散歩主義

2007年04月21日(土) 穏やかだけれど

急に暑くなりました。
季節の変わりようが、ずいぶん強引になったような気がします。
数年前からそんなふうに感じています。

Tシャツ姿で植物をいじっていても平気です。
自転車で走るには、また長袖の方がいいけれど、それもTシャツです。

佐藤正午「小説の読み書き」(岩波新書)「ありのすさび」(光文社文庫)を読み終えました。
語り口が柔らかいというか、視線が「見下ろし」でないというか、わかりやすい文章でした。エッセイの内容にも共感するところが多かったです。

具体的に何が、と問われると長くなるのですが、
例えば「人はものを「書く」ということはしていない。正確には「書き直して」いるのだ」という認識や、
「小説を書くのに男はまったく役に立たない」ということなど、です。


彼の短編小説集を発注しました。
その後、彼のホームページで、彼自身の自信作が「取扱注意」という作品だと発見。
最初のを読み切ったらそちらに進もうと思います。


佐藤さんを通じて野呂邦暢という作家にも行き当たりました。
読んでみようと思います。


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