遺書

2006年12月31日(日) 1362 年越buckwheat

作詞:鳥助
作曲:鳥助

年越しを一人で過ごし感じる寂しさ
クリスマスでカップルたちに感じる嫉妬心

この一年 あらゆる障害ぶっ飛ばして
いつだって必死だった 後悔をしたこともないし
駆け出した俺を 止めはしなかった(だって一人だし)

年越しに一人で食べる蕎麦の虚しさ
掲示板でカップルたちに感じる殺意

この一年 みんななかよく笑いあって
いつだって一緒だった 喧嘩をしたこともないし
泣くときだって みんな一緒だった(だって一人だし)



2006年12月30日(土) 1361 灰色caloriemate

アスファルトの冷たさに吸われる雫
零れ落ちた冬の涙

透き通る空気
張り詰める空気
ぴんと、
ピント

最近の時代は
本人と目も合わさずに恋愛に終わりを告げるらしい
手のひらの携帯電話握って
ひとり、
一人

無機的な雑踏の中で
零れ落ちる涙もやっぱり、無機質

有機的に暖められたり、生きてるって思えた
あの頃はもう失われちゃって
モノクロに染まる
色あせた現実感は

無機的な雑踏の中で
私は目を閉じて歩き出す
私も、私の心も
人ごみに生まれて

それ、になってしまえばいい



2006年12月29日(金) 1360 銀色napolitain

手にした銀色を握り締めて
向けるのは己が敵ではなく己自身
手首から零れ落ちるそれを
君は綺麗だと言う
私には目を開けて見ていられない光景なのに

君はすぐに誰にも必要とされてないんじゃないか
誰も必要ないじゃないか
不安や怒りですべてをあきらめて絶望している
だのに何故君は
人々と生活し、笑い
そして、自分を傷つけているのだろうか

本当に何も必要ないなら
私と共に眠りについて
世界の終わりを待っていてよ

それを君は拒否する

君は誰にも必要とされたくて
誰もを必要としたい優しい人

君の優しさをわからない世界など
滅んでしまえばいいのだけれど
君が生きていくことを望むから
私はただ君の近くに居るよ

終わりならいつでも私がつけてあげるから
君はもがいて、あらがって
いつか笑顔を手に入れて

それが駄目なら銀色を握らずに
私の手を握って
そのときは一緒に落ちよう

どこまで?
どこまでも



2006年12月28日(木) 1359 believe , broken - Rewrite

もう誰もかもを失って
残ったのは君、と僕

互いの論点はすれちがい
愛を愛と呼べず、堕落して
それでも夢を見ることはやめない

もう彼もかもを失って
残った僕と、君は

静かに刃握り締めて
殺意を殺意と呼ばず、殺しあって
それでも夢を見ることはやめない

互いにいつか笑いあえればいいね
そう言う僕らの両手にはもう
他人を傷つけることばかり

最後に残るその感情を救いと呼ぶなら
僕は君を抱きかかえて
一緒に世界を終わらせてやるよ

君も、僕も、何もかも
夢も、愛も、何もかも
一緒にすべてを失ったなら、
最後にはきっと

笑いあえるさ

すべてが終わった次の世界で、
また、会おうよ



2006年12月27日(水) 1358 not Rewrite

すべての世界をかき消してそこにもう一度
僕という名前の僕が産まれたら
きっと世界は今のように迷走せず
何もかもうまく行けばいい

迷走こそ、僕で
ただ実直に走り続ける僕は
僕はきっと、いらないんだろう

すべての世界を抱きかかえてそこからもう一度
僕という名前の速度で
世界を加速して
何処かへ、堕ちるまで

迷走こそ、僕で
でもただまっすぐに
僕はきっと、終わらないんだろう



2006年12月26日(火) 1357 死因特定不能

他人の中で

僕はなんかい射殺されて、
僕はなんかい撲殺されて、
僕はなんかい絞殺されて、
僕はなんかい毒殺されて、
僕はなんかい惨殺されて、
僕はなんかい虐殺されて、
僕はなんかい轢殺されて、
僕はなんかい殴殺されて、
僕はなんかい刺殺されて、
僕はなんかい焼殺されて、
僕はなんかい銃殺されて、
僕はなんかい扼殺されて、
僕はなんかい溺殺されて、
僕はなんかい圧殺された?

