2007年11月30日(金) |
1696 生は死の礎 |
現状がくだらない、くだらない くだらない、からこそ、 くだらない、愛しい この瞬間が、愛しい
くだらなささえも失って いずれは完全な灰と朽ちる
その瞬間を、待つ
この瞬間が、愛しい
2007年11月29日(木) |
1695 mass production 00 |
はじめてのかんじょう はじめてのできごと
なのに
ぼくのとなりには だれもいなくて
2007年11月28日(水) |
1694 mass production 09 |
気持ちさえ今では塵ほど存在できていないのだ 真実の質疑をしよう 君って、誰?
応答は、ないよ
想いは既に風化している 鮮明に思い出せる、と僕が言ったなら それは偽証だ
正当性は、ないよ
2007年11月27日(火) |
1693 mass production 08 |
夢を見よう ああ、そうだ夢を見よう
これは夢でどうしようもない夢で 突然現実に現れたら驚きのあまり殺してしまいそうになる夢で
君が隣にいるという事実を 現実にシフトは、決して、しない
そもそも出来やしないけど そこはプライドの問題で忘れることにした
都合の良い夢 笑おう、二人。本当は一人。
2007年11月26日(月) |
1692 mass production 07 |
君との思い出。
2007年11月25日(日) |
1691 mass production 06 |
ロマンテイスト。
僕の頭の中にいる、というそれだけの存在を 肯定し承認し認証し賞賛する
嘘つきだと罵る為だけに 或いは、嘘つきは僕だと許しを請う為に
君という存在を作り上げ 君という存在に、支えられ
世界にはそんな人、いやしないのに
2007年11月24日(土) |
1690 mass production 05 |
ダッチロール。
騙し騙され、騙され騙し 笑い笑えよ、笑うさ笑おう
2007年11月23日(金) |
1689 mass production 04 |
メモリィ。
恋は盲目だと言うが、 まさにその通りで笑えなかった そもそもそこに僕の愛した君が、 存在することさえ怪しかった
とんでもない詐欺だった
しかし、後悔はしていない そうだ、恨んでもいない けども、泣いてもいない
騙されるということが 互いにとって幸せだからだったからだ
2007年11月22日(木) |
1688 mass production 03 |
リアリテー。
君は笑い、僕も笑う きっとそんな関係がいつまでも続くと思っていた
当然だ、幸せの中で幸せの終わりを 想うほど僕たちは現実的ではなかった 当然だ、此れは僕たちにとって 初めてのことであり終わりさえも体験していなかった
終わりは静かにやってくる 君が引き金を引いたのか 僕がそれを許したのか 僕が引き金を引いたのか 君がそれを許したのか そもそも引き金だなんてあったのだろうか
事実は知らない 事象も知らない 事件も知らない 結果は知っている
今日も今日とて一人で空を見る 歩く 一人で 歩く
此れさえも幸せの一部だと信じている 当然だ、僕は終わりを体験したことが無いのだ わかるわけが、ないじゃないか さみしいわけ、ないじゃないか
2007年11月21日(水) |
1687 mass production 02 |
zet.
冷めた情熱が 黒くなって、落ちた
落ちる場所もなく 腐っていく、終わりもなく
意味もなく、価値もなく いずれは存在さえなくし
黒くなって、落ちた これがきっと僕たちの終わり
2007年11月20日(火) |
1686 mass production 01 |
birth day eve.
