散歩主義

2006年08月11日(金) 散文への動機

早朝、メルマガの配信を確認する。
次号原稿の下書きを始める。来週も画像が中心になりそうだ。

小林秀雄「Xへの手紙」を読み進める。
行きつ戻りつしながら読む。このエッセイとも告白とも読める文章は、一種異様な熱に包まれている。

「俺は」と語りかけてくる文章全体を塊としてとらえると、浮かび上がってくるのは「傷」であるように思える。
すべてを吐き出したい衝動があり、明晰への意志があり、故に彼は孤独である。

…社会は殻に閉じこもった厭人家や人間廃業者等を少しも責めない、
 その癖いつも生ま身を他人に曝しているような溌剌(はつらつ)
 とした個性には、無理にも孤独人の衣を着せたがる。
…               (小林秀雄・Xへの手紙 より)



ジャズが聴きたくなった。
ジェシ・ヴァン・ルーラーのTrioを聴く。
ジェリー・マリガンのNight Lightsを聴く。

書くかどうか迷っていた、短い散文を書き始めてみた。
「人」が登場してきたので話は前進し始めた。


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