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心の闇  2008年04月14日(月)
心の闇が広がって理性の光を丸く包み込んでゆく、時間の感覚が麻痺して吹っ飛び、闇が色んなものを覆ってゆく。眼が日食の影に落ちたこの世を見ているのか、眼球が瞼の裏を見ているのか、視神経が冒されているのか。もう二度とまともな世界には帰りませんと言い残してきたからきっと大丈夫、はらはらと落ちていく大柄な花弁のように、多くの現実感が手放されて、私は君の記憶もろとも分離する。
寝ます。暫らく。
けど誰に言い残していけばいいのか解らない。じきに眠りを割いて脳裏にまた新しい光がささくれだって囁いてくる。「おまえは誰だ?」 やめておいてほしい、もう不確かな問題には触れずにおいてくれればいい。心の闇が加速して具体的な色彩を覆い尽くしていく。小さいけれど強い日食の始まり。この眼はもう私の脳内ぐらいしか見えてない。
ここは何処だ、




脳裏から来る  2008年04月13日(日)
バイアスの処理が追い付かない、要約されずにいかれたままの夢が追い掛けてくる、生々しいものが色々な奇縁を総力あげてリンク張り巡らし、毎日を生きようと前を向く私めがけて襲い掛かる。消え入りそうな三日月でもカマの構えで手にしていたら少しはマシだったかもね、けれど今はやっぱり孤立無援の処理落ち中。だれも鋭利で美しい刃のことはそそのかさない。現実の枠は幾らでもすっぱりと綺麗な仕切りと落とし所がいっぱい なのに、追い上げそうになるこの後続からの夢に似た何かがきちんと処理できることはまずなさそう。振り切ったはずだった。美しすぎる光と意味深すぎる影をどちらもふんだんに煌めかせて。ギラギラと現れる脳裏のそのまた背後に。
幾らでも…。





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