散歩主義

2004年02月20日(金) その一行のために

今日で「光函」はこちらのチェックを離れました。
泣いても笑ってもあとは制作のほうに進行していきます。
ゴザンスの編集部には、ずいぶん御世話になりました。
ありがとうございます。

今日は22日発売の婦人公論を本屋さんが配達してくれました。
月に一度の詩のコンペティションです。「光函」の原稿がだいたいできたころに、シフトを一度戻して、投稿を続けました。

今回は珍しい「入選扱い佳作」。ページが1ページしかないので、多くの作品が掲載できないのですね。散文詩なんかはまず無理で、長い詩は(中略)を入れて掲載されています。で、選者の井坂洋子さんは入選に該当する作品が多い場合は、選評のところにそういう人たちをずらりと並べるわけです。

今回はその中にぼくが入っていました。
入選は何回かさせていただいていますが、「お見事」と書かれたのは初めてです。
「西原流」とも。

今回も、そして全体を見ても、そしてこないだ書いた掌編でも共通して感じたことは、『これっ!という一行』を見つけ出すことです。
その一行さえ見つければ、見つかれば、書けます。それは本当にそう思います。
それだけの切実な一行を掴まなければと改めて思っています。

ところで婦人公論には常連の投稿の人が多いのですが、自身で詩集を出している方がとても多いんです。現代詩手帖の思潮社から詩集を出しておられる田添明美さんも「投稿」の常連。
それだけレベルの高い所で読んでもらっている、というのは大きな励みになります。

詩は基本的には「言葉づかい」だと思います。ですけれど、それ以上に重要なのは、止むに止まれぬ「その一行」への想いです。
たぶん、それが詩の命ではないでしょうか。
忘れないようにしたいと思います。


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