| 2006年04月06日(木) |
「a music start」 |
リャマサーレスの「黄色い雨」を読み続ける。
それから自作の詩をノートからパソコンへ。 パソコンから原稿用紙へ 封筒に入れ 投函。
とても静かな一日。
「にゅわん」さんの作品「a music start」が届いた。 ホームメイドのCD。封筒にペン字のあて名で。 「にゅわん」とはタケコさんのソロプロジェクトのことである。
彼女の声はかつて在籍していたバンブー茂のCDでも聴いていたし、野外ライヴでも聴いた。FMラジオでも聴いていた。 だから彼女の口癖ではないけれど「あろはー」なのだ。「久しぶり」という意味で。 ピアノを弾きながら、時にブルースハープも吹きながらタケコさんが歌う。
歌は「いきもの」なんだなと感じた。 だからタケコさんは歌から滲み出る感情をできるだけ無傷なまま、加工しないでみんなに差し出したいのだなと思った。
一曲目「あいさつ」は文字どおりの曲。彼女のソロでの姿勢がわかる。 とてもハートウォーミング。 二曲目の「口」は言葉がおもしろい。このままそっくり現代詩だわ。 五曲目の「ファミレス」にも言葉遊びの仕掛けが。「ふぁ、み、レス」なのだ。
三曲目はこれから歌い出そうとする自分を鼓舞するような歌。 そうだ「きっと跳べる」。
四曲目の「ヨルノニジ」、六曲目の「ベイビー」はとても切ない。 タケコさんの世界の基本的な姿がみえる。 以前からそうなのだけれど彼女の詞のなかには「死」という言葉がすっ、と使われていて 自由で伸びやかな音や声には乗せられているけれど、それを聴くたびに はっ、とする。 あなたもわたしも「いつか必ず死んで消えてしまう」 の「だから」前を向こう。 の「だったら」愛しあおう、と。 くるおしいぐらい愛を求めていて、愛しあおうと歌う。 声のニュアンスがぼくに本気なのだな、と感じさせる。 だから切ない。壊したくない歌たちができた。
音楽的にはどんな風だろう。 ブラック的な要素がでているのかな。ブルーベックの「テイク5」風イントロあり、ブルースハープあり、スキャットあり。 とても自由にやっていてピアノの強いタッチから歌がフライトするところは 矢野顕子さんを思ったし…。
とてもおいしいホームメイドクッキーを戴いた気分。ビターチョコ味もありで。 おかげで25分ほど、血が熱くなって体が柔らかくなる時間を過ごしましたとさ。
タケコさんこれからも歌いつづけてくださいね。 体に気をつけて。
●「にゅわん読み」はこちらです。
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