2007年06月30日(土) |
1540 何が言いたい? |
現実に理想は役立たず 君は僕に良く似ている 期待されて何も出来ず 打ち砕かれて涙を流す
空も飛べず海も泳げず 陸を足掻いて死すだけ この身体に自由はなく この思想に昇華はなく
其処に存在して朽ちる それだけの存在、象徴 君は僕に良く似ている 鏡映しのように、綺麗
壊したいと感じる思考 それはきっと同属嫌悪
理想に現実は役立たず 此れは障害に似ている
2007年06月29日(金) |
1539 破壊的本能的直感的幻想的現実的 |
幻想が私を静かに蝕んで 壊して? そう壊されていく
口を開けて呼吸をする 手を伸ばしてもがけ 目を開けて現実を直視する 地面を蹴って飛び移れ
正常に正常な正常の思考は 朽ち朽ちて朽ち朽ち朽ちて 異常に異常な異常の思考を 生み生みて生み生み出して
2007年06月28日(木) |
1538 君と笑い合えた |
私はこの空に何を見ますか?
どこまでも青くて どこまでも広くて 手の届かない、遠くにありながらもこんなに近い
君はこの空に何を見ますか?
何もかも受け入れて 何一つ受け入れない 矛盾している、拒絶と包容はこんなにもやさしい
同じ空を見つめて居ても 君にはもう届かない
けど、それは悲しいことじゃない
間違いなく 間違えている この世界は 際限なく 再現する
心象
君の隣を君の遠くで 君の不幸を君に幸せを 与えて与えられた
恋をした恋をしない 愛した愛さない 絶望して希望して 嫌いで好きで 夢を見る夢を見た
2007年06月25日(月) |
1535 喪失感の代わり |
君のその手を握ることが出来るなら 視界に映るすべてを、失ってもいいと思った
青い空も灰色のビルも 淡い夢も肌色の身体も
刹那的に君の手を握るため 永続的に僕の全てを差し出してもいい
思いは正しく言葉にならない
君に何を言いたいのかわかってないのが一番怖い 声にしてみたら、君はどんな顔をして僕を見るのだろうか
思いは正しく言葉にならない
自分が何を言いたいのかわかってないのが一番怖い 声にしてみたら、その音はあまりにもひどい音だった
2007年06月23日(土) |
1533 dying message, |
落ちていく存在の中 僕は君を想った
次は、次があるなら 君と笑えればいいね
僕の意識は途絶えた
2007年06月22日(金) |
1532 dying message. |
電源のつかないテレビが 君を映す、それは、虚像 電源のつかないラジオが 僕を歌う、それは、幻聴
言葉と映像が 空気を伝って、伝って、 伝わらない
うまく
存在が、あまりにも不確かで 確証は、確証は、確証は、確証は、 証明は、出来ない
何事も無い部屋の出来事 カーテンは開かない 指が、動かない 目を、閉じた
2007年06月21日(木) |
1531 不器用な抱擁 |
静かに、残酷に、 あなたは私を言葉で切り捨てた けれど、どこか、 やさしさを感じたの
2007年06月20日(水) |
1530 不変の醜態 |
緩やかに死んでいく 醜い、生き様
一瞬で儚く消える 流星のように 一夜で儚く散る 花のように
美しく、死ねない
2007年06月19日(火) |
1529 遠距離恋愛 |
薄っぺらい液晶のような 希薄な現実が、私たちの全て 薄っぺらい液晶が語る 無機質な文字が、私たちの全て
右手に握るアクリル材質 君とのつながり、何ぐらむ?
2007年06月18日(月) |
1528 現実は悲哀に満ちて |
頭の中の白い靄が 恋人の形を作る ぼくはぼくに なにをのぞむ
恋人の形をした白い指が 癒えた傷をなぞる ぼくはぼくに なにをしたい
繰り返す痛みを 拒絶する中で 懐かしい気持ちを 思い出す
表層には現れない傷がある 君を失った場所がまた疼く
今更、何を思っても戻らないと思い出して 寂しくなった
2007年06月17日(日) |
1527 自己完結型思想ループ |
黒いのか白いのか良くわからない其れの中で 俺は俺のためだけに詩を歌う
その外に居る他人に愛されたいと願うも 他人と触れ合うには俺は弱く自分で自分を愛してやる そうでもなければ、俺はとっくのとうに死んでいる
嬉しいのか悲しいのか良くわからない其れの中で 俺は俺のためだけに詩を歌う
その外に居る世界を愛したいと願うも 世界を愛すには俺は小さくやはり自分しか愛すことは出来ない そうでもなければ、俺はもっと愚かな人間に思えてしまうので
2007年06月16日(土) |
1526 補完しあう偽装 |
僕と君の全ては嘘だ 互いにそれを理解している その上で、恋をする
愛してるよ 私も
離れたくないよ 私も
僕と君の全ては嘘だ 互いに互いを求めていない その上で、恋をする
あなたが好きよ 俺も
もう離さないよ 私も
甘い言葉を囁く自分が好きだ 相手を笑顔に出来る自分が好きだ それが例え、望まれたものでなくとも それが例え、嘘だとしても
互いに事実を知りながら 僕らは恋をする それ自体、嘘だと知っている ただ、何者のためでもない自分のためなのだ
2007年06月15日(金) |
1525 何処にも帰れない |
俺の現実と日常は絶望に食われ 心は結構な時間、壊れかけたまま進んできた 笑えない、笑えない
だからこそ スケッチブックに描くのは輝かしい明日の画像 希望だらけの紙くず 俺は嘲笑する
願いは叶わない そう言って、俺は現実から目を背けた その先に逃げ道なんてものはない
