| 2004年03月01日(月) |
BAG‘S GROOVE |
1954年のマイルス・デイヴィスの大傑作。 ジャズの歴史の中ではハード・バップが本格的に動きだしたのはこのアルバムからと言っていいでしょう。
メンツが凄い。マイルス、ミルト・ジャクソン、セロニアス・モンク、パーシー・ヒース、ケニー・クラーク。というセットと マイルス、ソニー・ロリンズ、ホレス・シルヴァー、パーシー・ヒース、ケニー・クラークというセット。
あまりにも有名な盤で、これもジャズ喫茶の定番でした。だけどこのあとクール、モード奏法、そしてエレクトリック・マイルスとすすんでいくと、カインド・オブ・ブルーだとかラウンド・アバウト・ミッドナイトなんかばかりが聴かれ、このバグズも含めたプレスティッジ時代のものは家で聴くくらいでした。
いろんなスタイルがあるけれど、バップやハード・バップのころも「ジャズ」の生命は躍動してます。ひょっとしたら一番…。
1954年というのはぼくが生まれた歳です。その年、ニューヨークにはジャズの若き俊英たちが集結していて、新しいことをやろうとしていたわけです。 それが後から聴けるというのも、なんだか面白い。
昔のLP盤では裏ジャケットにMiles Davis & Modern Jazz Giantsとクレジットがされていました。 ほんとに全員が後のモダンジャズのビッグ・ネームばかり。マイルスがそれを仕切ってるわけです。
マイルスのペットも柔らかくよく歌っているし、若きロリンズのテナーもカッコイイ。 なによりあのモンクがそのまま「偏屈モンク元気一杯」というのがいいですね。 ホレス・シルヴァーのピアノもいいですよ。
全曲いいんだけれど、ソニー・ロリンズのオリジナルが3曲取り上げられていて、そこでの全員の演奏が特に好きです。 と、マイルス三昧の夜であります。
さっきまで江國香織さんの「号泣する準備はできていた」を読んでいました。次に感想文を書きたいのはこの作品です。
一つだいたい20ページ前後の短篇がずらり。 ぼくはこの方の作品を時として散文詩として読むのです。だから、ここで一行アキと架空の線を引いて、連を繋げるようにして読んでいきます。 さっき読み終えたのも最後までそうやって読みました。
文章が皮膚感として感じられるような、そんな気になるひとです。 ぼくが短い文章の作品を書く時、そのスケールとか収め方など、とても勉強になってもいます。
詩のメモもいくつか。掌編のメモもいくつか書きました。 多分この後、マイルスのオール・ブルースを聴きます。どうしても最後は…。
ではでは。
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