夢を見た (それは誰もが見る夢だ) 夢を見た (それはとても小さな夢だ)
僕は夢を見ていた (それは僕の手によって殺されました)
きっと今日が僕のバースディ 現実と握手、理想と決別 つまらないことを面白いと笑わなくてはいけない 僕の誕生
2007年11月19日(月) |
1685 消ヱナヰデ |
繰り返せば繰り返すほどに 希薄になる
意識だけの、 存在
反芻する度に あなたは
消えていくだけの、 存在
2007年11月18日(日) |
1684 唯ひとつの笑み |
笑ッテ下サヰ
世界が其れを赦さなくても 僕が其れを赦します
貴方が笑顔で在ることを 何よりも幸せで在ることを
僕が、赦します
2007年11月17日(土) |
1683 或るひとりの答え |
安い文句で繰り返す 愛情、友情、所詮は、虚構
空虚な言葉じゃ何一つ 想いは描けないし 見えやしない
それでも
私は止めないし、構わない 空虚で 虚構 それが私の詩なのだから 誰にも伝わらず、正しい意味を見出さない 無意味で 無価値 それが私の世界なのだから
2007年11月16日(金) |
1682 或るひとつの世界 |
どうしようもない嘘であると同時に 救いようのない僕自身でも在る
2007年11月15日(木) |
1681 群青ペンギン |
#解説篇 青い空は私の目の前に在れど 私は飛び立つことは出来ない (さえぎるモノはないというのに)
現実は悲しいものである 希望を抱いては砕かれ 夢を見ては叶わぬと知らされ (欲しいものが目の前にあるというのに手は伸びず)
籠の中に閉じ込められているわけではない (それでも走り出さず) 檻の中に囚われているわけでもない (それでも飛び立たず)
#解答篇 変わってしまうことが怖いの 夢が叶わないと知ってしまうのが怖いの 希望を砕かれてしまうことが怖いの (私を囚らえているのはきっと、私自身)
この手に持つ可能性の全てを試さない理由が欲しかった (私が欲したのは籠の中であって、決して青い空ではなかった)
#解決篇 私は今日も詩を謳う 其れは不条理で我侭で無秩序で意味不明な
(だけれどどこか幸せな)
2007年11月14日(水) |
1680 エレベヱタアガアル#031001 |
愛してよ 愛してよ 君のその手で愛してよ 誰よりも優しいその手で愛してよ 二度と触れられないその手で愛してよ 愛してよ、愛してよ、
―、
憧れと夢で空へと昇った少女は その後、愛と恋を海に沈めた
晴れやかな空を 死んだ瞳で見つめていた 晴れやかな衣装を 憎そうに見つめていた
「鏡に映った自分の姿を、 刺し殺してしまいたい! 何時か喜んでいた自分ごと、 引き裂いてしまいたい!」
上昇、下降 時々停止 程無く上昇、そして下降
終わらない彼女の葛藤、昇降
きっと、次の日は笑って居るのでしょう
2007年11月13日(火) |
1679 幾らに為るかしら |
誰かのものになれれば それだけで価値があるような気がする
わたしの空虚な外装を あなたの爪で剥いでしまって
そのまま 丸出しになった心まで 爪を、その爪で
傷痕残して
あなただけのものに してください
何も見つからないのは 何を探せばいいのか、わからないから。
死ぬことならば 夢の中で何度も体験している
それは 僕の世界の終わり
視覚、聴覚、触覚、感覚、思考 すべてが黒に変わり 何も無くなる 、終わり
夢は夢なりの苦痛を抱き、終わっていく 現実もきっと現実なりの苦痛を僕に与え、終わっていく
大した違いは無いのだ 終わり続けるか、終わるだけか それだけなのだ
生は死へ 死は生へと繋がるというのなら
僕の生は 何を殺して続けているのだろうか
僕の死は 何を生み出せるのだろうか
何も生み出さないというなら 生きているといえるのだろうか 何にも繋がらないというなら 死ぬ価値さえないことになるのだろうか
0と1が作り出す 希望
0と1が作り出す …虚構
続けることに意味はなく また止めることにも意味はない
続けようが止めようが
ここには
"なにも"
のこらない
もとより
"なにも"
ありはしない
何もない世界
白
どこまでも続く心の荒野
病的とも言える世界観を
抱えたまま
僕は
「 」
意味を持てない言葉が
宙を舞って落ちた
白く
また白く世界を
塗り替えていく
2007年11月06日(火) |
1672 シンデレラガール |
上手に思い出せない imageは
都合よく 補ってしまおう
---私の過去は、きっと---
私の理想、そのものです 現状に何一つ劣らず 誇らしく語ることのできる 私の夢、そのものです
2007年11月05日(月) |
1671 最大限の幸せ |
流れ行く景色は やがて緑へと変わって行き 車輪の音が心地良い 逃避行 片道切符は、きっと私の一生の宝物ね
私は過去を思い出し 未来に絶望する 今日だけを愛し 今この瞬間だけを愛する
薄汚い過去も 暗いだけの未来も 要りません
今日は樹海へピクニック 明日は空へとfly away
空は残酷なまでに明るくて 鏡に私を映し出す 薄汚い自分を、この目で見た
けど今だけは愛そうと思う これから訪れる幸福の前では そんなことは些細なことになるのだから
名前も、過去も、記憶もいらない 今この瞬間を私は愛し 終わらせよう
さようなら そして、こんにちは
(私の意識は 其処でおわる)
意味はない
書くことに意味はない
それでも書く
意味のないことを
意味もなく
書く
私の
核
2007年11月03日(土) |
1669 飛び上がっても届かない |
平凡で、かつ平凡で 平凡でしかない
常識の範疇にとらわれることしか出来ない 悔しくともなんともない
ただ、自分は無力だと 認識を繰り返す
2007年11月02日(金) |
1668 これさえもひとつのながれとして |
意味のない感情がただ漏れて流れていく
留まるところは、きっとない
掴もうと手を伸ばした
其処に在る筈の 『』を
何も触れることはなく ただ私は手を握った
そして
何故握っているのかさえ 思い出せなくなった
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