喪失感をつまみに、酒を飲む。
なんだか疲れた。
星たちの産声を子守唄にして。
深い眠りへ。
幸せな過去と一緒に。
今なんて、煙草と一緒に燃やした。
流れ星の一つくらいじゃ足りないから、
夜空の星、全てが流れてくれたらな。
きっと声が出せるだろうに。
きっと踏み出せるだろうに。
きっと、そう。
きっと・・・
殴りたいなら殴ればいい。
むしろ、それが本望さ。
願わくばナイフの一刺しを。
喜んで、貸してあげるから。
君は、「最後まで人任せ」って笑うだろう。
そんな、最後の景色。
もうちょっとしたら、
ここから去るよ。
木枯らしと共にやってきて、
春一番と共に去っていくなんて。
嗚呼、なんて素晴らしいんだろう。
嗚呼、なんて美しいんだろう・・・。
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