散歩主義

2004年10月06日(水) 美しく晴れて…「富士日記」のことなど。




素晴らしい晴天に恵まれました。
日向でもそんなに暑さを感じなくなりました。秋が来ました。

昨日きた未明さんの本の中で、とても嬉しい事が書いてあったんです。
それは歌手のクミコさんの愛読書が武田百合子さんの「富士日記」だったこと。

夏ごろから、ぼくの周りでは武田百合子、武田泰淳夫婦の本ばかりが飛び交っています。泰淳さんの本の話はここでも書きました。

で、「富士日記」は、もう読んでるだけで心の底から笑えて、なんていうか「のって」くるんですよね。いつのまにかいっしょにドライヴにいったり、散歩している気分になるんですよ。
何か賞も取っていると思うけれど、とにかく最高に面白い日記なんです。文庫本主義者なんて、これを読んで日記を書き始めました。

お茶目で、聡明で、べらんめぇだし、可愛らしい。百合子さんはとても素敵なんです。お二人とももう亡くなっておられるけれど、日記にも出てくる娘の花さんは写真家、エッセイストとして活躍しておられます。
たぶん、ぼくとほとんど歳は変わらないんじゃないかな。

ある本で、その花さんが好きな音楽としてソニー・スティットをあげておられて、思わず、やったー!と思ったことがあります。
そりゃあ図太いテナーサックスの弾けるようなジャズが好きだ、と、さらりというご婦人はあまりおられませんからね。

花さんのエッセイも面白いです。


富士日記 上・中・下 武田百合子(中公文庫)


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