曇り硝子の中にいるような午前中、祇園に用事があって自転車で出かける。 なんとかもってくれという願いもむなしく、丸太町のあたりでぽつぽつと降ってきた。
先を東へ急ぐと、人だかりができている。報道陣も多い。 京都地裁の前だ。 今日何か大きな判決がおりる事件があったっけ、と思いを巡らす…。
あった。 「ウィニー」の判決だ。
「ウィニー」というソフト自体のあまりの革新性になにもかにもがついていけてない、とおもっていた。 しかしながら、裁かれるのは開発者ではなくて、使って法に触れることをした人でしょう。
テープレコーダーやビデオカメラ。 ダビング機器。こういうものを開発した人間はどうなるんだろう。 起訴した論理を延長すればそうなる。
時間が迫っていたので、早めにそこをあとにした。 後でニュースを読んだけれど、判決はどちらにとっても納得がいかないだろうとおもう。
まだまだ裁判は続きそうだ。
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