、 今日は祇園祭のクライマックス、山鉾巡行の日です。 雨じゃなくてよかった。初の外人さんによる某町内代表も無事、「くじ改め」を勤めはりました。裃がなかなか似合ってはりましたよ。
さて、バンブー茂の新譜を堪能したあとは、自分の作業。今日は読書です。「一月物語」に続いて「高瀬川」を読んでいます。平野啓一郎さんの短篇集です。 少し驚いたのは最初の「清水」のモチーフに「光」がでてきた場面。目線がぼくと似ているところがあったので。かなりシュールな短篇なのだけれどぼくには長い散文詩のように読みました。
今続いて「高瀬川」を読んでいます。若き小説家と女性編集者とがラブホテルで過ごす一夜の話。 ここでは京都の地名が次々と登場するし、ジャズのコルトレーン、マイルスについても語られていて、これにも少しどきり。ただし、それはディテールの一つであって、テーマは「性」です。
その次に「追憶」という詩があり、最期の「氷塊」は本文がニ段組で、上と下で違う主人公の物語が進行していきます。そして両者が途中で「交わる」場面も出てきます。じっくりと読んでみます。
ちなみにこの本はハードカヴァー。次に読まれるのを待っている最新短篇集もハードガヴァー。
(「文庫じゃないんだから、何遍も時間かけて読まなあかんよ」と「文庫本主義者」からいわれてます。)
それにしても平野さんの表現にこれほど、すっと入って行けるとは思っていませんでした。 そのあたりも考えてみたいです。 最初にイメージしていたのとはずいぶん違います。もっと難解なのかなと思っていましたけれど。 月並みないい方ですけれど、読んでみないとわかりませんね。
次の短篇集「滴り落ちる時計たちの波紋」にはゴザンスの800字顔負けの作品も入っています。(数えたら約430字でした) パソコンの画面のように左から右の横書きで、ページの繰りかたは縦書きという作品も。 文章のスタイルから構成までとても刺激されています。
そのあと、江國香織さんの編による「ただならぬ午睡」に収められている吉行淳之介さんの作品を読みました。「謎」という小品。 気分が少し変わりました。
アタマの中で言葉が渦を巻いています。
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