散歩主義

2006年09月16日(土) 励まし

「群像」10月号は、60周年記念号である。ぎっしりと充実している。
現役の手練れの作家の多くが短編小説を書いている。
好きな作家で名前がないのは村上春樹、長嶋有、江國香織、保坂和志というところか。
宮本輝さん、橋本治さんは連載かある。

多和田葉子、川上弘美両氏の短編は早速読んだ。
「持ち味」100%発揮。切れてる。

しかし、もっとも切実に読んだのは坂上弘さんの「薄暮」だった。小説を書く、書き続けるということをじっと考えた。

そしておそらく記念号のメインであろう、大江健三郎、平野啓一郎両氏の対談を読んだ。
後半、大江さんがサイードの本をあげて語っていることが、これから書き続ける人への何よりの指針となり、励ましとなっているようにおもえた。

ところで今夜放送されたNHKの「あの夏−60年目の恋文」。とても良かった。
老いることへの励ましでもあった。


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