何日か続いた晴れの日がとぎれ、秋雨が降った。 ここ何日か、おもしろいとおもえる記事はコピーせずに、全て万年筆でノートに書き写すという、超アナログなことをしている。 おもいのほかアタマにはいい。
写したのは池田晶子さんの週刊誌連載コラム「暮らしの哲学」のなかの「情報弱者の言い分」。鷲田清一さんの「『待つ』ということ」の抄録。 それに吉行さんの「暗室」を、だいたい毎日原稿用紙3枚ペースで勉強中だから、よく万年筆を握っている。 自分の作品は読み返し、朱を入れながらすすむので、はやくて一日10枚。遅くて三行、ときどき一枚分ぐらい後戻りする。
太宰治の「待つ」という超短編を読んだ。全集に収録されていて、3ページしかない。それから「晩年」のなかの「思い出」を途中まで読む。 ぼくにとって太宰治というひとの文章には、引きずりこまれるリズムがある。癖が感染るような気がする。
「待つ」はおもしろかった。
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