君を駅まで見送る。いつものように。 そして赤信号で立ち止まる。いつものように。 冬の景色になんて、目もくれず。 ただ青になるのをじっと待ってた。
電車が来るまであと3分。 何をつぶやいたらいいんだろう?
泪は見せないようにと、横を向いてた君に。 不器用なりに励まそうと思ったのに、 電車がぼくの声、かき消すんだ・・・
今は癒えない 見えない傷は 誰かにつけられ 誰かに治される。 だからぼくらは出会い 別れるんだろう?
心は刃もなく誰かを傷つけ そして、やり場をなくして あてもなくさまよう。
何も変わらない帰り道。 ふと昔の自分を見つけた。
駅の階段。数えながら下る。 この信号。変わるのを数えたりしてたよ。
そんな僕なんだけど唄ってるんだ。 言葉では表せない。でも表さなくちゃいけない。 この気持ちを。このメロディーにのせて。
あの太陽は落ちてこない? あの月や星はまた出てくる? もう心配で心配で 夜もおちおち眠れなかった。
そんなのいらぬ心配だって誰かに言われた。 それでぼくはやっと安堵の胸をなでおろした。
その日からぼくは安心して眠れたんだ。 深い深い夢の中へと、落ちるように・・・
また時間との追いかけっこが始まる。
生きてる意味なんて・・・考えるだけ無駄。 答えなんてありゃしない。 生きてる意味なんて・・・考えてもみな。 答えなんて出してみても、 結局自己満足なんじゃない?
それはそれでなんか悲しいでしょ。
だから止めようよ。 泣きそうになったら? 悲しくなったら? 一緒に話そうよ。 少し現実から離れてさ。
やるしかない。やらなきゃいけない。
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