い出だったのか。彼女はまだそれほど若さを失ってもいないようにも見えるが、あるいは長い年月に老いた老婦人にも見えなくはない。どちらであろうと、彼女の情熱は老いてはいない。
機械がうなりをあげる。飛行眼鏡をかけ、彼女は高い操縦台の上にのぼる。これから彼女は、出発するのだ。どこへ? それは空を飛ぶ旅なのか、次元を飛ぶ旅なのか、時間を飛ぶ旅なのか。
窓の外は、嵐でまったく何も見えない。機械のうなりが高まり、激しい振動が起こる。機械が動き始めた。旅が始まったのだ。
衝撃とともに、風防ガラスが割れ、操縦席の明かりが消える。渦巻く雲のようななにかの中に突っ込んでいることしかわからない。機内に吹き込む突風。呼吸が出来ないほどの激しい風。それでも彼女は止まろうとはしない。もう、止まることは出来ない。ただ前に突き進むこと、それ以外に道はないのだ。

なんだかなー、後半は不思議な雰囲気の夢でしたよ。【彼女】=【未亡人】じゃないかと思ったのよね。【彼】にもう一度会うために旅をしてるのかなー、なんて。
エディ、いい役とっていきました。すごいかっこよかったのよ、ヤサグレた風情が。(笑)


2002年07月03日(水) 世界はすでに専用線ワールド?

日本のブロードバンドの普及件数が、世界3位(1位米国、2位韓国)になったそうです。
1位の米国ってのはもちろんインターネットが生まれた国なんですが、"市内電話料金かけ放題"の国だから案外とブロードバンドへの移行がすすんでないそうな。(imodeのパケット料金制も、米でのimode普及がいまひとつとなってる原因らしい)
日本のADSLは、プロバイダー同士の競争で料金が世界的にも安いんだそうで。携帯端末によるEメールやimodeなどの普及でネットの世界が気軽にのぞけるようになったこと、日本ではこういうモノが出てきたことでもっと便利/高機能なものをほしいという層が増えたのかもしれない。

インターネットの存在が日本で認知されたのって、阪神大震災がキッカケでしたね。専用線というと大学・研究施設や大会社のモノ、というイメージがあったその当時とは隔世の感がありますにゃ。
私がネットを始めたのはその少し前からですが、プロバイダー達が提供してた回線は細々としたもので、細い近くのアクセスポイントに我慢できずに神戸・大阪まで長距離電話使って、プロバイダーの従量制課金とW攻撃でかなり貯金なくしたっけな。「トラフィックの無駄使い」という言葉がその時に身にしみて、今でも激重い海外大手サイトにブチ当たるとつい口走ってしまいます。(笑)
ネットニュースやMLは大学院生や企業プログラマーの投稿が多くて、ネチケットに反することはもちろん、件名が日本語のメール、HTMLメール、半角カナなどやってしまうと、ビシバシと教育的指導の嵐でした。今じゃ、件名日本語、HTMLメール、半角カナ、添付メールなど、みんな当たり前ですものね。サーバーも回線もPC環境もそれに耐えるモノにかわってきてるということでしょうか。半角カナを使うのは、文字数やパケットに制限のある携帯の人のが多いようだけど。
つなぎっぱなし接続を当たり前と考えてるのか、最近はニュースサービスのメルマガまで素晴らしく重いHTMLメールをくれますわ。オフラインじゃ内容チェックできないから、うっかり開いてしまった瞬間泣きますぜ。画像はセレクト出来るようにでもしてくれればいいんだけどさ。本文の内容ショボかったりすると、よけい製作者に腹が立ってしまう。
5〜6年前のスペックのままのマシンと回線使ってる私みたいのは珍しい方かもしれないけど、さっくり専用線にかえられるネッターばかりじゃないぞ〜。少しは考慮してくれ。ヨヨヨヨヨ。(くやし泣き)

あらためてこんなことを思ったのは、友達に新しい海外メル友がでけたという話から。
その子は自宅にはPCもってなくて、ネットを見るのはネットカフェ、携帯メールとホットメールのようなWebメール使ってるんですよね。で、相手が何枚もばかでかい自分の写真送ってきて、他のメールが受け取れなくなっちゃったと。
メール転送して見せてくれたら、なるほどひっくり返るほどでかい。ポスターに出来ちゃいそうだ。(笑)
もひとつ転送不可能だった大きいファイルがあるらしいんだけど、"acrobat reader"が必要ってどんな形式のファイルなんだ?(^^;)
まあ、今まで私もその友達も、海外の人からでかくて重い写真画像をもらってこまっちまったことは何度かあるんですが、たいてい専用線でつながれてる学校や大きな会社にいる人だったりするんですな。周りのお友達も、PC環境や課金や回線のトラフィックに苦労したことがないのかもしれないねえ。
話を聞いてみると、携帯の超小型軽量機種を出しPCや電子機器をいっぱい作る国だから、日本人はみんなすごい機種を持ってるって幻想があるらしい。
最新機種はどこの国でもバカ高いんだけどね〜。あ、日本人=お金持ち幻想もあるのか。(笑)


