2007年01月31日(水) |
1392 優しい本能 |
大切なことを少しずつ忘れていく 思い出そうとするたびに足りないことに気づくんだ 全部一気になくなっちゃえば 楽なのかもしれないね
ずっと前は誕生日を 少し前は想い出を ちょっと前は顔を 最近では名前さえ
少しずつ欠けていくのが判るんだ こぼれ おちて なげき さけんだ そしたら欠片の一つでも戻ってくるかなと思って
私たちは前を向いて生きている 横に並んで歩かなくなった人たちを ちょっとずつ、忘れていく
2007年01月30日(火) |
1391 誰も傷つかないし |
指先に絡めた愛が 落ちていく 細い指先は ゆっくりと私以外の指と絡み
宙を掴む指先はもう、何にもない さびしくなった独りの世界は 私にとってしばらく非日常だったけど 私が元居た場所であり 私の故郷であると 思い出した
独りだからと嘆くことはない 私はこういう人間で 世界はこういう世界だったのだ
戻ってきた日常の中 時々、非日常を思い出し涙をするけれど 幸せなのか、不幸なのかと聞かれれば たぶん、きっと、これが私にとって幸せなんだろう
渇いた口の中 喉の奥から唾液と共に 唇へ滴り落ちる、狂った世界
生み出したそれを飲み干して 循環、これ
胸の中の吐気 口にしてみれば無情 息と共に漏れる、無意味な残像
生み出した世界に対し目を瞑る 醜い、それ
殺して犯して夢を見て 貶して罵倒して幸せを謳う
狂った鏡像 叩き割っても意味はなく 握り締めたナイフ 己に刺し突く勇気もなく
渇いた口の中で
憂鬱、
循環
2007年01月28日(日) |
1389 15過ぎればただの人 |
息をした数が多いほどただの人間へと成っていく まだ、息をして間もない頃の僕はきっと天才だったろうに
過去に努力をしなかったからか ただ単に運が悪かっただけなのか それとも運命と言う言葉で片付けられることなのだろうか
ただの人 口に出して言ってみても 寂しい言葉
平凡であることは悲しい? 平凡ではないことはうれしい? わからない
ただ、僕は普通でありたいと思いながら 普通から脱したいと思っている 矛盾した人間
誰もがそう思っている
そうですか じゃあやっぱり、僕は普通で つまらない 人間なんです
息をしたての僕は こうも絶望をすることはなかったろうに
2007年01月27日(土) |
1388 自分と、自分自身と |
息を切らして走る先は 夜の虚無 暗闇に手を伸ばす 掴むのは虚無
月だけが空に、ただ 照らしている 僕は、照らされている? 光は空に遠く 闇はいつだって近くに
逃げている 何処に? 何処までもまとわり付いてくるそれに対し 逃げることは正しいことなのだろうか?
わからない どれが正解でなにが必要なのか 夜の静寂に足音が響く 逃げる 何処まで? 何処までも
何処までも 付いてくる
影、それ
少女の肌を撫ぜる指先に走る 心地よい柔らかさ 美しい、少女の亡骸を 腕に抱えて空を見ている
メロディを口ずさんでいた 壊れた人形の唇はとうの昔に渇いてる ボクはメロディを口ずさむ それは、きっと君が好きだった曲
君にもらった優しさを 君意外に向けるスベをボクは知らない 死んだままの君を抱える これも優しさ? よく、わからないんだ
君が生きている なんて嘘を誰かが言ったなら すぐにでも信じてみたい けれど、ボクの腕の中には 冷たい壊れた人形
亡骸を抱いている この世のものとは思えないくらいに 美しく、脆い 少女の人形を抱いている
2007年01月25日(木) |
1386 青春ランナー |
声にはしない確かな思いを 胸に抱いたなら その思いを形にするため ボクは走り出す
夢は朽ちて、寒い冬 ボクを一人置いて世界は、暑い夏
そういった現実を目の前にしても ボクは走り続けることをやめない 絶望をしても、希望を抱いても
満足もなし、幸福もなし 解答もなし、完結もなし
ただ胸に叶えたい願望を抱いて せいしゅんをかけぬけろ
くだらなくて つまらなくて 泣いても不思議じゃないような
世界でだって!
