1冊は「エミリ・ディキンソン詩集」。 19世紀のアメリカの女性詩人。生前1冊の詩集も出すことはなく、ながらくアメリカでも無視されつづけてきました。死後半世紀が過ぎて日本に紹介されたぐらいです。したがって詩の原稿にタイトルがありません。 すべて制作順の番号表記と最初の一行をタイトルとしています。
いま、ざーっと1回目を読み終えたところですが、すばらしく「イマジネイティヴ」な詩が溢れていました。彼女のたった一篇の詩にインスパイアされてマルグリット・デュラスは小説を一つ書き上げたくらいです。 そしてキリスト教、とりわけ聖書が重要なファクターとしてあります。神に語りかける清貧な日々。詩人としての誇りは自らを孤高のストイシズムに置き続けたようです。
これから何度も読む詩集になるでしょう。
もう1冊は「育つ日々」。 こちらはゴザンス・ライター仲間の「たりたくみ」さんの本。ぼくと同じ「100人の読む本」として発売されたのでした。 こちらもたりたさんの人生がみっしりと詰っていて、「育て育てられ」という「家族」の生きてきた時間の尊さがとても感じられる本です。
こちらもこれからゆっくりと読ませてもらいます。
あすはバッハのミサ曲のCDを受け取りに行ってきます。 待望のラ・プティット・バンドのCDです。リリースされたのは以前になりますが。ドイツ盤です。
「詩人」と呟いただけで、もう回りには誰もいない。そんな状況が詩人である、と思っています。
音と言葉の経験を経ながら、明日からもこつこつ刻んでいきましょう。
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