ヨシオが混成ケミカルのバスソルトを誤食、夢の中で遭う珍奇な第二熊野古道を歩いていると、森林管理局からやってきた天狗と名乗る契約社員が現われ、そこで壮絶なMUGEN格闘バトルとなる。辛うじてマキシマのモンゴリアン!で相手を打ち破ると熱湯が降り注いで道一面にぶよぶよの卵が発生、そこから真紅のヤドクガエルが何万匹と孵って、一斉に毒汁を煮詰めたような鳴き声の歌が始まった。「屑よ、土に還れ」と親に言われている気がしてヨシオは荷物をまとめ、カエルを踏み殺しながら次へと急いだ。 To be Con... |
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脱退、死亡、脱水、昏倒、酩酊、錯綜、痙攣、人事不正・・・いくらでも夢の世界に切り込む船はあるのだ。不穏な名前を付けては意識に流れるゆったりとした大河に浮かべては、一滴、二滴と、絶望的破壊力を秘めた光る滴を垂らして、夢の終わりとベールの破綻を待ち受ける。やがて永遠の闇を語り得るだけの、深い漆黒に染まった破滅がやってくる。私はそれに向かって擬人化を込めて言う、「私を創造性へ向かわせてくれ!!!」願いは聞き入れられ、剥き出しになった世界へほうり込まれる、ヘイト・アシュベリーへ伝説の残滓を求めに巡礼に行った後は、かすかに漂う同族の香りを求めて、この世の横道へ逸れながら真っ直ぐ進むほかはなさそうだ。虚無が深淵に至る前に、有機物を高密度で蓄積し、暴発させるのだ。Lから始まる天使のように、いっそ私を高次元へ至らしめてくれるだけで良い。叶わなくば、さて、両目を開きながらも閉ざされた毎日が約束されているだけの、この、体。なんということもない。なんということもない。 |
肉汁、という響きがいいなあと思って つい。 |
なあ、どんな感じだい。ああ。悪くはないかもしれない。 自分だけを信じろ。ああ。その気になってきた。 |
writer*マー | |
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