日常のザワメキ 君の声で吹き飛ばして 非日常のキラメキ 君の声で作り出して
クリーンで、グリーンな 静かな世界 を君と二人で
作ればいい
ただそれだけ、あればいい ボクのか弱いvoice
2007年01月23日(火) |
1384 書くと言う作業 |
一点に向かって集束する私の総て 憧れに似た何かへ向かっていける快感よ
君の死んだ世界だと言うのに 君の見た世界を教えて欲しい 君の言った言葉を覚えていたい
君が居なくなった世界で幸せを謳っても 私にはもう何も残ってないらしい 空虚な言葉が空虚な世界に拡散し 意味も成さずに死んでいく これを作業と言う
意味のないことの積み重ねだって 何千、何万と積み重ねれば 何かに成り得るかもしれない
つまらない作業である 思いつく世界を書き記すそれだけのつまらないことである 意味も持たず、意義も持たず ただ其処に在ることさえも難しい作業である
薄っぺらい言葉でも 何度も何度も積み重ねて higher self !!
既に届かない場所に飛んでいってしまった 光に、世界に 何度も手を伸ばし続ける
手を伸ばして足りないなら 背伸びをして、それでも足りなければ飛び上がればいい それでも届かなかったから 踏み台をつくり、つくり 積み重ねる
すべての言葉はある一点への集束 わたしの日常と作業は憧れへの回帰 今日もまた、今日もまた
わたしが此処に在る限り endless
2007年01月22日(月) |
1383 Super market in seventeen . |
理不尽、理不尽 間違ったことを言ってないと言うのに 私は謝らなければならない
お客様は神様だ! そう言って良いのは経営側だけ でかいツラして何をする サービスを求めるにも、それなりの態度が必要だ 俺は神様だから、丁重に扱えよ。 調子に乗らないでください、お客様 本当にそのツラぶっとばしたくなりますから でも、私が言うのは 申し訳ありません だってさ!
理不尽、理不尽 refrain
精神的苦痛で訴えてしまいたいのは私のほうで なぜ私が、怒られているのでしょうか 謝って済むと思っているのか!? そう叫ぶのは勝手だが、 客としてそれはどうかと全力で思うんだ
ああ、理不尽
2007年01月21日(日) |
1382 function Blue seventeen . |
冷めた感情の奥底に眠る青さ 諦めた現状の彼方に沈む青さ 俺は手に取って
突っ走って、何処までも 駆け抜けろ青春
拾った言葉を武器にして いつまでも青く在りたい
明日って、今さ!
2007年01月20日(土) |
1381 World black seventeen . |
黒く、色の褪せた 酷く、冷めている 鉄の世界
時を重ねる程に熱は去って 心は黒く、冷たく 燃えるような感情を抱いても 直ぐに消してしまう
断片、 錆びたナイフのような 鈍い世界
言葉のナイフは酸化して 鈍い切れ味
口から出る言葉、ボクが紡ぐ言葉 ただ鈍く 誰にも刺さることなく 折れる
言葉
冷たい世界から生み出される 黒い世界から作り出される
言葉
崩壊を迎えた世界に 花は咲かず 果てた荒野で私は一人
朝には砂の粒を数え 夜が来たれば星を数え 限りなく永遠に近い有限を過ごす
砂を摘む指先に絡む暖かな別の誰かの指先はなく 星を見つめる眼差しに絡む暖かな別の誰かの眼差しはない
永遠に近い有限の孤独 終わりが在るからこそ 私は、生きている
2007年01月18日(木) |
1379 明日の廃墟 |
白く脆く 弱く儚く
崩れ去る世界に
夢も恋も 何もかも
僕は一人佇み叶わず
閉鎖された空間 手を伸ばしても何も掴めない 自分の息の音 静かな鼓動の音 確かな、孤独の音
2007年01月17日(水) |
1378 惨状を視て |
愛情、惨状
確かに掴んだはずの未来は 今では私の目の届かない場所
慎ましい幸せ
静寂は世界を支配し 声も出ないし動くことさえもできない
何を見て、何を知り 何を得て、何を失ったのか 心には何が残り、体には何が残り この場所には何が残っている
彼女を受け入れるだけのスペースを作ることに 私は必死だった 大切なものも、必要なものも その時はただの置物にしか過ぎなかった 邪魔だ邪魔だと薙ぎ払い ようやく作ったその場所で
静かに幸せを
失う
大切なものも、必要なものも すべてを投げ捨てて手に入れたはずの未来は 私の手に 何一つ残っては居ない
心には何一つ この場所には何一つ 世界には、言葉には、
..empty
最後を夢見て手を伸ばす 泡のように弾けて消えたものは何? わけもわからず目を瞑り 世界の最後を覚悟する
触れてはいけない 触れてはいけない 触れてはいけない
何度となく言い聞かされていたそれを 自らの手で解いていく
