現代詩手帳の12月号は必ずその年の年鑑になります。だから分厚いです。値段も2400円。
2003年の総決算だけどタイトルは「2004」。 討議と書評集と展望とアンソロジー(2003年の代表詩130篇) そして詩人へのアンケートそして圧巻の資料。詩人住所録と詩書一覧、詩誌一覧。 以上がコンテンツの柱です。
何せヴォリュームが凄いのでゆっくりと読んでいます。 どうしても好きな詩人の詩集に目が行きますが、井坂さんの「箱入豹」は幅広く評価されていますね。アンソロジーにも入っているし、書評は藤井貞和さんによるという、おいしい読物になっています。
展望の中では近藤洋太さんの文章が読みやすくて、そこから読み始めていますが、全ては読みとおしていません。 アンソロジーのなかにでた詩で、新たな詩集の購入も考えたりするんですが、まだ詩集になっていないもの、新聞や文芸春秋などに掲載されたものにも 、いいと思うものが結構あります。 このコーナーも量が多くてまだまだ読めていないんですけれど、作家でもある高橋源一郎さんの作品と高橋順子さんの新しい詩にひかれました。 順子さんの詩は名前こそ出ないけれど、夫君、車谷長吉さんとの会話がおもしろいです。
詩集で絶対落せないなと思ったのは、白石かずこさんの「浮遊する母、都市」。 これは「展望」のなかの女性詩人にフォーカスしたテキストの中で、井坂さんの「箱入豹」とともに本年の収穫とされているし、書評でも取り上げられています。 あと谷川俊太郎さんの「夜のミッキーマウス」も未読でした。 野村喜和男さんの「ニューインスピレイション」はあんまり人に言わないでこっそり読みます。(へへ必読、かもしれませんよ。素晴らしいですから)
ネット詩に関する記述はあるのかないのか、これから精読してみないとわかりません。 なにより一番嬉しいのは、優れた詩に出会うと視界がぐーーんと広がったように感じられることです。人生のレンジが広がるというか。 これは…、と息を呑むような言葉のありようによって、ですね。
詩は豊かです。 こうして1冊、眺めているだけでもずっしりときますね。
さて、自分の本ですが、アンソロジーのためのコンテンツづくりから始めました。 対象は2000年以降に書いた全ての作品。ゴザンスの800字も対象にいれています。ページ数やボリュームなど、まだなんの動きも無いんですけど、自分で作れるところは作り始めています。当然加筆訂正があるので早めに動こうか、と。
もし、この作品は紙で読みたい、という作品があったらメールなりBBSで教えてください。ご希望にはそえないかもしれないけれど、参考にさせて頂きます。
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