許されるために

僕はなんかい自殺すればいい?



2006年12月25日(月) 1356 わたしのサンタクロース

わたしのなかにたにんがはいっていぶつかん
まさにあなたはわたしにとっていぶつだけど

きもちわるいあなたのあえぎごえがみみもと
あせとせいこういのひどいにおいにだかれる

じごくのようなせかいでぜっちょうむかえて
まんぞくそうにわらうあなたのそのきもがお

かわいいぴんくいろのごむからしろいえきが
わたしをよごしていく、あなたのわらいごえ

くびからうえ、いいえいっそのことすべてを
このせかいからきえてしまえばいいのにって

おもうけど、きょうはなんだかさみしくない
ひげきもあざわらえばたのしいかもしれない

せいなるよるにわたしにぷれぜんとをくれた
あなたはきっときもちのわるいさんたさんね



2006年12月24日(日) 1355 яeset

都合の悪い過去は既にカット済み
脳内に残る確かなイメージは身勝手な妄想と言動

求められても困るので
過去の清算、取り消しで

今日これからを生きていく為
涙の理由や悲劇のわけは思い出さないことにして
笑顔の理由や喜劇のわけだけを抱えて生きていく

臆病になってそれ以上の幸せを逃しちまうから
反省と後悔を繰り返さない
幸せをただ反復する為
降りかかる不幸は幾らだって受け止めてもいい



2006年12月23日(土) 1354 一択問題

何度も何度も過ちを繰り返して
僕は僕は涙し、絶望し
後悔と失望を胸に
臆病になって

リトライも何も無い
自ら僕は手を伸ばさない
チャンスも何も無い
降りかかるそれを僕は必死に避ける

何も無いが一番いい
そういう唇が
とてもとても寂しくて



2006年12月22日(金) 1353 オルタナティヴ

愛されること
愛されたくないこと
見事に混合し
複雑な感情

気分によりけり変わる感情
孤独に苛まれ愛されたい
孤独を愛して、愛されたくない

自ら望んだ孤独
僕は一人だから、そう言って
僕は何から逃げているんだろう

愛されないことへの言い訳
愛さないことへの言い訳

何も無いから、愛を欲して
愛があったら、無を欲して
ちょうどいい線上に立つことはできない

愛されること、愛されたくないこと
複合した感情はどちらに立っても
満たされず、満たせず

床に吐いた昨日の夕食
吐瀉物のにおい
さびしくて、さびしくて

でもそれが、嫌じゃない
寂しさで心を満たす

逃げ道、言い訳



2006年12月21日(木) 1352 喪失の後、君の微笑

私がぜんぶ失って、からっぽに成る瞬間
私は初めてあなたに満たされる



2006年12月20日(水) 1351 overflow.

生まれ変わる、前に死ぬこと
現在、訪ずれる

優しい口づけ

彼女は愛されているので、生命を、得る
その、私を見る目は、愛のようでない、また軽蔑でもない
優しいのは、本能?

