だから今を、今現在を生きなくてはと思う。未来、絶対に、再現も遭遇も不可能なぐらいのスペシャルが存在していたとしたら。どうしようもない。失われたものを取り戻すには莫大なコストがかかる。それに、そんなことが成功したら、今という時間を生きる必要がなくなってしまう。 スペシャルは存在する。事実だ。認めよう。 では。スペシャルを求めて。今を生きよう。 小説が幾らでも書けそうな、そんなスペシャルを求めて、今を生きよう。 |
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Coburn - Razorblade (Play Paul Club Mix) 非常に良い。 「M D MA…」って連呼するのもどうかと思うがそれはそれで良い。 人としてたぶん間違ってるけどそれはそれで良い。 恍惚とスピード感と光沢が好き。 低くくぐもったところで鳴り響く高音キーが妖しくて好き。 もうひとつ別の世界へ立ち入っていく感じが好き。 原点回帰 |
悦楽の瞬間を。限りない快楽を。不吉な怪鳥が、呪わしい予言を告げに来る。引き換えに差し出すのは命。若さ。自己という唯一無二のものども。そういう感じ。 米が炊けたらとりあえず食おうと思う。だれも鳴らさなかったインターホン、静寂に溶けて消える期待をちりちりと燃やしながら、きっと明日も明後日も、来ない航空便を待っている。未来から使者が到来するのを待ち受けて。その福音に破壊されるのか、或いは満たされるのか、判ったものではない。 煎餅を食う、チョコレートを食うなどして一日を過ごす。布団カバーも干した。本も買った。映画情報をチラチラ見て「ミルク」(ゲイに関する映画)は観に行こうと決めた。チーズを食おう。酒は事情があって飲めない。ああ、消防車のサイレンが聞こえてきた。真っ白に照らし出される向かいの物件でベランダに立っているのは若い奥様だ、手旗信号でも振ろうか。や ら な い か。 |
writer*マー | |
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