小指に絡む約束 紅い糸は見えない 黒い糸がただ、私を縛る
切れかけた蛍光灯 交換しなければならない それなのに ちかちかと光るそれの下
夢を見る 夢を見る 夢を見る
何がなんだかわからない そう言っておけば きっとあなたは赦されるでしょう
きっとわたしは 赦されない
彼女を胸に抱く 暖かさは
最高に心地よく
彼女の胸に抱かれる 暖かさは
最高に心地よく
人の暖かさは 世界のどんなものよりも暖かく 一度知ってしまえば 離すことさえ、惜しくなる
電波的に無自覚に 自分的に無意識に
鍵盤の上を舞う 両手 跳ねる様は まさに俎板の上の鯉
自分自身で如何こうしているつもりでも 俺の指は俺ではないものに と書く時点で 最早電波的
2007年01月13日(土) |
1384 asアスファルファルセットセット |
アスファルトに溶け込んで 見えなくなる世界の断片
夢の彼方には私の求めるものがあるという 朝になれば忘れてしまえるくらいの つまらないものなのだろう
アスファルトは硬く 何処までも続く 君の街まで? 世界の果てまで?
空の彼方には私の求める世界があるという 何処までも空は続いていると言うのに 私は狭い世界から出られずに居る
アスファルトを歩く 何処までもは続かない 狭い世界のルーチンワーク
生の彼方には私の求める安住があるという 死ぬために生かされているのだろうか 生きているから死ぬのだろうか
アスファルトは黒く 熱を帯びて夏の体温 冬の寒さにかき消されて無意味
語るのは必要のないことを考えたくはないからだ くだらないことを考えることで 見つめなければならない問題から逃避する 繰り返す 見つめなければならない問題から逃避する ほら こんなにも自覚している
アスファルトは夜に溶ける それは本当に何処までも続いているようで 私一人は、意味もなく
自覚している 私の求めるものは そう遠くはないし、努力さえすれば手に入ると
手に入れることに躊躇いを持つのは 手に入らないことを嘆くことが好きなのか 手に入れてはならないと無意識に警告しているのか
わからないし考えてはいけない くだらないことでまた思考を埋める アスファルトは何処までも広がる 歩いても、止まっても、窓からでも、何処からでも 考える 歩きながらでも、止まりながらでも、窓辺でも
アスファルトのようにびっしりと 思想を埋め尽くせたらどんなに楽だろうか 私の心は軟らかく、損壊し 直りはしないプラスチックのように
白昼夢を見る たいしたことではない 満たされない感情が無意識に覚醒する 空想 何も考えたくはない 考えるにもみたないくだらない考え どこにでも転がっているもの それこそ、アスファルトの石のように
感情さえも埋め尽くせたら楽だろう なにもかも、ないことにしてしまえ
愛情、感情 すべては無駄な日常 心情、実情 満ち足りない現状
ああ、無情 現実はすべてを流し尽し ああ、哀情 僕はすべてに立ち尽くし
温情、勧情 何一つ思わずに 鬱情、愁情 心を冬が染めていく
案の定、この感情 打ち明けるものもなく 失感情、非人情 僕は終いに何も思うことなく
2007年01月11日(木) |
1372 Am I happy ? |
腐りきった負の感情は だいぶ昔に葬った
抱くだけ無駄であるが それも自分の一部であることに変わりはないので 寂しいと言えば寂しい
一概に負の感情と言えるものではないのだが 嫉妬することもイラだつこともあまりない 貶されても怒りは湧かない これはこれで駄目なんだとも思う
かと言って正の感情が多いわけではない
笑ったり悦んだりそう言ったことは最近ない 感情の起伏が少ないだけなのかもしれない
こんな自分でも自分を幸せだと思える くだらない考えで悩み息をして夢を見て 退屈ではあるがこれがきっと自分にとって最高の幸せなのだろう
湧き上がるイメージも 言いたい事柄も関係なしに ただ流れる思考を読み取って 指先からoutputする行動
感情はストレートに行かなくて イメージはトレースできなくて 正常な機能を持たない出力装置
僕の創造は電子の世界を漂って いずれ、誰かのものになれ そのほうがきっと、幸せだ
無責任に創造する 想像は想像でしかない 指先は何も考えては居ない
吐き出す言葉に 何かを見つけて 吐き出す世界に 何かを見つけて
君の、その手で、 塗りつぶして
文面上じゃ僕は何にだって成れると言うのに 現実と何一つ変わらず ただ、ぼーっと思考するだけ
口に出せば文字になり 思えば文字になり それを意識するとなんだか恥ずかしくなったりする
でもまあ、それが書かれると言うことでして それに抗うことは、登場人物における死を意味することなので ただ何もせず、現実の僕に身を委ねているわけです