2002年07月02日(火) ロナウドヘアで替え歌1曲

誰かやるんじゃないかと思っておりましたが、CARTに参戦のみなさまはやってくださいました。
ブラジリアン・ドライバー達、ロナウドヘアにてブラジル優勝を言祝ぐの図。(爆)
ところで、モレノ、剃らずに貼ってないか?(笑)
アホなことするのは若い衆にまかせたか。わずかに残された貴重な資産を、お捨てにはならなかったようです。>ロベルト・モレノ 

いやー、昨夜これを発見したときはゲラゲラ笑ってしまいました。ガタガタと不揃いで、なんか罰ゲームですか?と尋ねたくなってしまう、このヘアスタイル。他のサイトで見た画像では、どうやらお祝いイベントとしてレース会場でチョキチョキやってたらしい。
フィッちゃんやダ・マッタちゃん達カワイコちゃんがこうなってしまうと、もうなんと言っていいか。ガタガタでなければ、降下兵のモヒカンとか連想して、それなりにかっこいいかもしれないけど。ふはははは。
しかし、F1ではやらんでしょうなあ。バーニーが「やめとけ」と言いそうだ。
マッサとかベルノルディはともかく、ルビーニョは『貼りロナウド』になっちまいそうだし。生えてこなかったら、ことですからな。大切な資源は、大事に使いましょう。(笑)
あ、でも、昔クルサードとサロとジャックが丸坊主にしたことはあったんでしたっけ?
罰ゲームでなくお祝いで剃っちゃうというのが、和洋の文化の違いでしょうか。
ロナウドのヘアスタイル見たときは、「おや、なんとなくインディオ風、ネイティヴ・アメリカン風ですかいな? これも郷土愛??」とおもたんですけどね。
日本人から見たら『大五郎ヘア』だもんなあ。というわけで突発的に1曲。


『子連れオーバル』(『子連れ狼』CART観戦客バージョン)

♪(しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん、しーとーぴっちゃん)
♪悲しく冷たい雨スダレ〜、高ぶる心を凍てつかせ〜
♪かわらぬ天候にらんでる〜、オーバール雨天は〜中止〜ぞーなー
♪(しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん、しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん)
♪子供あやして〜晴れ祈る〜、晴れりゃあ〜いいが、延期のときゃあ〜
♪観戦、雨ん中、ふいになる〜、有給も、雨ん中、ふいにーなーる〜
♪あああーあああー、有給は〜あとーいーくつー
♪(しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん、しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん)


2002年07月01日(月) 美しい人と混浴した夢/美肉礼賛

よくあることですが、昨夜はテレホタイムまでうたた寝してたんです。すごく蒸し暑かったんです。寝汗かくほど暑かったんです。ウトウトしながら、HP用の小ネタを練っていたんです。
そのせいでしょうか、へんな夢見ちゃったのよ〜。しかも、こっぱずかしいくらい煩悩炸裂!(笑)
ええ、もう、書いちゃいましょう。そーだ、そーだ、こんなオモロイネタを書かんでおいて、どこがネット芸人。(いつから芸人になったんじゃい?)
ここではずっと奇妙奇天烈な夢話してますから、深層心理までさらしておるのはお天道様もご存知。今さら恥ずかしがって隠しても、隠す裾から本性がのぞく。のぞく本性に、情念の炎が燃える。燃える炎をなんとしょう。ええい、なんと〜しょ〜う〜。(ミエを切って裾からげ、花道を退場。拍子木はいって、幕)
....げふげふ、ちょっと興奮しすぎたようです。(舞台袖から背中丸めてこそこそと再登場)
ええ、まあ、ひさしぶり夢の中でワクワクしちゃったんですよ〜。あ、よだれが。(じゅる)
あまりにも煩悩が炸裂しておるので、どうか「アホなヤツ」と笑ってやって下さい。

その夢の舞台は、とても混んでいる銭湯のような場所でした。
どう見ても一昔前な「銭湯」にありそうな蛇口。かたわらには、会ったことのないはずのネットでのお知り合いの人達。どうやらオフ会にみんなで温泉に来ているようなのです。(温泉=鈴鹿、な連想か??)まあ、そのお風呂屋さんの前後に「近くのヤ○ザキデイリーよりあそこの方が安いもんね」とか会話して夜道歩いてたから、なんとなく懐かしきJ美W寮を連想。(えーい、私のお脳は、ゴージャスな温泉の経験をすっかり忘れてるらしい)
壁は白タイル、ところがその壁には天井がなく、向こう側の角の壁は高く、手前の壁は低く、階段状に外が見えるようになっているのです。私達の目の前には、外の草むらと松林らしい光景が見えます。(ありがちなタイルの松原の絵のかわりに、ホンマの松原の借景かいな?)
なにやら楽しくお仲間達と喋っていて、ふと横を見ると、数人へだてた向こうにドキッとするようなお人がいるではありませんか。
そう、あのお人です。大きな緑の瞳を持った凛々しき大魔王様、天の下地の上にその速さと峻厳さをして君臨する赤い皇帝、厳しい眼光で跳ね馬を駆る紅衣の騎士様が、なごやかに笑いながらカラダ洗ってるではありませんか。じゃぼじゃぼ泡まみれになって。(笑)
感動するくらい美しい筋肉のライン。驚くほど厚みのある胸板。しまった腰に、逞しく張り出したおシリからフトモモのライン。脂肪がないから、筋肉の束がきれいに見える。
いやー、夢の中でこんなに人様のお肉に感動したのは初めてかもしんない。

