多和田葉子「ゴットハルト鉄道」(講談社文芸文庫)を読み進む。 表題作は短い作品だった。 固く冷暗なイメージが万華鏡のように散らばっていた。 肉体と山塊のそれぞれの内部が呼応しあい、暗く輝いていた。
「旅をする裸の眼」「ペルソナ」「犬婿入り」「ゴットハルト鉄道」「無精卵」…と読み進めてきて、「多和田感覚」にひたっている。 ある作家をまとめて読むと、その人のリズム、文体がしみこんでくる。 そして「眼」。この作家の場合「眼」が何より大きな要素だと思う。
夕方、詩を投稿する。 今回初めて、万年筆で原稿用紙に書いた。 コクヨの原稿用紙は表がつるつるで、万年筆のインクが滑ってしまう。もう少しだけインクが滲むような紙の原稿用紙のほうがいい。
一日の最後にジェリー・マリガンを聴く。 さっき友人が帰って行った。彼のために珈琲を淹れたのだけれど、残りがある。 これから珈琲?まあいいか。
ハナの寝息が聞こえています。
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