しってるよにんげんはたくましくいさましくよわいことぐらい
子供はコウノトリが運んでくると、そんなことを信じたくなる今日。ただ、一心不乱に右腕を彫る。最後は薬によって得た眠り。綺麗におやすみ。
長く辛いマラソンの終わりが、絶望だったら嫌だな。少しでもそこに喜びがあってほしい。でも、痛いほどに先が見えるんだよ。だって走ってるのは、歯を食いしばり、必死に泣くのを我慢しているちっぽけな、そう。ちっぽけな僕でしかないからさ。どうか、あなたの胸で泣かせてください。