愛が保つ限界を知っている

彼女と私の無機質な関係、の朝食
死に行くを知っている彼女、の愛情
ジャムの変わりに黒い絵の具、死の匂いがする白いGloves

溢れる、紅い紅い必然

彼女は祈る
私の、何かを

彼女はそうする、
生き続ける



2006年12月19日(火) 1350 endless summer

「答えてくれればいいじゃないですか。
 なんでわからなかったら人に聞いちゃいけないんですか?
 よくわかんないんですけど、あんたらバカですか?」

なんて書き込みを藻前ら何でも漏れの所為にしとるようでつが、
まったく持って、違いまつ。弟がやってたんでつ。
漏れは何一つやってなかったんでつよ。はい。

あ、今、弟怒ってきまつね。


いちいち、煽るのはやめてください。
友達のスーパーハッカーに言いつけて藻前らのIP抜いてもらいまつよ。



2006年12月18日(月) 1349 恋愛

夏は散々、過ぎていき
この場所からはもう届かない夢

鼓動の無いそれ
手のひらに残る感触はつめたく
私の体温が移って
温まることもないそれ

夏は過ぎて、私は冷めて
塗りつぶして消し去れない夢

実体の無い虚像
手のひらに握る理想は虚構
私の現実に移って
意味もなく散るそれ



2006年12月17日(日) 1348 ブチマケロマンチスト

ゆっくりと堕ちていくだけの生命
青い空を見つめながら、行き着く先はとても固いコンクリート
自由落下に抗うこともできず、ただ堕ちていく

一緒に堕ちる隣の人に話しかけて
笑っても、泣いても
結局はコンクリートの上に赤い血肉がぶちまけられる

何をして、何を思えばいいのか
何を知り、何を言えばいいのか
正解なんてものはなくて
誰もが悩んでいる

悩み続けて
結局、赤い血肉をぶちまける



2006年12月16日(土) 1347 more .

不透明な人間性
見え隠れする駄目人間の片鱗
リアリストのロマンス
夢の無い子供
現実を見ない大人
どちらともつかない、それ

どろどろに混ざっては腐る世界観
見え隠れする激情は劣情
リアリストのバカンス
真実の戯言
嘘だらけの本音
どちらとも手に入れられない、それ



2006年12月15日(金) 1346 Fuck you !!

夢を描いて、絶望しよう
それは、僕たちだけの権利

妄想を打ち砕かれて泣くことも
甘え故に何かを失うことも
それは、幼い僕たちだけの権利

どうしようもないくらいに平穏な現実
此の世界にはロマンやドラマはない

夢を描いて、絶望しよう
なんて現実は、現実的なんだ! と



2006年12月14日(木) 1345 real mirage

僅かな変化に気づくことなく
昨日も今日もいつもどおりだと一人で呟いた

改めて世界を、現状を、日常を
認識したとき
あまりのギャップにこぼれる涙は

或る意味での必然



2006年12月13日(水) 1344 打ち砕け脆弱なる世界の扉

夜に、一人悪夢を視る

優しく白い線をなぞる
マネキュア、鮮血の赤
心に深く染み入る其れ

脳裏に焼き附いた虚像
閉鎖世界の静寂、破り
僕の手を握り連れ出す


朝に、一人絶望を知る

伸ばした手は空を掴む
掴めない白い指、僕の
掴めない細い指、君の

脳裏に焼き附いた虚像
閉鎖世界の真実、独り
恐怖と恋愛を謳歌する


故に、一人世界に埋る



2006年12月12日(火) 1343 intersection

伸ばした手のひら
静かに落ちて
掴んだままのあなたの手
暖かに、暖かに

実態のない幸せに
満たされて、私は笑う
虚構



2006年12月11日(月) 1342 Air

液晶が壊れてて、正しく暖房をつけられない
白い吐息が宙に浮かんで消えていく
冷房の良く効いた、真冬の部屋

正しいことも、やりたいこともできずに
続く
日常

涙することも、怒ることも
最近はない

いくら押しても
冷房は効いて、止まらず
寒い部屋で紫色の唇で
さむいなあ、呟いて

もう、あきらめた



2006年12月10日(日) 1341 朝だけが自分で

目を開けるのも怖い世界で
身を震わせて何を想う

閉じたままでは生きられない
だから、朝のほんの少しだけの時間
怖がっては笑えない
だから、朝のほんの少しだけの時間

ふとんの暖かさも感じず
震えている

それからすべては
怖くないと自分自身への嘘ばっかり
笑顔で、静かに、他人と、接する

笑えるのはどうしてだろうか
あんなにも怖がっていたのに

そのうち理由さえも忘れて
夜になるまで夢心地

夢から醒めれば
また、恐怖が身を喰らって



2006年12月09日(土) 1340 I Can't Write !