鳥助
愛情、感情 すべては無駄な日常 心情、実情 満ち足りない現状
ああ、無情 現実はすべてを流し尽し ああ、哀情 僕はすべてに立ち尽くし
温情、勧情 何一つ思わずに 鬱情、愁情 心を冬が染めていく
案の定、この感情 打ち明けるものもなく 失感情、非人情 僕は終いに何も思うことなく
一日一詩の30%は空想で作られています 一日一詩の22%は世界で作られています 一日一詩の18%は熱情で作られています 一日一詩の9%は無機で作られています 一日一詩の7%は願望で作られています 一日一詩の4%は希望で作られています 一日一詩の4%は絶望で作られています 一日一詩の3%は男汁で作られています 一日一詩の1%は愛情で作られています 一日一詩の1%は現実で作られています うち、100%は自己満足で作られています
一日一詩の99%は妄想の類に分類されています
2007年01月06日(土) |
1368 loop and loop . |
有り得ない超常現象を願っても 口に出さない限りは正常だと言える 有り得ない超常現象を願っては こう、書き記している俺は異常と言えるかもしれない
などと己でさえ気づけない思いの断片を 書くことで表しても、俺は気づかない とてつもなく危険で唯一の自己救済だと言うのに
自分の中にある基準点を切り替えてしまえば すべては正常で、すべては異常で どちらとも取れる
絶対的に切り替わらない価値観を持たない俺にとって 世界のすべてや俺のすべてが 異常であり、正常であって 批難することも賞賛することも すべては自由であって、無責任である
故に、一生を生きつづけても 大したことは見つけられないのだ 何か真理が見える気がする、と言うだけで 奥深くまで行かなければ大したものは掴めないのだろう
すべてを、すべての視点から 曖昧に見ていたい、見ている 完璧な異常でも、完全な正常でもなんでもない ただなんとなく、どっちでもある きっとそうである
俺は凡人にも変人にもなりきれないが それを人や俺は普通と言うのだろう
答えは既に出ているのだろうが 無意識に 俺はそれを答えと認めない、もしくは見つけていないふりをしている
考えることを止めることは人にとって死だ 答えを見つけ其処に落ち着くことは死だ
いくら考えても答えはでない 書き続けることは可能だ 答えを直視しないこと
俺は生きている限り「なにもわからない」 答えは知っている、だから 本当にあるものを見つめてしまうことが怖い
自分がわからないなどと言って 俺は書き続けたいだけ、考えたいだけ 自己救済は単なる矛盾 そんなもの、見たくはない
書くことは無駄で 俺にとってすべてだ すべては生きることであり 俺の一生は無駄、ということになるのだろうが
それは俺の望んだこと 後悔はしないし、変わりもしないだろう
失うたびに手に入れていた 夢や幸せの残骸を抱えなければ生きていけない
夢や主張を抱えたままでは生きていけない 息の苦しい世界で
苦しむのは俺だけでいいよ 君はただ笑って、 君の道を進んでくれれば俺はただ、幸せだよ
息をするだけでは 偽って笑って、そうしなければ生きていけない
怒りや苦しみを声に乗せることもなく 誠実であることを望まれる世界で
泣いているのは俺だけでいいよ 嫌なものを排除された、 クリーンでうそつきな世界を君が幸せと呼ぶなら
それが君のためになるなら俺はそれでいいよ
君の胴体ほどはある旧式のラジオカセットの声 ノイズばかり
腐りかけたカセットテープ 再生される 口を開いて飛び出す言葉は 眩しくてよく聞こえない
無くしてしまったのか 捨ててしまったのか 判明は不能なのだけれど 確かにそれは俺の胸に亡く
カセットテープ誰かのスピーチ 俺の声、より若い 俺の声
過去の想定から大きく食み出した現実と現状 再認識 ノイズヴォイスは 眩しすぎてよく聞こえない
今の俺には無いものばかり 今の俺はカセットの彼には(いら)ないものばかり
生きている 何か無くした でも 生きている
涙は流れない 心の底から悲しいと思えても 涙は流れない
流れない ように体はできていた
2007年01月03日(水) |
1364 a code: dejav |
試行錯誤を繰り返す 痛みを何度も繰り返す 終わりを繰り返す 目覚める度に繰り返す
夢を視ながら落ちていく Liarリズム 一度は掴みかけたその手を Liarライズ
掴んだそれを catch アンド リリース big で special な幸せを 掴むまでの踏み台
ブルーな空を駆け抜けて 廃テンション 白い雲を突き抜けて 舞ウェイ
highテンションは空回り 最近では空を飛ぶ夢を視ない それでも私は、私は
何を、掴もうとしようとしていたのか?
