暮らし方のこと。 生き抜くための言葉とテンポが必要だ、とぼくはよく思います。 明るくも暗くもない、前向きでも後ろ向きでもない「立ち方」のためです。 淡々と介護ができる優しさと強さが欲しい、と願った時にそう思いました。力んでもだめ、ゆるすぎてもだめ。 そうしなければ自分も相手も潰れると思った時、悲観も楽観も邪魔でした。そんな心の波はいらなかった。波立ったら慌ててすぐに消しました。 動けなくなるからです。 心の躍動も邪魔。その後が疲れるから。ずっと続けられないから。沈みこむ心はもっと邪魔。その間に相手が死んでしまうかもしれないからです。「介護する」自分に隙をつくりたくないのです。 そんなことを考えたことだけが、今日という日でした。 ああもう一つ収穫がありました。詩を一つ書きました。紙に清書します。
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