朝から激しい横殴りの雪が降り、少し積もった。 と、いつの間にか雲が切れたり、雨になったりして雪は融けてしまった。 結局、ぐすぐずに濡れた街が夜に放り出されている。
「鯉浄土」、短編二つまでじっくりと読んだ。肉体から、生活の手触りから物語が飛躍する。 ごつごつした突き放したような文体。
生まれてくることは屁をひるようなものだ、と書いたのは深沢七郎だったけれど、その言葉が浮いて感じるほど 村田喜代子の書く女性の身体は肉を感じさせ、しかもそれは異空間である。 つまり、男には書けない短編小説だとおもう。
これからさらに読み進めていく。
自分のこと。 メルマガのための畸編小説を書き始めた。
|