散歩主義

2006年04月29日(土) 新葉





冬を越えて、桜がちらほらと咲きだす前後から薔薇の新しい葉が現れる。
初めて世界に触れた「肉」のように思えるのは
その血の色に似た赤のせいだろう。

手で触れてみると柔らかい。
柔らかい血の葉が茎の至るところに小さく現れ、成長をはじめる。
茎もぐんぐん伸びていくのだが、その茎に現れる棘もまた赤い。

やがて世界に慣れ親しんだように、葉の赤は緑に、棘は焦げ茶へと沈んでいく。
赤い新葉に包まれていた蕾がいよいよ姿を現す。

花までもう少しだ。


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