僕に誰かを救えるというのなら それはきっと嘘だ どうしようもない、どうしようもない嘘だ
僕は僕さえも救えない どうしようもない人間だ 誰かを救えるはずもなく、ただ見過ごす
今日も明日もその次も 僕は僕さえも救えない人間ですから 僕が、朽ちて行く様子を見ても、どうも思いません
ただ、また、ああ、死んでいくんだな、と思います
2009年05月19日(火) |
1892 piece |
好きだ好きだと愛していると 全身全霊叫び叫んで宙に舞い 振動、届かず、世界震わせず
叫べ叫べど 現状、無音で振るわず 静穏、静かなる日々を
過去何も無かったかのように 何も最初からいなかったかのように 忘れてしまっているかのような なんとも静かな世界だろうか
2009年05月09日(土) |
1891 マスターピース。 |
愛に焦がれて焼身正銘 口を開いて無念に後悔 月に負け犬ドギーdoggy、明日はきっと素敵な日よね (君がいらない世界なんて 君の手で壊してしまえばいい)
君の遠吠え耳にして妄想狂、俄然描くは理想郷 屠殺撲殺Erase、Delete 収束収拾始終無心に現実を嗤う
明日の明日の日胸に抱いて、今日を今日とし終わらせよう (君のいらない世界なんて 僕の手で壊してしまうから)
2009年05月08日(金) |
1890 ゲイザー! |
空白と空白と空白と空白で空虚な毎日を演出する 空っぽで空っぽな空っぽだああ、今日も何もない 口を開け、手を伸ばせ、歩み出せ、走り出せ、了 行けども行けども行動は空回る上も下も右も左も 前も後も何もなにも何もなにも何もありゃしねえ 、毎日だ
あらゆるぜつぼうをまえにしても あらゆるざせつをたいけんしても まえだけをむいてむいてむいている
僕はいったい、人間なのでしょうか
ようようかずかずいろいろな ネガティブ、ネガティブ、ネッガティイッブを ぶっつぶしてくいつぶしてなくして まえむきに ぽじしぶに ぽじてぃぶに
僕は生きていく、いこう 僕は思い込みを、きざむ 僕は笑っていく、いこう 僕は泣くことを、忘れた
僕は果たして、人間なのでしょうか
この手に触れる彼女の、冷ややかな、いま
慈しまれた過去、愛しまれた未来 前後をどれ程の愛で埋め尽くしても
穿たれた現在は埋まらない
唇開けず 喉震わさず 舌動かすこともなく 僕は 「 」を 言葉にする
僕の中だけに響いて、決して誰にも伝わらない 僕の中だけに落ちて、決して誰もが拾わない そんな「 」を 言葉にする
彼岸と此岸で別けられた 僕等は二度と伝わらない
「 」
透明な彼女の横顔に 背中を向けて 歩きだす 此処に彼女は居るけれど もう此の場所には何もないのだと
僕は、噛み締めた
2009年05月03日(日) |
1889 何もがある |
何がある 何もない 何もないが俺にはある
何もない世界が 俺の中にはある
何もない 何一つない そんな空間を世界を 俺は持っている
心の隙間やら平野やら どうとでも言えるような 何もないが
俺にはある
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