現実を直視できない自分の弱さが 俺にとっての一番の、絶望 心は現実に耐えれるほど強くはない 現実に対し目を開けた瞬間に、俺の心は壊れ
俺は、嘲笑することさえ 出来なくなるのだろう
スケッチブックに描くのは希望 適いはしない、だが、それを思えることこそが 俺が俺である唯一の希望
2007年06月14日(木) |
1524 jack the ripper |
カッタァナイフの刃が 白いカーテンを切り裂いて 朝の訪れを私に教える
君の白い手に映える銀色は 有り触れた色であれど、君だけのために存在しているのだと 錯覚させるほどに綺麗で
左手で私の右手を握り 右手で、私の為に世界を切り開いてくれる あなたは私だけのジャック・ザ・リッパー
2007年06月13日(水) |
1523 抱き留めれない幻想 |
ゆっくりと指が私の肌を走り 背筋をぞくりとさせる、柔らかな感触
感じていたい、切ない 溢れ出す、止め処ない 強い感情
二人だけの世界 作り上げた虚構 笑いかける君に 笑えない私は
この世界の事実を 知っている
2007年06月12日(火) |
1522 diary poetry |
涙で霞んでいく世界に 僕は今日を唄おう
明日にはもう、泣かないように
2007年06月11日(月) |
1521 退屈さえも幸せだから |
汗が滲んでも 血が滲んでも
君の手を離さないでいようと、思ったのさ
2007年06月10日(日) |
1520 現実に無情なり |
途切れ途切れの感情が 思い出されるたびに僕を蝕む
痛み、吐気 苦痛、嘔吐
虚無感、喪失感 僕に何もないんだと感じさせる リアル、リアリティ
忘却、排除 忘れ、排斥
何もない人間でいい ただ、それを知らないで生きていたい
2007年06月09日(土) |
1519 no title |
無常、無情にも 世界は流されて
私と、君の二人だけが残る
遠い、遠い夢の 欠片に手を伸ばすよりも
君の、君の手を握っていたい
現状、感情の海 私情に流されて
私は、君と二人だけで残る
2007年06月08日(金) |
1518 漂流ロマンチスト |
をれは間違いなく流されて 流されて 流されて
何処へ流れようと言うのか をれの足で何処へ向かおうとしているつもりなのか
落ちる方向にしか落ちれないをれの抵抗など 意味を成さないと知りながら
をれはをれの足で歩いていると 思いたがっている
流されて 流されて をれは間違いなく流されて
不必要だ、と捨てられたものだけの楽園 黒くて黒くて黒くて黒くて
どろどろとした感情の膿 僕はこの手で優しくすくう 君が必要なんだ
静かにささやいた
感情のそこにあるものを 己でさえ気づかないものを この指は紡ぎ
この世に言葉として生まれ 己だけでは決して見れない 夢を描いた
黒くて白くて 赤くて青くて 混ざり合った色は 吐き気がするほど美しく
どろどろとした感情を愛した 奥に何を潜めているのかわからない気味の悪さが大好きだ
情緒不安定な君の描く絵がたまらなく好きだった 君と描いた世界がたまらなく好きだった 君が隣にいてくれることさえも幸せと感じた
表面さえわからなくていい ミステリアスじゃなくても構わない 君が自分を嫌いであろうと俺は君の汚点が好きだった
2007年06月05日(火) |
1515 弱者の叫び |
何も救えないからこそ 何かを救おうと思った 思えば思うほど胸が苦しくなるだけだと言うのに 俺はあきらめる事が出来ない
何も救えはしないのに 何かを救おうと思った 思えば思うほど己が憎くなるだけだと言うのに 俺はあきらめる事をしない
無力な自分を心底嫌う 焦燥と嫌悪が身を焦す その一方で俺は思う何もかもを救えたならば 俺は何も救おうと思わなかっただろう
2007年06月04日(月) |
1514 己が身を焦がし |
茹だる炎天下 真夏の体温 遠い日の夏 溶けて消えた恋人
熱い感情 暑い気温 僕の気持ちも 暑い夏に溶けていってしまった
君の居ない夏を また一つ迎える 心は、変わらない
熱い感情は 僕の身を焦がし どうにもならない焦燥
手を伸ばして
その先は 虚無
2007年06月03日(日) |
1513 不完全燃焼 |
黒い大地を踏みしめて 白い空を見つめる
君が隣に居れば 僕はどれほどの高さに居たのだろうか そう、思って
空を穿つ黒い月は 今日も表情を変えずにいる 或いは、表情などないのかも知れない
形にならないまま消えた 見知らぬ君を僕は愛した 手に入れたことも失ったことも 実感はない
心に残るこの虚しさだけが たった一つのリアリティなのだ
黒い大地を踏みしめて 幾度目かの夜を過ごす
明けない夜は無い なんて、言葉を投げかけられても笑えない
「ああ、そうだよ」 僕は過去に一度だけ明けた 夜を睨み
眠る
眠る
2007年06月02日(土) |
1512 黒い世界の回帰 |
角張った月が 世界に四度目の夜を教えた 白い空が黒い月を囲んでいた
君の左手が伸びて 黒い月を覆い隠すと 世界に再び、朝が訪れた
初めての朝
空は青く、太陽は君のその手で 世界を美しいと思った 君は笑顔で居た
僕はいつまでも一緒に君と笑っていたいと思った でも、いつか夜は訪れると知っていた
いつか来る終わりに怯えながら 僕は君の右手を握った 幸せだった
夢の中で何度も手を伸ばした けど、届かなかった
何を掴もうとしていたのかさえ 今では思い出せない 夢でさえ掴めないものを 現実の僕に掴めるわけもなく
何を失って、何を欲しているのかもわからないまま ただ、生きている
思い出そうにも思い出せず 思い出そうともせず 惰性で、生きている
|