「蛇口の使い方、わかんないのかい?」「ガイジンさんだからねー」「ほら、まだ泡がついてるよ」と親切に教えてやってるらしい周りのじーさん達の会話。なぜか洗い場でTシャツ着ようとして、泡がついてたんでまた脱いだらしい。(なんだかほのぼのと間抜けな光景と会話だったのよ〜。夢の中でもじーさん達に好かれるのか。あはは)

あれ?そーいえば、混浴なのを誰も気にしていないのでした。
私らもあのお人がいたのにちょっと驚いただけで、タレタレとくつろいでたし。じーさん達はジンベさんや腰にバスタオル姿、どうも私らも裸ではなさそうな。「また汗かいちゃったから、着替えるわ」と私も洗い場に座り込みながらこそっと服替えていたのよ。
江戸時代の銭湯なら混浴で服着用サウナだけどニャア。でも、サウナというには蛇口が目の前なんだ。海外の水着ではいる温泉は入ってないから、この辺が想像力の限界か。

外の松原を見ると、ジャックがそのお風呂をのぞきこんでから松の根方でちょっとはずかしそうに着替えようとし始めてる。
なぜか赤いウィンフィールド・ウィリアムズ時代のレーシングスーツ着てるんだ。もちろん髪の毛は紫色だ。
「そんなとこでぬがんでも、脱衣場もあるんだぞー」と呟くわしら。
「この人は、いつも来てるらしいよ」とじーさん達の会話が聞こえる。(常連なのかい?(笑))
「そうか、2週間ごとに来てるんだ。ここに来れば会えるのか〜(違)」と夢の中で思ってる私。(なんでやねん。ここはGPとドコデモドアでつながっとるんかい?(笑))
立ち上がって脱衣場(もちろん別にちゃんとあった。いかにも銭湯風なのが)に向かう美しきお人を、なお一目鑑賞せんと振り返ると、そこに見えた光景は!
「あっ、もう服着ちゃったんじゃん。ちぃぃ、ぬかったぜ!」....思わず呟いてしまった。そう、淡い色のズボンをお召しになって立ち去られる後ろ姿だったのでございました。
上半身は泡で濡れたせいか着てはれへんかったのね。思わず匍匐前進しながら追いすがり、せめてもの名残に真剣な眼差しで肩胛骨から腰のラインを鑑賞するわし。

すごい悔しかったのです。のたうちまわるくらい悔しかったのです。どうして、もちょっと見せてくれないの〜っ。ケチ、ケチ、ケチ!(をいをい、夢見てるのは自分やんか)
目が覚めて、夢の中での美肉への感動と脚線美見逃したことへの後悔の念に、酔ったようになってました。はー、うっとり。でも惜しかったなあ。(こらこら)
おかげで練りかけたネタどころじゃなくなっちゃったわよ。
しかし、なんだなあ。憧れの美しい人目の前にして、はじらいも愛のトキメキもせずに美肉観察とわ。えーい、つくづく筋肉好きであることよのう。夢の中でもしっかり筋肉・骨格フェチまるだしやんか〜。(爆)

えー、そうです。あたしゃお肉が大好きです。筋肉フェチです。筋肉と骨格大好きです。大理石彫りまくり、天井画にひたすらに筋肉描きまくり、デルフォイの巫女のモデルに逞しい男性の裸体デッサン残してるミケランジェロ先生尊敬してます。アーノルド・シュワルツェネガーもルー・フェリーノも大昔から大好きです。三代目若ノ花の足の筋肉の動きは最高です。男子体操もちろん大好きです。東西冷戦時代から美肉ぞろいのソ連選手を応援してました。おお、お肉、その美しさよ! 遺伝子と環境のみならず、その厳しいトレーニングに育てられ支えられ、人が人に生まれた限界に近づき至高を極めるため、その手に勝ち得る美しき賜物よ! 美肉、万歳!

常日頃から、美しい筋肉を持ったお人の歩く後ろ姿、ヒップラインから大腿部にかけて、歩行時に体重が移動するときの筋肉と骨格のダイナミックな動きを観察したいと熱望していたのですよ。出来たら、観賞用じゃなく実用で鍛えられた筋肉を。えーい、なぜ女性ヌードはこんなに氾濫してるのに、男性の美しいお肉(特に大臀筋)を観察できる機会がこんなに少ないのだ。あうあうあう。
あー、なのに、なのに、なぜ見せてくれないの。美しいお肉の持ち主が目の前を歩いてたのに。だって夢なのに。夢の中くらい願望充足させてくれたっていいじゃん。
夢の検閲官様のケチ〜!


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