誤魔化し続きの現状に
耐え切れない感情と記憶

言葉はとうに朽ち果てて
有るのはただ、偽称、偽造



2006年12月08日(金) 1339 透き通る新生

僕のすべてがやがて朽ち果てるまで
空は青く、透き通り
海は遠く、何処までも
人は儚く、消えていき
夢は静かに閉じていく

手に入れたもの入れたいもの

思い描いた世界には
君の笑顔は存在しない
一人ぼっちの楽園で
歌を謳う、いつまでも
君を想う、ひとりでも

僕のすべてがやがて朽ち果てるまで
空は青く、何処までも
海は遠く、透き通り
君は、

何処にも居なくなって
青い空も、遠い海も

僕にはもう、
何もない



2006年12月07日(木) 1338 君と僕の或る街

偶然の重なり続きで作られた、僕という人間
過去の一つでも欠けていたら僕ではなく
過去に一つでも増えてしまっても僕ではない

奇跡と呼ぶにふさわしい僕や、君という人格

自分を好きであろうと、
自分を嫌いであろうと、そういった自分が或ること

奇跡と呼ぶにふさわしい僕や、君という人間

傷の一つさえも愛しい
誰かと出会えたことさえ愛しい
すべては僕を作り、僕もすべてを作る

君の過去に或る僕が欠けてしまえば、
君は君では居なくなり
僕もまた、君が欠けてしまえば、
僕は僕では居なくなり

無意識に、無自覚に支え合うことさえ
僕は僕を作り、僕は君を作り、君は僕を作り、君は君を作る
やがて輪は広がって
たとえ誰一人でさえ、かけては
この世界は、存在し得ない

君が居るからこそ、存在する僕と、世界



2006年12月06日(水) 1337 Regin , me . lst , sng

目を閉じて、静かに終わる今日の夢

春の香り、君の仕草
夢に見る、最後の日

目を開けて、空を掴む僕の右手

夏の香り、僕は一人
夢を見る、最後の日

僕の手にはなにもない
君の手にはなにがある

からになった右手を
寂しげに見つめる

虚しさ、今日も一人
切なさ、夢を見る



2006年12月05日(火) 1336 Regin , lu . Edn , zeor

嘆き合って、嘲笑って
寄り添って、手放して
抱き合って、すれ違って

二人の温度で満たされるbed
零に近いrenge

心は触れ合わないままに
総てはやがて静かに朽ちて

笑い合って、偽って
握り合って、怖くなって
逃げ出して、終わって

すれ違ったままに抱き合うnight
零に近いloving



2006年12月04日(月) 1335 Regin , do . foo , lu

手に入れた欠片
手放して、幸せ

愚行、愚かな
不幸、リトライ

よく見ろ、見れ、見て
笑えばいい

嘲笑、苦笑
微笑みは其処にはない

地の果て、空の彼方
微笑みは何処にもない

もっとも笑えないのは
誰か、僕だ



2006年12月03日(日) 1334 Regin , go . Shh , EulB

僕の記憶、音速で駆け抜けた君の
笑い声と、微笑を
君の記憶、音速で過ぎ去った僕の
静かなる、青さを

心の速度で振り向いた先の
青い、青い、空
白い、雲を縊り取る
白い、くすりゆび

みぎの手のひら
握る運命は、偶然
すれ違った君の笑顔
忘れない、

忘れない



2006年12月02日(土) 1333 あるてぃめっと現実逃避

どうしても現実から逃げたいから、
俺、もう、死ぬわ



2006年12月01日(金) 1332 輪廻転生しねえ

静かに現実蝕んで
そっとあなたの手が崩す
私の日常は唐突に非日常に転化して

ラヴストーリー

嫉妬、恋愛、
怨恨、恋愛、

手に入らないものばかり
私はすべてを手にして

非日常を静かに食す
食べつくした頃にはあなたをそっと殺します

もういちど
非日常へ

何度も何度も転化する
何が現実で、何が夢だとか
わからなくなるまで

ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐ


 < 過去  INDEX  未来 >


MY DEAD BIRD [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加