古い本を、もっとしっかり読もうと思った。 そのために、なにがいいか…。何の気なしに「文庫本主義者」に聞いてみた。
「夏目漱石にしようかなあ」 「…全部よまなあかんよ」 「え……。大江さんは、3年間、この人と決めて、それだけを徹底的に読む事を勧めているけれど」 「私はいつもそうしてきたけど」 「あ、そ、そう」 「本ならいくらでも私んとこにあるから」 「あああ」 「だから、誰と言わず全部読みなさいよ。読んでるうちに合う合わないはすぐわかるでしょ。まあ合わなくても読まなあかんけどね」 「それってお能の流派選びみたいやな」 「そうやで。そんなことはようしってるんやね」
ということで、岩波書店の「漱石全集」が全巻、机の上にどんと置かれています。 ふぅーっ。「文庫」ではなくハードカバーの決定版。 ぺらりとめくると、旧仮名遣い!!! うーむ。
ぼく自身が注文した本も続々と到着しだして、とにかく「濫読はじめー」状態。 で、漱石の未読の作品から読んでいくことにしました。すると、短編とか小品で結構あるんですよね。 すでに読んだ作品も、もう一度読み直してもいいし…。
それでは深く潜行を始めます。ぶくぶくぶく…。
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