かなり旧いテレビドラマをみた。 原作・幸田文。「おとうと」。 主演・木村拓哉、斉藤由貴。いまではもうその姿を見ることのできない、中条静男、下条正己がでていた。キムタク氏は中学生の頃だろうか。
幸田さんの本はエッセイを中心に何冊か読んでいる。とにかく文章がうま過ぎて、「あれっ、なんて書いてあったっけ」と流れるように読めてしまうので、読むのに用心している。 そんな幸田さんの、たぶん自伝的小説が下敷きなのだろう。
台詞の言い回しが、あえて文語調の匂いを残していて、とても新鮮に聞こえた。 それにしても、少年キムタク氏は抜群にうまい。現代劇よりずっと好きだ。
ひょっとしたら昔の日本人…例えば時代劇をやっているほうが、ぼくは好きかもしれない。
■メルマガ、前半部分書き終える。明日から掌編小説を書く。 ■川上弘美さんの「光っているもの、あれは」と「真鶴」を併読している。 「夜になると鮭は…」「夜になると母は…」これは川上ワールドだなあ。
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