幸せの残骸が、転がる、 私の空に 沈む記憶の、夕焼け、 私は誰に
2007年01月02日(火) |
1363 優しいあなたの殺し方 |
神様は優しいから 私たちの苦しみを終わらせるために ちゃんと殺してくれるの
2007年01月01日(月) |
1362 b.b.Restart *** (合計日数修正) |
// critical wrist words
綺麗事を並べた戯言を 綺麗な外装に包んでしまって 静かにしとやかに笑っていれば 私も評価されるかしら
本音を胸に秘めたままにストレスに胃を蝕まれて 手首の傷口の痛みに耐えることを美徳とし それでも笑って綺麗事を書けたなら 私でも評価されるかしら
気持ちの悪いくらい明るい空 バカみたいに毎日毎日 照らすことしかない太陽 たまには休めばいいのに
曇りの日と雨の日は好き みんな沈みがちで 街から笑い声が消えるから
笑い声の聞こえる 目が眩むくらいの 幸せで 綺麗で 眩しい世界で 私もいつしか笑ってみたいとは思うけど
それは無理 私は 私にしかなれないから
綺麗な外装も ザッハトルテみたいに甘い言葉もいらないよ どろどろとしたそれであなたの思いを書き綴ってよ 私もそしたら評価できるよ 素晴らしいね わかるよってね
そしたら あなたのために笑ってあげれるのにね
// Double bubble Communications
泡の仲で生きているような錯覚 触れたいのに触れれば壊れてしまうから 私はその仲で膝を抱えて、作り笑い
夢を見るのも詩を唄うのも自由だけど 誰かと話したり何かを語ったりすることは とてつもなく恐ろしい
泡の仲で生きているような錯覚 扱い方を間違ってしまえばすぐに壊れてしまうのに 人は私に近寄って、作り笑い
手を伸ばせば届く距離だけど 誰かと手をつないだり一緒に夢を見ることは とてつもなく恐ろしい
手を伸ばせば割れて、壊れて 浮かぶ宙から落ちてしまって 二度と戻れず空を見上げて一人を唄うのでしょう
私はただ、此処に在るだけでいいのに 息をしているだけでいいのに 生きるをするたびに 人と触れ、恐怖し、生きるさえ怖くなる
泡の仲で生きている現実 笑うしかなく、逃げることもできず 恐怖して、息をして
// TWo ToNE CoLoR
ブラックに反転した視界の中で 聞こえる音、思想の終焉
手にしたナイフで切り裂いた 虚無の闇、己の腕 赤き己で語られるのは 自責の念、この夢
ホワイトに反転した思想の中で 見える光、思考の終端
黒と白で彩られた現実感 何を思い、口にする? グラデーションでごまかされる色彩感覚 何を遺し、夢を見る?
ワインレッドのグラデーションで この世界を染めてよ 私の赤、君の赤、 感情の赤、肉体の、赤
blueな空も今では純白 染め上げるのはblackでも、grayでもない 互いのred 赤い空を見上げて、笑うのは、何故?
colorfulな世界はとっくのとうに終わって 思想も思考もblack or white and red 単純な回答でいいよ わたしとただ、いきてよ
// bye bye my world
絡むその手を振り払うことなく 絡ませたままに夢を見る
愛し愛され、愛さず愛せず
時間が経つ程に解かれて いつかは互いの指は宙に絡む
最後には 君だけは 一人でも笑っていてよ
僕は何も愛せず、愛さず 君はただ愛して、愛され
それだけを僕は
いつでも 君だけは 幸せでいてよ
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